@SCAI THE BATHHOUSE
東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡
4/11(金)〜5/17(土)日月祝休
12:00〜19:00
Shinko Okuhara "Sleeping Figure"
@SCAI THE BATHHOUSE
6-1-23,Yanaka,Taito-ku,Tokyo
4/11(Fri)-5/17(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)
ウキウキと微睡むシチュエーション。
SCAI THE BATHHOUSEでの奥原しんこさんの個展です。
SCAIらしい、大きな画面の作品がおおらかに並び、鮮やかな色彩とキュートなユーモアで、清々しさがふわぁーっと膨らむようなシーンが繰り広げられています。
描かれるさまざまな場所は、実は日常的で身近な感じのはず。。。
しかし、ヴィヴィッドかつどこか大人びた落ち着きも漂わせる色調で描かれることでファンタジックな雰囲気が広がり、、なんだか特別な場所のようなイメージが伝わってきます。
そんな不思議なシチュエーションに描き加えられる「眠る人」。
「描く」と表現すると語弊があるのですが...これがおそらく雑誌か何かの印刷物の切り抜きによるコラージュであることに嬉しい驚きを感じます。
大きな作品で、しかも気持ちいいくらいに伸びやかな奥行きやその光景をおおらかに俯瞰するような視点が心地よいので、しばらく離れた距離から作品を眺めるのですが、いざ近付いてみると、そこに横たわる女性が実に巧みなコラージュで構成されていることに気付き、そのお洒落なユーモアに大いに感服させられます。
仕草といい表情といい、ホントにお見事で、見つけた瞬間から弾けるような発見の連続に「うわっ、楽しい!」って思わず内心で叫びそうになる次第で。
大きな作品とあわせて比較的小さな画面での展開の作品も展示されているのですが、登場する人や風景の縮尺感が大きな作品と同じサイズで表現されているので、小さな画面でもおおらかなスケール感を放っているように感じられるのもまた楽しいです。
また、ほぼすべての作品で、登場する女性はモノクロームのコラージュで表現されているのですが、おそらく1点だけカラーなのがまた、ちょっとしたアクセントになっていたり。
奥の一角では、今度は全然違う展開のインスタレーションが。
ここまでふわっと明るくて大人びた微睡みの空間の心地よさに浸っていたところで、振り返った刹那
!Σ( ̄口 ̄;)
と思わずに入られない相当にショッキングな光景が。
大きな壁一面にびっしりと、さまざまな虫がくっついていて、壮観、圧巻。
相当にぎょっとするのですが、さまざまな印刷物をコラージュし、両面にプリントされて緻密にひとつひとつ作り上げられているのに加え、その行程がここにいる何千という数の虫たちついて行われたと考えると、やはりこちらも感服せざるを得ないのです。
「眠る人」の一連のペインティングと壁びっしりの虫の群れ、どちらからも、奥原さんの「想像することの楽しさ」と「作ることの楽しさ」、このふたつの作り手の醍醐味が伝わってくるような気がします。
オープニングの際に奥原さんとお話できて、「こういう場所で眠れたら... 」みたいなお話をされたのが印象的で、そういう自然体で思い浮かぶ素敵なシチュエーションが絵の中で繰り広げられているのがホントによく伝わってきます。
今回の「眠る人」の作品、画集になるようなので、こちらも楽しみです。


