@gallery坂巻
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
3/31(月)〜4/12(土)日休
12:00〜19:00
a sense of girl Kaori Tamura & Yuko Takatsudo
@gallery Sakamaki
2-8-18-B2F,Kyobashi,Chuo-ku,Tokyo
3/31(Mon)-4/12(Sat) closed on Sunday
12:00-19:00
Google Translate(to English)
横浜でのグループショーで拝見してその緻密さと透明感が強く印象に残っている田村香織さんと、ポップな風合いがコミカルに広がる高津戸優子さん。 gallery坂巻で開催されている、ふたつの個性のコントラストが楽しい展覧会です。
田村さんの透き通るような鮮やかな緑の世界。
深い緑と淡い緑とのグラデーションが、幻想的な光景を生み出します。
画面に緻密に施されるスクラッチは、それぞれが繊細なきらめきを放ちます。
奥のほうからさまざまな色彩がその風合いを幽かに、しかし鮮烈に覗かせ、仄かな光が灯っているかのような錯覚も湧きおこるほど。
動物や建物など、独特のテクスチャーで描き出されるさまざまなモチーフが、どこか古めかしい西洋的な感触を浮かび上がらせて、オリエンタルな優雅さと、同時に幼少の時分にファンタジックな世界に浸ったときのような、懐かしくもフレッシュな感情が心の中に広がっていきます。
まさに魅惑的な情景です。
描かれるほぼすべてのものが虚空に浮かび、浮遊感を伝えてくれるのもなんとも心地よかったり。
なにより、この透明感溢れる緑の爽やかさは格別です。
一転して、高津戸さんが描く世界は、どこまでもキャッチー。
ポップで明るい配色とのんびりとした風合いで、コミカルな雰囲気を漂わせます。
もこもことした稜線で描かれるさまざまな場面は、その表面的なユーモラスさとは裏腹に、案外シュールなシチュエーションだったりもします。
一旦油断させておいてから
おい!ちょっと待て!Σ( ̄口 ̄;)
・・・てな感じで唐突に沸き起こるツッコミ衝動が、また堪らなく楽しく感じられます。
正面の壁では、この空間で行われたライブペインティングによる作品も展示されています。
遊び心だけ、といってしまうとアレですが、それでも無論充分で、伸び伸びと感性に素直に筆を走らせた感触がいいんです。
そこかしこに観られる笑顔がまた楽しい!
緻密な静謐とおおらかなユーモア、それぞれが独自のファンタジーを繰り広げています。
冷たいゼリーとほかほかの饅頭を同時に出してもらって、どちらも美味しくて満足で案外いっしょに食べてもいける!・・・そんな嬉しい展覧会です。


