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2008年04月08日

review:a sense of girl 田村香織&高津戸優子《4/1、4/5》

a sense of girl 田村香織&高津戸優子
gallery坂巻
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
3/31(月)〜4/12(土)日休
12:00〜19:00
a sense of a girl080331.jpg

a sense of girl Kaori Tamura & Yuko Takatsudo
gallery Sakamaki
2-8-18-B2F,Kyobashi,Chuo-ku,Tokyo
3/31(Mon)-4/12(Sat) closed on Sunday
12:00-19:00
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横浜でのグループショーで拝見してその緻密さと透明感が強く印象に残っている田村香織さんと、ポップな風合いがコミカルに広がる高津戸優子さん。 gallery坂巻で開催されている、ふたつの個性のコントラストが楽しい展覧会です。


田村さんの透き通るような鮮やかな緑の世界。
深い緑と淡い緑とのグラデーションが、幻想的な光景を生み出します。


田村香織002 田村香織003 田村香織004

田村香織001



画面に緻密に施されるスクラッチは、それぞれが繊細なきらめきを放ちます。
奥のほうからさまざまな色彩がその風合いを幽かに、しかし鮮烈に覗かせ、仄かな光が灯っているかのような錯覚も湧きおこるほど。
動物や建物など、独特のテクスチャーで描き出されるさまざまなモチーフが、どこか古めかしい西洋的な感触を浮かび上がらせて、オリエンタルな優雅さと、同時に幼少の時分にファンタジックな世界に浸ったときのような、懐かしくもフレッシュな感情が心の中に広がっていきます。


田村香織006 田村香織008 田村香織007

田村香織005



まさに魅惑的な情景です。
描かれるほぼすべてのものが虚空に浮かび、浮遊感を伝えてくれるのもなんとも心地よかったり。
なにより、この透明感溢れる緑の爽やかさは格別です。


田村香織010 田村香織009

田村香織012



一転して、高津戸さんが描く世界は、どこまでもキャッチー。
ポップで明るい配色とのんびりとした風合いで、コミカルな雰囲気を漂わせます。


高津戸優子01



もこもことした稜線で描かれるさまざまな場面は、その表面的なユーモラスさとは裏腹に、案外シュールなシチュエーションだったりもします。
一旦油断させておいてから


おい!ちょっと待て!Σ( ̄口 ̄;)


・・・てな感じで唐突に沸き起こるツッコミ衝動が、また堪らなく楽しく感じられます。


高津戸優子03 高津戸優子02

高津戸優子04



正面の壁では、この空間で行われたライブペインティングによる作品も展示されています。
遊び心だけ、といってしまうとアレですが、それでも無論充分で、伸び伸びと感性に素直に筆を走らせた感触がいいんです。
そこかしこに観られる笑顔がまた楽しい!


高津戸優子05



緻密な静謐とおおらかなユーモア、それぞれが独自のファンタジーを繰り広げています。
冷たいゼリーとほかほかの饅頭を同時に出してもらって、どちらも美味しくて満足で案外いっしょに食べてもいける!・・・そんな嬉しい展覧会です。
posted by makuuchi at 08:48| Comment(0) | TrackBack(1) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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