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202502.jpg
坂本睦美/竹村文宏
@ex-chamber museum
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2階a
070-5567-1513
2/15(土)〜3/30(日)月火水休(2/24祝日開廊)
木金:15:00〜18:00、土日祝:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

Mutsumi Sakamoto/Fumihiro Takemura
@ex-chamber museum
Koura-Daiichi BLDG 2f-a, 1-1-6, Nihonbashi-Kayabacho, Chuo-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
February 15(Sat)〜March 30(Sun) closed on Mondays to Wednesdays (February.245 is open)
Thursdays and Fridays:15:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holiday:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2階a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
Koura-Daiichi BLDG 2f-a, 1-1-6, Nihonbashi-Kayabacho, Chuo-ku, Tokyo, Japan
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mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2007年10月25日

review:PASSION FLOWER 福井江太郎展 SERIES FLOWER Vol.3《10/13》

PASSION FLOWER 福井江太郎展 SERIES FLOWER Vol.3
東邦アート
東京都中央区銀座8-9-13 銀座オリエントビル2階
10/15(月)〜10/27(土)日休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
福井江太郎10/15DM.jpg

PASSION FLOWER Kotaro Fukui exhibition SERIES FLOWER Vol.3
Toho Art
8-9-13-2F,Ginza,Chuo-ku,Tokyo
10/15(Mon)-10/27(Sat) closed on Sunday
11:00-19:00(last day:-17:00)
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花のかたちを借りて表現される、壮大な世界。。。



東邦アートでの福井江太郎さんの個展です。
一昨年から3年連続で企画された「花」のシリーズの最終章。画面いっぱいに花弁を広げ、圧倒的な存在感を力強く放つ花の姿がダイナミックに描かれた作品が、薄暗い照明の中に浮かび上がる空間。


福井江太郎101



作品の中に登場する色の数は、絵の具の単位で勘定すると極めてシンプルです。
おそらくひとつの作品について、ふたつ、おおくて3つの色の数。
背景となる支持体の色も含めても3つ、あるいは4つ。。。

しかし、そのシンプルな色彩で繰り広げられる世界は実に壮大です。
たおやかに、おおらかに描き出される花弁の曲線のなめらかさ、花の中央部の細やかな描写。
すべてをコントロールできない、衝動的、情動的な何かを激しく画面に叩き付けるように繰り出される色彩の飛沫。
この相反する風合いによって生み出されるコントラストが、花の絵を花のイメージだけに留めさせず、そこに込められた宇宙の壮大さを、そして凝縮されるエネルギーの力強さを感じさせてくれます。


福井江太郎106 福井江太郎105

福井江太郎104


また、今回の作品に用いられた「黒」の美しさも印象的です。
照明を受けて輝く細かな粒子が混ぜ込まれた墨。その濃淡によって絶妙に描き上げられるグラデーションの深み。
濃く重なる部分では、粒子の輝きがその黒の色面にどこまでも遠くへと続いていくような深遠さを発し、薄く染まる箇所は儚げに果てなく広がるようなイメージが思い浮かんできます。


福井江太郎102



「花」のシリーズの最初の破壊的な風合い。画面に盛り上がる黒の塊が重々しく放つアグレッシブな力強さ、激しい熱さ。
昨年の、豪勢に張り巡らされた金箔を背景に可憐に咲き乱れる花菖蒲。遠い時代へとおおらかに馳せる思い。連綿と続く時間の壮大さ。

そして今回のダイナミックに描かれる花。画面から溢れる迫力と、どこまでも広がる、広がり続ける宇宙。

もちろん、それぞれが福井さんにとっての「名刺代わり」とも言えるオリジナリティ溢れるモチーフとなっていますが、そこに表現される大きな世界観に、あらためて圧倒された次第です。

これまでと同様に、「現在」を実感し、同時にさまざまな時間、空間へとイメージを広げながら味わいたい世界です。


福井江太郎103
posted by makuuchi at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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