@GALLERY MoMo
東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F
4/17(火)〜4/28(土)日月祝休
12:00〜19:00
見事なまでの陰と陽。
2ヶ月にわたって開催されているGALLERY MoMoの企画、「forerunners & four eggs」の最後を飾るのが、小橋陽介さんと坂田祐加里さん。
墨絵を中心とした坂田さんのモノクロの世界と、どこまでも明るい小橋さんの世界とのコントラストも痛快な展覧会です。
まず、坂田さんの作品。深い夜のイメージ。
和紙の質感もしっかりと残り、そこにグロテスクなモチーフなどが織り込まれ、ダークな風合いが充満しています。
精緻に描き込まれた部分の異様なまでの妖しさ。
墨によって植物や虫が細やかに、かつ美しく再現されています。
色彩がないぶん、余計にその妖しさ、おどろおどろしさが押し出されているような感触です。
メインのスペースには水墨画によって構成されていますが、カウンター付近には油彩の作品も。
画面のなかでうねる鮮やかな色調から受けるインパクトは結構鮮烈。
おそらく水墨画も坂田さんにとって「冒険」だと思うのですが、そのチャレンジングな姿勢は油彩の作品のユニークな構成や画面表面の風合いからも充分に伝わってきます。
この夜の世界を通過して隣の小橋さんのコーナーへと足を踏み込むと...
出ました自画像!
うってかわって明るい色彩によって展開される突き抜けたポジティブな世界がそれぞれの画面のなかで展開されています。
素朴だったり、どこか切迫しているような表情だったり...ホントにさまざまな「自画像」が登場し、そのダイナミックでアグレッシブな雰囲気は痛快です。
小品も多数展示されています。
かわいかったり、やけにリアルだったり。
絵のなかとはいえ、これほどまでに「やりたい放題」やられるともう呆れちゃうというか...「しょうがないなぁ(笑)」といった感じで。
しかし、どこまでも奔放で伸び伸びとしたその自由人っぷりがたまらなく楽しいんです。
むしろ「どんどんやってくれぇ!」とエールを送らずにはいられないという、そういうポジティブさに溢れています。
二人のアーティストが作り上げた質感がまったく違う「深み」が印象的です。



