オム・ヘラン展「overflow」/ 辻大地展「ゆらぐ鏡」
@unseal contemporary
東京都中央区日本橋堀留町1-3-18 堀一ビル3F
03-5641-6631
9/3(土)〜9/24(土)日月休
12:00〜19:00
オム・ヘラン 「kirakira」 2011 116.7x90.9cm Oil on canvas
辻 大地 「The surrounding subject/Yellow devided child」2011 162x81cm Oil and acrylic on canvas
Eum Haeran solo exhibition "overflaw" / Daichi Tsuji solo exhibition "swaying mirror"
@unseal contemporary
1-3-18-3F, Nihonbashi-Horidomecho,Chuo-ku,Tokyo
03-5641-6631
9/3(Sat)-9/24(Sat) closed on Sunday and Monday
12:00-19:00
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ひとつの会期でふたりのアーティストを個展形式でフィーチャー、入り口からちょうど右手と左手とで空間を分けてそれぞれの展示が構成されて、各アーティストの世界観をしっかりと体感することができます。
トーキョーワンダーサイトでの個展も印象に残るオム・ヘランさん。どこか繊細な気配を漂わせる、独特の静謐で厳かな緊張感を仄かに奏でる世界観はしっかりと保ちながら、TWSでの主に「はこ」が多く登場した物語構成から多彩な要素を取り込んでその情景に幅ももたらされていたのが興味深く感じられた次第です。
ていねいに描写されるさまざまなモチーフはそのひとつひとつが何かメッセージを語りかけてくれます、佇まいはひたすら静かで穏やかで、全体の程よいパステル調の軽やかな色使いが、本来であればぐっと沈んでいってしまいそうな気配にあたたかさややさしさを満たし、深遠さにふわりと包み込まれていくような感触がなんとも心地よいです。
小品でのコンパクトさが活かされたひとつのモチーフを画面の真ん中に据えて描かれている展開も、素直さやかわいらしさが清々しく響いてきます。
そういった作品のなかで1点だけ、冬の森のなかを描いたかのような情景を敢えて粗い仕上げで描いたようなの作品があり、その違和感は結構強いインパクトを放っていました。モチーフこそオム・ヘランさんらしさがしっかりとそこに備わっているような感じなのですが、他の作品の穏やかさとは気配を異にし、どこか焦燥感をひたひたと煽ってくるような感じが今回の展示に変化をもたらし、この1点の存在が、これからの展開への想像も膨らませてくれているように思えます。
辻大地さんは動物が化けた子供のような、なんともかわいく純朴な肖像画がずらりと並んでいました。
縦長の大きな作品4点の等身大の迫力、それぞれに一貫する色調や季節感を演出する背景のモチーフなどが奏でる臨場感に惹かれます。顔に残る動物の痕跡に遊び心も感じます。
また、画面を水平方向にカットして分割し、ずらして展示された作品のユニークさにも唸らされた次第。このアプローチ自体に新しさはそれほど感じないものの、画面をカットするという行為は少なくとも僕には危うさへとは繋がらず、何とも痛快にリズミカルな立体構造が創出されていてそのユーモアが素直に心に響き、軽やかな高揚も届けてくれます。
また、特に背景での筆遣いに水墨画のような感触を感じるのも興味深いです。さまざまな色調に樹木などのシルエットがほぼ影の色で描かれて、「和」、というわけではないのですが、細やかな筆捌きながらしっかりと画面の主人公を引き立て、えとしても「影」をしっかりと全うしているあたりにも感じ入ります。



作品の画像とステキな文章でのご紹介
ありがとうございます。
とてもうれしく思っております。
ところで、紹介画像と文章を
私の個人ブログに紹介させて頂いても
よろしいでしょうか?
年の瀬、お忙しいと思いますが
お返事頂けると幸いです。
それでは、良いお年をお過ごしください。