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照井譲 個展「observation point」
@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
9/17(土)〜10/2(日)月火水休(9/19は開廊)
木金:15:00〜18:00、土日祝:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

Yuzuru Terui “observation point”
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
September 17(Sat)〜October 2(Sun) closed on Mondays to Wednesdays (Sep 19 is open)
Thursdays and Fridays:15:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holidays:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2011年09月01日

review:金子富之展「妖怪実体化」《8/2》

review:金子富之展「妖怪実体化」《8/2》mirror

金子富之展「妖怪実体化」
ミヅマ・アクション
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
03-3793-7931
7/21(木)〜8/13(土)日月祝休
12:00〜18:00
金子富之110721.jpg

KANEKO Tomiyuki Exhibition “Yokai Substantiations”
Mizuma Action
1-3-9-2F,Kamimeguro,Meguro-ku,Tokyo
03-3793-7931
7/21(Thu)-8/13(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-18:00
Google translate



ミヅマアートギャラリーの「らしさ」が強烈に、濃厚に発露されたような展示構成がとにかくすごかったです。大作をずらりと並べ(ここに収まらなかった作品も一部あった模様)、文字どおりの「妖しさ/怪しさ」が永きに渡って同ギャラリーを支えたこのスペースに充満し、コミカルさ、ユーモアをたたえた狂気がダイナミックに展開されていて、その衝撃度はそのまま突き抜ける痛快さへと転化されていきます。

大画面にぎっしりと箔が、また画面の上方を横切るように写経と思しき紙が整然と貼られ、そこから迫り出さんばかりのド迫力で描かれる巨大な頭部を持つ蛇の妖怪。左奥に浮かぶ月もそれなりの多きさながら、その存在を軽々と凌駕するそのダイナミックな存在感にただただ呆然。爛れるように顔を複雑に這う皺のおどろおどろしさやびっしりと描き込まれる鱗など、これほどのサイズの作品に注がれる高密度の描写にも大いに感じ入ります。


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入り口から向かって正面に展示された作品の圧倒的な迫力、これもまた凄いの一言。
砂のようなものも混ぜ込まれた顔料で激しいマチエルが生み出され、その質感が醸し出す重々しい気配の異様さに否応なく感覚が呑み込まれ、蹂躙されていきます。
両目の部分のみなのに何せこのサイズ、その本体はどれほどの大きさなのか、しかもこの激しい質感で、と想像すると、そのスケール感にあらためて圧倒されます。


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紅い虎。金箔の背景に浮かぶ黒い満月が醸し出すダークな雰囲気に浮かぶ姿の賑々しさと洗練、観る側を威嚇する表情に心が掴まれます。虎の縦縞もさまざまなパターンで展開されて至近で眺めていてそのバリエーションによって創出される細微かつ豪快な絢爛に心が踊らされます。それだけでなく金箔の部分にも細やかな紋様が巡らされていて、その端正な美しさにも目を見張らされます。


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輪郭が滲んで歪んだ頭部が大きく描かれる作品、こちらもバリエーションに富んださまざまなパターンの線描が細かくぎっしりとそれぞれの部分に凝縮していて、その密集は俯瞰したときに異様な怪しさとなって迫り、また至近では未だ湧き続けているかのような生々しい高密度の展開性に引き込まれます。ぐにゃりと歪む目元、歪んでもなお整然さを際どく保つ歯、部分的に覗かせる赤の生命の感触に満ちた鮮やかさ、それぞれが互いに主張しあい、また互いを際立たせ合っています。


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手狭な奥のスペースにもお構い無しにとばかりに大作がどっしりと展示されていてその凄みはさらに留まるところなく。象の妖怪、据わった白く輝く目のおどろおどろしさ、思い思いの方へ向けて生える牙の荒々しさ、それぞれうねりながらも連なる紋様の濃厚で力強い美しさが堪らない紅い身体に巡る黒の線描、ひとつひとつの要素の主張と衝突が画面いっぱいに描かれる妖怪のどっしりとした存在感をさらに重厚に押し上げ、それでいてぐにゃりと押しつぶされて歪んでしまったかのようなフォルムからはダイナミックなユーモラスさも醸し出されているように思えます。


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金子さんのノートのコピーがずらりと並べて展示された一角、この面白さも半端なく。
メモよろしく思い付いたイメージをテキストと絵とで記されているその臨場感に驚嘆しつつ、そこに描かれているさまざまな絵の緻密さには大いに魅せられます。よくよく眺めていくとパネルの作品の基となったようなエスキース的なものも散見され、イメージが生まれる瞬間のスリリングさとそれが育つ過程のダイナミックさにも感じ入った次第です。


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濃厚でおどろおどろしい世界観がしっかり振り切って表現されていることにちにかく感服。
例えば箔の貼られ方や線描の緻密さなども美しく、まずダイレクトに届けられる激しさと迫力を緻密な仕事の集積によって強靭に支えられているように思えます。


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posted by makuuchi at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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