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井上七海 個展「EQUABLE 」
@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
10/16(土)〜10/31(日)月火水休
木金:14:00〜18:00、土日:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

NANAMI INOUE SOLO EXHIBITION “EQUABLE”
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
October 16(Sat)〜October 31(Sun) closed on Mondays to Wednesdays
Thursdays and Fridays:14:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holidays:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2011年08月02日

review:三井美幸 −Black Party−《6/21》

review:三井美幸 −Black Party−《6/21》mirror

三井美幸 −Black Party−
INAX GALLERY 2
東京都中央区京橋3-6-18 INAX:GINZA 2F
03-5250-6530
6/1(水)〜6/25(土)日祝休
10:00〜18:00
三井美幸110601.jpeg

Miyuki Mitsui −Black Party−
INAX Gallery
3-6-18-2F,Kyobashi,Chuo-ku,Tokyo
03-5250-6530
6/1(Wed)-1/28(Sat) closed on Sunday and national holiday
10:00-18:00
Google translate



三井美幸さんが作り出す世界観には独特の「匂い」があるように思えます。
何というか、煤けたような、煙るような乾いた匂いを思い起こさせます。
印象として「黒」を基調に据えて繰り出されるアバンギャルドな空気感、今回の展示では映像こそ発表されていませんでしたが、平面と立体で繰り出されるコラージュ作品群は、妖しくダークな雰囲気に満ち、不良願望というとニュアンスとしてやや違うのですが危ない謎めきを放つものに対する好奇心が刹那的に煽られるような感触があって、今回の個展ではその独創性に大いに引き込まれた次第です。

まず、意表を突く平面コラージュ作品の展示に唸らされました。
壁面上部に天井からややたわむようにして掲げられた作品群。見上げて眺めて、ダークな気配が上方から降って覆ってくるような錯覚に襲われます。


三井美幸_41.JPG



さまざまなアプローチがそれぞれの画面で繰り広げられ、その危うい造形がダイレクトに妖しさへと作用し、独特の芳香が漂っています。重ねられる画像とそこに散りばめられる人面、加えれ黒のスプレーの噴射痕が焦げたようなイメージを思い起こさせ、どこか神々しいような風合いが画像自体に備わっていることで破滅的な雰囲気がいっそう強く生み出されているように思えます。


三井美幸_40.JPG 三井美幸_39.JPG 三井美幸_38.JPG

三井美幸_37.JPG 三井美幸_36.JPG 三井美幸_35.JPG

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三井美幸_33.JPG 三井美幸_32.JPG 三井美幸_31.JPG 三井美幸_30.JPG

三井美幸_29.JPG



やや明るめの色調で構成された作品でさえ、危うい気配は充分にそこから感じ取れます。画面の右上の部分に整然と、しかしやや粗く貼られるおそらく銀紙、そこに寄るシワといい、石畳の縁などに沿って施されている白の線のもやもやとした質感など、さまざまな風合いがひとつの妖しい世界観へと帰結していきます。


三井美幸_28.JPG 三井美幸_27.JPG 三井美幸_26.JPG 三井美幸_25.JPG

三井美幸_24.JPG



奥の一角にも同様に平面コラージュ作品が展示されていました。2カ所でたわむようにして展示されていたことで、空間全体に上から覆い被さられるような気配が生み出されていたことも印象的に残っています。


三井美幸_23.JPG



石像のモチーフが登場していることはこちらに並ぶ作品でも一貫していて、そのことも統一感をさらに強固にし、この空間の気配をいっそう濃くさせていたように思えます。


三井美幸_22.JPG

三井美幸_21.JPG



こちらに並んでいた作品では、執拗に短くちぎった黒のガムテープがひたすら貼られている作品にぐっと引き込まれた次第。ガムテープの表面の樹脂の艶と黒の色調とが暗いブリリアントさを生み出し、重々しく危うい雰囲気はいっそう濃厚、かつひとつひとつのガムテープのちぎったあとが観る者の焦燥感をも煽ってくるような感触、そして構造の無機質さが醸し出す無感情なストイックさが、危なさの先の畏怖すら思い起こさせてくれます。


三井美幸_20.JPG 三井美幸_19.JPG 三井美幸_18.JPG 三井美幸_17.JPG

三井美幸_16.JPG



平面の作品とともに配される立体のクリエイションも、この空間にどこか危うげな気配をいっそう強くもたらします。グラフィティ的なダイナミズムをその暗さのなかにたたえ、ユーモアが裏返った奇抜さもふんだんに備えながら、さらにその独創的な世界観を深遠に押し進めていきます。


三井美幸_15.JPG



入り口すぐの位置に展示されたインスタレーションの存在感も強烈でした。メタリックの直方体からさまざまな要素が生えてきているようにして定着し、その様子が生命の感触も思い起こさせてくれます。掲げられるように上方に浮かぶ鹿の角の群集は、勇ましさを高らかにアピールし存在を誇示しているようでもあり、またさらに勢力をぐんぐん大きくしようとしているかのように、エネルギッシュさを漲らせているように感じられます。それ以外にもさまざまな要素が備わって異なる気配をひとつの空間に混在させ、その雰囲気の衝突がアバンギャルドさをいっそう強くしているような印象です。


三井美幸_14.JPG

三井美幸_13.JPG 三井美幸_12.JPG 三井美幸_11.JPG

三井美幸_10.JPG 三井美幸_09.JPG 三井美幸_08.JPG

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壁面と床面とにそれぞれ要素を配して構成されているインスタレーションも。
壁面に掲示される画像は2次元だからこそイマジネーションの拡張を促し、そこに3次元でさまざまな要素が関わっていくことで得難い気配が導き出されます。平面から溢れるような演出が施された頭髪の部分なども艶かしさと妖しさの両面にぐんとその世界観を拡張させています。


三井美幸_06.JPG 三井美幸_05.JPG 三井美幸_04.JPG 三井美幸_03.JPG

三井美幸_02.JPG



展示空間のそこかしこから放たれるアバンギャルドなテイストがイマジネーションに刺激をもたらして、刹那的な感覚にぐんぐんと意識が前のめりに突っ込んでいくような感覚に引き込まれるのがとにかく痛快だったように思えます。ソロでの展示ということもあり、ひとつひとつの作品を独立して観ていても空間全体がその後ろ盾となって気配の濃さをしっかりと提示してくれていて、三井さんの世界観を力強く届けてくれていたのも印象に残ります。


三井美幸_01.JPG


posted by makuuchi at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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