@ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F
6/19(月)〜7/1(土)日休
11:00〜18:30
光を取り入れた作品はここ最近でも大塚聡さんや小松宏誠さんなどの展示でその未来的な感覚が印象に強く残るものが多かったのですが、この内林武史さんの作品はちょっと風合いが違って、むしろノスタルジックな風合いを感じます。
ギャラリー椿のメインスペース。今回の個展に合わせて、その半分が照明を消され、内林武史さんの光の作品のもつ独特な雰囲気をしっかりと演出しています。
ちいさなケースに収められた白い世界。どこかへと続く回廊であったり、西洋の古代建築風であったり、その姿はさまざまですが、それぞれから伝わってくるのはノスタルジックなイメージ。他に、デスクの上の天球があって、近付くとちいさな星々が煌々と輝くもの、小箱に配された小さな穴とガラス玉が秒針の早さで光を放ったり影になったりするものなど、日々感じている過ぎ去る時間の早さから離れてゆったりとした気分に浸れます。
光を取り入れていない作品も多数、こちらも味わい深い世界が広がっています。
壁に取り付けられたたくさんの小さな棚。そのひとつひとつに真鍮を用いたオブジェが置かれていて、そうやって仕切られた小さな空間は、「ぽん」とランプが灯るようにあったかい世界が展開されていて、不思議と懐かしい感触が伝わってきます。
なかに玉があって、それを手に取って木枠の外の穴に入れると中のパイプや
レールを通っていく作品も数点。アナログな「遊び」が織り込まれていて、童心に返って純粋に楽しめます。木と真鍮の色もまた、懐かしいイメージを喚起してくれます。
記憶の中の光景だったり、子供の頃持っていた作る楽しさだったり。
いろんなかたちで懐かしい気分にさせてくれる、素敵な展示です。





