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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
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mail: exchamber@yahoo.co.jp
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伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
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照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
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2011年01月27日

review:TWS-Emerging 153 池田衆「trivial today, transient tomorrow」《1/8》

review:TWS-Emerging 153 池田衆「trivial today, transient tomorrow」《1/8》mirror

TWS-Emerging 153 池田衆「trivial today, transient tomorrow」
トーキョーワンダーサイト本郷
東京都文京区本郷2-4-16
03-5689-5331
1/8(土)〜1/30(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
池田衆110108.jpg

TWS-Emerging 153 Shu Ikeda "trivial today, transient tomorrow"
Tokyo Wonder Site Hongo
2-4-16,Hongo,Bunkyo-ku,Tokyo
03-5689-5331
1/8(Sat)-1/30(Sun) closed on Monday (or Tuesday when Monday falls on a national holiday)
11:00-19:00
Google translate



トーキョーワンダーサイト本郷での池田衆さんの個展です。
写真をカットするという、それ自体は特別ユニークな手法ではないように思えるのですが、カットを施すことによって得られる鋭さ、危うさが印象的です。
写真の画像とカッティングによる物理的に平板なシルエットとがひとつの画面に収まることで創出されるレイヤー感がスリリングさを醸し出して、どこか刹那的な気配が導き出されている感触に引き込まれます。


池田衆_21.JPG



緻密かつ過剰なカッティングは、照明の光が当てられることでその奥に複雑なシルエットを生むのと同時に、奥から白い部分がカットされた部分越しに鮮烈さを奏で、写真とカッティングのふたつの要素がもたらす混沌にさらに複雑さを加速させるような「負荷」がかけられてるようにも思えてきます。
こちらの作品では、写真が鬱蒼とした雰囲気をたたえていることもあり、その隙間からのぞく白の鮮烈さはさらに鋭さを増して観る者の意識に射し込んでくるような感じもしてきます。


池田衆_20.JPG 池田衆_19.JPG 池田衆_18.JPG

池田衆_17.JPG



写真画像にかけられるエフェクトも、幻想的な雰囲気をいっそう深めることに貢献しています。
スイートピーの花畑をとらえたような光景、その花の色彩でも充分に艶やかに感じられるのですが、そこにおよそ咲く花と近い色彩がスプレーを吹き付けたかのような感じの広がりで重ねられ、あたかも幻覚のような危うい気配がそこから放たれているように思えます。そしてさらに、そういった画像の構造からの影響を抑え込んでの鮮やかなカッティングによる花のシルエットの群れも相当にスリリングで、アバンギャルドな刹那感を深めているように思えます。


池田衆_16.JPG 池田衆_15.JPG 池田衆_14.JPG

池田衆_13.JPG



奥の壁面の側に展示されている大判の作品も圧巻です。
ひときわ広い画面、そこに収められる大振りな桜の木、枝々にいっぱいの白い花を咲かせて絢爛さを謳歌するような勇壮さ。そこに刃向かうようにして、緻密なカッティングをストイックに繰り出して創出されるシルエットもまた、ひっそりと壁に浮かび上がりながらも圧倒的な荘厳さで迫ってきます。


池田衆_12.JPG 池田衆_11.JPG 池田衆_10.JPG

池田衆_09.JPG



正面の桜の樹の写真の迫力に圧倒されてすぐ下を見てみると、カットされた部分がふわりと散らばっていて。。。
本来は絢爛の一部を担っていたそれぞれの部分は画面から切り取られて外れた時点でただの屑になってしまっているという。。。制作段階における行為の痕跡が生々しく提示され、どこまでも雄大な場面がとらえられていたとしても、こうやって屑として散らばっている様子を目にした時点で一気に眼前の桜の画像が単なる1枚の紙、ものでしかないことが残酷に提示されているような構成にも感じ入る次第です。


池田衆_08.JPG



入り口に近い小さなスペースに展示されている一部の作品は、また違うカッティングのアプローチが繰り広げられています。
ある風景の写真を小さな方形に細分され、それを再び配置させる、というスタイルのものがあり、広がる色彩と分断される画面とが独特の不安定感を奏でていて、そこに流れる時間がスムーズでない感じがするのがなんとも興味深く思えます。


池田衆_07.JPG



アイデアと行為自体は比較的シンプルなだけあって、その分かりやすさというか、スマートでクリアな感触がもたらす構造のストレートな面白さに引き込まれます。
4枚のパネルによる組作品は壮観、パノラマ状に大きく広がって提示される風景のスケール感とともに、その場面に現れるさまざまなフォーカス部分ほど数多く方形が密集していて、逆に広がりが感じられる箇所者白抜けになって細かい方形が散りばめられていることでそこがどういう場所になっているかを伝えている・・・気配の濃淡がそのまま方形の数で現されているような展開もユニークに思えます。


池田衆_06.JPG 池田衆_05.JPG 池田衆_04.JPG 池田衆_03.JPG

池田衆_02.JPG



およそ2種類のパターンで繰り出されるカットはそれ自体が極めて緻密で、単純にカットの技巧的な面白さだけでも充分に魅せてくれます。そこにカットされるものに写真を採用しているということ、そこに写された画像とカッティングとの関わりなど、さまざまな要素の関わりによって独創的な世界が展開されているように思えます。
もっといろんなモチーフの展開もぜひとも観てみたいです。それぞれの被写体がどのようなユニークなカッティングを導き出すか、想像すると好奇心が煽られます。


池田衆_01.JPG
posted by makuuchi at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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