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2006年05月09日

interview:あるがせいじ

先月、4/17から4/22まで巷房で開催された個展にて、あるがせいじさんにお話を伺ってきました。
細かく切り抜かれた紙を重ねるなどして制作される、ミニマムな世界。壁の奥まで続いているんじゃないかと思わず覗き込んでしまいます。
展示の感想はこちらです。

こういう手法で作品を作り始めたきっかけはどういうものだたんですか?

「・・・難しい質問ですね(笑)。最初は遊び感覚で、コンピュータで画像を重ねたりしてたんですけど、画像をいじってるうちにそれを実際に立体的にやってみたらどうなるんだろう、と...。扱ってた画像ももともと、ただの平面の画像ではなくて空間的な画像を作っていくという感じで...いわゆる3Dなんですけど、それを実際に立体に起こしていったらどう見えるのかなっていうところに興味を持ったのがきっかけですよね」

去年レントゲンで拝見した時の展示ではもっとスクエアな印象が残っていて、前回はスクエアを同じ角度でを重ねていってたと思うんですけど、今回のように互い違いになっていると、また何か違う空間が表現されている感じがして面白いです。

「こうやって角度などに多少変化を付けた時にどう見えるか、という面白さ、今回はそれを単純に確認したかったという感じです」

そういうのは、『こういうふうにしてみたらどうなるだろう』と思い付いたらとりあえずやってみる。

「そうですね。とにかく何でも最初は思いつきなんですよ。純粋に確かめたくてやっていくっていう感じですね」

重ねる作品だとだいたい何枚ぐらい紙を重ねているんですか?

「十数枚、そんなもんですね、意外と。あれ以上重ねても、ただ空間が潰れてくだけで意味がなくなってしまうんです。いくらでも重ねることはできるんですけど」

今回の花弁の作品もユニークですね。あるがさんの作品には曲線の印象がなかったのでちょっとびっくりしました。

「花はの作品は、特に『花』を作りたいというよりも花の『構造』が気になって。花弁の重なりをこうやって作ってみたら、その重なり方はどう見えるのかな、と」

あるがさん自身も、やってみて『こういうふうになった!』って気付くことが多いようですね。

「けっこう多いですね。想像したことと違うことができるのも面白いし。思い通りにいくこともあるんですけど」

制作される前から、だいたいのイメージはあるんですか?

「紙を重ねている作品については最初からもう、しっかりイメージを作っているんです。この形で切り抜いて、というふうに、細かく完璧に決まってるんです。制作も最初のイメージをコンピュータの中でしっかりと決めてから取り掛かりますね」

あと、この立体作品はすごいですね...。

「これが一番時間がかかってますね。これだけを一日やってることははなかったんですけど、完成まで2ヶ月くらいかかってますね」

これは、下から紙を重ねていって...。

「そうですね、だんだんこう、上に行くに従ってちいさなパーツを重ねていって。穴をあける作品とは逆の形で、抜いたものを乗せていくやり方で」

たいしたものですよね...(感嘆)。

「いや、もう、これに関しては『ひたすらやるしかない』っていう感じでしたね(笑)」

これもやっぱりある程度イメージがあって。

「そうですね、これは自分の頭のなかのイメージを基にしてやってます。そこから、明るい部分と暗い部分をある程度基準として定めて、明るいところが高くなっていく、暗いところは低くするからそこからまず作りはじめる、という順番で作ってます」

制作はいくつかを同時に作りながらなさるんですか?

「同時はあったかな...ないですね(笑)。ひとつのことをやると終わるまで結構気になっちゃうんで(笑)」

今回のこの摩天楼もそうですが、Aランチの椿といい、前回のレントゲンでの地図の再構成といい、ホントに次に何が出てくるか楽しみです!

「ありがとうございます(笑)」

(4/22、巷房にて)
posted by makuuchi at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | interview | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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