■9/17 Fri
石居麻耶 "きらきら"
@YOKOI FINE ART
東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F
03-6276-0603
9/17(金)〜10/2(土)日月祝休
11:00〜19:00
画面に広がる青の青さは、淋しさ、儚さ、そして爽やかさ、純朴さと、それだけでさまざまなイメージを届けてくれます。
その独特のマチエルによって表現される情景、そこに紡がれる淡々とした気配はさらに澄み渡り、気配の透明度も増して感じられ、すうっと吸い込まれるようにその風景に意識が誘われていきます。
もう長く拝見している石居麻耶さん、個展を拝見する度にその孤高感も高められていくように感じられます。
汽球人間展 海老洋/後藤温子/三田尚宏/塩谷亮/須田悦弘/草井裕子/龍口経太/平林貴宏/森口裕二/山口英紀/羅展鵬(ローチャンペン)
@LOWER AKIHABARA.
東京都千代田区東神田1-11-7 東神田M.Kビル1F
03-5829-8735
9/17(金)〜10/2(土)日祝休
11:00〜19:00
昨年の「月人間」に続いて開催の、ひとつのテーマを据えてゆかりあるアーティストがそれをもとに作品を制作し発表されるユニークな企画展。それぞれのアーティストが個性を際立たせ、高い精度の作品がひとつの空間に収められることで起こる作家同士の切磋琢磨にも感じ入ります。
朽ちた感触を敢えて表出させた龍口経太さんの作品、鉄道の俯瞰風景に新たな表現の広がりと巧みさを感じさせてくれる山口英紀さん、モノトーンでアバンギャルドな妖しさを立ちのぼらせ、その新展開が興味深い平林貴宏さんなどなど見応えのある作品が続き、ハイクオリティの表現がずらりと並んでそれぞれと接することの充実感も相当なもののように思えます。
■9/18 Sat
「軽い人たち」展 中村協子 木内貴志 高須健市 吉田周平
@gallery wks.
大阪府大阪市北区西天満3-14-26 中之島ロイヤルハイツ1103
06-6363-2206
9/6(月)〜9/25(土)日休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
中村協子さんをはじめ、これまでも何度か展示を拝見しているアーティストが一堂に会した企画。それぞれの表現のユニークさが際立たされてるように感じられる構成とコンセプトが印象的です。
各アーティストの作品はそれこそそこに統一感はなくて、しかしそのことがまた別の側面を立ち上げ、露にしているように思えることも興味深いです。アーティストたちが目にしたものを表現へと昇華させ、ただそのイメージを鑑賞者へと届ける「媒体」に徹するスタンスが強く感じられます。
谷川千佳 展 −わたしは夢のかけら−
@YOD Gallery
大阪府大阪市北区西天満4-9-15 第一神明ビル
06-6364-0775
9/18(土)〜10/16(土)日月祝休
11:00〜19:00
それぞれの作品から醸し出される「暗さ」、そこに登場する女性の淡々とした表情や広がる情景のスケール感など、独特の雰囲気が横たわる静かで重厚な、しかしポップな世界観が印象的です。
大作から小品までさまざまなサイズの作品が展示され、繰り返されるモチーフなどもその世界観をいっそう濃く展開させているように感じられます。
未来は僕らの手の中 上村亮太 タイテツヤ 田岡和也 西村正幸 森田麻祐子 成山亜衣 東邦フランチェスカ
@O Gallery eyes
大阪府大阪市北区西天満4-10-18 石乃ビル3F
06-6316-7703
9/6(月)〜9/18(土)日休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
最終日に伺えて、さまざまな世代のクリエイションが集められ、バラエティに富んだユニークな平面表現を一挙に拝見することができました。
画面にマグネットを用いて、絵の中のモチーフを動かすことができるインタラクティブなアプローチを繰り出していた森田麻祐子さんの作品、成山亜衣さんの独特のタッチが醸し出す妖し気な気配、そしてその名前からして強烈なインパクトを放つ東邦フランチェスカの強烈にアグレッシブな世界観など、まず拝見しておいてよかったと思える表現に出会えたりあらためて触れられたことが嬉しいです。
田中幹展
@乙画廊
大阪府大阪市北区西天満2-8-1 大江ビルヂング101
06-6311-3322
9/10(金)〜9/25(土)日休
11:00〜18:00(土:〜17:00)
ようやく個展を拝見することができて、まずそのことに達成感が得られた次第。
シェル美術賞やVOCA展など、これまでもさまざまな展示でそのユニークな展開に接し、その都度この奇天烈な説得力に圧倒されてきたのですが、個展でそのクリエイションに囲まれた時、今まで以上に重厚な世界観に意識が呑み込まれる感じが堪らなく思えます。
大作から小品まで、また先に開催されたART OSAKAでも紹介されていた新展開の作品も発表、ひたすら「0」を画面に乗せていく表現は相当にストイックで、そこから表出される「もの」としての格好良さにもあらためて感じ入ります。
Yoshimi Arts opening exhibition "0+" 井上花/小田志保/佐藤未希/寺林武洋/山本志帆
@Yoshimi Arts
大阪府大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル3F
06-6443-0080
8/27(金)〜9/20(月)9/2〜9/5、9/13休
11:00〜19:00
既にTHIRD GALLERY AYAとSAI GALLERYが入居しているビルに新たにオープンしたYoshimi Artsのこけら落としのグループショー。フレッシュで、そして本格の風合いも備える5名のクリエイションがまず紹介されています。
入ってまず視界が捕らえ、「えっ!?Σ( ̄口 ̄;)」となるのが寺林武洋さんの作品。実物大でリアルに再現される集団住宅のポスト。表面の金属の光沢とそこに映り込む人影さえも高い再現性で描き切られていて、この過剰とも言える具象表現が醸し出すユーモアが堪らない痛快さを創出させているように感じられます。
入り口正面に展示された大作の迫力も相当なもので。
プライベートな室内の場面を描いた作品、そこに表現されるもの全ての隙のないリアリティに圧倒され、また構図のユニークさ、向けられるリモコンの先にあるテレビが背にする鏡面に映っていて、その画面には砂嵐が、という状況にシュールな印象が湧いてきます。
奥の一角に展示された小品、ガスコンロを描いた作品も、そのモチーフの切り取り方が楽しいです。描写の説得力は言うまでもなく、それによって静かで硬質なユーモアも感じられるのが興味深いです。
東京でも拝見している小田志保さんが、こういった白い壁の空間の展示にフィーチャーされているのが嬉しいです。まっさらな色彩が広がりフラットな気配を漂わせる背景に、ハッチングや盛り上げなどさまざまなテクニックを駆使して描かれる女性の姿。そのバラエティに富んだ手法の表現は初めて拝見した時から相当に高いクオリティで保たれていて、それがこういった空間で展示されることでさらに壁面や空間にその風合いが作用していくことに、そしてそのことによってどう表現が広がっていくかなど、今後の展開が楽しみになってきます。
そして1点、お馴染みの女性のモチーフから新たな展開を感じさせてくれる小品が。組まれる手とそこに巻かれる布のみで構成される画面はこれまでにない風合いがそこから放たれ、そこから豊かなイメージの広がりが想起されていきます。
山本志帆さんの岩彩作品。画面表面の漆喰のような質感とそのなかからじんわりと溢れてくるさまざまな色、そして画面全体にふっくらと広がるあたたかな気配が印象的です。ゆっくりとした、悠遠な時間が横たわっているような風合いに惹かれます。
井上花さんの作品も岩彩。描かれるサボテンが軽やかな色彩で表現されたり、画面右上の逆さまに登場するラマ(・・・だと思います)が星座を思い起こさせてくれたりと、ファンタジックな場面が表出されているように感じられます。
この展覧会の次に個展を控える佐藤未希さんの作品は、深く沈み込むように妖しくダークな風合いが印象的です。暗い色調に浮かび上がるように描写される女性の肖像から滲み出る気配の重厚さ。今回の展示で拝見できたのは小品1点のみだったのですが、この筆致や色使い、世界観を大きな画面で対峙するとどういう感じだろう、と、個展への期待も高まります。
奈良田晃治展
@2kw gallery
大阪府大阪市京町堀1-13-2 藤原ビル5F
06-6447-7886
9/13(月)〜9/25(土)日休
12:00〜19:00(土:〜17:00)
昨年の個展を拝見できなかった奈良田晃治さんの個展、今回は伺えたのがまず嬉しかったです。
実際に作品を直に拝見し、独特の色の立ち上がり方が印象に残ります。
画面に乗るストロークがそのまま動的なイメージに変換されて描かれる情景の雰囲気に独特の臨場感を導き、大きな作品での広い画面に展開されるダイナミズムも、そのままおおらかな気配となって爽快に迫ってきます。
ややコンパクトな、横長の作品。
こちらは左右の両縁に渡って繰り出される大きなストロークが、そこに広がる空気の流れ、風の感触を想像させてくれます。そして、画面上方の街並の細かい描写とのコントラストも、お互いの気配の差異を際立たせているように思えて興味深いです。
入り口から向かって正面の一角には、スクエアの小品が散りばめられるように展示されていて、そのバリエーションの豊富さが楽しくて!
このサイズだと、大作とは異なり、逆にひとつの画面に色彩的な情報はむしろ多く詰め込まれているように思えるのも印象的です。
細かい描写と透明感を備える色調とで展開される作品群。ほんのりと幻想的な風合いも感じさせてくれる不思議な質感の場面が並び、そのひとつひとつの雰囲気はしっかりとした輪郭が備わっているようにも感じられます。
このサイズの作品のなかで1点だけ、壁面を分けて展示されている作品、敢えて際立たせられている存在感が、その作品に展開されている描写のひと味違う細やかさをも強く押し出されて提示されているように感じられます。
実際に今回展示されているこのサイズの作品ではこれが最後にできたとのことで、展開される筆捌きにもシャープさやそこにもたらされるテクスチャーにより強い確信がもたらされているように思えるのも興味深いです。
今回の展示では、大きな画面ではむしろ、ひとつの作品ごとの色調の統一感が強く感じられるのも印象に残ります。
独特のテンション感で表現されるさまざまな情景は、スムーズにそこに描写される世界が記憶などを呼び起こしてくれて、眼前の風合いから瞬間的に感じる「嬉しさ」、ファーストコンタクトで感じた心地よさもそのまま持続されるように思えます。
河地貢士展「a HOSPICE」
@studioJ
大阪府大阪市西区新町3-14-8
06-6110-8508
9/18(土)〜10/23(土)日月火休
13:00〜19:00
このバカバカしさは凄すぎる!(≧∇≦)ノ゛
今回の河地貢士さんの個展では、もはや伝説のうまい棒観音107体の作品こそ展示されていないものの、河地さんのエポックなクリエイションが並び、また新作でも独特の感覚が遺憾なく発揮されていて、そのシュールさと痛快さがとにかく堪らないです。
アート∞プロダクト展
@Gallery Nomart
大阪府大阪市城東区永田3-5-22
06-6964-2323
8/28(土)〜9/25(土)日祝休
13:00〜19:00
Gallery Nomartにゆかりのあるアーティストたちが、敢えて「プロダクト」、すなわち「製品」としての要素を意識して自身のクリエイションを展開させた作品がずらりと並ぶユニークな企画。何らかの形で「製品」的な感触が備わる作品は、独特のシャープさや温度感で「機能美」が際立たされていて感じられたのが印象的です。
稲垣元則さんのドローイングで構成されたカレンダー、永井英男さんの3Dアニメーションによるスクリーンセイバー、名和晃平さんの大小のビーズがその表面を覆う携帯電話とブラウン管など、それぞれの個性が巧みに織り込まれた感じが楽しく、そういったなかで田中朝子さんのA4定規(いったいどうやって使うんだ!Σ( ̄口 ̄;))と、大西伸明さんの片方のドアがひしゃげたミニカー2台、この作品の「製品」というコンセプトを逆手に取ったようなシュールさとユーモアが強く印象に残ります。
alien age Chihiro Nagashima
@imura art gallery
京都府京都市左京区丸太町通川端東入ル東丸太町31
075-761-7372
9/4(土)〜9/25(土)日月祝休
11:00〜19:00
今回の関西遠征を強く後押ししてくれた展覧会のひとつ。これが観られたのはホントによかった、と。
お馴染みのちょっとコワい感じがあるキャラクターが見せるさまざまな表情と仕草、それが今まで以上にバラエティに富んでいるうえに、今回はそこにいつも以上に鮮やかな色彩が用いられ、爽やかさや鮮やかさといったポップな雰囲気も感じられ、その分だけおおらかにその世界が展開されているように思えます。
賑やかな大作からひとりのキャラクターにスポットを当てた小品まで、サイズも世界観もバラエティに富んだ構成も印象的です。
スコッププロジェクト企画vol.3 小沢さかえ個展「指先から銀河」
@カフェ&ギャラリー アトリエとも
京都府京都市中京区鮹薬師通烏丸東入一蓮社町306 サンプランタン1F
9/3(金)〜9/20(月)金土日祝のみ
11:00〜19:00
毎回伺いたいものの、何せ関西で開催ということですべてを観ることができないのがもどかしい、楽しい好企画。スコッププロジェクトの第3弾の小沢さかえさんの個展、伺えそうにないと思っていたところ、今回の関西遠征で観ることができてもう嬉しい限り。
もう何度も観ている小沢さんの世界。伺った時間が陽も沈んだときだったのもあるかもしれないのですが、今回の展示ではその儚げな感触、メランコリックな気配がいっそう強く感じられたのが印象に残ります。
棚の奥に展示された横長の作品。ふわりとした筆致が醸し出す繊細で淡い雰囲気と、そこに広がる優しさに満ちた幻想的な時空のイメージに、童心が呼び起こされます。そして、今回の展示のタイトルも思い起こさせてくれる、女の子の指先から発せられる星座が、淋しさの中にころりと現れる奇跡のように思えて、その情景への想像もさらに豊かに膨らんでいくんです。
小さなショーウィンドウに展示された小品も、そのかわいらしさが際立って感じられた次第。ああ...。
この空間にある大きな黒板にチョークで描かれた情景も、その雰囲気に臨場感をもたらしているように思えました。
さらさらと想いをそのまま、リラックスして描かれたような軽やかな仕上がりに接することができ、いつもと違うかたちで小沢さんの世界を感じることができたのも嬉しかったです。
小出ナオキ展 Maternity Leave
@TOMIO KOYAMA GALLERY,Kyoto
京都府京都市下京区西洞院通六条下ル西側町483
075-353-9992
8/21(土)〜9/18(土)日月祝休
11:00〜19:00
東京に居ながらもその展示の素晴らしさが耳に届いていたこの京都での小出ナオキさんの個展に最終日に滑り込みで伺え、実際にその展示を拝見し、なるほど素晴らしい、と納得、いやもうホントに観ることができてよかった、と。。。
初めて挑まれたというセラミックの作品群、久々に油絵の具を使って制作されたペインティングなど、作ることに対して常に「新鮮さ」を、さらには作ることの「楽しさ」を心から実感しながら創造されたクリエイションには、濃厚で濃密な生命の感触とユーモアが注ぎ込まれているような感触で、ひたすたにポジティブな雰囲気が痛快に感じられた次第です。
圧巻は奥の空間に展示された巨大なセラミック作品、これはとにかく凄かった!
panorama -すべてを見ながら、見えていない私たちへ- 内海聖史、押江千衣子、木藤純子、水野勝規
@京都芸術センター
京都府京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
075-213-1000
9/18(土)〜10/24(日)
10:00〜20:00
初日に伺えたものの、時間に限りがあってすべてを観ることができず...。
今回じっくりと観られなかった展示スペースあらためて伺えた機会に拝見するとして、まずは内海聖史さんの作品が展示されている空間を体感。黒のドットが展開される複数のキャンバスによる組み作品と、「十方視野」がまた異なる展開で構成されて展示され、巨大な正立方体のかたちのキューブに近い印象の空間に、お馴染みの内海さんの世界が広がっていて、いつも以上にダイナミックにそのクリエイションに包まれるような、覆われるような感触に心が震えます。
初日ということで内海さんとも展示空間でお会いでき、ちょうど展示をツアーで回られている方々にご自身の作品および展示について説明されているときに皆さんといっしょになって耳を傾けたのですが、あらためてこれほど抽象表現を明快に語れるアーティストは希有だなぁ、と実感した次第。
展示も無論面白く、観る側の視線の移動がさまざまなかたちで意識されたインスタレーションに、これまで拝見したことがある作品が多くを占めているにも関わらず、あらたな刺激や発見が得られたのが嬉しいです。
『Stars on the ground』中比良真子
@neutron kyoto
京都府京都市中京区三条通烏丸西入ル御倉町79 文椿ビルヂング2F
075-211-4588
9/14(火)〜9/26(日)
11:00〜23:00(最終日:〜21:00)
モノトーンで描かれる、夜を思い起こさせる情景群。闇のなかに浮かび上がる明かりや輪郭が、独特の臨場感とクールさを醸し出しているように感じられます。
画面ごとに、大まかに分けられる、据えられる視点の位置の明快さも、作品に満ちる雰囲気にリアリティをもたらしているように感じられます。
水平な視点の位置で描かれる作品は、そこに現れる水平線の淡々とした存在感が重厚な静けさとなって迫り、おおらかに示される横への広がりと、闇夜に浮かぶ雲のダイナミックな佇まいにゆっくりと引き込まれていきます。
都市の表情をやや斜め上方から俯瞰する視点の作品は、夜の闇のなかにありながらも眠りにつかない人々の営みがそこから感じられ、その情景に終わることなく保たれる「蠢き」が表出されているように思えるのも興味深いです。
俯瞰によって導き出されるスケール感の壮大さからも、静かな高揚がもたらされるように思えます。
ふたたび水平の視点の作品、こちらは手前の水面に映り込むシルエットの揺らめきが幻想的な雰囲気を醸し出しているように思えます。
より大きく画面を覆う黒の広がりが、そこに浮かぶ白にいっそうの繊細さをもたらし、まさにその情景を眺めているようなリアルな感覚を届けてくれ、静かに横たわるそのしっとりとした豊かな気配におおいに惹かれます。
統一感ある構成も、この空間に心地よい重みを伴う緊張感を奏でているようにも感じられます。じっくりと対峙してほしいような、その静けさがもたらす得難い淡々とした高揚も嬉しい空間が創り上げられています。
■9/19 Sun
椛田ちひろ 境界の先の光景
@遊工房アートスペース
東京都杉並区善福寺3-2-10
03-5930-5009
9/9(木)〜9/26(日)月火休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
ボールペン画の印象が強い椛田ちひろさん、今回はそれを一旦お休みして、壁に直に展開し、身体性が強く前面に押し出されるような風合いが感じられるインスタレーションが創出されていて興味深いです。作品自体の精度を思うと制作の過程や手法、また限られた制作期間などによりその粗さは否めず、先日新宿眼科画廊で開催された個展で展開された表現とは逆のほうへと振り切った感があって目にした瞬間は戸惑ったのですが、そこで繰り広げられていることはボールペン画で提示されていることにも通じていて、画面の向こうの存在が壁面に直接手を加えることで露にしているような印象もあり、今度ボールペン画などを目にしたとき、さらにそのクリエイションから感じるイメージも深度を増しているような気がして、次の展開も楽しみになった次第です。


