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佐藤明日香 鶴友那
@ex-chamber museum
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2階a
070-5567-1513
12/14(土)〜1/26(日)月火水・12/23-1/8休
木金:15:00〜18:00、土日祝:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

Asuka Satow, Yuna Tsuru
@ex-chamber museum
Koura-Daiichi BLDG 2f-a, 1-1-6, Nihonbashi-Kayabacho, Chuo-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
December 14(Sat)〜January 26(Sun) closed on Mondays to Wednesdays, 12/23-1/8
Thursdays and Fridays:15:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holiday:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2階a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
Koura-Daiichi BLDG 2f-a, 1-1-6, Nihonbashi-Kayabacho, Chuo-ku, Tokyo, Japan
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mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年07月12日

review:村尾成律展《7/2》

review:村尾成律展《7/2》mirror

村尾成律展
Gallery Q
東京都中央区銀座1-14-12 橋本第17ビル3F
03-3535-2524
6/28(月)〜 7/3(土)日休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
村尾成律100621.jpg

Murao Masanori
Gallery Q
1-14-12-3F,Ginza,Chuo-ku,Tokyo
03-3535-2524
6/21(Mon)-7/3(Sat) closed on Sunday
11:00-19:00(last day;-17:00)
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Gallery Qでの村尾成律さんの個展に行ってきました。
アートフェアやグループショーで拝見していて、暗い情景の中に何ともいえないシュールな場面が精巧な描写で描かれているペインティング、その独特の雰囲気が印象に残っていて、今回の個展も楽しみだったのですが、いやもう、エグい!


村尾成律_21.JPG



まさに平面だからこそ展開でき得る世界観。
ひとつの体から男女の体が生えている場面、それ自体が凄まじくシュールなのですが、それが圧巻の具象表現で展開され、表出される異様さにも説得力がもたらされているように感じられます。


村尾成律_20.JPG



それにしてもなんだろう、この痛快さは・・・!
どちらかというと「コワい」世界観だと思うんですけど・・・僕はコワいのは基本的に苦手なのでそちら系の映画はまず観ないのですが・・・、ホラー映画を観て笑う感覚ってこういう感じなのかな、と思わせてくれるような、なんともいえない可笑しみが溢れているのがとにかく興味深く思えます。
ぐわぁんと伸びる腕。その先、手のひらに乗る木と浮かぶ月。妖しい笑い顔を浮かべる男、赤ちゃんをあやす女、襖の影からその様子を眺める子ども。主要なモチーフは鮮やかな色彩で描き切られ、その他の背景はモノトーンという構成も、そのコントラストによっていっそう物語性が鮮やかに提示され、この世界のダイナミズムをさらに膨らませているように感じられます。
そしてその背景の具象性の高さにも唸らされます。


村尾成律_19.JPG 村尾成律_18.JPG 村尾成律_17.JPG 村尾成律_16.JPG

村尾成律_15.JPG



とにかくやりたい放題な展開が頼もしすぎる、そういう感じで...。
凄まじい瞬間を捉えた感じ、エッジの鋭い瞬発性が画面から溢れてきて、その動的なインパクトに圧倒され、緊張感がイマジネーションを煽ってきます。
人物の生々しい生命の感触を放つ濃く鮮やかな色彩と、それとは裏腹のモノトーンの背景の淡々とした雰囲気とのギャップも、この作品の場面のスリルをさらに高めているように感じられます。


村尾成律_14.JPG 村尾成律_13.JPG 村尾成律_12.JPG 村尾成律_11.JPG

村尾成律_10.JPG



シュールさでいうと、奥の壁面に展示されていた作品がとにかく凄まじい...。
いやもう、首とか足とか。。。
で、何なのよこのあっけらかんとした雰囲気は。。。
そもそもテーブルの上を歩いている女性、その状況だけとっても狂気性を感じさせてくれると思うんですけど、それすらどうでも良くなるほどに、それはもう軽やかなほどにアバンギャルドな世界が展開されていて、そのあまりの痛快さに思わず笑いが漏れるという...。


村尾成律_09.JPG 村尾成律_08.JPG 村尾成律_07.JPG

村尾成律_06.JPG 村尾成律_05.JPG 村尾成律_04.JPG

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今回の作品はしっかりと構図を決めて制作されているそうなのですが、1点だけ、画面とセッションするようにモチーフを重ねていったという作品も展示されていて、他の作品とは異なるスリル、どこか不安定な、揺れを伴うような雰囲気がもたらされているように感じられるのが興味深いです。この展開ももっと観てみたいような気がします。


村尾成律_02.JPG



とにかく見応えがありました。
この世界観をこれほどの説得力で提示する、そのスキルとイマジネーションに感服です。


村尾成律_01.JPG
posted by makuuchi at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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