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Group_Show_202211
小坂学、後藤勇治、山口英紀

@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
11/12(土)〜11/27(日)月火水休(11/23開廊)
木金:15:00〜18:00、土日祝:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

Group_Show_202211: Manabu Kosaka, Yuji Goto, Hidenori Yamaguchi
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
November 12(Sat)〜November 27(Sun) closed on Mondays to Wednesdays (November 23 is open)
Thursdays and Fridays:15:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holidays:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
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mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年07月12日

review:Amie Dicke "Connected Isolation"/西由佳里「ruumum」/明石雄「Voyage」《5/22、5/29、6/5、6/13、6/16》

review:Amie Dicke "Connected Isolation"/西由佳里「ruumum」/明石雄「Voyage」《5/22、5/29、6/5、6/13、6/16》mirror

5月から6月にかけてhiromiyoshiiで3つの個展が同時に開催され、それぞれが見応えがあって足を運ぶこと5回、今年前半で個人的にもっとも印象に残った展覧会です。


Amie Dicke "Connected Isolation"
hiromiyoshii gallery L
東京都江東区清澄1-3-2-6F
03-5620-0555
5/15(土)〜6/19(土)日月祝休
12:00〜19:00

Amie Dicke "Connected Isolation"
hiromiyoshii gallery L
1-3-2-6F,Kiyosumi,Koto-ku,Tokyo
03-5620-0555
5/15(Sat)-6/19(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)


メインスペースではオランダ人アーティストのアーミー・デッカさんの個展。hiromiyoshiiが六本木にあった頃に開催された個展では女性のポスターに妖艶なカットが精緻に施され、その異様な艶かしさが強烈に印象に残っているのですが、今回は一転して焦燥的にも思えるほどのアグレッシブな行為がさまざまな支持体に残された作品が並び、そのひとつひとつが持つ濃密な雰囲気にぐっと引き込まれた次第。

まず目に飛び込んでくる、床面に敷かれた砂糖による方形。これがあるおかげでひとつひとつの作品と至近で対峙せざるを得ず、時おり気付かずに人がこの砂糖の上に侵入した時に聞こえるノイズにたびたび驚かされたりして...。行く度にだんだんとかたちが乱れていっているのも、この空間に刹那的な雰囲気をもたらしているように思えました。


Arme Dicke_14.JPG



額に収められた作品群。
そのひとつひとつは、全てはもともとが雑誌であったりポストカードであったりと何らかの印刷物のようなのですが、それぞれに執拗にスクラッチが入っていたり、あるいはボールペンでひたすらに塗り潰されていたりされていて...どうしようもなく切羽詰まった感じ、追いつめられた感じがそのストロークの密集から感じられます。
それでいて、どこかロマンチックな感触が伝わってくるのがまた不思議で。すっと画面を這うひとすじのスクラッチが細くも硬質な閃光のように思えたり、またふたりの人物をひたすら往復する線が何故かしら通い合う心を現してるように思えたり・・・と、行為の痕跡としては相当に生々しいのにも関わらず、そのテクスチャーのインパクトに留まらない深遠なイメージを届けてくれるんです。


Arme Dicke_13.JPG

Arme Dicke_12.JPG Arme Dicke_11.JPG

Arme Dicke_10.JPG



モノトーンのプリントに浮かぶ女性の姿、その姿が現れた部分に執拗に走るスクラッチ。危うい印象とともに神々しさも感じられるのがホントに不思議で...。


Arme Dicke_09.JPG

Arme Dicke_08.JPG



雑誌に切り込みが走る作品は、生々しい風合いがいっそう強く感じられます。
内側に赤の顔料が注がれているようで、そのテクスチャーはざっくりと割れた傷にも見えて、その痛々しい感じが淡々と現れるその表紙の画像と凄まじいギャップを生み、異様にグロテスクなイメージに引き寄せられていきます。凄まじい世界観がここに現れているようにも思えてくるんです。


Arme Dicke_07.JPG

Arme Dicke_06.JPG



ポストカードの作品は、そのサイズも相まって、その行為の痕跡によってさまざまな要素が生み出されているように感じられた次第。
表面の印刷が剥落するほどまでに擦り付けられるペン先、小さな画面にもたらされる過剰な凹凸、そして基にある絵とそこからインスパイアされてもたらされる行為の関係性や、それを経て残される画像から立ちのぼる緊張感...そのひとつひとつとの対峙は充実感に満ちていて、確認されるストロークの1本1本に意味が確信されるようでもあって...。理由は分からないけど、とにかく素晴らしく感じられました。


Arme Dicke_05.JPG

Arme Dicke_04.JPG Arme Dicke_03.JPG

Arme Dicke_02.JPG



今回提示されたアグレッシブな行為の痕跡は、前回拝見した緻密なカットを繰り広げた作品があることもそこに説得力をもたらしているようにも思えます。


Arme Dicke_01.JPG



西由佳里「ruumum」
hiromiyoshii gallery S
東京都江東区清澄1-3-2-6F
03-5620-0555
5/15(土)〜6/19(土)日月祝休
12:00〜19:00

Yukari Nishi "ruumum"
hiromiyoshii gallery S
1-3-2-6F,Kiyosumi,Koto-ku,Tokyo
03-5620-0555
5/15(Sat)-6/19(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)


前回の個展も印象的だった西由佳里さん、今回はコンパクトな空間に映像とペインティングとが展示され、童話的な世界観がそこにしっとりと、そして程よい重厚さとを伴って現れていたように思えます。


西由佳里_05.JPG

西由佳里_04.JPG



擬人化された動物が登場し、濃い色彩と高い具象性とで独特の雰囲気が生み出されています。
さまざまな場面が展開されていながらも、全体としてややダークな風合いが貫かれているのも印象的です。


西由佳里_02.JPG 西由佳里_03.JPG

西由佳里_01.JPG



明石雄「Voyage」
hiromiyoshii gallery M
東京都江東区清澄1-3-2-6F
03-5620-0555
5/15(土)〜6/19(土)日月祝休
12:00〜19:00

Yu Akashi "Voyage"
hiromiyoshii gallery M
1-3-2-6F,Kiyosumi,Koto-ku,Tokyo
03-5620-0555
5/15(Sat)-6/19(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)


昨年のグループショーで拝見し、ひときわ強く印象に残っている明石雄さん。おそらくそのときに拝見したのと同じサイズの作品4点とコンパクトなサイズの作品1点とで展示を構成し、壮大さとミニマムなイメージの暴走とが同時に引き起こされるようなユニークな空間が作り上げられていました。

入って左手の壁面に展示されたコンパクトな作品。大作と比較すると画面に収まるセルのサイズも小さくなり、その細かさが大きな作品とはまた異なる、複雑で緻密なテクスチャーの面白さがより強く表出されているように感じられた次第。


明石雄_19.JPG 明石雄_18.JPG 明石雄_17.JPG 明石雄_16.JPG

明石雄_15.JPG



そして、3つの平面に配された大作によってもたらされる空間の硬質なインパクトは相当なもので。それぞれの壁面、そして作品との距離ごとに捉える情景が異なっていて、それぞれの深みに意識が入り込んでいき、空間に構築された揺らめきと硬質さとが同居する世界に呑み込まれていきます。


明石雄_14.JPG 明石雄_13.JPG

明石雄_12.JPG



基になる画像はおそらく海景で、しかし、画面に整然と並ぶセルは水平方向に動線をストイックに提示していることもあり、画面を観る瞬間ごとに水平線の位置にバリエーションがもたらされ、それぞれの情景のイメージは凄まじい勢いで膨張していきます。個人的にはやや斜めに距離を置いて眺めたときに得られイメージが特に印象的で、セル単体のスクエアの硬質さと、それとは裏腹に全体的に揺らぐように広がるモノトーンのグラデーションとによって、ひとつのイメージに落ち着かせない時間が続く中に「あっ!」と掴む瞬間があって、これがとにかく嬉しいんです。


明石雄_11.JPG 明石雄_10.JPG 明石雄_09.JPG 明石雄_08.JPG

明石雄_07.JPG



入り口にもっとも近い壁面に展示されていた大作は、他の3点と比較するとその像のぼやけ方も深く、画面の表面に金色の何かが散りばめられるように広がっていて、やや異なる雰囲気を創出しているように感じられた次第。有機的なイメージが強く、また至近で眺めた時の硬質な風合いが抑えられ、微妙に温もりを感じさせてくれるような感触にも惹かれました。


明石雄_06.JPG 明石雄_05.JPG 明石雄_04.JPG 明石雄_03.JPG

明石雄_02.JPG



作品の制作行程もかなりユニークらしく、僕もその辺りはしっかりと把握できていないのですが、それによって導き出される独特スケール感や雰囲気は,時にクールで、はたまた時に暴力的な魅力を放つように感じられます。
これからどのように展開していくか興味津々です。得難いイメージで魅せてほしいと思わずにはいられないクリエイションです。


明石雄_01.JPG


posted by makuuchi at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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