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井上七海 個展「EQUABLE 」
@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
10/16(土)〜10/31(日)月火水休
木金:14:00〜18:00、土日:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

NANAMI INOUE SOLO EXHIBITION “EQUABLE”
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
October 16(Sat)〜October 31(Sun) closed on Mondays to Wednesdays
Thursdays and Fridays:14:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holidays:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年04月20日

review:竹川宣彰・小池真奈美《3/27》

review:竹川宣彰・小池真奈美《3/27》mirror

竹川宣彰・小池真奈美
OTA FINE ARTS
東京都中央区勝どき2-8-19-4B
03-6273-8611
3/23(火)〜5/8(土)日月祝休
11:00〜19:00

Nobuaki Takekawa / Manami Koike
OTA FINE ARTS
2-8-19-4B,Kachidoki,Chuo-ku,Tokyo
03-6273-8611
3/23(Tue)-5/8(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
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オオタファインアーツで開催の展覧会、形式としては二人展の体を為していますが、竹川さんと小池さんそれぞれの作品はちょうど真ん中で左右2等分されたスペースで展開され、このふたりの個展が同一空間をシェアするかたちで行われているといった印象の構成になっています。


エレベーターの扉が開くと眼前にいきなり小さな青の球体が現れ、竹川宣彰さんのインスタレーションに唐突に引き込まれます。


竹川宣彰_13.JPG



入り口から向かって左手の空間が竹川さんの展示。入り口にあった球体はその先でさらに数を増し、やや変な表現ですが「爽やかなうっとうしさ」がその一角に溢れています。


竹川宣彰_12.JPG



その球体は全て一枚の世界地図から切り出されたもののようで、その抜かれた地図も律儀に展示され、すなわちひとつの惑星から無数の惑星が生み出されているようなイメージが痛快で、もう随分前になりますが、当時のJ-WAVEで確か深夜0時前に放送されていたポエトリーリーディングの番組で聴いた三代目魚武濱田成夫の「地球バーガー」の壮大な内容と豪快な朗読が、この静かな空間で唐突に思い出されたり。


竹川宣彰_11.JPG



その球体の展開図を拡大し、それを支持体としたペインティング作品も。結構というか相当にいい加減で雑な描写ながら、一瞬「なるほど」と納得してしまうのがちょっと悔しいです(笑)。というか、随所にもたらされているズレがむしろ別のコミカルな面白さを醸し出しています。
手描きの青の波線が生み出す濃淡、その密集によって生み出される渦巻き状の動的なイメージが爽快で壮大な感触を導き出してくれるようにも思えます。


竹川宣彰_10.JPG



今年1月末に開催されたG-Tokyoでも発表された大作ペインティングも再び登場。前回の個展でも一度発表された、画面にひたすら波形を描き込んでいくシリーズの新作のようで、このサイズでひたすら律儀に破綻することなく描き込まれる連なる波形の群れの迫力とその行為の痕跡のストイックさにただ圧倒され、そして手描きだからこそのひとつひとつの波形の差異、白と青の絵の具の混ざり具合の絶妙さなど、ミニマルな面白さも止めどなく溢れてきて、一旦この広大な画面との対峙を開始すると次々に現れる発見に時間の感覚がなくなっていきます。画面左上の陸地を思い起こさせる褐色の色面と、波形の幾何学的な構造とのユーモラスなギャップも楽しいです。


竹川宣彰_09.JPG 竹川宣彰_08.JPG 竹川宣彰_07.JPG 竹川宣彰_06.JPG

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巻き貝に中国の国名を彫り込んだ作品にもおおいに感嘆させられます。
貝という存在のなかにたゆたう時間的,時空的な懐の深さが、そこに中国の国名の漢字を彫り込む行為自体にもプリミティブな印象をもたらしてくれるようにも感じられます。壁面に映り込むシルエット、そこにくっきりと現れる文字の影も美しく、そして無論、工芸的な面白さにも惹かれる次第です。


竹川宣彰_04.JPG

竹川宣彰_03.JPG 竹川宣彰_02.JPG

竹川宣彰_01.JPG



入り口から向かって右手のスペースには小池真奈美さんの新作ペインティングが並びます。
まず目に入ってくるのが、白無垢姿の女性を描いた作品。ほんのりと背景を染める薄いピンク色とそこにはらはらと舞う桜の花弁。儚げな演出により、画面正面に描かれる白無垢の女性の立ち姿の凛とした風合いや白地に白で入る絣の艶やかさもより美しさを増し。その姿を通して垣間見えるさまざまな人々の思いなどもがいっそう際立って観る者に届けられているような気がします。


小池真奈美_14.JPG

小池真奈美_13.JPG



その向かいの壁面には一転、煙管を掲げ、虚ろな表情で濃厚な色香を醸し出す女を描いた作品。先の白無垢の神々しさとは裏腹に、この雰囲気との距離感の生々しさ、子の一場面自体は賑々しくはないけれども妙に人情的に感じられたりして、その独特の臨場感に引き込まれます。
背景の淡いベージュ系の色調も、そこにいる女の雰囲気によってかどこか後ろめたいような風合いを醸し出しているように思えます。
加えて描写の巧みさと味わい深い筆致にも惹かれます。遠目で眺めた時のややぼやけたようなシルエット、至近で眺めて、あたかも色彩の粒子が凝縮されてその色のかたちを形成しているかのような感触から、いろんな深みや味わいが伝わってきます。


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落語をモチーフにその一場面を描く小池さんの真骨頂は、椀と箸を持った女の絵で痛快に展開されます。くるくると変化する女の表情の豊かさ、厚ぼったい紅の艶かしさや庶民的な和装と椀の柄など、織り込まれる身近に感じられる描写なども相まって、いかにも滑稽で賑やか、温もりに満ちた空気感が届けられているように思えます。


小池真奈美_07.JPG 小池真奈美_06.JPG

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絵のモチーフから醸し出される艶やかさとはまた別に、画面に乗る色そのものの色気にも感じ入ります。羽織の深みや絣の賑々しさ、かんざしのかわいらしさが、赤の鮮やかさや紺の濃さなどでいっそう引き立てられて、より濃く醸し出される味わい深い人情的な風合いとともに観る者に届けられいるように思えます。


小池真奈美_04.JPG 小池真奈美_03.JPG 小池真奈美_02.JPG

小池真奈美_01.JPG



それぞれの雰囲気の違いも楽しく感じられる、爽やかさと味わい深さに溢れる展示です。


posted by makuuchi at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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