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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
Gallery Jinとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with Gallery Jin)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
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2009年12月30日

review:石原延啓 “deer man” 展《11/21、11/28》

石原延啓 “deer man” 展
nca | nichido contemporary art
東京都中央区八丁堀4-3-3 ダヴィンチ京橋B1
03-3555-2140
11/20(金)〜12/12(土)日月祝休
11:00〜19:00
石原延啓091120.jpg

Nobuhiro Ishihara “deer man”
nca|nichido contemporary art
4-3-3-B1,Hatchobori,Chuo-ku,Tokyo
11/20(Fri)-12/12(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
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nca | nichido contemporary artでの石原延啓さんの個展に行ってきました。入ってまず目に飛び込んでくるウォールペインティングが圧巻。
壁面を浸食する有機的な紋様。ある部分から始まって徐々に展開し、あたかも樹木のように力強く伸び、そして顔が。


石原延啓17.JPG



ボリュームがそのまま迫力へと転化し、濃密な世界へと意識を誘い、呑み込んでいきます。
また、黒の美しさが白の壁面に映え、ソリッドでシャープな雰囲気も奏でられているように感じられて、この妖怪のようなモチーフからどこかポップな風合いも感じられて。
しかし至近では、さらに浸食し続けるような生々しく抽象的な印象が迫ってくるようにも思えてきます。


石原延啓16.JPG



そのウォールペインティングの一部として配される大きなキャンバス作品もまたそれぞれに興味深い調和を導き出しています。
壁画と関係し合い、また「壁」と「絵」の関係をくっきりと表出していたりと、そこに存在する大胆な「差異」がまたユニークな面白さを発しています。
そして、キャンバスに描かれる、大きくてごつく立派な角を持つ妖怪のシルエットが、さらに力強く濃い雰囲気を導き出しているように感じられます。


石原延啓15.JPG 石原延啓14.JPG 石原延啓13.JPG 石原延啓12.JPG

石原延啓11.JPG



鏡を用いたタブローも。
壁画の観る側に迫る、溢れるようなインパクトが、この部分だけ奥へと空間が展開されているようになっているのがまた面白く。よくよく眺めてみると鏡面が鹿の妖怪のシルエットになっているようにも思えて、映る景色がその影の内面を現してるようにも思えてきたりと、イマジネーションのアクセントとしての機能が尋常でなく。


石原延啓10.JPG

石原延啓09.JPG



とにかくスケール感の凄さが忘れ難いです。
3面の壁面に渡って展開される情景、モノトーンで統一されスマートな印象を醸し出しつつ、さらに溢れるようなイメージが植え付けられて、今なおそのイメージが育ち、広がっているような感触も。


石原延啓08.JPG



一角に展示されたペインティングは、一転して混沌とした色使いの大胆さで迫ります。鮮やかな発色のインパクトに惹かれ、またモチーフのポップさとアバンギャルドさとの混在に好奇心も高まっていきます。


石原延啓07.JPG



想像上の妖怪「鹿男」がモチーフとなって登場し、圧巻の存在感を醸し出します。
異様に大きな頭部、尋常でない目の力、植物あるいは樹木のように異様に有機的に生え伸びる角、手足とからだのアンバランスさ。俯瞰したときに感じる、ぐわんと抜きで出てくるかのような臨場感もまた面白く、一方至近で眺めた時、さまざまな色彩が複雑に絡まり、抽象的なものへの好奇心も盛り上がっていきます。


石原延啓06.JPG 石原延啓05.JPG 石原延啓04.JPG 石原延啓03.JPG

石原延啓02.JPG



展示される大作群と、広大なウォールペインティングで展開される世界観の生々しさ、濃密な世界へと否応なく引き込まれるような迫力、力強さが印象に残っています。
登場する鹿男の存在感も無論強烈で、異様な力強さに加え、大きな目や肢体のシュールさが仄かにコミカルな雰囲気も奏で、そのコントラストがここに作り上げられた世界との距離感を程よく近づけていることに貢献できているようにも感じられた次第です。

また、色が激しく溢れる一角と、無彩色で統一された部分とがくっきりと分かれているのも、あらためて思い返してみて興味深いインスタレーションだったように思えます。そのコントラストは時間、そして生命のグラデーションへと想像の飛躍を促すようにも感じられたり。
なかなか得難い、鮮烈なダイナミクスが展開されていたように思います。


石原延啓01.JPG
posted by makuuchi at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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