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鶴友那 個展「永遠を探す旅」
@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
11/9(土)〜11/24(日)月火水休
12:00〜18:00(11/15(金)は16:00〜 )
プレスリリース

Yuna Tsuru Solo Exhibition “Travel for Eternity”
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
Nov.9(Sat)〜 Nov.24(Sun)2019, closed on Mondays to Wednesdays
12:00〜18:00 (11/15(Fri): 16:00〜)


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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2009年08月17日

review:山田純嗣 新作展 "The Pure Land"《8/8、8/11》

山田純嗣 新作展 "The Pure Land"
不忍画廊
東京都中央区八重洲1-5-3 不二ビル1F
03-3271-3810
8/3(月)〜8/29(土)日休
11:00〜18:00(土:〜17:00)
山田純嗣090803.jpg

Junji Yamada "The Pure Land"
Shinobazu Gallery
1-5-3-1F,Yaesu,Chuo-ku,Tokyo
03-3271-3810
8/3(Mon)-8/29(Sat) closed on Sunday
11:00-18:00(Sat:-17:00)
Google Translate(to English)



具体的なモチーフを得て、さらに深みを持ち、イメージの到達への加速が促される。。。


不忍画廊での山田純嗣さんの個展です。
自ら制作したジオラマを撮影し、その写真画像にさらに銅版による線描を重ねるという極めてユニークな手法で制作される、独創的なモノクロームの世界。これまではオリジナルな情景を導き出していましたが、今回は自らも慣れ親しみ、リスペクトするさまざまな名画をモチーフに採用。その遊び心にも満ちるアプローチが実に豊かな表現を生むだけでなく、観る側の想像の深度もダイナミックに後押しし、そして自身のオリジナリティ溢れる手法の面白さもより強く提示されているように感じられます。


山田純嗣26.JPG



さまざまなモチーフが登場します。
ダイナミックに再現される波、海景。
お馴染みの有機的な質感をたたえる造形のほっこりとコミカルな感触はそのままに、しかし波の飛沫の力強さなど、これまでは造形は有機的でも構造は一貫して無機だった印象から広がり、ある種のグラフィカルなアプローチがとにかく楽しく、想像を膨らませてくれます。
そして、そこに被さる銅版の線には、さまざまな隠れキャラが。臨場感たっぷりの壮大な波の造形の合間からひょこんと鯉が飛び上がっていたり、はたまた髑髏があるらしかったり、さらに波間の泡のようなものを思い起こさせる緻密なストロークが塊になっていたりと、いくつもの発見がその複雑な構造をもつひとつの平面のなかに散りばめられていて、見つける楽しみにも溢れています。


山田純嗣25.JPG 山田純嗣24.JPG 山田純嗣23.JPG 山田純嗣22.JPG

山田純嗣21.JPG



その隣に展示されている、一転して黒の世界。そして描かれるモチーフは炎。
尋常でない力強さにおおいに惹かれます。
おおらかな波の印象とは裏腹に、燃え盛る炎の一瞬のかたちを捉え、それを立体像系へで再現することで永遠のかたちへと落とし込み、そしてさらに写真で収めることで、実に深い深遠さ、静謐感、そして圧倒的に濃密な世界観が落ち出されているように感じられます。
また、重ねられる銅版の線描もストイックに有機的なパターンが紡ぎ出されていて、この作品における時間の流れのイメージを高次元のベクトルへと広げているように感じられます。


山田純嗣20.JPG 山田純嗣19.JPG 山田純嗣18.JPG 山田純嗣17.JPG

山田純嗣16.JPG



白と黒とのコントラストも実にユニークな見応えと見所を提供してくれています。
黒の画面に白が灯るような質感、降り注ぐ闇の気配が印象に残ります。


山田純嗣15.JPG 山田純嗣14.JPG

山田純嗣13.JPG



同じ構図、反転させたような構造の作品も。
構図自体が持つ渋み帯びる気配はそのままに、全体の色調が変わることで異なるクールネスが引き出されているように思えて興味深いです。


山田純嗣12.JPG 山田純嗣11.JPG

山田純嗣10.JPG



そして、もっとも大きな作品、ユニコーンをモチーフにしたダイナミックな世界。
まずはただ、そのサイズに圧倒されます。ちいさな空間でありながらも思いのほか俯瞰する余裕を持つこのギャラリーで、全体を眺めてそのスケール感と凛と力強く放たれる神々しい雰囲気に圧倒されます。
至近で眺めると、やはりそこに重なる銅版が面白い要素をサマザな真家たちで紡ぎ出しています。若干青みがかった色調であるのが、版の存在感を高め、そこに施される遊び心も鮮烈に立ち上がって感じられます。


山田純嗣09.JPG 山田純嗣08.JPG 山田純嗣07.JPG

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もう一点、おおいに惹かれたのが、版を施さない、写真のみの作品。
ナチュラルの仕上げながらもずっしりとした重みを感じさせてくれる額に収められ、その造形の美しさ、力強さが濃密に引き出されています。
背景に広がる圧倒的に静謐で深い黒、そこに浮かび上がる炎の塊の造形。その重厚感は、杉本博司氏の蝋人形の作品のテイストを思い起こさせてくれます。


山田純嗣02.JPG



押し拡げられる表現がとにかく面白く、見応えも発見もあり、刺激にも満ちています。
機会があれば造形自体も拝見してみたいのですが、まずは平面で展開される分厚く重厚な情景にただただ感服、感嘆しきり、の展覧会です。


山田純嗣01.JPG
posted by makuuchi at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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