@アプリュス(A+)
東京都荒川区南千住6-67-8 荒川区リサイクルセンター南側1F
3/1(日)〜3/15(日)
13:00〜19:00

UNLIMITED
@A+
6-67-8-1F,Minami-senju,Arakawa-ku,Tokyo
3/1(Sun)-3/15(Sun)
13:00-19:00
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遺憾なく発揮される空間の本領。
そしてそこに呼応するアーティストたちの無限の創造性。
アプリュス(A+)で開催されているグループ展、これが凄い!
以前に開催されたMr.FREEDOM Xは空間の広さを逆手に取ったようなミニマムな構成が逆に新鮮だたのですが、今回はとにかく詰め込めるだけ詰め込んで、そして詰め込める人たちを集めて、と、やりたい放題な感じが痛快極まりない空間が作り上げられています。
というわけで、お馴染みの顔文字連発で参りますのでどうかご容赦、階段を上っていきなり
!Σ( ̄口 ̄;)
でけぇ!Σ( ̄口 ̄;)
空間の真ん中にどんと横たわる像。
ここをアトリエに構えるアーティスト、柳原絵夢さんの作品で、まさに個々で作り続けるからこそ作り上げられる作品、これが中央に聳えることで一気にこの空間のめくるめく凄まじい世界に入り込めます。
壁面に設置された藤原彩人さんのセラミックの作品。
全体的にイマジネーションとアクションとの距離が近いクリエイションが溢れるなか、子の藤原さんの作品が締めているような印象です。メッキ加工などで美しい陰影が施され、造形の精緻さと合わせてじっくりと魅入られます。
再び・・・
!Σ( ̄口 ̄;)
手形か!Σ( ̄口 ̄;)
またずいぶん多いな!Σ( ̄口 ̄;)
鈴木彩花さん(現役女子高生!Σ( ̄口 ̄;))のインスタレーション、どうやら僕が伺った初日に子どもたちなどを集めたワークショップが開催された模様で、そのときに作られた手形足形が子の一角に留まらずさまざまな場所にぐるりと連なっていて、その軽やかな色彩が心地よいアクセントをもたらしています。
こういう空間が現れるとその創造性がエクスプロージョンを起こすのが容易に思い浮かぶ、淺井裕介さん。ダイナミックな竜の姿が空間全体をぐるりと囲み、他にも床に、壁に、天井にとさまざまな手が施されていて痛快!
空間との関わり方を身体で掴んでいる感触、その伸びやかさが伝わってきます。
圧巻なのが齋藤祐平さんのドローイング群。
どんだけ描いてんだ!Σ( ̄口 ̄;)
と、とにかくその分量に圧倒されまくり、それらが生み出す凄まじい混沌にぐんぐんと引き込まれていきます。
至近で眺めてひとつひとつに詰め込まれる情動のアグレッシブな感触にも呆然、空間の広さにまったく引かないバイタリティが圧倒的です。
今回の首謀者、遠藤一郎さんが「これはここでやったら最高!」と設置された、泉太郎さんの映像作品。
六本木のころのHIROMI YOSHII fiveでこの作品は拝見しているのですが(記憶では僕が最初に拝見した泉さんの作品)、宇宙船が空を飛んでいる感じがまさにぴったりで。
もっともそれよりコォォォォォピシュゥゥゥゥゥゥゥみたいな口効果音が空間に響いてこれがなんとも(笑)。
magical,ARTROOMでの展覧会も印象的だった栗原森元さんの作品もでかい!
そして両面構成なのも面白い!
ざっと眺めてなんとなく「仕舞い忘れた重機か」と思ってスルーしていたこちらの重機(そのままかよ)。
これが実は相当に壮大な情景を提示しているのです。
栗山斉さんによるインスタレーション、換気口に向けられるカメラが捉えるのは北極星。ちょっと説明が難しいのですが(僕もおそらくもう5%くらい理解が完全でないような...)、このアプリュスがある緯度を辿り、変化しない位置を提示しているのだそう。
そして、首謀者、遠藤一郎さんのお馴染みの作品。
インスタレーションも含め、作品を作るアーティストとは異なるスタンスがユニークな展開を生む、そんな感じで、今回も作品というよりも伝えたいイメージを伝えただけ、しかし「だけ」で終わっちゃいけなくてとことんまでやってしまう感がダイナミックに伝わってきてあくまで良い意味で呆れます(笑)!
ていうか
よく天井に張れたな!Σ( ̄口 ̄;)
(それぞれのアーティストに壁面や床面を配置していったらここしか空いてなかったらしいです)
とにかく凄い空間です!
ボリュームの凄まじさが圧巻のグループショーです!