debut! ver. Askua WATANABE 渡辺明鈴香個展
@谷門美術
東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル1F
3/6(金)〜3/27(金)日月祝休
13:00〜19:00

大作1点を含むペインティングとドローイングが出展され、ちいさな空間をハッピーな雰囲気で満たしています。
やわらかくてやさしい色彩感はそのままに、描かれる要素のひとつひとつがより軽やかに、ポップに登場しているかのような印象で。そしてドローイングのかわいらしい雰囲気がまた嬉しいのです。
ワンダーシード2009
@トーキョーワンダーサイト渋谷
東京都渋谷区神南1-19-8
3/7(土)〜3/29(日)月休
11:00〜19:00

レセプションで全体をさらりと見渡してみたときの印象では、僕が拝見した過去2回と比較すると今回はおとなしいかなぁ、と。
初めて拝見する方の作品も多くて、おそらく時間をかけて拝見することで気付く面白さもたくさんあるはずなので、あらためて時間を取ってじっくり観てきたいと思います。
スズキユウリ Physical Value of Sound
@CLEAR GALLERY
東京都渋谷区渋谷4-2-5 Place Aoyama
3/6(金)〜5/2(土)日月祝休
11:00〜19:00

ああ!楽しい!
アナログ版レコードをモチーフに展開されるエンターテイメント性に富んだインスタレーション。走る針や、渦状ではなくループにカットされたレコードにいくつもの針が落とされる作品など、ユーモアをふんだんに織り交ぜられた展開がとにかくかわいくて楽しいです。
そしてそこに組み込まれるデジタル情報社会への批判性も興味深いです。
大庭大介「The Light Field ー光の場ー」
@magical, ARTROOM
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
3/6(金)〜4/5(日)12:00〜20:00

これほどまでにストイックな絵画の展覧会があっただろうか、と。
大作がずらりと並び、壁面に対する絵画の面積は相当に広いのですが、伝えていることはただひたすらにひとつ。その真っすぐな感触にただ圧倒されます。
《3/7》
湯浅克俊展 ―版・モノクロームの深度―
@INAXギャラリー
東京都中央区京橋3-6-18 INAX:GINZA 2F
3/2(月)〜3/26(木)日祝休
10:00〜18:00

一昨年の青山での個展も強く印象に残っている、湯浅克俊さんの木版画のインスタレーション再び。前回の宙づりではなく、今回はすべて壁面に展示され、オーソドックスな空間構成ですが、やはりそれぞれの作品の精度がとにかく素晴らしいです。
斜線の重なり、その太さで濃淡を現し、情景の奥行き感や光の表情などを精緻に再現した作品、さまざまな情景が木版特有の穏やかさと、およそ木版画であることが信じられないほどの緻密さとで繰り出され、さまざまな表情とそこに収められる気配に引き込まれていきます。
興梠優護展「meltiog point」
@CASHI
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-18-1F
3/6(金)〜3/28(土)日月祝休
11:00〜18:00

昨年夏の2人展に続き、今回はソロで登場の興梠優護さん。
あの過剰に艶かしい、そしてあからさまなエロティシズムを凄まじく危険をはらむ筆致で描くペインティング。背景と溶け合うフォルムも、有機的なイメージを加速させる色彩感も、情景の臨場感にダイレクトに転化され、独創的な雰囲気が空間に溢れかえっているように感じられます。
掌9
@ラディウムーレントゲンヴェルケ
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
3/6(金)〜3/28(土)日月祝休
11:00〜19:00
掌(たなごころ)に乗るサイズの作品、という条件で、ゆかりのアーティストがその想像性を駆使し、それぞれの作品に鮮烈に発揮される個性。
立体に熟れるアーティストのさすがの展開あり、平面作家の条件とのせめぎ合いのスリリングさも随所に観られ、とにかく文句なしに面白すぎる展覧会です。
大庭大介「The Light Field ー光の場ー」
@SCAI THE BATHHOUSE
東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡
3/6(金)〜4/4(土)日月祝休
12:00〜19:00

前日のオープニングは悪天候のために伺えず、一日遅れでまず拝見してきたのですが...
思わず涙腺が緩みそうになってしまったくらいに、ただただその美しさ、そこから伝わるさまざまなものへの誠意に心が震えます。
magical,ARTROOMでの展開とは異なるアプローチながら、一貫するストイックな姿勢はただただ感服させられるばかりです。
松崎宏史個展「STUDIES ON EVERYDAY FLOW-ERS」
@MAKII MASARU FINE ARTS
東京都台東区浅草橋1-7-7
3/6(金)〜3/18(水)日休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)

くるくると渦を巻くそれが奏でる奥行き感の面白さ。
画面上のシンプルな構図、そこで繰り広げられる壮大なダイナミズム。
実際に作品を拝見し、グラフィカルな作風を予想していたのが見事に裏切られ、溢れかえるような動的なインパクトはとにかく痛快です!
根上恭美子展「スターだらけの」
@GALLERY MoMo Ryogoku
東京都墨田区亀沢1-7-15
3/7(土)〜3/28(土)日月祝休
11:00〜19:00

六本木でのグループ展や、CASHIでのオープニングなどで作品を拝見している根上恭美子さん。
さまざまな素材を用いた立体のインスタレーションに加え、ペインティングも出品され、そのユニークな世界観がさまざまなアプローチを通じて空間全体に充満しています。
手前の空間の宙づりとガラス壁面にへばりつく作品群は圧巻です!
宇田川愛 "developing Utopia"
@KIDO PRESS
東京都江東区清澄1-3-2-6F
3/7(土)〜3/28(土)日月祝休
12:00〜19:00

溢れる繊細さが清々しく心地よい作品たち。
透過性のあるメッシュ地を絶妙なグラデーションで染め、それを支持体に緩やかな気配の情景が描かれ、独特な雰囲気が漂うような。
緊張感も広がる静謐さが、心の深くを覆うような感触です。
山本桂輔展“起立”
@TOMIO KOYAMA GALLERY
東京都江東区清澄1-3-2-7F
3/7(土)〜3/28(土)日月祝休
12:00〜19:00

謳歌される現代アート讃歌。表現する喜びに溢れる色彩、そして何よりも・・・!
コンナノツクッテドウスルンダー!!!(≧∇≦)ノ゛
と心の底から叫びたくなるような圧倒的な木彫作品に、喜びが爆発します!
《3/8》
第3回 shiseido art egg 小野耕石
@資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビルB1F
3/6(金)〜3/29(日)月休
11:00〜19:00(日祝:〜18:00)

僕が小野耕石さんの作品を拝見したのが、東京藝術大学の学園祭での展示で、そのときもそのユニークなテクスチャーに魅せられたのですが、それからずいぶんのときを経て久々に作品を目にする機会を得られ、最初の日曜日に足を運んできました。
小さな作品しか拝見したことがなかったこともあり、今回の空間の使い方にまず驚かされます。
そして、そこにいったいいくつのドットがもたらされているのだろう、と思うと気が遠くなるほど...。
その仕事の量がそのまま圧巻の空間へと跳ね返り、立体的な構造によって観る角度の変化から空間全体のグラデーションもダイナミックに変化するような感触に感動。
スケール感もただならぬ大きさ、壮大さを思い起こさせてくれます。
タノタイガ個展『T+ANONYMOUS』
@現代美術製作所
東京都墨田区墨田1-15-3
3/7(土)〜3/29(日)月火休
12:00〜19:00

いやもうこの辺りのクリエイションのバカバカしさは最高ですよホントに。
これまで発表されたさまざまなパフォーマンスやインスタレーションなどの展開がひとつの空間に収められていて、それぞれ世の中との接点のぶっ飛んだ感触が痛快極まりなく。
木彫作品もあって、その作品自体の精度も見応えがあるのですが、それを使って海外旅行に出かけてかえって来るパフォーマンスを記録した映像も笑えます。