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伊藤航 個展 “paradox 10 x 10 centimeter squares”
@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
11/11(土)〜11/26(日)月火水休(11/23開廊)
12:00〜18:00(11/17:16:00〜)

Wataru Ito “paradox 10 x 10 centimeter squares”
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, CHiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
11 Nov(Sat)〜26 Nov(Sun)closed on Mondays, Tuesdays, and Wednesdays(23 Nov is open)
12:00〜18:00(17 Nov:16:00〜)


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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
MORITAKAとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with MORITAKA)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
須賀悠介 Yusuke Suga
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2009年02月10日

review:内海聖史「十方視野」《1/10、1/17》

内海聖史「十方視野」
ラディウム-レントゲンヴェルケ
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
1/10(土)〜2/14(土)日月祝休
11:00〜19:00

Satoshi Uchiumi "The Unrestricted Field of View"
Radi-um von Roentgenwerke AG
2-5-17,Nihonbash-bakurocho,Chuo-ku,Tokyo
1/10(Sat)-2/14(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
Google Translate(to English)



組み上げられていく、鑑賞者の想像力。



内海聖史さんのラディウム-レントゲンヴェルケでの個展です。
静岡県立美術館での「風景ルルル」で発表された「十方視野」の再構築。
溢れる色彩があらゆる方向から迫り、美術館での展示と比較してさらに閉じた空間での展開に圧倒されます。


内海聖史 01.JPG



ずっとこういう空間を体感したかったんだ、という思いを再認識した次第です。
内海さんの繰り出すリズムに、グルーブに包囲される感覚。シャープな刺激や問いかけが溢れ、視覚だけでは追いつかない世界が広がっています。


内海聖史 02.JPG



今回の作品のもっとも大きな特殊性は、ここに展示される100近い個々の作品(と敢えて表現します)すべてが異なるサイズであることのように思われます。
すべて同じサイズで展開された「三千世界」のアプローチと劇的に異なる、正反対の今回の構成。3段ずつ揃えて、しかもショーケースに配置した静岡での展示からも変化し、既に複雑な構造のラディウムの空間に各画面がランダムに配置されることで、さらに複雑な臨場感が創出されているように思えます。


内海聖史 03.JPG



各画面で繰り広げられる実験も興味深いです。
これまではほぼ、どの作品も「何色の」という冠を付けられるほどに、それぞれに色調の統一感があったのですが、今回展示されている一部には敢えて色彩の衝突をもたらしている構成のものもあり、その展開は実に新鮮で、かつ興味深いです。
キャンバスの地の色を背景としたものがスタンダードだとすると、相当にアクロバティックな構成のものも多く存在していて、想像がいっそう深まります。


内海聖史 04.JPG 内海聖史 05.JPG 内海聖史 06.JPG

内海聖史 07.JPG



この空間を体感して、画面の数だけの「色面の層」が存在しているようなイメージがさらに強く思い浮かびます。
壁面から浮く画面の高さがそれぞれ異なることで、画面ごとの色彩の広がりが脳内でさらに拡張し、画面の数だけの「層」が実はそこにあるかもしれない、というとめどない想像が膨らんでいきます。
たとえ小さな画面であっても、このイメージのなかではそれは、その部分がトリミングされているに過ぎず、層考えるとどれだけの情報が潜んでいるのかと、気が遠くなっていきます。。。


内海聖史 08.JPG



この想像の飛躍をもたらすのがやはり過去の大作群のように思えます。
例えば資生堂ギャラリーで発表されたあの青の世界であったり、水戸の床面に広がる色彩であったり、既にさまざまなシチュエーションを経験していることが鑑賞者としての蓄積となり、内海さんの作品を拝見するたびに想像の扉が開かれ、壮大なイメージに広がりが一気にもたらされるような気がします。


内海聖史 09.JPG



無数のバリエーションが脳裏に浮かんでくるんです。
たとえば、一つの画面が昨年の東京都現代美術館に出品された作品の規模を持ちうるのだと想像したら、それだけで既にイマジネーションのキャパシティをオーバーしてしまいます。

それでもさらに脳内で組み替え、変換がなされていきます。
今回の展示においても、一部の作品の位置が変えられるだけでもしかしたら空間の印象が劇的に変化するかもしれないですし、ここにある画面の色彩がすべてひとつの色調で統一されたら、などなど...。
内海さんの描く世界がきわめてシンプルな手法で制作されていること、ストイックなほどにひとつの手法で展開されることが、イメージの拡張を簡単に促してくれます。

どれだけ余裕があっても、時間が足りない、という焦燥感も湧いてくるんです。
無数のミニマムな面白さも充満していて、それすべての把握が無理であることはやはり口惜しく思えてきます。
尽きない好奇心もどんどんと膨張していきます。


内海聖史 10.JPG



空間の面白さの創出に加え、内海さんが「画家」であることの強い主張も感じられるのも嬉しいです。
自らが描くことへの拘りが、この空間の密度をより濃密なものにしているように感じられます。この世界のオリジネイターとしてだけでなく、まさにワンアンドオンリーであることへの自負がそこに強固に存在していて、その感触へのリスペクトも毎度ながらに浮かんできます。

いったいどれだけの創造性が秘められているのだろう、と途方もない思いに駆られると同時に、その想像力に観る側もしっかりと追いついていかなければいけない、続けて拝見していると自然と積み上がっていく要素は大いにあるのですが、さらにそういう思いもあらためて強くした次第です。
posted by makuuchi at 10:09| Comment(0) | TrackBack(1) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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