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伊藤航 “Segments”
@ex-chamber museum
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
070-5567-1513
11/10(土)〜11/25(日)月火水休
12:00〜18:00

Wataru Ito “Segments”
@ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, CHiyoda-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
10 November(Sat)〜25 November(Sun)closed on Mondays to Wednesdays
12:00〜18:00


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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
MORITAKAとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with MORITAKA)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2009年01月11日

review:[HEART STATION]竹内翔、[My Heart And The Real World]星野武彦《12/12、12/27、1/6》

恵比寿に移転後、メインスペースと「DICE PROJECT」としてのコンパクトなエリアとでそれぞれ一組ずつ、二つの展覧会を開催するmagical,ARTROOM。今回は星野武彦さんと竹内翔さんがフィーチャーされています。

まず、竹内翔さんのコーナーから。


[HEART STATION]竹内翔
magical,ARTROOM
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
12/12(金)〜1/18(日)12/29〜1/4休
12:00〜20:00
竹内翔081212.jpg

[HEART STATION] Sho Takeuchi
magical,ARTROOM
1-18-4-3F,Ebisu,Shibuya-ku,Tokyo
12/12(Fri)-1/18(Sun) closed on 12/29-1/4
12:00-20:00
Google Translate(to English)


エレベーターを降りて左手、まずヴィヴィッドな、そして蛍光色的な透明感をたたえた鮮やかな色彩のストロークが「シャッ、シャッ」と音を立てるように画面に重なるペインティングが。
現代的な感覚と空想的なイメージ、その両方が不思議なバランスでがびりびり伝わって、なんとも不思議で独特な臨場感が奏でられています。


竹内翔001.JPG



竹内さんというと、ギャラリー惺での個展や昨年度の東京藝術大学の修了制作展示など、空間におおいに作用する、素材感の印象が強い平面作品の展開が思い浮かぶのですが、今回の個展ではそれぞれキャンバスの作品として、無論そのちいさなエリアにはしっかりと作用しつつも1点の平面の中で作り上げられる世界観で魅せてきているような感触を強く受けた次第です。

だから、それぞれの作品が持つエネルギーが今まで以上にきらびやかで、それでいてこれまでのナイーブでメランコリックな雰囲気もしっかりと漂って、そのオリジナリティが心に染み入るような印象です。
細やかな筆致で表現される、竹内さん的な写実性も随所に織り込まれて、それがリアリティと幻想との距離感を曖昧に、その境面を複雑なものにしているように思えて興味深く、同時に、僕が思いつく限りだと例えば西加奈子さんとか瀬尾まいこさんとかの小説の中の回想シーンに通ずるような、繊細な感情が綯い交ぜになったような雰囲気も思い浮かんでくるような気もするんです。


竹内翔002.JPG 竹内翔003.JPG 竹内翔004.JPG 竹内翔005.JPG

竹内翔006.JPG



1点だけ、額に収められたドローイングも。
おそらく水彩絵の具、そのふわふわと儚げな風合いが何とも言えない切なさや淋しさ、そういう気持ちと背中合わせの心地よい孤独感とか、いろんな繊細な思いが過るような感触です。


竹内翔007.JPG



独特のバランス感と色彩感、そこに説得力も今まで以上に強靭に備わって。
作品に登場する男の子や女の子たちが浮かべる表情のニヒルさやメランコリックな感触。
そこから伝わる物語にも耳を傾けながら、これからも観続けていきたいクリエイションです。


竹内翔008.JPG



続いて、六本木時代に開催された個展や昨年のECHOでも印象に残っている星野武彦さんの作品が展示されるメインエリアへ。


[My Heart And The Real World]星野武彦
magical,ARTROOM
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
12/12(金)〜1/18(日)12/29〜1/4休
12:00〜20:00
星野武彦081212.jpg

[My Heart And The Real World] Takehiko Hoshino
magical,ARTROOM
1-18-4-3F,Ebisu,Shibuya-ku,Tokyo
12/12(Fri)-1/18(Sun) closed on 12/29-1/4
12:00-20:00
Google Translate(to English)



さまざまなテンションが混ざり合い、ソリッドでメロウな世界観が綴られていきます。
カウンター右手の壁面に展示されている作品、画面のほぼ全面を覆う黒が実に印象的。なんとなくマジックで塗りつぶしたようなイージーな感触を残し、それが独特の距離感や危うさを醸し出しているように感じられます。
その黒に浮かぶ人々のシルエット...とつい「人々」と表現してしまったものの、ホントにそれでいいのかな、と自身のイメージに疑いを持ちつつ・・・、彼らが誰で何をやろうとしているのか、もといむしろ、彼らが「誰か」で「そこにいる」ことにあまり疑問を持たないというか、不思議な説得力と安定感が伝わってきて興味深いです。


星野武彦01.JPG



作品ごとに色調も変われば、ストーリー性もダイナミックに、むしろドラスティックに変化します。
この作品がもたらしてくれるイメージの豊かさも実に幅広くて面白い!
際どい写実性で表されるこの状況の具体性、それが分かるだけに余計に加速する謎めき。
用いられる色彩の少なさ、さらに情報の少なさ、そしてその情報自体が例えば銃であったり車であったりと硬質なものが占める割合も多いもあって、まずはハードボイルドなイメージを思い浮かべるのですが、よくよく考えると


ツッコんだ方がいいのか?!Σ( ̄口 ̄;)


と思い直したり。。。
いや、何とも言えない深みが楽しいのです。


星野武彦02.JPG 星野武彦03.JPG 星野武彦04.JPG

星野武彦05.JPG



いちばん奥の壁面に展示されている大作は、僕がイメージする星野さんの色彩感がふんだんに詰め込まれています。
さらに軽みを増したパステル調の色彩、それが描かれる世界自体をポップなものへと押し上げ、ぱっと目にした瞬間の気持ちいい感じを持続させてくれます。
しかし、そういったふわふわとした心で接して、そこに描かれるモチーフの関係性の不思議さ、思いのほかこってりと画面に乗る絵の具のボリューム感、そういったいろんな要素が、描かれる世界へ抱いたイメージの重心を徐々に下げていくんです。
そしてさらに同時に、加速するワクワク感。そのフォルムを観ただけでディストーションがかかった激しい咆哮を脳裏に蘇らせる鋭いエッジのギターのヘッド、スピーカーアンプ、いかにも分厚い音圧を放ちそうなレトロなシンセサイザーなどなど、いろんな音のアイコンが、しかも放射形の背景をバックに登場しているのは、それこそいろんな音をイメージさせてくれてやっぱり楽しいのです。
だから逆によくわからないモチーフがまた別のユニークさを、不思議なバランスをもたらしているようにも思えます。


星野武彦06.JPG 星野武彦07.JPG 星野武彦08.JPG

星野武彦09.JPG



とにかくバリエーションに富んだ世界観は痛快です。
最初に紹介した黒でさえポップな感触を漂わせていて、そしてそれぞれのキッチュな風合いもまた心地よく感じられます。


星野武彦10.JPG 星野武彦11.JPG

星野武彦12.JPG



敢えて表現するとしたら、星野さんが描く世界はマシュマロの食感なんだと思います(なんだかあらためてすごい大胆な表現で恐縮です)。
そのマシュマロの味が、期待通りのものもあり、でも中には味というより違う食感のものも隠されていたりして、そこに「やられた!」と思ったり、また別のおいしさに気付かせてもらえたり。

空間全体に満ち渡る爽やかな雰囲気。
そこに現れるイメージの中のアクセント。
ひとつひとつの作品がフレッシュな空間に映えます。
時折そのアクセントにつまずいちゃってそれに笑ったりしながら、ふわふわとした世界に浸るのが何とも心地よく楽しいです。


星野武彦13.JPG
posted by makuuchi at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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