――――― ex-chamber memo ―――――
こちら↓で展覧会のレコメンドを書いてます!基本的に毎週月曜日朝更新!
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***美術犬(I.N.U.)第二回シンポジウム開催のお知らせ***
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「美術犬(I.N.U.)」第二回企画シンポジウム「絵画」
日時:4/4(土)15:00〜18:00
会場:トーキョーワンダーサイト本郷
主催:美術犬(I.N.U.)
※入場料無料、予約不要
パネリスト:内海聖史(画家)、千葉正也(画家)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、佐藤純也(美術家、美術犬)
司会:土屋誠一(美術批評家)
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2008年12月05日

〜12/3のアート巡り

《11/28》
Bunkamura Art Show 2008 Fear to Familier:恐れから親しみへ」表恒匡 永岡大輔 中山玲佳 柳ヨシカズ 吉沢美沙 渡辺紗知子
BUNKAMURA GALLERY
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
11/29(土)〜12/8(月)
10:00〜19:30
BAS20080 81129.jpg

これまで夏に開催されていたBUNKAMURA ART SHOW、今年はこの季節に開催。しかも今回はクレジットされたアーティスト全員が基本的に平面で、それぞれ個性が発揮され、見応えのある構成となっています。
中山玲佳さんの大作に出迎えられ、表恒匡さんのフューチャリスティックな写真作品、渡辺紗知子さんのエキゾチックさが溌剌とした筆致のなかに入り込むペインティング。柳ヨシカズさんのシンメトリー世界はより精度を増し、ほっこりとした世界が紡がれる吉沢美沙さんのやさしい色彩の作品、そしてお馴染みの永岡大輔さんの作品が、外の壁に上映されている映像作品とともに、永岡さんらしいクリエイションがずらりと並びます。



横浜アート&ホームコレクション
横浜ホームコレクション
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3
11/28(金)〜11/29(土)
11:00〜20:00
横浜A&H 081128.jpg

ああ!

たった!

たった2日だけの展示企画にぃ!





なんでそんなに気合い入れてんだよぉぉ!Σ( ̄口 ̄;)


金曜日の夜7時15分に到着して観始めて、ぜんぜん時間が足りないのorz
入るシショールームごとにまるでトラップのように足を止めざるを得ない空間があるしorz

ステキな作品と空間に出会う度に、口では怒りながら目尻を下げていた僕ですが何か。

何かぁぁっ!


ジャンボスズキさんのおおらかな世界が壁を占めるTSCA×三井ホーム(第一)、階段を上っていちばん奥のベッドルームに突如現れる下出和美さんの大作とベッドの間接照明に照らされる小品がかわいくてかわいくてのヴォイス・ギャラリーpfs/w×住友林業(第一)、秋山幸さんのドローイングのふわふわとした色の滲みが妖しくてまたかわいいmagical,ARTROOM×東急ホームズ、支持体にしろアクリルのボードを採用、水滴のようなかたちが綴る世界がいっそうのおおらかさと奥行き感をもたらしていた飯塚菜菜さんの作品がもうたまらなかった谷門美術×三井ホーム(第二)、田中秀和さんの作品が、田中さんの作品が、田中さんの作品があるぅぅぅ!池谷保さんの小品もあるぅぅぅ冨谷悦子さんも田中圭介さんも小林香織さんもあるぅぅぅすてきぃぃぃの児玉画廊|東京/山本現代×住友林業(第二)、和室の花澤武夫さんのペインティングと牛島孝さんの日本画とのコンボに感涙、階段にちょこんと置かれた古川弓子さんのちいさな世界にまた感涙のGALLERY SIDE2×旭化成ヘーベルハウス、暗いベッドルームにほんのりシャープに浮かび上がる山口理一さんの硬質なヌード写真がまた空間に合っていての東京画廊+BTAP×住友林業(ツーバイフォー)を観たところで制限時間オーバー orz


というわけで今年いちばん面白かったアートフェアでした。
以前から住宅展示場でアートフェアをやったら面白いとは思っていましたが、こんなに面白いとはぁぁぁ!
日曜日はショールーム自体を観に来るお客さんが多いとのことで金土のみの開催となったようなのですが、何とかもう少し怪奇眺めで来年以降もお願いしたいです何卒何卒。



小西紀行展「千年生きる」
横浜美術館 カフェ小倉山
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
11/8(土)〜 1/25(日)木休(12/25開館)
11:00〜18:00
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赤い点で描かれるつぶらな瞳を持った人の肖像。多くの作品において黒を基調とした背景が醸し出すアバンギャルドな世界観もさらに深みが重なって感じられます。
スペースのいろんな場所、位置に展示され、見つける楽しさもあったり。
小西さんが描く世界の魅力が相変わらずの深みを放っていて、嬉しくなります。



《11/29》
山岡夏子展 Landscape[re]
ギャラリーなつかb.p
東京都中央区銀座5-8-17 GINZA PLAZA58 8F
11/24(月)〜11/29(土)11:30〜18:30(最終日:〜17:30)
山岡夏子081124.jpg

近代高層建築の壁面を連想させる無機的なリズムに満ちた銅版画が面白い山岡夏子さん。
昨年は大作と小品を並べたオーソドックスな展開でしたが、今回は空間性が活かされ、キューブ状のパネルにマウントされた銅版画群がコンパクトな空間を覆い、さらに硬質なリズムが紡がれていました。


山岡夏子002 山岡夏子004

山岡夏子003



通路側の壁面1カ所に少しサイズが違う作品のエリアもユニークなアクセントに。


山岡夏子005



ひとつひとつのかわいらしい感触と、全体の壮観なインパクトが印象深かったです。


山岡夏子001



永井健志×松下雅寿 Vol.2
紫鴻画廊
東京都中央区日本橋3-6-9 箔屋町ビル4F
11/27(木)〜12/10(水)日休
11:00〜18:00

ふたりの日本画家をフィーチャーした展覧会、昨年と同じ組合せで今年も。
それぞれ数点ずつの出品ですが、その描かれる世界観に充分に魅せられます。

松下雅寿さん。
岩場のごつごつとした感触や滝の飛沫といった、荒々しい情景を重厚な静謐感とともに描き上げ、その力強さに深い感動がもたらされます。
そのなかで、その重厚感から解き放たれたような、神々しい浮遊感に満ちた作品もあり、腕を組んで黙考するような世界から目を開け、先に広がる世界を見上げるような新鮮な展開に新たな魅力が感じられます。

永井健志さんもその鮮やかな色彩に磨きがかかります。
鋼のような鋭さをたたえた稜線の、放たれる光の軌跡のような魅力が立ちのぼる絢爛を思わせてくれます。時折見せる、陰るような渋い表情も静かな美しさを奏でているようで印象的です。



千葉正也 新作展「三ツ境」
SHUGOARTS
東京都江東区清澄1-3-2-5F
11/29(土)〜12/20(土)日月祝休
12:00〜19:00
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そういう風になっているのか、という感心と、実際の作品が放つ明るい色彩感にも魅せられます。
さまざまな風景をバックに、手前に置かれる有機的なかたちの白の粘土の塊が描かれるというキッチュなシチュエーションは、予想以上に自然な説得力に満ちているように感じられるのも実に新鮮です。
そしてそこから奏でられる物語にもゆっくりと心を委ねてみたいです。



増井淑乃
TKG Contemporary
東京都江東区清澄1-3-2-6F
11/29(土)〜12/20(土)日月祝休
12:00〜19:00
増井淑乃081129.jpg

画面に緻密に施される無数の点。それによって繰り出される緻密な陰影と奥行き感が、不思議な深みをもたらします。
さらにそこに登場する動物たちの姿や仕草が、ファンタジックな世界を奏でているような感触も印象的です。
細密のかわいらしさ、じっくりと眺めて伝わる軽快で同時に深遠なリズムが嬉しいです。



玉井健司「重力亀」
ZENSHI
東京都江東区清澄1-3-2-6F
11/18(火)〜12/20(土)日月祝休
12:00〜19:00

なんかもうすごいことになっててびっくり!
支持体を選ばない、というか

それってあんた!Σ( ̄口 ̄;)

と思わずにはいられないようなものまで用いたペインティングが、絵の具の質感を強烈に放ち、大胆すぎるインスタレーションとともに凄まじくヴィヴィッドな空間を構築しています。



塩川彩生「鏡の中の影」
KIDO Press,Inc
東京都江東区清澄1-3-2-6F
11/29(土)〜12/27(土)日月祝休
12:00〜19:00
塩川彩生081129.jpg

ふわふわと曖昧な色の広がりはそのままに、滲んでぼやけたところやくっきりとしたかたちがコントラストをもたらし、さらに深みのある世界が生み出されています。
醸し出される物語性のゆったりとしたやさしい感じが心に穏やかに響きます。



- a scale - 篠原奈美子 個展
SAKURA GALLERY
東京都江東区常盤2-10-10
11/25(火)〜 12/7(日)月休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
篠原奈美子081125.jpg

!Σ( ̄口 ̄;)

壁にワニが!Σ( ̄口 ̄;)


篠原奈美子01



と相当なインパクトを放つインスタレーションが面白い!
FRPのオブジェでダイナミックな造形を生み出す篠原奈美子さん。
壁を這う双頭の蛇のオブジェもかっこいい!


篠原奈美子02

篠原奈美子03



そして、DMにも採用されているずんぐりとしたアルマジロらしき動物のオブジェの存在感も強烈です。
大胆な造形と緻密な作り込みが大kな見応えとユーモラスな面白みを生み出しています。


篠原奈美子06 篠原奈美子04 篠原奈美子05

篠原奈美子07



肥沼義幸「Inland War」
ART TRACE GALLERY
東京都墨田区緑2-13-19 秋山ビル1F
11/28(金)〜12/23(火)水木休
12:00〜19:00(金:〜21:00)
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おそらく木炭で描かれたモノクロームの作品と、Gallery Terra Tokyoでの個展でのあの透明感溢れる深い色彩の世界とが隣り合って、広い空間を満たします。
揺らぐような空気感も印象的です。



杉田陽平展「プラトニック・ペインティング」
GALLERY MoMo Ryogoku
東京都墨田区亀沢1-7-15
11/29(土)〜12/20(土)日月祝休
11:00〜19:00
杉田陽平081129.jpg

独創的な手法の可能性をどんどんと進化、深化させる杉田さん。
今回も、分厚い密度の色彩の重なりが放つヴィヴィッドな抽象性と、全体に描き上げられるダイナミックな世界の面白さが満ちていて、それがこの広い空間で観られることがまた嬉しく感じられます。



山本藍子展 piggy
マキイマサルファインアーツ
東京都台東区浅草橋1-7-7
11/29(土)〜12/11(木)金休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
山本藍子081129.jpg

空間全体を覆うピンク色、そこに走る無数の白い線。
豚がキュートに描かれ、大作が壁面にすらりと並び、オブジェも含めて圧倒的な世界が繰り広げられています。
やわらかで繊細な色彩とそこで展開されるどこかサディスティックな風合いも印象的です。



Galerie Sho Projects SOMETHING SWEET 東美貴子 クララ・デジレ 伊東明日香 大槻素子
Galerie Sho Contemporary Art
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビル B1F
11/25(火)〜12/20(土)日祝休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
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ポップでキュートな世界がめくるめく展開される空間・・・!
くっきりと描くクララ・デジレさんと伊藤明日香さん、滲むフォルムで甘く描く大槻素子さんと東美貴子さん、それぞれの味わいが絶妙なコントラストを生み出し、さまざまなかわいらしさがそこかしこから満ち出しています。



北川瑶子 on the spoon
GALLERY TERRA TOKYO
東京都港区麻布台2-3-5 NOAビル1F
11/29(土)〜12/22(月)日祝休
10:00〜19:00
北川瑶子081129.jpg

透明感を滲ませた深い赤が醸し出す妖し気なファンタジー。
精緻な描写でじっくりと繰り広げられる物語性が、さまざまなイメージをもたらしてくれます。
統一感とそのなかの絶妙なバリエーションが、巧みな展開を生み出しているように感じられ、深く印象に残ります。



《12/2》
桑名紗衣子 個展「Some floats」
Azabu Art Salon Tokyo
東京都港区麻布十番1-5-10
11/26(水)〜12/2(火)
11:30〜18:30
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ユニークな陶芸です。
まず、いきなりどんと置かれた抽象的な造形に驚かされます。
だんだんとそれが、椅子とテーブルをエアキャップで包んだものだと分かり、さらにそこかしこに猫のプリントがあったりして、擬態的なイメージと不思議な感触とが広がっていきます。


桑名紗衣子02 桑名紗衣子03

桑名紗衣子01



壁掛けの小品も楽しいです。
セラミックの西洋的な手法の中に引用されるジャポネスク。


桑名紗衣子07

桑名紗衣子08



精緻な作り込みと焼き物としての味わい、そしてユーモアが独特の雰囲気を紡ぎ出しています。


桑名紗衣子05

桑名紗衣子06



室井公美子展
GALLERY MoMo Roppongi
東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F
12/2(火)〜12/20(土)日月祝休
12:00〜19:00
室井公美子081202.jpg

ぎゅっと絵の具の盛り上がりが発する凝縮感と、おおらかに広がる色彩とのギャップがさらに際立ち、そのコントラストが深いダイナミズムを刻む抽象世界。
前回の個展からさらに、描きたい、見せたい景色に確信がもたらされてるようない印象を受けます。
吉祥寺で同時開催される個展とあわせて、じっくりと対峙したいです。



SHADOWY TALE 唐木優 千ヶ崎慶一 寺島茜 平川恒太 伏黒歩
ギャラリーニモード
東京都渋谷区神宮前5-23-3
12/2(火)〜12/14(日)月休
12:00〜19:00
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フレッシュな個性が5つ並び、楽しい空間が創り出さされています。
やさしい風景の広がりが心地よい寺島茜さん、有機的でリズミックなアプローチが冴える平川恒太さんほか、それぞれに面白みや味わいを充満させています。



《12/3》
小原祐介展
GALLERY SHOREWOOD
東京都港区南青山3-9-5
11/17(月)〜12/11(木)日祝休
11:00〜18:00
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これまでグループ展などで拝見してきた小原さんの個展。
日本画家らしいていねいで精緻な表現がさらに冴えます。


小原祐介102 小原祐介104

小原祐介101



小原さんというと「朱の使い手」というイメージを持っているのですが、その巧みさにも拍車がかかり、大胆な空間性とともに、実に奥深い、そして味わい深い世界が繰り広げられています。


小原祐介105 小原祐介103

小原祐介106



宮澤男爵・古林希望 消息/coming and going
東京画廊
東京都中央区銀座8-10-5-7F
12/3(水)〜 12/24(水)日月祝休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
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これは好き!
緻密な点描で、ちょっとたとえが良くないですがカビのようなふわりとした繊細な広がりが楽しい古林希望さんの鉛筆の作品、有機的な線の流れによって人の姿を浮かび上がらせるように描く宮澤男爵さん、それぞれの作品が壁だけでなく設置された台の上にもずらりと並んで展示され、それぞれの個性をじっくりと堪能できます。
posted by makuuchi at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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