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坂本睦美/竹村文宏
@ex-chamber museum
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2階a
070-5567-1513
2/15(土)〜3/30(日)月火水休(2/24祝日開廊)
木金:15:00〜18:00、土日祝:12:00〜18:00
プレスリリース
インスタレーションビュー

Mutsumi Sakamoto/Fumihiro Takemura
@ex-chamber museum
Koura-Daiichi BLDG 2f-a, 1-1-6, Nihonbashi-Kayabacho, Chuo-ku, Tokyo, Japan
81-70-5567-1513
February 15(Sat)〜March 30(Sun) closed on Mondays to Wednesdays (February.245 is open)
Thursdays and Fridays:15:00〜18:00, Saturdays, Sundays and holiday:12:00〜18:00
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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2階a
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tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
Koura-Daiichi BLDG 2f-a, 1-1-6, Nihonbashi-Kayabacho, Chuo-ku, Tokyo, Japan
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mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
小坂学 Manabu Kosaka
後藤勇治 Yuji Goto
坂本睦美 Mutsumi Sakamoto
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2008年11月28日

review:佐藤好彦 TRACHEA《11/7、11/15》

佐藤好彦 TRACHEA
ラディウム−レントゲンヴェルケ
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
11/7(金)〜11/29(土)日月祝休
11:00〜19:00
佐藤好彦081107.jpg

Yoshihiko Sato TRACHEA
Radi-um von Roentgenwerke AG
2-5-17,Nihonbash-bakurocho,Chuo-ku,Tokyo
11/7(Fri)-11/29(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
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抽出される圧巻の造形美。



ラディウム−レントゲンヴェルケでの佐藤好彦さんの個展です。
このところ、「音」関係の作品の展示が続いていた佐藤さん、今回は一転し、ホンダF1エンジンをモチーフとしたその名も「SOICHIRO」というプロジェクトを開始、そのイントロダクションは既にレントゲンヴェルケ移転前後のグループショーや、今年のアートフェア東京でリリースされたアートポスターで提示されていましたが、今回の個展がその本格始動第1弾とのこと。

まずそのイントロダクション、連なるエンジンのマケットが階段壁面に展示されています。
模型の面白さを感じつつ、これが現実化されたら一体どうなるんだろう、と鳥肌が立つような想像も膨らみます。


佐藤好彦201

佐藤好彦202



2階へと上がると、圧巻の造形が飛び込んできます。
もっと混沌とした、グチャグチャとしたものを想像していたこともあり、実際に目にした瞬間の、鋭くほとばしる「洗練」に圧倒させられます。


佐藤好彦203



空間に1点、その鮮烈な存在感。
足下からの白熱灯による照明が、この白の白さを際立たせ、フューチャリスティックな雰囲気で空間を染め上げます。
そして、至近で眺め、この複雑に入り組む造形に視界を占めさせたときのわくわくするような感触。何ともいえない嬉しさが心を満たします。


佐藤好彦209



すべてにおいて計算された、理知的な造形美に魅入られ、同時にそれぞれのパイプが発する動線のダイナミズムが高揚感を煽ります。
鎌首をもたげるヤマタノオロチの様相を思い起こさせ、その迫力にも圧倒させられたり、積もるような繊細な清廉とした風合いに心を沈み込ませ、浸るのもまた嬉しく感じられます。
パイプの外側の白と、内側の黒とのコントラストもシャープな美しさを奏でます。


佐藤好彦208 佐藤好彦206 佐藤好彦205 佐藤好彦204

佐藤好彦210



おそらく相当にフィクショナルな要素が注ぎ込まれているはず...とは言え、導き出されたこの造形に意図的なものを強くは感じないのも興味深いです。伸びるパイプのバランス感というか、全体の収まり具合が実にナチュラルな印象で、それが壮大な臨場感をもたらしているようにも思えます。


佐藤好彦207



今回、「SOICHIRO」プロジェクトの一端がまず提示され、果たしてそれがコンプリートされたとき、どんな空間が作り上げられるのだろう、と想像すると、もういてもたってもいられないほどに、「絶対観たい!」という好奇心が大いに沸き起こってきます。
既にこれほどのスケール感。エンジンの内部、という本来目にすることの出来ない閉じた空間に詰め込まれた究極の機能美。それをの精度で提示されたらもう、これからのこのプロジェクトへの期待も凄まじい勢いで高まります。

どうなっていくのか、どんな展開を見せるのか、これから何巻も続いていく壮大な物語を読み始めたような感覚で、続きがホントに楽しみです!


佐藤好彦211
posted by makuuchi at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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