池谷保「入れかわる」
@児玉画廊|東京
東京都港区白金3-1-15-1F
11/12(水)〜12/20(土)日月祝休
11:00〜19:00
ヴィヴィッドな色彩と画面から溢れるように盛り上がる絵の具の立体感。その艶かしい臨場感と、イマジネーションに任せたインプロビゼーショナルな展開とグラフィカルにコントロールされたもののリズム感と、さまざまな面白さに満ちた見応えのある作品群です!
《11/14》
羽毛田優子展
@第一生命南ギャラリー
東京都千代田区有楽町1-13-1
11/14(金)〜12/15(月)土日祝休
12:00〜18:00
染織、というだけで充分に新鮮な印象を覚えます。
おおらかな空間に配される大作群、ほぼすべてが縦の動線、降るような、あるいは気泡が水中を浮かび上がっていくような風合いが、不思議な心地にさせてくれます。
《11/15》
田村香織展
@TAIMEI Contemporary Art
東京都中央区銀座7-3-5 リクルートG7ビルB1F
11/14(金)〜11/19(水)
10:00〜19:00(土:〜18:00、日:〜17:00)
スクラッチによる細密の展開がとにかく面白い田村香織さんの個展です。
まず、入り口エントランスの両壁面に展示された小品が出迎えてくれます。
小さな画面の中に納められた密度の濃さに、瞬間的に引き寄せられます。
先に開催されたギャラリー銀座フォレスト・ミニでの個展で発表された作品も多く出品され、あらためて引きの余裕がある空間で観られたのが嬉しい限りで。
透明感溢れるグリーンのフレッシュな感触と、そこに緻密に彫り込まれる線が描き出す不思議な生き物のうごめきが、独創的なファンタジーを繰り広げています。
モノクロームの作品、このメタリックな風合いも面白いです。
今回の個展では、ライブペインティングならぬライブスクラッチングが行われていて、床に積もる絵の具の削りカスや制作に用いられる道具も見せていただけて、大変興味深く感じた試合。
もう一度伺う帰化kが得られず残念だったのですが、その過程に触れられたことを大変貴重に感じました。
西山ひろみ展
@ギャラリーなつか
東京都中央区銀座5-8-17 GINZA PLAZA58 8F
11/10(月)〜11/15(土)11:30〜18:30(最終日:〜17:30)
錆が施された紙に緻密なドットを紡いで描く肖像。
これまで折に触れて拝見している西山ひろみさんの個展、今回はこれまでの展開から1歩、2歩と進んで、ひと味違う情景を描いた作品が展示されていたのが嬉しかったです。
肖像作品の滋味溢れる感触は今までのまま、ほっこりと緩やかな温かみが伝わります。
花を描いた作品。
ふわりとした色彩とドットの陰影の広がりが、その可憐さをやさしく紡ぎ出しているように感じられます。
そして、あるシーンを描いた作品も。
こちらのロマンチックな風合いも印象的です。最小限の彩りによって、それが淡い雰囲気を醸し出しています。
山本麻友香
@ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F
11/8(土)〜11/29(土)日休
11:00〜18:30
着ぐるみを纏う子どもを描いた作品群、その無垢な、しかしその無垢さが放つ達観。
絶妙な精度でぼやけたシルエットが、絵の中の世界の儚さ、脆さを感じさせてくれます。
子どもだけあって時間の積み上げがないぶん、想いのひとつひとつが占める大きさが、ある感情を膨らませている、そういうイメージも伝わってきます。
独特の雰囲気に満ちた、さまざまな想いを抱かせてくれるペインティング群です。
Multiple Worlds−淺井裕介 泉啓司 西村知巳
@ARATANIURANO
東京都中央区新富2-2-5 新富二丁目ビル3A
11/15(土)〜1/31(土)日月祝・12/28〜1/5休
11:00〜19:00
まったく異なる3つの個性のコラボレーション。
これから滞在制作なども行うという淺井裕介さんの壁画のインスタレーションが既に雰囲気を創り出していて、隣り合う壁面に展示された西村知巳さんの写真はテキストと合わせて提示されることで鋭い物語性を放ち、そして泉啓司さん木彫作品のおかしみが、その彫りの精度で臨場感たっぷりに展開されています。
Shingo Francis
@hino gallery
東京都中央区日本橋2-13-12 日本生命江戸橋ビル1F
11/10(月)〜11/29(土)日祝休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
ZAIMでのRED展で印象深かったフランシス真悟さんの個展。
こちらでは、シャープな構図が硬質な雰囲気を放ち、その重厚感が心地よいペインティングが並んで展示されていて、ZAIMで発表された作品とはテイストが異なるものの、圧倒的な存在感が迫る感触に、静かに壮大な高揚感がもたらされます。
フラットに広がり、絵の具の艶やかさを露にする青に、その色が象徴する空や海といったイメージ以上のものを感じ取り、どんどんと想像が膨らんでいきます。
藤浩志「Happy Forest」
@mori yu gallery TOKYO
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F
11/15(土)〜12/13(土)日月祝休
12:00〜19:00
現在、水戸芸術館での展覧会にも参加されている藤浩志さんの個展です。
とにかく遊び心が満載、作り手の楽しさが伝わってくる立体からドローイングまで、わくわくするような世界が展開されています。
同色の素材で作り上げた鳥のオブジェ。こういうのを観ると忘れていた童心がくすぐられます。
立場柄(という表現も変な気がしますが・・・)、たくさんのおもちゃが集まってくるそうで、それらを用いた作品も。
単純に同じものをぐるりと並べた作品のグラフィカルな痛快さがまたたまらなかったり。
主に色鉛筆を用いたドローイングの軽やかな光景も心地よいです。
その水戸でのインスタレーションなどをももとに描かれたそうで、まさに心躍るような世界が描き上げられています。
色のふわりとした感触、紙をそのまま壁面に貼ることで生み出されるスマートさも、その心地よさやポップなリズム感を加速させてくれます。
カワニシタカヒ「RE」
@artdish g
東京都新宿区矢来町107
11/7(金)〜11/23(日)月休
12:00〜22:00
重々しい色調と構図で展開される、重厚な情景。
アバンギャルドな質感で提示される世界の深遠さ、濃密さに圧倒されます。
ひとつのダークな雰囲気の統一感の中に、さまざまな場面が繰り出されているのも興味深く感じられます。
幻想も含んでいたり、その一方で、非現実が現実の向こう側にあるとして、その非現実のほうから見て現実のさらに手前にある深い世界をえぐり出すかのような生々しい感触も強く漂わせていたり。
ある種の暴力的ともいえる筆致と、それとは裏腹な細かいピースを重ねたような緻密な描き込みもあり、さまざまな見応えが内包されたクリエイションのように思えます。
《11/16》
上田風子展 Symbiosis
@コート・ギャラリー国立
東京都国立市中1-8-32
11/13(木)〜11/25(火)水休
11:00〜18:00(最終日:〜16:00)
昨年のスパンアートギャラリーでの個展も印象的だった上田風子さん。
今回は、平面を中心に、一部インスタレーションと組み合わせられた作品で構成され、ひとつひとつの世界にじっくりと退治できる構成となっているのが嬉しいです。
すらりと艶かしく走る線のケレン味のなさ、ていねいに重ね、紡がれる色彩。それらが生み出す世界のサディスティックなユーモアがとにかく興味深く、髪の長い女性がクラゲやタコと膳をともにしているコミカルな作品や、ダイナミックにその肢体を揺らめかせて泳ぐウツボ、凛と咲く花の花びらの間に潜む金魚など、シュールな場面設定のユニークさも鮮やかに発揮されています。
《11/18》
幻日の箱 大島梢 野田幸江
@IID GALLERY
東京都世田谷区池尻2-4-5 IID 世田谷ものづくり学校1F
11/18(火)〜11/30(日)月休(祝日の場合開廊、翌日休)
11:00〜19:00
静と動、もとい、爆発するような凄まじい速度の広がりと、遅々としていながら力強く浸食していく深遠さ、それぞれ細密に繰り出される個性が向かい合う、見応えのある展覧会です。
立体も含むさまざまな世界が提示される大島梢さんの作品群の色と線の美しさ、そして1点の大作でじっくりとその世界を繰り広げる野田幸江さん。異なる味わいの個性を一つの空間で体感できるのが嬉しく、その響き合う感じも面白いです。
《11/20》
阪本トクロウ展「エンドレスホリデイ」
@新生堂
東京都港区南青山5-4-30
11/19(水)〜11/29(土)
11:00〜18:00
今回の阪本トクロウさんの個展、公園などの遊具を描いた作品で統一されています。
静かな背景にぽつんと描かれる滑り台など、どこか寂しげで、その寂しさ、孤独さが何ともいえず心地よい風合いを奏でる、阪本さんらしい世界がていねいに紡がれています。
阿部未奈子展
@BASE GALLERY
東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル1F
11/20(木)〜12/20(土)日祝休
11:00〜19:00
面白い!
さらに緻密な展開が施される風景群、リアルな描写部分と歪んだ情景のコントラストも今まで以上に大きなギャップを生み出しているように感じられます。
また、作品によってはほぼ完全に抽象化されたものもあり、そのオーバードーズな感触の痛快さも堪らないです。





