@GALLERY ef
東京都台東区雷門2-19-18
9/26(金)〜10/13(月)火休
12:00〜21:00
Taku Anekawa vol.1
@GALLERY ef
2-19-18,Kaminarimon,Taito-ku,Tokyo
9/26(Fri)-10/13(Mon) closed on Tuesday
12:00-21:00
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濃密な妖しさが満ち満ちて...。
GALLERY efでの姉川たくさんの個展です。
姉川さんというと、今年の春にNANZUKA UNDREGROUNDで開催された個展がホントに素晴らしかったことが記憶に新しいのですが、今回の個展ではカラフルに煌めく糸と、それが表面を覆う立体作品により、GALLERY efの1階と2階とを繋げたインスタレーションが繰り広げられています。
蔵の入口をくぐると、薄暗い空間にお地蔵様ほどの大きさの、街灯の下でふたりが寄り添う作品がその姿が現れます。
その上に、混沌とした雰囲気を放つ浮遊体。
深遠な映り込みをもたらす艶やかな床の黒、浮遊するもののなかに灯される、際立つ明かりの強さ、そして、カラフルながら、暗い空間で鈍い輝きを滲ませるさまざまな色彩の糸。沈み込むような深い雰囲気のなかに、危ういほどに妖しい感触が満ちています。
空間のほぼ中央に置かれ、その収まりのよさ、見事さも、心地よい重力感を奏でているように感じられます。
2階へ。
まず、ちいさな棚に置かれたオブジェに魅せられます。
水平方向に糸が巻き付けられ、鮮やかな衣装を纏っている佇まいが、その無言で淡々とした存在感に奥行きを与えているような印象を受けます。
ここから、静かに自然に、心のなかで紡がれていく物語性も、オブジェが醸し出す深みに奥行きを与えます。
1階と繋がるインスタレーションは、サイズ的にこそ空間を占めるほどのものではないものの、さらに深みをもたらすような感触が満ちています。
吹き抜けへ向かって伸びる無数の糸の束。
さまざまなオブジェから、吸い込まれるように、あるいはひとつの流れを生み出すかのように、糸が1階へと伸びています。階下の浮遊体を支えるさまざまな「念」や「想」のようなものを思い起こさせてくれます。
深みに謎めきが加わり、さらに濃密なイメージが沸き起こってきます。
なにより、姉川さんの真骨頂とでも呼びたくなるような、繊細さとダイナミックさとを持ちながら繰り広げられる糸使いが、神々しく深遠な静謐感に斬新な雰囲気をもたらしているようにも思えてきます。
床に置かれたオブジェからだけではなく、天井から吊られる、あるいは天井に逆さに立つオブジェからもさまざまな色の糸が垂らされています。
床までの距離があることで、糸の束のたわみもよりおおらかな弧を描いて、ダイナミックな雰囲気がさらに膨らみます。
その中央の世界を遠巻きに眺めるかのように配されるものも。
室の隅っこにちょこんと置かれていて、これらが放つ存在感もまた格別。不思議なかわいさを醸し出し、楽しげなアクセントをもたらしています。
過剰なまでにヴィヴィッドで、NANZUKA UNDERGROUNDでの個展で発表された多くの平面作品で繰り広げられたスピード感溢れる大胆な世界を体感していて、そしてこのインスタレーション。姉川さんの、アートシーンのみならず、もっと大きな枠で捉えたい超独創的なクリエイティビティがこの空間にしっくりと嵌まり、どこか宗教的な、呪術的な雰囲気さえ漂わせる圧巻の展開が繰り広げられています。
心を沈み込ませるようにして堪能できるのがまた嬉しくて...。じっくり味わいたい空間です。
この展示が終わると、引き続き姉川さんの展覧会が第2弾として開催される、そのときは平面作品も出品される予定とのこと。こちらも楽しみです。





