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***美術犬(I.N.U.)第二回シンポジウム開催のお知らせ***
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「美術犬(I.N.U.)」第二回企画シンポジウム「絵画」
日時:4/4(土)15:00〜18:00
会場:トーキョーワンダーサイト本郷
主催:美術犬(I.N.U.)
※入場料無料、予約不要
パネリスト:内海聖史(画家)、千葉正也(画家)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、佐藤純也(美術家、美術犬)
司会:土屋誠一(美術批評家)
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2008年09月08日

〜9/7のアート巡り

《9/3》
市川裕司展
コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビル B1
9/1(月)〜9/6(土)
11:30〜19:00(最終日:〜17:00)
市川裕司080901.jpg

おなじみの、透明アクリルパネルと金属製の枠を使用し、黒のメッシュと白の顔料とで構築される大きな作品が出品され、制作を重ねる毎にその作品の精度が上がり、それが市川さんの作品を目にして得られるイメージの深みへと転化されていきます。今回は立体に加え大きな平面の作品も同空間に展示、インスタレーションとしてもさらに奥行きがもたらされていました。
このサイズがそのまま壮大なイメージへと繋がっていく市川さんのクリエイションを、小さなサイズの作品で表現でも観てみたいです。



石川美奈子展「襞の隙間」
なびす画廊
東京都中央区銀座1-5-2 ギンザファーストビル3F
9/1(月)〜9/6(土)
11:30〜19:00(最終日:〜17:00)
石川美奈子080901.jpg

空間に建つアクリルパネルのボックス。
そこに等高線のように施される緻密な線と、その線で生み出される色面を染める透明のブルーの階調によるグラデーション。
雲をモチーフに構築され、グラフィカルに展開される光景。透明な感触が涼しい心地よさと壮大なスケール感を感じさせてくれます。


石川美奈子02 石川美奈子03

石川美奈子01



この展開による立体感もたいへん面白く感じる一方で、さらにシンプルな平面の展開も拝見したいです。


石川美奈子05 石川美奈子06

石川美奈子04



「ワイはミヅマの岩鬼じゃーい!!」会田誠展
MIZUMA ART GALLERY
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
9/3(水)〜10/4(土)日月祝休
11:00〜19:00
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このクラスのアーティストだとある程度の厳しいことを書いても大丈夫だと思うので、初日に伺った限りの率直な感想を書かせていただくと、昨年に過去の作品を集めた大規模な展示を行っていることに加え、所属するギャラリーでの久々の展示であるにもかかわらず、回顧展みたいな展示構成になってしまっているように思えたのはどうなんだろう、と。
失礼ながら、「知っている人は観なくていい展覧会」という印象を受けた次第です、すみません。。。



《9/4》
NEXT DOOR vol.7 松岡智美 福島浩二 下田ひかり 久保有美 石橋貴男
T&G ARTS
東京都港区六本木5-9-20
9/4(木)〜10/2(木)日月祝休
11:00〜19:00
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今回は5名のアーティストがフィーチャーされていて、それぞれが与えられた壁面や空間で個性的な展開を繰り広げています。
福島浩二さんのざっくりとしたソリッドなモノクロームのペインティング、下田ひかりさんの過剰なまでにナイーブなこどもの描写、石橋貴男さんのFRPによる立体の混沌とした彩色など、さまざまな新鮮な発見に満ちています。



《9/5》
山本久美子展
谷門美術
東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル1F
9/5(金)〜9/20(土)祝休・日月:要予約
13:00〜18:00(最終日:〜17:00)
山本久美子080905.jpg

昨年度の東京藝術大学の修了制作と、直後のART AWARD TOKYOでもっとも印象に残ったアーティスト、紙の塊を削り出してリアルな造形を生み出す山本久美子さんの個展です。
低い台の上に散らばる葉っぱ。削り出した断面に現れる色彩の鮮やかさに魅入られます。他にもそれぞれの作品にキュートさが凝縮していて、眺めていてワクワクしてきます。



さとうかよ Twin Peaks
HP FRANCE WINDOW GALLERY
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング1F
9/5(金)〜11/6(木)
11:00〜21:00(日祝:〜20:00)
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高い天井、黒い壁面のウィンドウに、さまざまな動物たちの縫いぐるみ。
それぞれ、縫いぐるみとしてのぬくぬくとした感触と、そこから滲む危うさ、脆弱性などが絡み合い、独創的な深み溢れる展開をつくり出しているように感じられます。
そして、随所に織り込まれる細かい表現にもさまざまな想いが過ります。



荻原賢樹展
space355-201
東京都中央区東日本橋3-5-5 矢部ビル2F
9/5(金)〜9/27(土)日月祝休
11:00〜19:00
荻原賢樹080905.jpg

ペンなどで描かれるモノクロのドローイング風の作品と、大画面のキャンバスの作品とが展示されています。

ドローイング風の作品は、たくさんの要素が無数に画面に投入され、ピコピコとした展開がなんとも不思議なイメージをもたらしてくれます。


荻原賢樹09


画面を這い混沌を生む線が放つ独特なリズム感、画面全体の濃淡など、いろんな見方や伝わるイメージが楽しい作品群です。


荻原賢樹02 荻原賢樹03

荻原賢樹01



一方、大画面のキャンバスの作品は、彩色の力強さに圧倒されます。


荻原賢樹04



広がる大きな色面、さまざまな彩色の混沌、異なる密度が生み出すコントラストが、深い奥行きと壮大なスケール感へと転化して、壮大なイメージを提供してくれます。


荻原賢樹07 荻原賢樹06 荻原賢樹08

荻原賢樹05



鈴木まさこ展「美しい世界」
FOIL GALLERY
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤
9/5(金)〜9/21(日)
12:00〜19:00(初日、日祝:〜18:00)
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拝見する前までは、もっとイラストっぽい感じかな、と予想していたのですが...
尋常でない濃い密度で展開される線、さまざまな模様を紡ぎだし、過剰なまでにグラフィカルな展開が、描かれている動物の皮膚のうごめきをイメージさせ、どこまでも有機的に展開していきます。
圧巻のペン画です。



Moeglichkeit 伊藤一洋 岩田俊彦 上野佐智子 荻野僚介 渕沢昭晃 双唾冷々 山口幸太郎
ラディウム−レントゲンヴェルケ
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
9/5(金)〜9/27(土)日月祝休
11:00〜19:00
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7名のアーティストをフィーチャーしたグループショーです。
いかにもレントゲン的視点を感じさせるクリエイションがパッケージされ、一方で、ここで観ることで違った見方ができ、他では気付けない魅力に出会えたり。
それぞれのシャープさが際立って感じられ、展示全体が表す方向性の鋭さも印象に残ります。



《9/6》
パラモデル個展「Pなる想い」
MORI YU GALLERY TOKYO
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F
8/30(土)〜10/4(土)日月祝休
12:00〜19:00
パラモデル080830.jpg

!Σ( ̄口 ̄;)


パラモデル006

パラモデル005

大崎て!Σ( ̄口 ̄;)

ていうか

どんな間取りだよ!Σ( ̄口 ̄;)


いきなりこんな感じでツッコミどころ満載の展覧会。
いやーもう、適わないですわ、ホント。
ミニカーの幌がどんだけデカいんだよ!とか、寿司かよ!とか、際限なく出てくる出てくるユーモアの数々。


パラモデル004 パラモデル010

パラモデル009



どうしようもなく徹底したどうしようもない遊び心がふんだんに織り込まれる一方で、タブローの面白さも見逃せない!
図形的な奥行きの表現の仕方と、描かれる要素のグラフィカルな写実性、そしてなにより

まな板かよ!Σ( ̄口 ̄;)

という、やっぱり活かされる素材感のユーモラスな味わい。
未来的で日常的。非現実的で馴染み溢れるテイスト。このギャップも痛快です。


パラモデル003 パラモデル002

パラモデル001



Group Show
Yuka Sasahara Gallery
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F
8/30(土)〜9/27(土)日月祝休
11:00〜19:00

Yuka Sasahara Gallery所属アーティストの新作がパッケージされた展覧会、原良介さんの壮大なスケール感とビーズの素材のリアリズムとのギャップの面白さ、さらにキュートにさらにサディスティックに突き進み川口奈々子さんの痛快なペインティング、生物のハイブリッドな展開が複雑さを増す加藤千尋さんのタブロー、そして壁面に浮かぶ雨宮庸介さんのクマのかわいらしさといったら!



しつらい/2008 小野友三 田中みぎわ 安藤郁子 藤田匠平 増子博子
Gallery Jin
東京都台東区谷中2-5-22 山岡ビル1F
8/27(水)〜9/13(土)月火休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
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さまざまなメディアのアーティスト5名によるグループショー、なかでもやはり、先日の個展が素晴らしかった増子博子さんの作品がとにかく良いんです。
カウンター奥の壁面に展示されたタブローのさらにユニークな展開はもちろん、奥の小さな部屋に展示されたミニ屏風のかわいらしさも印象的です。



松江泰治"Nest"
TARO NASU
東京都千代田区東神田1-2-11
8/29(金)〜9/20(土)日月祝休
11:00〜19:00

素晴らしいです。
水平線を画面から排除し、不思議な重力感の提示とソリッドな構図の展開がとにかく見応えのある、松江泰治さんの写真群。
大きく引き伸ばされた世界各国のさまざまな風景の圧倒的な荘厳さに加え、さまざまなシーンを拡大し、画素の粗さが絵画性を引き出す作品も面白いです。



篠塚聖哉展「包む森」
ANDO GALLERY
東京都江東区平野3-3-6
9/2(火)〜10/25(土)日月祝休
11:00〜19:00
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篠塚聖哉さんというと、上下がトリミングされた構図と、紙に指で描くペインティングのプリミティブな風合いと壮大な風景のイメージの印象が強いのですが、その先入観をダイナミックに裏切る展覧会です。
空間の大きさと相まって、さらにスケール感を増した篠塚さんの世界。より遠くへと広がり、力強く迫ります。



泉太郎 マジシャンのパン・日食
hiromiyoshii
東京都江東区清澄1-3-2-6F
9/6(土)〜9/27(土)日月祝休
12:00〜19:00
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Gallery Stumpでの個展も面白かった泉太郎さん、今回はhiromiyoshiiでの個展。
そのときに繰り広げられた、カメラとモニターが連なるインスタレーションが今回も作り上げられているのですが、それがとにかくスタイリッシュ!
どうしようもなく散らかった空間の混沌のなんともいえない心地よさがある一方、無数のカメラとモニターを経て最後に奥の壁面に大きく映し出される映像は、何の変哲もないはずなのにずっと観ていられる飽きのこない感じがとにかく不思議で面白い!そしてオシャレな感じがするのもまた痛快です。



仙谷朋子「contact #2」
ZENSHI
東京都江東区清澄1-3-2-6F
9/6(土)〜10/4(土)日月祝休
12:00〜19:00

深いです。
ふわふわと膨らむオブジェの独特な味わい。床置き、壁面などに展示され、そこに緻密に紡がれた糸が絡んで、空間のおおらかさに作用して不思議な雰囲気が奏でられています。
そして、壁面の意表を突く展開も面白いです。
じんわりと、その魅力に浸りたい展覧会です。



三宅信太郎 "エジプト -文明への道-"
TOMIO KOYAMA GALLERY
東京都江東区清澄1-3-2-7F
9/6(土)〜9/27(土)日月祝休
12:00〜19:00
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ぶら下がる電球だけが照らし出す薄暗い空間。
そこにあるペインティング、ドローイング、そして...

いや、もう、凄まじいほどに壮大なスケール感を放つインスタレーション。
三宅信太郎さんらしい、上下に圧縮されたような顔の輪郭のキャラクターが繰り広げる太古のエジプトの世界。コンパクトな展示室でのキャンバスの作品による展開も、そしてメインスペースの圧巻さも、体感するすべての要素が強烈な印象と痛快さをもたらしてくれます。



《9/7》
五月女哲平|箱の中の光について
モンブラン銀座本店
東京都中央区銀座7-9-11 モンブランGINZA Bldg.
8/15(金)〜9/14(日)
11:00〜20:00
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ウィンドウに大きな立体の作品、店内には1階と2階とを結ぶエスカレーターと3階の壁面にペインティングが展示されています。
いろんなオシャレなアイテムが並ぶこの空間に、五月女さんのユーモラスな空間性とキャッチーな彩色で繰り広げられるユーモラスなペインティングがよく合って、観ていてホントに楽しいです。
ざらりとした粗い目のキャンバス、そこにポンポンとリズミカルに描かれるさまざまな要素。いつもと違うシチュエーションで眺めているちょっとした興奮もあったりして、ワクワクした気持ちが沸き起こってきます。



田崎冬樹展
フタバ画廊
東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB1F
9/1(月)〜9/7(日)
11:00〜19:00(最終日:〜16:00)
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昨年に続いて開催された田崎冬樹さんの個展、昨年と同様のスタイルで展開される、グラフィカルな風景画です。
どこか郷愁を誘う味わい深い青の鮮やかさ、その奥からわずかに覗かせる赤のあたたかみ、そして落ち着いた白で描かれるシルエット。人口建造物の硬質な形状がほんのりと緩やかに表現されていて、独特の雰囲気が滲みます。


田崎冬樹004 田崎冬樹001 田崎冬樹003

田崎冬樹002


広い壁面に展示された大作の壮大さも強く印象に残ります。
見上げる東京タワーのスケール感、複雑に組み上げられる鉄骨の構造のシャープさが緻密に再現され、そこにこの色彩の味わい深さが重なって、シャープな光景にどこか懐かしい感触が混ざり込んで、なんともいえない気分に満たされます。


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GLOW,OVER,MAN 青山裕企 田尾沙織 安中るな
MOTT FACTORY & GALLERY
東京都新宿区住吉町10-10
9/2(火)〜9/28(日)月休
13:00〜21:00(日:〜19:00)
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3名のフォトグラファーによる写真がパッケージされた展覧会。
安中るなさんのグラフィカルで、フューチャリスティックさが鋭い印象をもたらす作品群、先日の個展も印象的だった青山裕企さんの、やはり鮮やかな色彩感とほんのりとしたエロティシズムが堪らないポートレイト、そして田尾沙織さんの清々しい風景を伸びやかに捉えた作品と、それぞれの個性が爽やかに重なり、清々しい気持ちが広がります。
posted by makuuchi at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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