「ULTRA002」、多くの皆様のご来場ありがとうございました!
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エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA002」
スパイラルガーデン/1F&スパイラルホール/3F
10/29(木)〜11/3(月祝)11:00〜20:00
PRESS RELEASE/REVIEW
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――――― ex-chamber memo ―――――
こちら↓で展覧会のレコメンドを書いてます!基本的に毎週月曜日朝更新!
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***美術犬(I.N.U.)第三回シンポジウム開催のお知らせ***
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「美術犬(I.N.U.)」第三回企画シンポジウム『批評』
日時:10/24(土)14:00〜17:00
会場:BankART Studio NYK 1F BankART Mini gallery
主催:美術犬(I.N.U.)
入場料:500円(予約不要)
パネリスト:粟田大輔、沢山遼、土屋誠一
司会:雨宮庸介
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2008年07月28日

review:Seeing Time Satoshi Osuka|時をみる 大塚聡《7/12》

Seeing Time Satoshi Osuka|時をみる 大塚聡
hiromiyoshii
東京都江東区清澄1-3-2-6F
7/12(土)〜8/2(土)日月祝休
12:00〜19:00
大塚聡080712.jpg

Seeing Time Satoshi Osuka
hiromiyoshii
1-3-2-6F,Kiyosumi,Koto-ku,Tokyo
7/12(Sat)-8/2(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00




静かに紡がれていく「時」。



hiromiyoshiiでの大塚聡さんの個展です。
一昨年のTSCA KASHIWAでの個展も印象的だった大塚さんですが、今回も奥へと光が放たれるテクノロジカルな作品と、スケールを用いたユニークな構成の写真作品、そして知性を刺激されるインスタレーションが展示されています。


ギャラリーの入口に近いスペースの壁面に展示されている、透明プラスチックのスケールを用いた写真。
自然の美しさが際立つもの、そこに刻まれてきた時の積み重ねを感じさせるものなど、奥深さを滲ませるさまざまな光景が捉えられ、二つの光景を隣り合わせにしたり細かく分割して交互に並べ変えるなど、ユニークなアプローチが施され、そこに方眼が刷られている透明のスケールが上から被せられることで、理知的な雰囲気も静かに伝わってくるように感じられます。


大塚聡003

大塚聡004



透明感溢れる色彩感がスケールによって更に押し上げられ、写真の荘厳な雰囲気とスケールの方眼の現実感、それぞれの縮尺のギャップが究極的に緻密なコントラストを奏でていて、ただ風景の写真を眺めているのとは異なるイメージを惹起してくれるような感触が興味深いです。


大塚聡002

大塚聡001



光を用いた作品は、あらためて言うまでもなく、フューチャリスティックな質感が発する神々しさとミステリアスな雰囲気が堪らないです。
ジュラルミンケースのなかに組み込まれた異空間。果てしなく遠くへと続くようなそのケースの奥へと飛んでいく光は、繊細な軌跡を描きながら、無音のリズムを伴って淡々と「時」を紡いでいくような。


大塚聡005

大塚聡006



正面の壁面に展示された作品は、その光の軌跡が独創的な美しさを奏でます。
「8」の字を描くように、ゆるやかに動く光の軌跡。比較的大きな鏡面を静かに這うその軌跡を目で追っていくだけで、時間を忘れてしまいそうなほどに気持ちが入り込んでいきます。


大塚聡007

大塚聡008



小さな部屋で展開されているインスタレーションは、知性を力強く刺激してくれるような雰囲気が静かに充満しています。

光の粒がスクリーンに滲み、それが消えては光り、を繰り返していくのですが、この光源がさまざまな写真のフィルムを透過してきていることを知ると、そこに収められたさまざまな光景がすべて一様に「光」へと還っていくようなイメージが沸き起こってきて、不思議な感慨が心のなかに広がっていきます。
このスペースの入口近くに設置された棚の存在も、この空間のイメージ的な奥行きをさらに深めているような印象を与えてくれるような感じです。


さまざまな手法と角度で「時」を提示しているような、実に深遠なイメージをもたらしてくれる展覧会です。
posted by makuuchi at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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