@Gallery ef
東京都台東区雷門2-19-18
7/4(金)〜7/21(月)火休
12:00〜21:00
Yuji Nishijima sculpture exhibition
@GALLERY ef
2-19-18,Kaminarimon,Taito-ku,Tokyo
7/4(Fri)-7/21(Mon) closed on Tuesday
12:00-21:00
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まるでそこだけ違う時空であるような、異なる時間が流れているかのような神々しさ。
Gallery efでの西嶋雄志さんの個展です。
蔵の入口を前屈みになってくぐり、半身を持ち上げて刹那、その光景に立ち尽くしてしまいます。
眼前にその体躯を浮かべる、大柄な人物の像。
小さな渦となった銅線の部品が連なってひとつの体のパーツをつくり出し、それらが天井から吊るされて、見事に人のかたちを形成しています。
その足元に置かれた大きな器にはたっぷりと水が張られ、この空間の世界の深みを演出しています。
この巨人が空間を横切っていく瞬間に立ち会っているかのような、凄まじく重厚な臨場感が空間に満ちあふれているように感じられます。
黒光りする床に映り込む銅色の体躯、スポットが奥の壁面へ浮かび上がらせる揺らぐようなシルエットなど、二次的に生み出されたものさえもこの深遠さを大いに盛り上げます。
時間を忘れてただただ圧倒され、この謎めいた神々しさに浸ってしまいます。
2階では、面や球体などの作品が展示されていて、この空間が持つ深みと銅という素材の渋い色調とが響きあっています。
1階のただただ圧倒される空間から一転し、今度はそのひとつひとつをじっくりと眺められるような展示です。
かわいく巻かれた渦の連なりは、銅という素材の持つ金属でありながら渋い感触と、その渦のひとつひとつ、さらにはそれらが連なって作り上げられるかたちの有機的なイメージとを同時に発しているように感じられます。
床の中央、吹き抜けを囲むように置かれたオブジェも独特の深みをもたらしています。
半球を象ったものは、床に接する円の部分に鏡が置かれ、表面の直の視線で触れる丸みと鏡面に映る凹面とで、まるで球体が浮かんでいるかのような演出がなされていて面白いです。
その大小さまざまの床に浮かぶような球体と顔との組み合わせもまた、独特のスケール感を発します。
特に顔のオブジェは、渦からするすると天上へ向かって伸びていくような線がさらに有機的なイメージを押し上げてくれるような感じです。
そして、ここにも浮かぶ、1個の球体とそれを挟む顔。
一列に並び、神々しい知性が奏でられ、なんともいえない深遠な物語が時空を超えて紡がれているような印象を覚えます。
西嶋さんはこれまではコンクリートの重量感溢れるオブジェや鉄線による渦を組み上げた作品などを制作されてこられたようなのですが、銅という素材を用いたのは今回が初めてとのこと。
これも、この空間での展示を充分に踏まえられ、その素材の味わいと空間の個性と組み合わせの妙が考え抜かれた末の新たな挑戦だったようで、それが見事にはまり、西嶋さんのクリエイティビティとGallery efが持つ空間の強い個性、それぞれのポテンシャルが引き出された美しいインスタレーションが作り上げられています。
まさに至高の空間です。ぜひこの迫力を直に体感してほしいです。





