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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
MORITAKAとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with MORITAKA)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年03月22日

review:後藤輝 Love You More Than Painting《2/20、2/27》

review:後藤輝 Love You More Than Painting《2/20、2/27》mirror

後藤輝 Love You More Than Painting
TAKE NINAGAWA
東京都港区東麻布2-12-4 信栄ビル1F
03-5571-5844
2/20(土)〜3/27(土)日月祝休
11:00〜19:00
後藤輝100220.jpg

Aki goto Love You More Than Painting
TAKE NINAGAWA
2-12-4-1F,HigashiAzabu,Minato-ku,Tokyo
03-5571-5844
2/20(Sat)-3/27(Sat) closed on Suncay,Monday and national holiday
11:00-19:00
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TAKE NINAGAWAでの後藤輝さんの個展です。

ギャラリーに入ってまず、その奇抜な空間演出に気分が高揚、ああこういった観せ方があったか、と唸らされます。
強い赤に塗られた木の板や木片で庭の外壁のような演出が施された空間。また床の一部には木片が寄せ置かれていて、それも「場所」の特異さをさらに深め、いつもと違うところにいるような感覚へと意識を誘っていきます。

そして作品は、その赤い板壁をくり貫くように開けられた小窓に設置。見方によっては埋め込まれるようなかたちでの展示も、やはりいつもと違う新鮮で斬新な面白さを提示してきます。

板壁の赤は、そこに嵌め込まれたベインティングの色を引き立てます。多彩なストロークで繰り出される豊かなマチエルの面白さ。作品によっては部分的に画面から盛り上がる絵の具の素材感は、その質感とは裏腹に意外と整然とした構図がもたらすすっきりとクリアでポップな空間性にアクセントをもたらし、キャッチーな響きが生み出されているようにも感じられます。

インスタレーションのインパクトは相当なものでそれはそれでこの上ない楽しさが届けられ、しかしそこに配されるペインティングひとつひとつの面白さにも大いに惹かれます。
ほぼ同じくらいのサイズの画面が、描かれる情景のバリエーションの豊かさをより強く感じさせてくれるのも嬉しいです。


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床に設置された赤の壁。
そこにも整然とペインティングが嵌め込まれます。このバラエティの幅広さがまた楽しい!
描かれるモチーフのかたちは比較的くっきりとしていて、それがその情景へのイメージを遠からず近からずの絶妙な距離感に仕立てているようにも感じられます。


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入り口すぐのところに設置された作品、この空間性はここで目にするペインティングに収まる情景のなかでもっとも印象に残ります。
謎めいて、しかし説得力も伝わる色彩のチョイス。濃い赤のドットがつらつらと並んで、画面の土手っ腹の部分に盛り上がる水色の絵の具。そして、ややくすんだ下地に青い影がふわりと伸び、仄かに不思議な郷愁感が漂っているように感じられるんです。なんともいえないやさしくて懐かしい雰囲気。うまい言葉が思い付かないんですけど、身の丈というか、なんだか実感できる深みに浸れるんです。


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今回の作品は、モチーフになっているのは実は果物なのだそう。
それを踏まえるとまた違う楽しさや味わいが滲んできます。どれがどの果物だろうと想像しながら眺めていくと、それが何かに見えてきた時の「あ!」っていう嬉しさとともに、意外な縮尺のイメージも唐突に思い浮かんできたりして、その想像の広がりも楽しく感じられます。

展示方法の特異さはいうまでもなく強いインパクトを放ち、それはそれで充分に印象深いのですが、そのなかに配される作品ひとつひとつをイメージのなかで敢えて空間の雰囲気から抽出して観てみて、まず間違いなくシンプルにペインティングとしての面白さに満ちているようにも感じられるのがまた嬉しいです。
ある程度の高さの抽象性も備える作品群、そこに投入される遊び心。構図や配色などのキャッチーさ、クリアさが、たとえ画面の表面が粗めの仕上がりであっても、充分にファッショナブルなイメージを呼び込んできたりします。さまざまなモチーフを巧みに画面内に配するパターンの妙であったり、はたまたほんのりと渋めの「和」っぽいテイストを潜ませていたりと、いろんなかたちで届けられる面白さや味わいに心躍らされるのが痛快です。


後藤輝 01.JPG
posted by makuuchi at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする