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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
MORITAKAとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with MORITAKA)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年03月19日

review:片野まん「2010」《2/20、3/6》

review:片野まん「2010」《2/20、3/6》mirror

片野まん「2010」
@MORI YU GALLERY TOKYO
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第三ビル4F
03-6906-9556
2/20(土)〜3/20(土)日月祝休
12:00〜19:00
片野まん100220.jpg

Man Katano solo exhibition "2010"
MORI YU GALLERY TOKYO
3-7-4F,Nishi-Gokencho,Shinjuku-ku,Tokyo
03-6906-9556
2/20(Sat)-3/20(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
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よりアグレッシブに、そして今までの「いなたさ」も。


MORI YU GALLERY TOKYOでの片野まんさんの個展です。


まず入り口に並ぶ肖像画の小品。
ここから何やらひと味違う感じがして、期待感も高まります。


片野まん_23.JPG



片野さんの作品というと思い浮かぶイメージは結構僕のなかでは確立されていたのですが、その風合いを保ちつつもそれを予想外の方向へと大きく裏切る痛快な大作がずらりと並んでいて圧巻!
敢えてこれまでを「三枚目」的な世界観だとすれば、そこにぐっとダンディズムを注入し、ハードボイルドなテイストも充満していて、その意外な展開にぐっと引き込まれます。

メインスペースに入ってすぐの風景で構成された作品。
味わい深い線の表情、全体的な色彩感、その質感からは片野さんらしさが充分に滲み出ています。今回出品されている作品の中ではこれまでの片野さんの世界観、賑々しい風合いがもっとも濃く残っている印象で、しかし比較的シンプルな構図とモチーフの挿入に、はやりこれ窓ぇとは一線を画する雰囲気も感じられます。何というか、格好良さが増した感じがするんです。


片野まん_22.JPG 片野まん_21.JPG 片野まん_20.JPG 片野まん_19.JPG

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ここから大作がずらりと!
サイズのインパクトはあらためて言うまでもなく、それ以上にこれまでになかった色彩と筆致とが繰り出されていて、これまでの賑々しい混沌から一転、危うささえ感じられる配色とより大胆に混在するさまざまな縮尺、それがもたらす凄まじい「歪み」に意識が呑み込まれるような印象。うねるようなダイナミズムを伴うクールな物語性を醸し出しているように感じられます。


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片野まん_16.JPG 片野まん_15.JPG 片野まん_14.JPG 片野まん_13.JPG

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ひとつひとつのモチーフを抽出して拝見し、これまでの黒の輪郭線で描かれたものの登場自体が相当に抑え込まれているこちに気付かされるのも、今回の展示に大きな変化がもたらされているように思わせてくれる大きな要素のひとつのように思われます。
ある種の「一本調子」感、例えとして適切ではないかもしれないですが、いつまでたっても変わらぬ笑いの質を期待してしまう吉本新喜劇的な感触から離れ、もっと肉感的なストロークや衝かれるようにして画面にぶち込まれる生々しい筆致が、それでも残るいなたい雰囲気とぶつかり合ってエネルギーが生まれ、これまでとはかたちを変えた濃厚な雰囲気が放たれているように感じられるんです。


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ひとつの作品にひとつのメインカラーが備わっているのに片野さんらしさを感じますが、その色合いですら、これまでは混在する情景やモチーフをひとつの世界に包み込んで収めるような感じから、変わらぬ要素の多さがもたらす混沌と加速させ、歪んだ濁った気配を生み出しているように思えるのも強く印象に残ります。
パノラマ的にさまざまな情景が浮かんでは消えるような感触も伝わってきて、それが今までの片野さんの作品から捉えられなかったメランコリックな風合いも届けられているように思えるのも新鮮です。


片野まん_06.JPG 片野まん_05.JPG 片野まん_04.JPG 片野まん_03.JPG

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これまで以上にバラエティに富む風合いのさまざまな描写が織り交ぜて展開される世界観。その深まりにおおいに惹かれ、圧倒された次第です。
むしろ混沌とした感じもぐんと深まったように思われるのですが、その分ファッショナブルな印象も強くて、そしてそれはやはり独特の味わいを醸し出します。


片野まん_01.JPG
posted by makuuchi at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする