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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
MORITAKAとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with MORITAKA)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年03月06日

review:Peter McDonald project《2/12、2/27》

review:Peter McDonald project《2/12、2/27》mirror

Peter McDonald project
GALLERY SIDE2
東京都港区東麻布2-6-5
03-6229-3669
2/12(金)〜3/12(金)日月祝休
11:00〜19:00
Peter McDonald100212.jpg

Peter McDonald projec
GALLERY SIDE2
2-6-5,Higashi-Azabu,Minato-ku,Tokyo
03-6229-3669
2/12(Fri)-3/12(Fri) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
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GALLERY SIDE2でのイター・マクドナルドさんの個展です。
前回の個展ではペインティングの大作も出品されていましたが、今回は数点の小品のキャンバス作品に煙草のケースに描画が施されたもの、そして多数はドローイングの新作で構成され、それぞれに遊び心と知性とが溢れ、そして一貫して明るい雰囲気が展開されています。

それぞれの作品に用いられる色彩は、そのポジティブな力がふんだんに発揮されて、溌剌とした軽快な風合いを醸し出しているように思えます。
そして、ピーターさんの作品に登場するお馴染みのそら豆のようなかたちをした半透明の頭の人物。ちいさな身体と大きな頭のアンバランスさはコミカルな雰囲気を発し、そして半透明であることによって導き出される色面構成の面白さにも大いに惹かれます。

色の配置における実験的なアプローチ。ダイナミックさも仄かにたたえながら構築される空間性は描かれる情景のポップさとは裏腹に(裏腹、というのは適当な表現ではないような気もします・・・)意外にも精緻に組み上げられ、そのなかに配される色面は幾何学的な形状のものも多く、従って隣り合う色彩によって生み出されるバラエティに富む組み合わせに気付き、それらの豊かな響きに触れる度に、まず目にしたときに膨らむ楽しさとはまた異なり、組み合わせのバリエーションの多彩さがむしろ理系的な面白さを導き出しているように感じられます。

そこからさらに、色面のかたちが画面から立ち上がり、ぐっと意識の中に迫ってきます。半透明でその向こうに透ける色とかたちをの画面上に表出させるそら豆型の大きな頭部、それを敢えて平面的に捉え、無機的に解釈したとき、それを構成するかたちのひとつひとつの面白さと色彩の関係性がもたらすイメージの広がりに、さらにこのポップな情景に備わる深みに感じ入るんです。


今回は描かれる情景もバラエティに富んでいます。そしてそれぞれが実に楽しい!
絨毯がずらりと並ぶ、おそらくお店の中を描いたような作品。
硬軟取り混ぜたさまざまなかたちが溢れ、おおらかな奥行きが痛快さを加速させてくれます。


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さまざまなシーンが繰り広げられ、そこに収まるポップな雰囲気、そして無数のバリエーションで提示される色とかたちの組み合わせの妙、そのひとつひとつが知性も刺激してくれます。


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ひときわ楽しく痛快な気分を誘うのが、和室での場面を描いた作品。
両脇の作品それぞれの画面の右上にある襖が開かれて庭と遠くの空とが律儀に描き込まれているかわいらしさ、透明な頭部から派生するかのように、にさらに複雑な色面構成をもたらすモチーフのシャボン玉、居住まいを正すキャラクターたちのコミカルでありながらも漂う凛とした静けさ、そこにいろんな色が舞うように配されて、不思議な賑やかさが醸し出されているように感じられます。
そしてふたつのドローイングに挟まるようにして、その中央に収まるちいさなキャンバスの作品のかわいらしさといったらもう!


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夜のシーンを描いた作品では、これまでのとはひと味違うポップな静寂がもたらされます。画面を覆う黒の黒さにも独特の澄んだ美しさを感じます。


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遊び心でいえば、煙草のケースを支持体に採用した作品が最高です。
これまで展開された世界観がこのちいさなスペースにぎゅっと収められたような感じが堪らない・・・。
このすべてを拝見したわけではないのですが、さまざまな情景が詰まっているかと思うと、わくわくする気持ちも膨らみます。


Peter McDonald 04.JPG Peter McDonald 03.JPG

Peter McDonald 02.JPG



いろんな気付きがとにかく楽しく、そして興味深いクリエイション。いっそう分かりやすく展開されているそれぞれの物語性がまた痛快で、キャラクターたちの仕草も概ね無邪気、時おりアンニュイな気配も醸し出しているように感じられるのもまた一興で。
その面白さにあらためて浸り、ポップさとシャープさにイマジネーションの刺激を受けられたと思います。


Peter McDonald 01.JPG
posted by makuuchi at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする