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ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 205a
MORITAKAとシェア)(google map
tel: 070-5567-1513
mail: exchamber@yahoo.co.jp
インフォメーション

ex-chamber museum
3331 Arts Chiyoda 205a, 6-11-14, Soto-Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
(sharing the space with MORITAKA)(google map
mail: exchamber@yahoo.co.jp
information

artists
伊藤航 Wataru Ito
小野川直樹 Naoki Onogawa
佐藤明日香 Asuka Satow
勢藤明紗子 Asako Setoh
田島大介 Daisuke Tajima
鶴友那 Yuna Tsuru
照井譲 Yuzuru Terui
平山紗代  Sayo Hirayama
山口英紀 Hidenori Yamaguchi

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2010年03月04日

review:TANKA「惑星地球へのパスポート」《2/5、2/6、2/20》

review:TANKA「惑星地球へのパスポート」《2/5、2/6、2/20》mirror

TANKA「惑星地球へのパスポート」
GALERIE SHO CONTEMPORARY ART
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビル B1F
03-3275-1008
2/5(金)〜3/6(土)日祝休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
TANKA100205.jpg

TANKA "Passport to the Planet Earth"
GALERIE SHO CONTEMPORARY ART
3-2-9-B1F,Nihonbashi,Chuo-ku,Tokyo
2/5(Fri)-3/6(Sat) closed on Sunday and national holiday
12:00-19:00(Sat:-17:00)
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GALERIE SHO CONTEMPORARY ARTでのTANKAさんの個展です。

まず入り口の階段を下りた一角で出迎えてくれるパネルのタブロー。
横たわり、シャーシを剥き出しにしている乗用車。そのメカニカルな部分の精緻な再現性、中央下の水色にさまざまな色が傘なる抽象的なモチーフ、左上のオレンジ色の樹木など...全体的なシチュエーションは暴力性を放ち、不良願望を煽る格好良さを放っているようにも思え、そこにさまざまな要素が入り込んで、それらは関連しているようにもまったく無関係のようにも感じられます。
そのフォーカスされて然るべきポイントが多いことは、むしろTANKAさんの個性を捉え難くしているように感じられて興味深いです。


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メインスペースはさらに大胆で複雑な展開が繰り広げられています。
ひとつのエリアに纏められるさまざまな作品。パネルの上にパネルを重ねて展示するなど、構成だけでなく壁面インスタレーションとしても相当に、むしろ乱暴に思えてくるほどの展示が行なわれていて刹那、いったいどこから入っていけばいいのか分からず,,,。
まさに翻弄されてしまいます。


TANKA 27.JPG TANKA 26.JPG TANKA 25.JPG TANKA 24.JPG

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ひとつの空間に挿入される要素のさまざまな意味での幅の広さに、想像もあらゆるベクトルから刺激を受け、またあらゆる方向へと無理矢理引き伸ばされていくような感触も。
画面をただ塗ったような抽象性の高いものがあるかと思えば、リアルに骸骨を描いた鉛筆画があったり。
これはやや想像ですが、TANKAさんが何かに強い興味を覚え、それを描くことに対して気が乗ったときに繰り出される具象表現の凄みのようなものを感じ、その観る側のイメージを蹂躙するかのような力強さが強烈に伝わってきます。


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薄い紙に描かれたものもどんどんと重ねて展示されます。
先に紹介したパネルの上にパネルをマウントするのもそうですが、画面の状態など二の次とでもいわんばかりのケレン味のない展示に危うさと感じ、そして緊張感も醸し出されているように思えます。
また、裸体の男児であったり事故現場のような情景であったり、モチーフもどんどん際どくなっていくのもその危うさを加速させているように思えます。


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今回展示されているもっとも大きな横長の作品。ひとつの画面で展開される世界観としては、TANKAさんの真骨頂とでもいうべきキャッチーな混沌が展開されています。
全体に横たわる山岳風景と、その上に重ねられるさまざまな情景。その関連の遠さがなんとも痛快です。
ひとりの人間が内包する本能、煩悩、知性。知的生命体なんだからいろんなこと思っていて当たり前。そう考えるとこの無秩序な展開にも唸らされます。そしてこれすら自然発生的に創り出されているような自由度の高いスタンスにもあらためて感じ入ります。


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1点でシンプルに展示される作品、その画面に表出される世界の意表を突く広がり、展開性に引き込まれます。
パステル調の色彩がさまざまなかたちとなって画面に重ねられ、その中央に描かれる黒いマスクを被る人物の肖像、随所に画面に乗るラメなど、ポップさのなかに淡い緊張感が貫かれているように感じられる作品。


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一転して濃密な色彩が画面に乗り、垂れる絵の具の痕跡も意に介さず。
しかし家を描いた部分の緻密な描写はイメージにぐっと輪郭を与え、全体のアグレッシブな展開に強烈なアクセントが組み込まれた濃厚な作品も。
それぞれの作品の雰囲気のギャップも痛快です。


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さらに、インスタレーションも。
中から光が滲む樹木、その回りを包帯が舞う,,,。
ドローイングで展開される世界観と微妙に響き合い、不思議な雰囲気が静かに広がります。


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さまざまな要素が混在した空間、むしろその全体を俯瞰するように眺めていって、その雰囲気によりスムーズに引き込まれていくように感じられます。
無数の生々しいモチーフに対してある距離を保った状態で接することで、この空間に横たわる繊細な気配を感じられるような気がします。

そして、TANKAさんのスタンスも実に興味深いです。
良い意味での「気分屋」な感じが痛快で、かつそれ自体をむしろ個性にしているあたりに希少な印象も覚えます。
さまざまなテンションで繰り広げられる具象表現。細密な描写からスケッチ的なものまでの幅広さがケレン味なく展開され、それらをおそらく感覚的に壁面に落とし込むことで、空間に気配の凹凸感がもたらされているように思えます。
この先、ここにある一部分にぐっとフォーカスが当てられていくかもしれない、もしくはさらに広がっていくかも、あるいは個々にはない要素が唐突に出現する可能性も...とさまざまな想像が浮かんできます。


TANKA 01.JPG
posted by makuuchi at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする