@トーキョーワンダーサイト本郷2F&3F
東京都文京区本郷2-4-16-2F&3F
5/2(金)〜6/1(日)月休(月曜日が祝日の場合開廊、翌日休。5/6開館、5/7休)
11:00〜19:00
INDEX#4 −YES WE CAN DESTROY−
@TOKYO WONDER SITE Hongo 2F&3F
2F&3F,2-4-16-2FHongo,Bunkyo-ku,Tokyo
5/2(Fri)-6/1(Sun) closed on Monday (If Monday is a national holiday,the following day will be closed instead.)
11:00-19:00
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圧巻のボリューム。
美術評論家の市原研太郎さんの企画による、10名のアーティストがピックアップされたグループ展です。
とにかくその分量に唖然、足の踏み場が相当に制限されているのですが、それがまた嬉しかったり。
まず2階。
今年2月のHIROMI YOSHIIでの個展も強烈に残っている狩野仁美さん、そのときに発表されたインスタレーションが再び登場しています。
床に積み上げられる砂。
吊るされた木製のキューブ。
その関係は、大きく映し出されている映像から分かるのですが、そうやって多角的に構築された空間はある種の殺伐とした雰囲気を重厚に放っています。
無音の状態で、ロープなどの僅かな部分だけが風に靡いているだけの、変化のない情景から一気にぎょっとする展開が訪れる、その瞬間はいつもスリリング。
そしてその強烈なインパクトを体感して、余計に、それ以外の圧倒的な静寂感が際立って伝わります。
もう1点、映像作品が上映されています。
浜辺に積まれた丸みを帯びたちいさな丘、それが打ち寄せる波に少しずつ侵食されていく様子を捉えた映像で、先に紹介した作品と打って変わって何の変哲もなく、結末もまったく裏切られない内容ながら、その崩壊の過程をじっくりと観てしまう...淡々とした時間の経過が不思議な心地よさをもたらしてくれるような感じです。
小野友美さんのペインティングも独特のおおらかさを放っています。
絵の具の飛沫や何か謎めいたモチーフの列など、宇宙に浮かぶ塵のように、深い青の色彩を背景にさまざまなものが描き加えられていて、大きな作品なのですが、それ以上のスケール感が伝わってくるような感触が伝わり、ゆったりとした浮遊感に満たされます。
薄暗い空間に、スポットで照らされて展示されていることで、その静かな広がりとおおらかな混沌をより深遠に味わえるような。
さまざまな色調の作品が並んでいますが、それぞれが宇宙を思わせる広がりを放っているように感じられます。
3階、こちらで印象的なのが、武蔵野美術大学での修了制作を拝見している岡村陽子さんのインスタレーション。
その修了制作の一部が再現されています。
林立する、針金で造形された樹木。
細長い台の上に乗せられ、銀色の金属的な生々しさがアバンギャルドな雰囲気を強烈に醸し出しています。
前に立つものを歪めて映し込む黒いタペストリーもこの独特の妖しい雰囲気におおいに一役買っています。
もっと閉じた空間で、刺さるような危ない雰囲気をさらにギリギリの距離で体感してみたい、と思わせてくれるクリエイションです。
他にも、菅隆紀さんのこちらも強烈な混沌を生み出しているインスタレーション、竹原伸彦さんの映像、音声ともにノイジーで何故かヴィヴィッドな後味が印象的な映像作品などが印象的です。


