@Galerie Sho Contemporary Art
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビル B1F
2/28(木)〜3/22(土)日祝休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
GALERIE SHO PROJECTS VOL.2 7 EMERGING ARTISTS EXHIBITION
@Galerie Sho Contemporary Art
3-2-9-B1F,Nihonbashi,Chuo-ku,Tokyo
2/28(Thu)-3/22(Sat) closed on Sunday and national holiday
11:00-19:00(Sat:-17:00)
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7名のアーティストが揃ったグループショー。
それぞれが発揮する個性が眩しい、新しい発見も多い展覧会です。
まず、入口の階段で、石井弘和さんの「落書き」がお出迎え。
ちいさなドローイングが吊るされるように展示され、ユーモラスなクリエイションが「降って」きます。
小品を中心に、描くことの楽しさが詰まったバラエティにとんだ作品が配されています。
続いて開催されるフタバ画廊での個展も楽しみです。
今回の展覧会で初めて拝見する中嶋寿挙さんの作品は、その伸び伸びとしたケレン味のないシーンの溌溂とした感じがとにかく気持ちいい!
鮮やかでぱっと弾けるような明るい色調と、遊び心とダイナミックな場面設定とがとにかく痛快です。
こういった溌溂としたクリエイションにい出会えるのはホントに嬉しくて、元気ももらえるような気がします。
こちらも初めて拝見する、MASAKOさんの作品群。
一転してダークな色調のクラシカルな風合いが印象的な一角です。
ルオーとか佐伯祐三あたりを観るときに感じる深みに通じる、独特の世界。
一面の壁の中央に展示された大きめの作品4点のうち、左側がパネルに直に彩色された作品。
素材の生々しさが一段とその深みを加速させています。
また、ざっくりと描き出される光景の中にここだけ取り入れられた赤い線が、不思議なアクセントとなって、さまざまなイメージを喚起します。
もう2点はキャンバスの作品。
描いた痕跡の生々しさや、重鈍なモノクロームのなかに入り込む黄色の、暖色なのに何故か感じられる闇のイメージが、ざらついた記憶を蘇らせるような印象で、どこまでも続くような深遠さと誘います。
ポートレート風の小品も、それぞれが静かな雰囲気を漂わせていて、彩色が醸し出す不安定さと穏やかさとが同居しているような感じが興味深いです。
伊東明日香さんは、参加アーティストの中でもっとも多く拝見しているのですが、もとからの写実のスキルが活かされ、さらにシュールな感触を加速させているのが痛快です。
ちいさな画面が並ぶ一角。そのちいさな画面に描かれたモチーフの精緻さに思わず画面に顔を近付けて見入ってしまいます。
2つの画面が並んで、花とナースのコスプレの女の子とが隣り合って、酸っぱいようなフェミニズムを強烈に漂わせています。
純白を背景に緻密に描き上げられた花の姿が異様に艶かしく見えて、となりの女の子の表情と合わせてドキドキするような雰囲気が。
モノクロのポートレートと花の絵との組み合わせと、女性下着とのインスタレーションも。
最近拝見した伊東さんのクリエイションの集大成といった感じで、これまでもさまざまなスタイルの作品を拝見していることもあり、今後どうなっていくのか楽しみだったり怖かったり(笑)。
ポジティブなフェミニズム、軽やかなエロティックさが何とも痛快です。
唯一の写真作品、鴨川寛子さん。
自然の光景を収め、そこにある静かな海や森のシルエットなど、美しい光と影とのコントラストやグラデーションが印象的です。
こちらは唯一の外国人のアーティスト、Fernanda Vilellaさんのペインティング。
ポップな色調でさまざまなシーンが描かれています。
なんていうか、解放された心が見い出す、そこにあるもののピュアな美しさへのリスペクトがそれぞれの小さな画面に収められているような気がします。
奥のスペースでは、東美貴子さんの作品が展示されています。
銅版画的な作品が数点展示され、その細かい線が放つパルスと色調のコントラストが複雑にイマジネーションを刺激してきます。
さまざまな日常的なモチーフが、フォルムも色合いも曖昧に描かれた作品が整然と配置されて展示された一角は、独特の雰囲気が漂います。
ぎりぎりでそれが何か認識できて、その「もの」が描かれているというより、その「存在」、またはそこそれがあることによって生じる「気の流れ、淀み」が画面に再現されたような印象。
言葉を引用したものやパターンを取り入れたものなど、コンパクトなスペースにさまざまなスタイルの小品が配置され、それぞれにユニークな面白味が感じられます。
紹介された7名のアーティストの個性はそれぞれが異なっていて、実にバリエーションが豊かです。
そして、それぞれのアーティストの、画面との対峙の仕方、距離の置き方にも違いが感じられたのも興味深く感じられた次第です。



