《3/21》
谷口ナツコ展
@
Gallery Teo東京都品川区東五反田2-5-15-3F3/21(金)〜4/19(土)日月祝休
11:00〜19:00

そのヴィヴィッドな色彩感、さらに緻密なテクスチャー、そしてめくるめくストーリーのダイナミズム。
絢爛この上ない、最上級の見応え、ボリュームの作品が堂々と展示され、圧倒されっぱなしの展覧会です。
《3/22》
小林裕子展 ゆるやかな侵食
@
遊工房アートスペース東京都杉並区善福寺3-2-103/20(木)〜3/30(日)月火休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)

半透明の紙に緻密なカットを施し、それを窓に貼るインスタレーション。
昨年の横浜赤レンガ倉庫での展示も印象のこっている小林裕子さんの個展です。
今回は、遊工房の展示スペースの扉での展開、入ってすぐには「あれ...何もないのかな・・・?」と戸惑ってしまうのですが、入口から奥の扉の右上に清楚で艶やか、緻密なカットが目に入ってきて、ふわりとした高揚感に包まれます。


もっといろんなシチュエーションで観てみたい気がします。
例えば、カフェの一角にこれがあったら嬉しいだろうなぁ...。
今津景 作品展
@NICHE GALLERY
東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング3F3/21(金)〜4/3(木)日休
11:00〜18:30

GALLERY b.TOKYOの個展やシェル美術賞展などで印象に残っている今津景さん。
蜃気楼のように熱を帯びたような風合いで、ぼんやりと滲む風景が展開されています。
しかし、その色合いは力強く、暖色系はよりその熱っぽさを、青などの色彩は透明感をより強く奏でているように感じられます。


キャンバスの側面まで描き込まれた小品群も魅力的です。

色彩の臨場感がよりリアルになってきたような印象も覚えます。
そこで繰り広げられている時間へのイメージの距離感がより近付いたかのような。
鮮やかな深みもより増したような感じです。


森千裕「アクシデンツ」
@
児玉画廊|東京東京都港区白金3-1-15-1F3/15(土)〜4/26(土)日月祝休
11:00〜19:00

写真、ペインティングなど、さまざまなクリエイションが溢れます。
パネルのペインティングのやんちゃな個性が弾けている様子の痛快さといい、ドローイングの「面白いのが楽しい!」っていう感触が伝わってくる嬉しさといい、ポジティブな雰囲気が満ちています。
そういったなかで、入口すぐのスペースに展示されていた少し前の作品の奥ゆかしさというか、一歩引いた感じのシュールさも印象的です。
YAMAMOTO GENDAI future feature
児島サコ「Orphan and the Old Single」
@
山本現代東京都港区白金3-1-15-3F3/15(土)〜4/19(土)日月祝休
12:00〜19:00(金:〜20:00)

一度触れたら忘れられないこの世界。
なんだか見てはいけないものを見てしまったような、後ろめたい感覚が心のなかに仄かに広がっていく...そんな印象です。
ネズミやウサギなどの小動物を狂気の筆致で描ききったタブロー、人と小動物とが組み合わさったオブジェ、そして針が無数に刺さった小さな人形。それぞれから醸し出される危うさに、後ろめたさと表裏一体の好奇心が呼び起こされて、じっくりとその世界の脆弱さに浸ってしまいます。
藤田桃子「トネリコ・ユッグドラシル」
@
高橋コレクション(白金)東京都港区白金3-1-15-2F3/15(土)〜6/7(土)金土のみ
11:00〜19:00

圧巻です。
まるで、この展覧会のためにこの場所があつらえられたかのような。
正面と左手の壁とほぼ同じ幅の大作が堂々と展示され、そのスケールの大きさに、展示空間に足を踏みい入れてからしばらくの間、言葉を失います。
至近で眺めると、日本画に用いられるさまざまな顔料を主に用いながら、力強い盛り上げが大胆かつ緻密に作り上げられています。マグマのようなとてつもないエネルギーを秘めているようにも感じられ、またどこまでも深い闇を思わせるような、独特な静謐感も伝わってきます。
これほどまでに作り込まれた作品を、充分な距離を持って眺められる...藤田さんの作品を「光景」として体全体で捉え、その雰囲気に浸れることを、凄く贅沢に感じます。
正面の横に長く展開する、どてっと大きなものや爪先立ちで舞うように空に浮かぶものなど、魑魅魍魎の世界が賑やかに展開されているもの、他の作品で広がる深い黒。昨年の「眼差しと好奇心」で拝見した小さな作品は思い返せば窮屈だったのかも、とあらためて思い返してしまうほどに、伸び伸びとおおらかに藤田さんが思う世界が作り上げられています。
富士登山/南条嘉毅
@
YUKARI ART CONTEMPORARY東京都目黒区鷹番2-5-2 市川ヴィラ1階3/22(土)〜4/26(土)日月火休
11:00〜19:00(土:〜20:00)

渋い。
真っ白な画面にていねいに描かれる富士の風景、シンプルなシルエットが辿られ、そこに南条さんの専売特許でもあるその土地の土が配色されています。
あらためて、ドメスティックなアーティストだなぁ、と再認識した次第です。
山下律子展
@
アトランティコギャラリー東京都新宿区築地町13 赤城印刷ビル4F3/22(土)〜4/19(土)木金土のみ
12:00〜19:00

画面に塗布された絵の具に施された筋、そこにそれぞれの画面ごとにひとつの色が塗られ、緻密な世界が作り上げられています。
登場する人物の頭部がスキンヘッドに描き変えられ、不思議なシチュエーションに作り替えられているのもやっぱり面白い!
田中偉一郎個展「春の展示即売会」
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YUKA SASAHARA GALLERY東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F3/22(土)〜4/26(土)日月祝休
11:00〜19:00

(笑)
《3/23》
写世術/photo project vol.1 萱原里砂
@
世田谷美術館区民ギャラリー東京都世田谷区砧公園1-23/18(火)〜3/23(日)
10:00〜18:00
@
生活工房ギャラリー東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3F3/16(日)〜3/31(月)
9:00〜20:00

2ケ所で開催されている萱原里砂さんの個展です。
日曜日で終わってしまいましたが、最初に世田谷美術館区民ギャラリーへ。
こちらでは、萱原さんのこれまでのシリーズが同一空間で展示され、これまでの萱原さんの軌跡を辿れる機会が持てたのが嬉しい限りです。
「watershed」シリーズの、水があって、橋脚などの人工物がある風景。
機能だけが追求されたシンプルで殺伐とした造型の橋脚のラインに分割された画面。自然と人工物との共存が生み出す違和感と、それがつくり出すユニークな構図。経験している風が、萱原さんによって写真のなかに切り取られることで、無機的さと、その無機質な感触が水面の静けさにリアルさを加速させているようにも感じられ、ぐんぐんとその世界に入り込んでいくような感じです。
「mirror」シリーズは、緑の景色とそれを映し込む水面との風景としてのかかわり合いがたいへん興味深いです。1点、水面に映った風景が上にくるように、逆さまに展示され、不思議な違和感を奏でていました。
生活工房ギャラリーでは、展示されている作品こそ少ないものの、シンプルな展示によりその美しさ、静けさがより引き立てられて、その雰囲気に包み込まれるような感じが印象的でした。
グループ展 "無題/UNTITLED"
@
hpgrp GALLERY 東京東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P.DECO 3F3/15(土)〜3/30(日)
11:00〜20:00

「無題」というタイトルなのに、こんなに雄弁な展覧会が繰り広げられているとは・・・!
平面と立体、合わせて8名のユニークな個性がひとつの空間にパッケージされていて賑やか。
・・・なんですけど、それぞれがしっかりとその個性を発揮していながら、お互いを活かしあい、信じられないくらいに違和感のない空間が作り上げられています。
先日の資生堂ギャラリーでの展示にも出品されていた
窪田美樹さんの「彫刻」も、空間が変わると作品から感じる印象もずいぶん異なることに改めて驚かされます。
現在開催中のVOCA展にも出展されている
元田久治さん、今回はタブローが出品されていて、これが素晴らしいです。リトグラフや銅版画もよいのですが、版ではない存在感に引き寄せられ、廃虚となった東京タワーの殺伐とした雰囲気に沈み込んでいくような。
伊藤一洋さんのブロンズ、戸塚憲太郎さんの黒い立体の作品、レントゲンヴェルゲでの「たからもののじょおうさま」では紙粘土の人形を出品されていた久保田珠美さんは艶かしい色彩が広がる不思議な雰囲気のドローイング、昨年の青参道アートフェアで印象に残っている澁谷忠臣さんの矩形を織り込んだクールなペインティング、永岡大輔さんの緻密なモノクロームの作品、
郡司侑祐さんの遊び心が詰まったドローイング、それぞれが作用しあって、楽しいクリエイティブな空間となっています。
《3/24》
麻生志保展
@
ぎゃらりぃ朋東京都中央区銀座1-5-1 第三太陽ビル2F3/24(月)〜3/30(日)
12:00〜19:00

今回の麻生さんの作品は、いつになく西洋的な印象を受けます。
妖しげな風合いや艶やかさはそのまま、絵のなかの登場する女性の顔立ちが西洋っぽい、ということに加え、画面のなかに織り込まれるさまざまな花や色彩の飛沫などの色彩感がより鮮やかなものが増えたような...。
これまでの「和」のテイストを保ちつつ、どこに新鮮な味わいも加わって、いつもとはちょっとだけ異なる深みを持った風合いが奏でられています。
横田藍子展「森守り」
@
フタバ画廊東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB1F3/24(月)〜3/30(日)
11:00〜19:00(最終日:〜16:00)

光が滲んだようなフォルムと、軽やかな色調とで、おぼろげで爽やかな風景を思わせる絵がそれぞれの画面から広がっています。
小品が特によいです!
小さな画面のなかに小さく描かれた風景が、ずっと向こうの場所に思いを馳せるような気分と、夢のなかのような心地よい曖昧さが心になかに緩やかに灯ります。
脇谷内里絵展
@
GALLERY b.TOKYO東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB13/24(月)〜3/29(土)
11:00〜19:00(金:〜21:00、最終日:〜17:00)

線でシンプルにその姿だけw辿られた動物のからだと、その頭部に人の顔がリアルに描かれてすごい違和感を放ち、ユーモラスな深みを発しています。
妙にシニカルな雰囲気を充満させている作品は、ポップな感触もありながら、意外とど真ん中のシュール路線の風合いも感じさせてくれます。
服部公太郎展『物(モノ)』
@
ガーディアン・ガーデン東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZAビルB13/24(月)〜4/3(木)日休
12:00〜19:00

もう、面白いですよ、服部さん。
加えて今回の個展はなんだかお洒落。
直感がそのまま作品に注入された、楽しいクリエイションが並んでいます!
《3/25》
杉山尚子展 Eklipse−Ellipse
@
Wada Fine Arts東京都中央区築地3-2-5 第2平和田ビル3/25(火)〜4/18(金)日月祝休
11:00〜19:00

枠から放たれる真直ぐな線。
その線の先が描き出す楕円の軌跡。
立体としての面白さも秘めた、さまざまなイメージを喚起してくれる作品群です。