@GALLERY ZERO
大阪府大阪市西区京町堀1-17-8 京ビル4F
1/28(月)〜2/16(土)日祝休
12:00〜19:00(土:〜17:00)
AKIRA YANAGISAWA New Paintings
@GALLERY ZERO
大阪府大阪市西区京町堀1-17-8-4F,Kyomachibori,Nishi-ku,Osaka-shi,Osaka-fu
1/28(Mon)-2/16(Sat) closed on Sunday and national holiday
12:00-19:00(Sat:-17:00)
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立ち上がる風景。
GALLERY ZEROでの柳澤顕さんの個展です。
柳澤さんの作品は画像やプレスなどで事前に拝見していて、モノトーンで繰り広げられる世界のグラフィカルな感触に興味を抱いたのですが、実際に拝見してみて、予想以上にペインティングの勢いに満ちあふれたポジティブな雰囲気が迫るクリエイションに感激した次第です。
GALLERY ZEROのコンパクトな空間に、大作が堂々と展示され、ダイナミックな空間が作り上げられています。
しかも、すべての作品が無彩色による展開。
構図自体はコンピュータで構想されるようなのですが、林立する木々のシルエットのリアルな表現と、山並みを思わせる色面のうねりとが複雑に絡み合い、さらにそこに白黒の無数のドットが配され、画面上を疾走し、その残像の軌跡を繰り出し、画面の上下方向に留まらず、前後の奥行きへの動線も導いて、ミニマムでリズミックでありながら、同時に壮大なイメージも提供してくれます。
柳澤さんのそれぞれの作品を至近で眺めていると、上に記したようなさまざまな動線が視点を1ケ所に留めることを許さず、常にさまざまな方向へと視線が動き続けるんです。
また、今回のモノクロームの色彩構成が、冬山の臨場感をもリアルにイメージさせてくれて、ドットの動線だけでなく、その風景のなかで吹きすさぶ風の音も聴こえてくるかのようで。
加えて、ペインティングの痕跡が、さらに力強く迫ります。
シンプルな色彩感、ドットと意図的に歪んだ風景、さらに木々のシルエットが関係しあう複雑な構図、それらのグラフィカルな構成と、描いた絵の具の生々しい質感とのギャップに瞬間の戸惑いを覚えます。そして、それがペインティングであることを再認識し、嬉しさが爆発を起こすんです。
以前の作品では1点1点での色彩の統一感はありつつ、さまざまな色彩で描かれているようで、機会があればそちらの作品も拝見してみたいです。おそらく用いる色彩によって季節感や温度のイメージががらりと変わるだろうな、と想像しています。


