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2008年01月01日

review:田中麻記子展 La chambre《12/27、12/30》

田中麻記子展 La chambre
新宿高島屋10階美術画廊
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2
12/27(木)〜1/8(火)1/1休
10:00〜20:00(土:〜20:30、12/31:〜18:00、1/2:〜19:30、最終日:〜16:00)
田中麻記子071227DM.jpg

Makiko Tanaka exhibition "La chambre"
Shinjuku TAKASHIMAYA 10F Art Gallery
5-24-2,Sendagaya,Shibuya-ku,Tokyo
12/27(Thu)-1/8(Tue) closed on 1/1
10:00-20:00(Saturday:-20:30,12/3:-18:00,1/2:-19:30,last day:-16:00)
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めくるめくモノクロームのファンタジー。



田中麻記子さんの個展です。
さまざまなイメージが沸き上がるような鉛筆画の作品を中心に、額などにも過剰な装飾が施されたものはもちろん、さまざまな演出が随所に折り込まれたインスタレーションが繰り広げられています。


田中麻記子120



まず、入口沿いの壁に展開されているウォールペインティングに紛れて展示されている木炭のドローイング作品に引き寄せられます。
シャープペンシルで描かれた細密なファンタジーの無邪気さとは異なるテイスト、ふわりと広がるグラデーションが描き出す女性のシルエットの不思議な艶かしさが、水彩絵の具で程よく彩られ、大人びた雰囲気が印象的です。


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この一角に木炭のドローイング数点と、主にシャープペンシルを用いて描かれたおなじみの田中さんのファンタジックな大作が展示されています。
むくむくと生え起こるような線で溢れた壁のドローイングとのコントラストにより、それぞれの作品のムードが引き立てられているような感じです。


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水彩の作品も展示されています。
額に施されたお転婆な遊び心の表れを思わせる演出が、カラフルな色彩に溢れた画面の楽しげな感触をさらに押し上げているように思えます。


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もうひとつ、これまでとは異なるテイストの世界が。 銅版画の作品です。


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銅版画特有のグラデーションが、シュールさとキュートさとが混在する世界を作り上げています。
インクによるモノクロームの風合いが鉛筆とは違う味わいを感じさせてくれていて、独特の深遠で静謐な感触を穏やかに、やさしく滲ませています。


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そして、田中さんの真骨頂でもある細密な鉛筆画によるファンタジックな世界は今回も健在です。
比較的ちいさなパネルに張り込まれた紙に描かれた作品群。
紙の色を残すことで表現される人のシルエットといい、渦巻くように空を舞うリボンを思わせる黒の帯状のグラデーションがそれぞれの小さな画面に収まり、水彩絵の具による仄かな彩色によって豊かなイメージも創出しながら、キラキラと瑞々しい世界がコンパクトに纏められています。


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さらに、大きな紙に描かれ、額に収められた大作も。
大きな画面なだけあって、ひとつの画面に溢れるさまざまな情報が壮大なストーリーを編み上げているように感じられます。
伸び伸びとしたおおらかさと緻密さ、細やかさを同時に感じさせる独特の画風、いかにも女性らしい、やわらかくて儚げな感性が広がっています。


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天井からは無数のリボンが吊り下げられていたり、おおきなプレゼントの箱を連想させる巨大なキューブも置かれていたり。
田中さんのクリエイションをさまざまな形で触れられる展覧会です。

1/3の午後3時からは、KATHYによるパフォーマンス「頌春参鱒唱」(ショウシュンシャンソンショー)が行われるとのこと。
田中さんとKATHYの組み合わせの妙。どんな内容になるのか興味津々...!


田中麻記子121
posted by makuuchi at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする