@現代HEIGHTS Gallery Den
東京都世田谷区北沢1-45-36
1/24(木)〜2/5(火)水休
13:00〜24:00
Chiharu Kihara exhibition
@GENDAI HEIGHTS Gallery Den
1-45-36,Kitazawa,Setagaya-ku,Tokyo
1/24(Thu)-2/5(Tue) closed on Wednesday
13:00-24:00
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真骨頂。
現代HEIGHTS Gallery Denでの木原千春さんの個展です。
マニアックなCDが並ぶ一角を横目に入口をくぐり、カフェスペースの奥にあるギャラリースペース。
白い壁、コンクリートむき出しの床というシンプルな空間に展示されている木原さんの作品、その面白さ、ユニークさが充分に引き出され、見応えのある展示が繰り広げられています。
今回はモチーフのダイナミズムがより際立ち、どこかコミカルな雰囲気も醸し出しつつ、鮮烈で力強い色彩が格別のスケール間を伴って迫ってきます。
巨大に拡大されて描かれた手。
筆の動きの痕跡がそのまま手のひらの肉感的な感触を生み出して、単にひとつの画面にふたつの色彩で描かれているだけに留まらない、おおらかで壮大な「動き」をもたらしているように感じられます。
加えて、手のシルエットが深みもたたえた透明感を持つ鮮やかな色彩で描かれ、それがそのフォルムを囲む黒に引き立てられ、よりいっそう鮮やかに、その色のもつ力を存分に発揮してるようにも思えてきます。
今回の個展を拝見して、木原さんは「色面」の人、というよりむしろ「線」の人、といった印象を受けます。
太い筆(あるいはおそらく刷毛のようなもの)が最初にキャンバス上に接し、それが離れるまでの痕跡に、ひと筆の力強さをひしひしと感じます。
おおらかに描かれモチーフは、究極的にシンプルなフォルムにデフォルメされている上に、ミニマムな視点でそこにあるさまざまなハプニング、例えば画面に残る絵の具の塊であったり、ひと筆ならではのスリルも滲み出ています。
比較的コンパクトなスペースに展示される大作群。
大胆な配色と構図とが放つクレイジーな風合いと、水墨画にも通ずるケレン味のなさ。
どこまでも壮大で、かつめちゃくちゃ痛快で。
シンプルに繰り広げられるユーモラスでパワフルなクリエイションの渦に引き込まれるような。
ポジティブな雰囲気に満ちた展覧会です。
余談ですが、まだアート巡りに没頭するようになるずっと前、この現代ハイツにはちょくちょく伺っていたのでした。
季節の素材を使った日替わりのカレー、絶品です。


