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2007年08月02日

review:>Gino Rubert "True Blues"《7/18、7/27、7/28》

Gino Rubert "True Blues"
ミヅマ・アクション
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル5F
7/18(水)〜8/11(土)日月祝休
11:00〜19:00
Gino Rubert 7/18DM.jpg

Gino Rubert "True Blues"
@MIZUMA ACTION
5F Fujiya bldg.,1-3-9,Kamimeguro,Meguro-ku,Tokyo
7/18(Wed)-8/11(Sat)Closed on Sunday,Monday and national holidays
11:00-19:00
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洗練されたシュールさ。



ミヅマ・アクションでのGino Rubertさんの個展です。
独特の色彩がエキゾチックな雰囲気を感じさせてくれます。


Gino Rubert03



まず、構図の美しさが目を惹きます。
画面の中で座る女性の姿の収まりの良さは、作品に描き出されている女性が手に持つシャベルや手前に転がる人の顔が付いた塊など、本来違和感を感じるべき要素すらも自然に受け入れてしまうほどに見事に安定しています。
さらに、落ち着いた色彩、描き込みのていねいさ、独特のマチエルがエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。不思議と仄かに感じられる和の風合いも印象的です。


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もうひとつ特徴的なのが、一見しただけでは気付かないほどに精巧に取り込まれた写真などのコラージュ部分です。
ただ画面の表面に貼るのではなく、絵の具の盛り上がりを考慮してそこに埋め込まれるように配される写真やシールなどの素材。これらが作品のアクセントとして見事に機能しています。また、人物の顔を写真で表すことで、画面の中の世界の現実と非現実との境界をはっきりさせているようにも、逆に曖昧にしてしまっているようにも思えて、その独特のバランスがたいへん興味深いです。


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男女が登場する作品は、そのシチュエーションが極めてシュールな内容になっています。
ベッドに横にされ、口を縫われてしまった男性の妙な表情と、凛とした女性の表情とがこの場面のシュールさに別方向の時間の経過をもたらしているような作品。


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こちらは目が縫われています。
縫う紐は実際のものが用いられていますが、コラージュされている違和感はまったく感じないのも面白いです。


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ギャラリーの一角にはドローイングの作品がところ狭しと展示されています。


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1点だけ、ちいさなモニターでアニメーション作品も上映されています。
画面の中に登場する男女。男が女を描き、女が男を描くシーンが延々とループされています。

Gino Rubert14



作品に織り込まれた新感覚のコラージュ技術、連綿と続く絵画の流れへのリスペクトも感じ取れる色彩感、そして場面から想像されるエキゾチックかつシュールな世界。
ひとつひとつの作品にたいへん見どころが多く、さまざまな発見とイマジネーションをもたらしてくれる展覧会です。



Gino Rubert08
posted by makuuchi at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする