《8/24》
津上みゆき展 View-24 seasons "Spring" No.01-06
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第一生命南ギャラリー東京都千代田区有楽町1-13-1 DNタワー21 第一生命本館1F8/24(金)〜9/20(木)土日祝休
12:00〜18:00

土日がお休みのためになかなか伺えない第一生命ギャラリー。この日はオープニングレセプションで少し遅くまで開館しているということで、見に行くことができました。
津上みゆきさんの作品をまとめて拝見する機会は今回が初めて。
これまでの印象ではけっこう濃い色調の抽象画だなぁ、と思っていたのですが、今回の展示ではふわりと浮かぶような、やさしくて軽やかな色彩が心地よい大作が6点並んでいます。
抽象画というと、僕の場合、さまざまなイマジネーションを得るためにこちらから意識的に「挑む」気持ちで作品と対峙することが多いのですが、今回の津上さんの作品は、押し付けがましくもなく、かといって引力を持つように鑑賞者の意識を呑み込んでいくのでもなく...このギャラリーの高い天井、明るめの照明、広々とした空間とが醸し出すゆとりもあってか、絵画をそれぞれ「目の前にある光景」として自然に受け入れているような感触が清々しく思えました。
ドローイングの作品も多数展示されているのも嬉しいです。
思いがけず、ある風景を思い起こさせてkれるほどに具体的なモチーフが描かれているものあって、それが大作を観る上でのヒントを与えてくれるような感じです。
motoshi chikamori++kyoko kunoh@
Galerie Teo東京都品川区東五反田2-5-15 3F8/25(土)〜9/21(金)日月祝休
11:00〜19:00

面白い!楽しい!
インタラクティブなメディアアート。
きっと相当高度なテクノロジーが組み込まれているはずなのですが、その作品に触れる印象はたいへんアナログ。
遊び心に富んだ素敵なインスタレーションが繰り広げられています。
《8/25》
CROSS POINT 小竹美雪X池田潤
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シロタ画廊東京都中央区銀座7-10-88/20(月)〜8/25(土)
11:00〜19:00(最終日:〜17:30)

多摩美在学中のアーティスト4名を、2人ずつ2週にわたって紹介する企画。
その1週目は銅版画の小竹美雪さんとシルクスクリーンの池田潤さん。
小竹さんの作品は、まず紙の渋い色調が印象的です。
そこに繰り広げられている世界は、同じ、あるいは微妙に違うパターンが画面の中のそこかしこに存在し、静止画なのに時間の経過や動きを感じさせてくれるユニークな雰囲気に溢れています。

刷った版画を同じ紙の上にコラージュしていくという手法で、踊るようにさまざまなパターンが重なってリズミカルな雰囲気を演出しています。
今回の展示では比較的色調が統一されていましたが、もっと弾けた色彩が登場したらさらにダイナミックになるかも、と想像したり。


池田さんの作品は今年のワンダーシードで拝見していたのですが、そのときのある風景を描いた作品とは違うテイスト。
抽象的な作品が並んでたのでちょっと印象が違ってびっくり。
しかし、何度も重ねてプリントされることで、画面に乗る絵の具の分厚い塊に細かい気泡や色彩の重なりが偶然に生み出すミニマムな面白さが発せられています。

各コーナーで繰り広げられている統一感のある世界。
無機的な構成もクールな風合いを演出しています。


絵描きポニィの始まり
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フタバ画廊東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB18/20(月)〜8/26(日)
11:00〜19:00(最終日:〜16:00)

ペンによる細かい絵が印象的な展示。
まず、奥のコーナーに1点展示されていた立体作品。
マネキンの頭部に乗る、珊瑚のような複雑なうねり。これだけアグレッシブな作り込みなのに、実に静的なイメージなのも興味深いです。


そして、ギャラリーをぐるりと囲むペン画。
赤系統の暖色の線は、錆びた針金や焼き付けられて焦げたような風合いで、レトロな渋い風合いを醸し出しています。
そういう独特の味わいの線で描き上げられるモチーフは、たいへん有機的。
全体も何らかの生き物のようで、そのなかに人物の顔などが潜んでいたりもして。
精緻な構成の中にさまざまな要素を見つけていくのを楽しんだり、作品によっては重厚な額に収められるなどしてちょっと古めかしい雰囲気を味わえた次第です。

小橋陽介展
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GALLERY MoMo東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F8/25(土)〜9/22(土)日月祝休
12:00〜19:00

なんかもう。
一度その面白さが分かると、もう何が出てきても面白く感じられてたまらない!
今回の小橋さんの溢れる自画像も、さまざまなサイズの画面のシチュエーションでやりたい放題、弾けまくってます。
前田圭介|in the sun
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HIROMI YOSHII東京都江東区清澄1-3-2-6F8/4(土)〜9/8(土)日月祝・8/12〜8/20休
12:00〜19:00
この展示の構成に静かな驚きがじわじわと沸き起こってきます。
女の子が鳥かごの中の小鳥に話し掛ける、なんとも素朴な絵。
その絵が燃やされている様子、この絵の紙のまわりが焦げちゃってるもの、くしゃくしゃに丸められて広げられ、さらに落書きされているもの...。
いろんなシチュエーションで提示されているなぁ、と順に流して観ていて、ある刹那、そこに展示されている作品がおそらくすべて手描きなのに気付き、心底驚いた次第で。
正面の壁に1点だけぽつねんと展示された小品に描かれている風景画の精緻さを観ると、その再現力にも納得。
モチーフとなる絵が素朴なだけに、余計に驚きの度合いが大きかったです。
今井俊介 Shunsuke IMAI : empty eyes
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zenshi東京都江東区清澄1-3-2-6F8/4(土)〜9/22(土)日月祝・8/12〜8/20休
12:00〜19:00

さまざまなシルエットが、爽やかなパステル調の色彩で重なる作品です。
そのシルエットも、色面と、花や葉の曲面の立体感を表すかのように細い線で描き出されたもとのが重なって、ひとつの画面にいろんな時間も折り重ねられているような印象を覚えます。
ギャラリーの壁の相当に広い面もダイナミックに絵が描かれていて、この壁画とパネルの作品との重なりがユニークな空間をつくり出しているのも面白いです。また、壁画がパネルの作品を拡大したものになっているようで、その一致を探し出していくのも面白いんです。
麻生知子「夏にいる人」
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Gallery Jin東京都台東区谷中2-5-228/17(金)〜8/26(日)月火休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)

昨年、トーキョーワンダーサイト本郷での展示を拝見していた麻生知子さん。
ちょっと汚れた感じの背景に食べ物や目洗い場で目を洗う男の子など、さまざまなモチーフが描かれています。
で、今回は本郷での展示と違って明るめの照明。
やっぱり食べ物は明るいところで観たほうが美味しそうです(笑)。麻生さんが描く食べ物はとにかくジャンキーな風合い、安っぽさが充満してるのですが、そういうものに限ってたまに凄く食べたくなるもので、観に行った時間」が夜7時頃ということもあってか、おなかが空いて空いて(笑)。

奥の小さなスペースには版画作品がいっぱい。
ざっくりとした色面の構成が痛快です。

ホント「これで良いの?」と思っちゃうようなイージーな絵なんですが、逆に魅力的というか...
やられた、参りました、という感じです。

加藤千尋 花信
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Yuka Sasahara Gallery東京都新宿区西五軒町3-7 高橋工芸社ビル3F8/25(土)〜9/29(土)日月祝休
11:00〜19:00

鮮やかな色彩のアバンギャルドさが魅力の加藤千尋さん。
これまでは立体の作品を拝見していたのですが、今回の展示では平面の作品が発表されています。
平面で加藤さんのイメージが再現されることで、逆に立体では再現できないようなイメージも浮かんできます。
《8/26》
大谷有花×
川田祐子2人展 〜おしゃべりな色 思い出す色〜
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相模原市民ギャラリー神奈川県相模原市相模原1-1-3 駅ビルNOW4F7/21(土)〜8/26(日)水休
10:00〜19:00

最終日に滑り込みで。
ふたりの女性のアーティストの一連の作品がパッケージされた展覧会。
手前が
川田祐子さん。
至近で観たときと、引きで観たときの注目点が劇的に異なるユニークなクリエイションです。
大きな画面に施された無数の細かい線。そのほとんどがアクリル絵の具で描かれたものということもあって、その気が遠くなるほどの作業の痕跡に脱帽なのですが、そういった感心の前に、絵の中に繰り広げられているさまざまなうねりや流れに心がゆだねられ、不思議な心地よさが広がります。
全体を眺めると、うろこ雲のようでもあったり、あるいは透明の水辺のようだったり...至近で観たときの緻密さとはまったく違う、ナチュラルな風合いがなんとも清々しいんです。
奥が
大谷有花さんのコーナー。
もうおなじみの世界が繰り広げられていて、過去の作品も多く出展されているのですが、なにより嬉しかったのが、昨年はじめの府中市美術館での展示で発表された幅10mにも及ぶ大作が再びお目見えしてたことで。
前回は大谷さんの空間全体がキミドリに染まっていたのですが、今回は白の壁にそのまま展示されていて、より作品のなかの世界をそのままに感じ、味わえた気がします。
また、先のGALLERY MoMoで発表されたシリーズも展示され、大谷さんのこれまでの作品の変遷が堪能できる機会としても嬉しい展覧会でした。