2006年05月31日
《upcoming exhibitions》 更新
《upcoming exhibitions》 に日本×画展(にほんガテン!)しょく発する6人@横浜美術館(松井冬子さん参加)を追加しました。
2006年05月30日
recommend:WATERS〜渡邊史展
WATERS〜渡邊史展
@ギャラリー52
東京都千代田区飯田橋3-2-12
6/2(金)〜6/7(水)

たゆたう色彩。そこにふわりと浮かぶ曲線。あるいはざっと画面を断つような直線が立体的に画面に現れている、不思議な印象を持つ作品です。渡邊さんの作品には具体的な「何か」は登場しません。しかし、さまざまな水の形態を思わずイメージしてしまいます。
昨年、一昨年と京橋の真っ白い内装のギャラリーでの展示が続いたのですが、今回は落ち着いた雰囲気のギャラリー52。また違うイメージが喚起されるかも知れません。
@ギャラリー52
東京都千代田区飯田橋3-2-12
6/2(金)〜6/7(水)
たゆたう色彩。そこにふわりと浮かぶ曲線。あるいはざっと画面を断つような直線が立体的に画面に現れている、不思議な印象を持つ作品です。渡邊さんの作品には具体的な「何か」は登場しません。しかし、さまざまな水の形態を思わずイメージしてしまいます。
昨年、一昨年と京橋の真っ白い内装のギャラリーでの展示が続いたのですが、今回は落ち着いた雰囲気のギャラリー52。また違うイメージが喚起されるかも知れません。
review:Floating 篠塚聖哉展《5/27》
Floating 篠塚聖哉展
@フタバ画廊
東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB1
5/22(月)〜5/28(日)
11:00〜19:00(最終日:〜16:30)

昨年の個展、今年の東京都現代美術館での「MOT ANNUAL2006 No Border 〜日本画から日本画へ〜」と続いての篠塚聖哉さんの個展。現美での展示は特に素晴しくて印象に残っていたので大きな期待を抱きつつ、フタバ画廊のちょっと重い扉を開いて地下へと。
普段は蛍光灯の明かりも照明に用いられることが多いギャラリーで、昨年の展示の際も空間は白のイメージでしたが、現美での展示に倣ってか、今回は調度が落とされいくぶんしっとりとした雰囲気。これが篠塚さんの絵の深みをより引き立てています。
オイルパステル使って指で描いたという作品は、濃い色彩の流れは大河のようなゆったりとしたイメージであったり、火山の爆発の残像ををスローモーションで再生したようであったり...力強いエネルギーがどこまでも広がる想像を受け止め、包みこんでくれます。
そして、そういった深層の風景のなかにずっと遠くへ続くような印象の部分が作品によって見受けられ、なんとも言葉に表し難いゆったりとした奥行きがまた素晴しい...。
額に収められていない、画用紙のまま壁に据え付けられた作品ですが、それもイメージの広がりを促してくれます。
作品がダイレクトに、篠塚さんの作品からしか感じとることができない「時間」を提供してくれるようです。
展示されていた作品は7点で充分に余裕を持たせた贅沢な空間でしたが、その空間にたった1点だけ、という展示もぜひ観てみたいです。

@フタバ画廊
東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB1
5/22(月)〜5/28(日)
11:00〜19:00(最終日:〜16:30)
昨年の個展、今年の東京都現代美術館での「MOT ANNUAL2006 No Border 〜日本画から日本画へ〜」と続いての篠塚聖哉さんの個展。現美での展示は特に素晴しくて印象に残っていたので大きな期待を抱きつつ、フタバ画廊のちょっと重い扉を開いて地下へと。
普段は蛍光灯の明かりも照明に用いられることが多いギャラリーで、昨年の展示の際も空間は白のイメージでしたが、現美での展示に倣ってか、今回は調度が落とされいくぶんしっとりとした雰囲気。これが篠塚さんの絵の深みをより引き立てています。
オイルパステル使って指で描いたという作品は、濃い色彩の流れは大河のようなゆったりとしたイメージであったり、火山の爆発の残像ををスローモーションで再生したようであったり...力強いエネルギーがどこまでも広がる想像を受け止め、包みこんでくれます。
そして、そういった深層の風景のなかにずっと遠くへ続くような印象の部分が作品によって見受けられ、なんとも言葉に表し難いゆったりとした奥行きがまた素晴しい...。
額に収められていない、画用紙のまま壁に据え付けられた作品ですが、それもイメージの広がりを促してくれます。
作品がダイレクトに、篠塚さんの作品からしか感じとることができない「時間」を提供してくれるようです。
展示されていた作品は7点で充分に余裕を持たせた贅沢な空間でしたが、その空間にたった1点だけ、という展示もぜひ観てみたいです。
《upcoming exhibitions》 更新
《upcoming exhibitions》 に、遠山由美展@GALLERY 360°とTakorasu World展@ギャラリーコンセプト21を追加しました。
2006年05月29日
review:阿部未奈子展《5/27》
阿部未奈子展
@BASE GALLERY
東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル1F
5/26(金)〜6/24(土)日休
11:00〜19:00

本当はオープニングに見に行きたかったのですが、あいにく都合がつかず雨の土曜日に行ってきました。
久し振りのBASE GALLERY。思えば昨年の大竹伸朗氏の個展以来。たくさんのギャラリーが集まるエリアからちょっと離れたところにあって、なんとなく特別な場所という印象があるんです。
こういう場所は大事にしたい。
ギャラリーに入ると、大きな画面にのびのびと描かれた加工された風景の絵がそれぞれの壁にどん、どんと展示されているのが目に飛び込んできます。勢いがある色彩感が、なによりも痛快です。
マスキングも大胆に取り入れられ、階調がはっきりとしているところも特徴的。実際の風景に美しい歪みが複雑に入り込み、その歪みに沿って走る複数の色のラインが画面に流れをつくり出しています。道のようでもあり、風のようでもあり、記憶の軌跡のようでもあり。そして遠くにはくっきりと浮かび上がる山のかたち、明るい空と白い雲。どこまでも続くデジタルチックな風景。
素晴しく爽やかでかつ濃厚。アッパーなイメージが沸いてきます。
画面の表情を見つめてみると、信じられないくらいに絵の具がキャンバスのうえに均一に塗られていることに驚きます。マスキングを用いているために、特に後から塗られたと思われる色のエッジの部分が薄い鉄板を切ったような感じになっているところにも何故か凄みを感じます。
作品としてのクオリティ、迫力は申し分ないです。
充分に大きな作品ですが、もし、もっと大きな画面、例えばどこかのビルの壁面に阿部さんの絵が描かれていたらどんなに壮大なイメージが沸き上がるのだろう...。

@BASE GALLERY
東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル1F
5/26(金)〜6/24(土)日休
11:00〜19:00
本当はオープニングに見に行きたかったのですが、あいにく都合がつかず雨の土曜日に行ってきました。
久し振りのBASE GALLERY。思えば昨年の大竹伸朗氏の個展以来。たくさんのギャラリーが集まるエリアからちょっと離れたところにあって、なんとなく特別な場所という印象があるんです。
こういう場所は大事にしたい。
ギャラリーに入ると、大きな画面にのびのびと描かれた加工された風景の絵がそれぞれの壁にどん、どんと展示されているのが目に飛び込んできます。勢いがある色彩感が、なによりも痛快です。
マスキングも大胆に取り入れられ、階調がはっきりとしているところも特徴的。実際の風景に美しい歪みが複雑に入り込み、その歪みに沿って走る複数の色のラインが画面に流れをつくり出しています。道のようでもあり、風のようでもあり、記憶の軌跡のようでもあり。そして遠くにはくっきりと浮かび上がる山のかたち、明るい空と白い雲。どこまでも続くデジタルチックな風景。
素晴しく爽やかでかつ濃厚。アッパーなイメージが沸いてきます。
画面の表情を見つめてみると、信じられないくらいに絵の具がキャンバスのうえに均一に塗られていることに驚きます。マスキングを用いているために、特に後から塗られたと思われる色のエッジの部分が薄い鉄板を切ったような感じになっているところにも何故か凄みを感じます。
作品としてのクオリティ、迫力は申し分ないです。
充分に大きな作品ですが、もし、もっと大きな画面、例えばどこかのビルの壁面に阿部さんの絵が描かれていたらどんなに壮大なイメージが沸き上がるのだろう...。
5/28のアート巡り
☆辻恵子 Classico 来美希子 うまれるべくして うまれたのだ この3人の手から
@niwa-coya
5/12(金)〜5/28(日)金土日のみ
☆林由未展 綻小路 ほころびこうじ
@kalokalo house
5/19(金)〜5/30(火)
・城野由美子銅版画展 Flow/Grow 2006
@ピガ画廊1
5/24(水)〜5/31(水)

植物や動物をモチーフにした銅版画、カラフルですがすべて版による着彩。
知り合いに教えられて初めてギャラリーで観た展示が、前回の城野さんのの個展。ちょっと感慨深くも。
@niwa-coya
5/12(金)〜5/28(日)金土日のみ
☆林由未展 綻小路 ほころびこうじ
@kalokalo house
5/19(金)〜5/30(火)
・城野由美子銅版画展 Flow/Grow 2006
@ピガ画廊1
5/24(水)〜5/31(水)
植物や動物をモチーフにした銅版画、カラフルですがすべて版による着彩。
知り合いに教えられて初めてギャラリーで観た展示が、前回の城野さんのの個展。ちょっと感慨深くも。
2006年05月28日
interview:大谷有花
6/3(土)まで個展が開催中のGallery MoMoで、大谷有花さんにインタビューを伺ってきました。
大谷さんの「ことば」は、I.C.artsの公式サイトに充分載っていて、こちらを讀むと過去の大谷さんのメッセージはほとんど分かるので、だったら「今」のことを聞こう、と。
展示のレビューはこちらです。
interview:大谷有花
大谷さんの「ことば」は、I.C.artsの公式サイトに充分載っていて、こちらを讀むと過去の大谷さんのメッセージはほとんど分かるので、だったら「今」のことを聞こう、と。
展示のレビューはこちらです。
interview:大谷有花
review:Satoshi Otsuka/Counting Waves ―波をかぞえる―《5/27》
Satoshi Otsuka/Counting Waves ―波をかぞえる―
@TSCA KASHIWA
千葉県柏市若葉町3-3
5/27(土)〜6/24(土)日月・6/17休
12:00〜22:00

柏に新しくできたアートスペース、Takuro Someya Contemporary Art。こちらのオープニングに行ってきました。
柏駅から迷わなければ僕の足でちょうど10分(迷いました。笑)。
外観は製作所。BOICE PLANINGや現代美術製作所にも通ずる、すでにあるものをそのまま活かしたスペース。
正面の入口を入って、2階が展示スペースになっています。
さて、大塚聡さんの作品。階段を昇りきると、その正面にLEDが仕組まれた巨大なミラーが2点並んで壁に設置されています。Aランチで拝見したアタッシュケースの中身がこの大きさ、このスケールで展示されると、やはりその迫力や深みがよりダイレクトに感じられます。ゆっくりとしたスピードでランダムに出現し、鏡の奥へと飛んでいく光の筋たち。神秘的かつ未来的。聞こえるノイズさえも感覚から遠ざかり、無音の世界へといざなってくれます。思わず目を閉じてしまったとしても持続していくイメージ。

通路状の展示スペースには、透明の定規をパネル代わりに使用したユニークな写真が2点ほど、そして右手と突き当たりの壁に光のインスタレーション。
まず右手には、微弱な複数の光の筋が滲むように現れるもの。この反対側にがプロジェクターになっていてさまざまな景色の写真が投影されるのですが、その光の具合に合わせて光の滲みが変化します。目を凝らさないと気付かないほどに微妙な変化だったりもしますが、LEDの作品とは違う時間の感じ方があって、こちらも充実した心地にさせてくれます。
突き当たりの壁のは、今度はLEDによる光の作品。かたちはスクエア。先ほどのとはこちらのほうが光量も大きく、出現のペースも早いです。深遠さはいくぶん抑えられ(といっても相当な深みです)、よりスピード感が強調されているような感じです。

その突き当たりの右手のスペースには、写真作品と映像作品。こういう光のディメンションズアートを制作されるアーティストがピックアップする景色としても大変興味深いです。また、ここからだけではないですが、ここからがいちばん至近距離でプロジェクターで投影される作品を観ることができます。

染谷さんやスタッフの方ともいろいろとお話しできたのですが、嬉しいのがこのスペースが通常で夜10時までオープンしていること。都心からいらっしゃる方が遅い時間でも来ていただけるように、との配慮からそういう時間設定になさったそう。また今後はスペース内にカフェも併設する予定らしく、いろんなアプローチでゆったりと時間を提供できるスペースとして発展させていきたいという意気込みも伝わってきます。

ぜひとも会場に足を運んで、大塚さんの作品が提供する『時間』を感じてほしいです。
more...
@TSCA KASHIWA
千葉県柏市若葉町3-3
5/27(土)〜6/24(土)日月・6/17休
12:00〜22:00
柏に新しくできたアートスペース、Takuro Someya Contemporary Art。こちらのオープニングに行ってきました。
柏駅から迷わなければ僕の足でちょうど10分(迷いました。笑)。
外観は製作所。BOICE PLANINGや現代美術製作所にも通ずる、すでにあるものをそのまま活かしたスペース。
正面の入口を入って、2階が展示スペースになっています。
さて、大塚聡さんの作品。階段を昇りきると、その正面にLEDが仕組まれた巨大なミラーが2点並んで壁に設置されています。Aランチで拝見したアタッシュケースの中身がこの大きさ、このスケールで展示されると、やはりその迫力や深みがよりダイレクトに感じられます。ゆっくりとしたスピードでランダムに出現し、鏡の奥へと飛んでいく光の筋たち。神秘的かつ未来的。聞こえるノイズさえも感覚から遠ざかり、無音の世界へといざなってくれます。思わず目を閉じてしまったとしても持続していくイメージ。
通路状の展示スペースには、透明の定規をパネル代わりに使用したユニークな写真が2点ほど、そして右手と突き当たりの壁に光のインスタレーション。
まず右手には、微弱な複数の光の筋が滲むように現れるもの。この反対側にがプロジェクターになっていてさまざまな景色の写真が投影されるのですが、その光の具合に合わせて光の滲みが変化します。目を凝らさないと気付かないほどに微妙な変化だったりもしますが、LEDの作品とは違う時間の感じ方があって、こちらも充実した心地にさせてくれます。
突き当たりの壁のは、今度はLEDによる光の作品。かたちはスクエア。先ほどのとはこちらのほうが光量も大きく、出現のペースも早いです。深遠さはいくぶん抑えられ(といっても相当な深みです)、よりスピード感が強調されているような感じです。
その突き当たりの右手のスペースには、写真作品と映像作品。こういう光のディメンションズアートを制作されるアーティストがピックアップする景色としても大変興味深いです。また、ここからだけではないですが、ここからがいちばん至近距離でプロジェクターで投影される作品を観ることができます。
染谷さんやスタッフの方ともいろいろとお話しできたのですが、嬉しいのがこのスペースが通常で夜10時までオープンしていること。都心からいらっしゃる方が遅い時間でも来ていただけるように、との配慮からそういう時間設定になさったそう。また今後はスペース内にカフェも併設する予定らしく、いろんなアプローチでゆったりと時間を提供できるスペースとして発展させていきたいという意気込みも伝わってきます。
ぜひとも会場に足を運んで、大塚さんの作品が提供する『時間』を感じてほしいです。
more...
〜5/27のアート巡り
《5/26》
・賀持承一 art exhibition“セイ”
@WALL
5/26(金)〜6/8(木)月休
クレヨンを使用したドローイングが中心の展示。
なかでも、大きな画面に描かれた赤と青の背景の作品、その赤と青の気持ちよく塗りつぶされた感じが最高でした。

《5/27》
・はる個展 鎮守の森
@store & gallery S.c.o.t.t
5/23(火)〜6/4(日)月休
板に直接描かれた水彩絵の具の滲みに深みを感じます。
・市川敏夫展
@Oギャラリー
5/22(月)〜5/28(日)
真っ白な紙に銅版画の黒はよく映えます。
☆Floating 篠塚聖哉展
@フタバ画廊
5/22(月)〜5/28(日)
☆篠田飛鳥 −image−
@ギャラリー舫
5/21(日)〜5/27(土)
☆阿部未奈子展
@BASE GALLERY
5/26(金)〜6/24(土)日休
☆Satoshi Otsuka/Counting Waves ―波をかぞえる―
@TSCA KASHIWA
5/27〜6/24 日月・6/17休
☆マークはあらためて。
先週今週と伺ったOギャラリー、十一月画廊、exhibit Live & Morisで、それぞれの画廊の方の第一声が「おつかれさまでした」。あおぞらDEアートでお手伝いして役立てた実感はないのだけど、嬉しかったです。ありがとうございます。
・賀持承一 art exhibition“セイ”
@WALL
5/26(金)〜6/8(木)月休
クレヨンを使用したドローイングが中心の展示。
なかでも、大きな画面に描かれた赤と青の背景の作品、その赤と青の気持ちよく塗りつぶされた感じが最高でした。
《5/27》
・はる個展 鎮守の森
@store & gallery S.c.o.t.t
5/23(火)〜6/4(日)月休
板に直接描かれた水彩絵の具の滲みに深みを感じます。
・市川敏夫展
@Oギャラリー
5/22(月)〜5/28(日)
真っ白な紙に銅版画の黒はよく映えます。
☆Floating 篠塚聖哉展
@フタバ画廊
5/22(月)〜5/28(日)
☆篠田飛鳥 −image−
@ギャラリー舫
5/21(日)〜5/27(土)
☆阿部未奈子展
@BASE GALLERY
5/26(金)〜6/24(土)日休
☆Satoshi Otsuka/Counting Waves ―波をかぞえる―
@TSCA KASHIWA
5/27〜6/24 日月・6/17休
☆マークはあらためて。
先週今週と伺ったOギャラリー、十一月画廊、exhibit Live & Morisで、それぞれの画廊の方の第一声が「おつかれさまでした」。あおぞらDEアートでお手伝いして役立てた実感はないのだけど、嬉しかったです。ありがとうございます。
2006年05月27日
《upcoming exhibitions》更新
《upcoming exhibitions》に、アサヒ・アート・フェスティバル2006 照屋勇賢 水に浮かぶ島 展@すみだリバーサイドホール・ギャラリーを追加しました。
review:田口和奈「その中にある写真」《5/26》
田口和奈「その中にある写真」
@TARO NASU GALLERY
東京都港区六本木6-8-14-2F
5/26(金)〜6/17(土)日月休
11:00〜19:00

楽しみにしていた田口和奈さんのTARO NASU GALLERYでの個展。オープニングに行ってきました。
・・・昨年の個展でも驚きがありましたが、今年はその時以上の静かな衝撃が。。。
今回もメインスペースに展示されている作品は5点。昨年同様、女性の半身像ですが、作品のなかにいる女性が今回はすべて違います。
作品ごとに微妙に異なる背景のグレー。それは意識的に斑が施されているようです。そのなかに描かれる女性はそれぞれ北欧南欧の差異はあるものの西洋人であることは認識できます。ただし、ひとりの人物をモデルにして描いたものではなくさまざまな人の顔のパーツを組み合わせて描かれたものであるため、そこに描かれる人は実在はせず、髪の毛や眉の1本1本まで異様とも思えるほどに精緻に描かれていながらも唇の角度などから伝わってくる違和感が、それがヴァーチャルであることをことさらに強調しているように感じられます。
それでもちょっと離れて眺めると、経験的なイメージから60年代くらいの無声映画のワンシーンを切り取ったような感じがします。精緻に再現された目が、唇が、髪の流れが、仕草が...静かに、かつ雄弁に語るのです。しかし接近すると、特に明るいグレーの部分で顕著なのですが、もとの絵のサイズから大きく引き伸ばされていることもあってキャンバスの目がしっかりと画面に写っているんです。そのことに気付き、作品のなかの被写体が絵であることを認識した瞬間に生命感が一気に消え去り、まるで古代の作品の世界に触れているのでは、と錯覚するほどに印象が変化するのです。
「絵画」と「写真」との境界がより曖昧になり、作品がもつ時代性や時間感覚のようなものがほんのちょっとしたことで劇的に変化してしまいます。なのに、というよりむしろそのおかげで、作品の前に立っているこちら側に「今」をより強く意識させられるような雰囲気もあるように思えます。この不思議さがなんともユニークで素晴しい展示です。ミーティングルームにはサイズが小さい写真が5点並んで展示され、こちらはまたメインスペースとは違う、パッケージされた面白味があります。
オープニングの会場内、ミーティングルームに置かれた大陸風の壺の作品についてかわされた印象的な会話。
「これ、壺に絵を描いてるんだね?」
「壺も描いてるんだよ、もちろん」
@TARO NASU GALLERY
東京都港区六本木6-8-14-2F
5/26(金)〜6/17(土)日月休
11:00〜19:00
楽しみにしていた田口和奈さんのTARO NASU GALLERYでの個展。オープニングに行ってきました。
・・・昨年の個展でも驚きがありましたが、今年はその時以上の静かな衝撃が。。。
今回もメインスペースに展示されている作品は5点。昨年同様、女性の半身像ですが、作品のなかにいる女性が今回はすべて違います。
作品ごとに微妙に異なる背景のグレー。それは意識的に斑が施されているようです。そのなかに描かれる女性はそれぞれ北欧南欧の差異はあるものの西洋人であることは認識できます。ただし、ひとりの人物をモデルにして描いたものではなくさまざまな人の顔のパーツを組み合わせて描かれたものであるため、そこに描かれる人は実在はせず、髪の毛や眉の1本1本まで異様とも思えるほどに精緻に描かれていながらも唇の角度などから伝わってくる違和感が、それがヴァーチャルであることをことさらに強調しているように感じられます。
それでもちょっと離れて眺めると、経験的なイメージから60年代くらいの無声映画のワンシーンを切り取ったような感じがします。精緻に再現された目が、唇が、髪の流れが、仕草が...静かに、かつ雄弁に語るのです。しかし接近すると、特に明るいグレーの部分で顕著なのですが、もとの絵のサイズから大きく引き伸ばされていることもあってキャンバスの目がしっかりと画面に写っているんです。そのことに気付き、作品のなかの被写体が絵であることを認識した瞬間に生命感が一気に消え去り、まるで古代の作品の世界に触れているのでは、と錯覚するほどに印象が変化するのです。
「絵画」と「写真」との境界がより曖昧になり、作品がもつ時代性や時間感覚のようなものがほんのちょっとしたことで劇的に変化してしまいます。なのに、というよりむしろそのおかげで、作品の前に立っているこちら側に「今」をより強く意識させられるような雰囲気もあるように思えます。この不思議さがなんともユニークで素晴しい展示です。ミーティングルームにはサイズが小さい写真が5点並んで展示され、こちらはまたメインスペースとは違う、パッケージされた面白味があります。
オープニングの会場内、ミーティングルームに置かれた大陸風の壺の作品についてかわされた印象的な会話。
「これ、壺に絵を描いてるんだね?」
「壺も描いてるんだよ、もちろん」
2006年05月26日
《upcoming exhibitions》更新
・《upcoming exhibitions》に「ヨロヨロン」束芋@原美術館、冨田典姫展@新生堂を追加しました。
・神田サオリさんのBODY PAINTパフォーマンス@新宿高島屋の時間を訂正しました。6/3、6/4の両日の遅い時間のほうは17:00〜17:30です。
・神田サオリさんのBODY PAINTパフォーマンス@新宿高島屋の時間を訂正しました。6/3、6/4の両日の遅い時間のほうは17:00〜17:30です。
2006年05月25日
recommend:永井桃子展
永井桃子展
@ときの忘れもの
東京都港区南青山3-3-3 青山Cube 1F
5/26(金)〜6/3(土)日月休
12:00〜19:00

やさしい緑色。独特の風合いの植物画。永井桃子さんの個展が昨年に続いてときの忘れもので開催されます。
大きな画面いっぱいに描かれる葉。緩やかな色調による淡さとキャンバスに油絵の具という強さとのコントラスト。何となく異次元に入り込んでしまったような不思議な感覚があります。
※初日5/26(金)の17:00〜19:00にオープニングパーティーが開催されます。
@ときの忘れもの
東京都港区南青山3-3-3 青山Cube 1F
5/26(金)〜6/3(土)日月休
12:00〜19:00
やさしい緑色。独特の風合いの植物画。永井桃子さんの個展が昨年に続いてときの忘れもので開催されます。
大きな画面いっぱいに描かれる葉。緩やかな色調による淡さとキャンバスに油絵の具という強さとのコントラスト。何となく異次元に入り込んでしまったような不思議な感覚があります。
※初日5/26(金)の17:00〜19:00にオープニングパーティーが開催されます。
2006年05月24日
review:泉東臣絵画展《5/21》
泉東臣絵画展
@喫茶店アリス
千葉県習志野市大久保4-3-3
5/15(月)〜5/21(日)
10:00〜18:00

今年2月の銀座スルガ台画廊での個展に続いて開催された泉東臣さんの個展。
最近の大きな作品とともにちいさな作品も数点展示。
大きな作品は、先述のスルガ台画廊での個展の際に発表されたものとつい先日会期を終えたばかりのおぶせミュージアムでの「作家の卵展」で出展されたもの。後者はフェンスに絡まる蔦を描いたもので画面の中央部が金泥で共闘されているのですが、調度を落とした状態で展示され、作品の良さがより引き立てられていて良い雰囲気が演出されていました。
ちいさな作品は、大作と比べてその迫力は抑えられつつも、泉さんの作品の特徴である立体的な存在感はしっかりと。
泉さんの地元の喫茶店ということもあってか、リラックスした雰囲気が嬉しい展示でした。
@喫茶店アリス
千葉県習志野市大久保4-3-3
5/15(月)〜5/21(日)
10:00〜18:00
今年2月の銀座スルガ台画廊での個展に続いて開催された泉東臣さんの個展。
最近の大きな作品とともにちいさな作品も数点展示。
大きな作品は、先述のスルガ台画廊での個展の際に発表されたものとつい先日会期を終えたばかりのおぶせミュージアムでの「作家の卵展」で出展されたもの。後者はフェンスに絡まる蔦を描いたもので画面の中央部が金泥で共闘されているのですが、調度を落とした状態で展示され、作品の良さがより引き立てられていて良い雰囲気が演出されていました。
ちいさな作品は、大作と比べてその迫力は抑えられつつも、泉さんの作品の特徴である立体的な存在感はしっかりと。
泉さんの地元の喫茶店ということもあってか、リラックスした雰囲気が嬉しい展示でした。
《upcoming exhibitions》更新など
・《upcoming exhibitions》に、神田サオリさんが参加される[溶 -Tuxedo Lake-]photo×paint EXHIBITION 2006を追加しました。
・神田サオリさんのBODY PAINTパフォーマンスが新宿高島屋でのshu uemuraのアニバーサリーイベント内で行われます!
6/3(土)14:00〜14:30、17:00〜17:30
6/4(日)14:00〜14:30、17:00〜17:30
場所:新宿高島屋1Fメイクロビーにて
(時間に訂正がありました)
・神田サオリさんのBODY PAINTパフォーマンスが新宿高島屋でのshu uemuraのアニバーサリーイベント内で行われます!
6/3(土)14:00〜14:30、17:00〜17:30
6/4(日)14:00〜14:30、17:00〜17:30
場所:新宿高島屋1Fメイクロビーにて
(時間に訂正がありました)
2006年05月23日
recommend:田口和奈「その中にある写真」
田口和奈「その中にある写真」
@TARO NASU GALLERY
東京都港区六本木6-8-14-2F
5/26(金)〜6/17(土)日月休
11:00〜19:00

この不思議な説得力、魅力的な世界。
田口和奈さんの作品は独特です。まず、絵を描く。そして、それを撮る。絵画と写真とが絡み合ったたいへんユニークな手法です。一見しただけでは、オーソドックスな写真作品。しかし、その被写体が自ら制作された絵画と知った瞬間の驚きは相当のもので、それほどリアル。しかしその被写体が実在しないことへの不思議な感覚は実に奇妙な感じがします。
前回の個展では、女性の半身の肖像が5点並び、それぞれの関係性が非常に興味深かったです。はたして今回は...。
※初日18:00〜20:00にオープニングパーティーが行われます。
@TARO NASU GALLERY
東京都港区六本木6-8-14-2F
5/26(金)〜6/17(土)日月休
11:00〜19:00
この不思議な説得力、魅力的な世界。
田口和奈さんの作品は独特です。まず、絵を描く。そして、それを撮る。絵画と写真とが絡み合ったたいへんユニークな手法です。一見しただけでは、オーソドックスな写真作品。しかし、その被写体が自ら制作された絵画と知った瞬間の驚きは相当のもので、それほどリアル。しかしその被写体が実在しないことへの不思議な感覚は実に奇妙な感じがします。
前回の個展では、女性の半身の肖像が5点並び、それぞれの関係性が非常に興味深かったです。はたして今回は...。
※初日18:00〜20:00にオープニングパーティーが行われます。
review:加ト祐哉展「あおいろ・みずいろ」 《5/23》
加ト祐哉展「あおいろ・みずいろ」
@ギャラリー・エス E zone
東京都渋谷区神宮前5-46-13 ツインエスビル
5/23(火)〜5/28(日)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)

暑い季節を前にして、とにかく気持ちいい「青」。
絵のなかの青の多くは水を描いているもので、水面が光を乱反射する様子や水しぶきの白がその青に爽やかに映えます。
正面の大きな画面の2点とその右手の2点ではまさにほぼ「水」しか描かれていなくて、よりその動的な感じ、光を受けて輝く様子が独特の階調を用いて描かれています。
小品では、うってかわって水以外のものも多数登場します。なかでも水中動物の無邪気さが印象的です。金魚もかわいらしい!
アクリルガッシュを使用した作品にはビニールが絵に直接掛けられ、油彩の作品ではニスが塗られています。これは加トさんによると携帯やモニターなどの画面を観る感覚に近付けたいという意図があるとのこと。透明感も演出したりしていて、興味深い効果を生み出しています。
会場には、加トさんの作品が表紙に使用された本などが備えてあって、こういうふうに2次的に使用されても魅力的な青。線画によるイラストが綴られる小冊子も素敵でした。
@ギャラリー・エス E zone
東京都渋谷区神宮前5-46-13 ツインエスビル
5/23(火)〜5/28(日)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
暑い季節を前にして、とにかく気持ちいい「青」。
絵のなかの青の多くは水を描いているもので、水面が光を乱反射する様子や水しぶきの白がその青に爽やかに映えます。
正面の大きな画面の2点とその右手の2点ではまさにほぼ「水」しか描かれていなくて、よりその動的な感じ、光を受けて輝く様子が独特の階調を用いて描かれています。
小品では、うってかわって水以外のものも多数登場します。なかでも水中動物の無邪気さが印象的です。金魚もかわいらしい!
アクリルガッシュを使用した作品にはビニールが絵に直接掛けられ、油彩の作品ではニスが塗られています。これは加トさんによると携帯やモニターなどの画面を観る感覚に近付けたいという意図があるとのこと。透明感も演出したりしていて、興味深い効果を生み出しています。
会場には、加トさんの作品が表紙に使用された本などが備えてあって、こういうふうに2次的に使用されても魅力的な青。線画によるイラストが綴られる小冊子も素敵でした。
情報追加
《upcoming exhibitions》 に、Shinji Ohmaki:Liminal Air - Descend 2006@Gallery A4を追加しました。


