「ULTRA002」、多くの皆様のご来場ありがとうございました!
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エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA002」
スパイラルガーデン/1F&スパイラルホール/3F
10/29(木)〜11/3(月祝)11:00〜20:00
PRESS RELEASE/REVIEW
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――――― ex-chamber memo ―――――
こちら↓で展覧会のレコメンドを書いてます!基本的に毎週月曜日朝更新!
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***美術犬(I.N.U.)第三回シンポジウム開催のお知らせ***
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「美術犬(I.N.U.)」第三回企画シンポジウム『批評』
日時:10/24(土)14:00〜17:00
会場:BankART Studio NYK 1F BankART Mini gallery
主催:美術犬(I.N.U.)
入場料:500円(予約不要)
パネリスト:粟田大輔、沢山遼、土屋誠一
司会:雨宮庸介
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■■■■■■■■■■■《current exhibitions》■■■■■■■■■■■
・村田朋泰 ゆるゆる☆ズ@東京日本橋高島屋6階 美術画廊X 10/21(水)〜11/9(月)10:00〜20:00(最終日:〜16:00)mini review
・日出真司 作品展 TO AND FRO@art gallery closet 10/29(木)〜11/10(火)水日休 12:00〜18:30(土祝:11:00〜)
・ART COIL by 上田尚矢@MAKII MASARU FINE ARTS 10/30(金)〜11/11(水)11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・NEXT DOOR vol.10@T&G ARTS 10/15(木)〜11/12(木)土日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・吐夢 相本和佳子 佐々木利多 山中綾子@Gallery Camellia 11/1(日)〜11/13(金)11:30〜19:00(初日:14:00〜、最終日:〜17:00)
・Julian Opie Exhibition@SCAI THE BATHHOUSE 10/16(金)〜11/14(土)日月祝休 12:00〜19:00
・Michiko Kondo silent scene / 沈黙の間に、@GALLERY TERRA TOKYO 10/17(土)〜11/14(土)日月祝休 10:00〜19:00 mini review
・screening さわひらき/南隆雄@OTA FINE ARTS 10/21(水)〜11/14(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo/mini review
・1987 −卯野夏子&田村香織−展@GALLERY STRENGER 10/24(土)〜11/14(土)日月祝予約制 12:00〜19:00 memo
・阪本トクロウ展「共鳴」@GALLERY MoMo Ryogoku 10/24(土)〜11/14(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・ アリエマキ個展「接続する海」@MORI YU GALLERY TOKYO 10/24(土)〜11/14(土)日月祝休 12:00〜19:00 memo
・川田祐子展 HATCHING=孵化=ほころぶ@Kaneko Art Tokyo 10/26(月)〜11/14(土)日休 12:00〜19:00(最終日:〜18:00)
・心星 松藤孝一@Gallery Cellar 10/28(水)〜11/14(土)日月祝休 12:00〜18:00
・野依幸治 "Story"@YOKOI FINE ART 10/30(金)〜11/14(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・―Three gemstones― Composition'09展 橋本直明 安田京平 平松佳和@Gallery Art Composition 10/31(土)〜11/14(土)日祝休 11:00〜18:00(土:〜17:00、最終日:〜16:00)
・gallerism 2009 gallery-ism in art field #6@大阪府立現代美術センター 11/2(月)〜11/14(土)日休 10:00〜18:00(11/3、11/7:〜16:00、11/14:〜15:30)memo
・Beautiful Future 数見亮平 木下直耶 常田泰由@Gallery Lara Tokyo 11/4(水)〜11/14(土)日月火休 11:00〜19:00
・「ニエプスの箱・右」杉浦慶太 助田徹臣 村上友重@CASHI 11/6(金)〜11/14(土)日月祝休 11:00〜19:00
拝借景 祭り@寺田邸(map) 10/17(土)〜11/15(日)土日祝のみ 10:00〜18:00
・EKKO「瓦礫の山、乾いた街」@六本木ヒルズ アート&デザインストア スペースA+D 10/20(火)〜11/15(日)10:00〜22:00
・"Mickey Mouse Funeral Shit" 菊池良博@AISHO MIURA ARTS 10/21(水)〜11/15(日)月休 13:00〜21:00(日:〜19:00)
・イイダキリコ「眼福/複眼」@artdish g 10/23(金)〜11/15(日)月休 12:00〜22:00
・清水朝子展「Infinity」@和田画廊 10/29(木)〜11/15(日)13:00〜19:00 memo
・冨田潤展 "TEXTURED COLOR"@CLEAR EDITION & GALLERY gallery one 11/6(金)〜11/15(日)11:00〜19:00
・墨彩 心底の鼓動 川瀬伊人展@画廊大千(map) 11/3(火)〜11/16(月)11:00〜18:30(日・最終日:〜16:00)
・Fresh2009 国本泰英展@伊勢現代美術館 10/29(木)〜11/17(火)水休(祝日の場合は翌日に振り替え)10:00〜17:00
・平川ヒロ 個展 ”Square woven (TANIKADO ARTS /24th Oct 2009)”@谷門美術 10/24(土)〜11/19(木)日月祝休 13:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・松田拓実展「In The Dark」@GALLERY MoMo Roppongi 11/7(土)〜11/20(金)日月祝休 12:00〜19:00
・木村俊幸「Matim: First contact 2009」@LOOP HOLE 10/17(土)〜11/21(土)木金土のみ 14:00〜18:00
・田中秀和個展「連続の要因」@児玉画廊|京都 10/17(土)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・横尾忠則 東京Y字路 写真展@西村画廊 10/20(火)〜11/21(土)日月祝休(11/2開廊) 10:30〜18:30
・岡田裕子展「翳りゆく部屋」@ミヅマアートギャラリー 10/21(水)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・O JUN・森淳一展「痙攣子」@MIZUMA ACTION 10/21(水)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo/mini review
・WORM HOLE episode 11 小牟田悠介 平嶺林太郎 古畑智気 間瀬朋成 松下徹@magical, ARTROOM 10/23(金)〜11/21(土)日月祝休 12:00〜20:00 memo/mini review
・Jon Widman "Relaxation Sensation"@Taka Ishii Gallery,Kyoto 10/23(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・蜷川実花展@Tomio Koyama Gallery Kyoto 10/23(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.5 袴田京太朗@gallery αM 10/24(土)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・牛島孝「余映」@GALLERY SIDE2 10/24(土)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・片山博文展 "Exchangeable"(Gallery 1)/良知暁展 "frames"(Gallery 2)@TARO NASU 10/30(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・大橋博 ともだちや@WADA FINE ARTS 10/30(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・若木くるみ「水陸両用 かのぎょ」@Gallery Jin 10/31(土)〜11/21(土)月火休(11/3開廊、11/4振替休)12:00〜19:00(最終日:〜17:00)memo
・さかぎしよしおう展@GALERIE ANDO 11/3(火)〜11/21(土)日月休 11:30〜19:00 memo
・GALLERY TSUBAKI AUTUEM FAIR@ギャラリー椿 11/7(土)〜11/21(土)日祝休 11:00〜18:30
・コイズミアヤ「隣の部屋」@ギャラリー椿GT2 11/7(土)〜11/21(土)日祝休 11:00〜18:30 memo
・小金沢健人「メモ」@hiromiyoshii 11/7(土)〜11/21(土)日月祝休 12:00〜19:00
・TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」@トーキョーワンダーサイト本郷 10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00 memo
・TWS-Emerging 126 有賀礼「痕跡」@トーキョーワンダーサイト本郷 10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 127 林田健「My name is no name.」@トーキョーワンダーサイト本郷 10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・石井隆浩「黒い箱」@遊工房アートスペース 11/1(日)〜11/22(日)月火休 12:00〜19:00
・野外アート展 トロールの森2009@善福寺公園 上池 およびその周辺(map) 11/1(日)〜11/22(日)
・ネネツボイ PERSPECTIVE展@gm ten 10/16(金)〜11/23(月)12:00〜20:00 memo/mini review
・志村信裕展「うかべ」@横浜美術館グランドギャラリー、美術情報センター 10/23(金)〜11/23(月)木休 16:00〜18:00(金:〜20:00)
・新incubation1-ベテランと若手作家が出会う Real Life Sensibility―物とイメージの往還から 碓井ゆい 柳恵里 @京都芸術センター 10/27(火)〜11/23(月)10:00〜20:00
・山口裕美 特別企画 Vale of Tears コバヤシ麻衣子 新作展@hpgrp GALLERY 東京 10/30(金)〜11/23(月)月休(11/2、11/23開廊)11:00〜20:00
・Exhibition as media 2009『Drawning room』大崎のぶゆき 田中朝子 冨倉崇嗣 中川トラヲ 森本絵利@神戸アートビレッジセンター 10/31(土)〜11/23(月)火休 12:00〜20:00(最終日:〜17:00)
・柴田敏雄 作品展『For Grey』@ZEIT-FOTO SALON 10/30(金)〜11/25(水)日月祝休 10:30〜18:30(土:〜17:30)
・高橋治希展@INAXギャラリー 11/2(月)〜11/26(木)日祝休 10:00〜18:00
・大小島真木 "f.tigerたち"@都庁舎と都議会議事堂をつなぐ第一本庁舎3階南側空中歩廊 11/5(木)〜11/26(木)土日祝休 9:00〜17:30
・MIKE KELLEY PHOTOGRAPHS SCULPTURES@WAKO WORKS OF ART 10/16(金)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・森村誠「Dear Thomas」@TOKIO OUT of PLACE 10/23(金)〜11/28(土)日月火祝休 12:00〜19:00 memo/mini review
・GALERIE SHO PROJECTS CLARA DESIRE+MASAKO+大槻素子@Galerie Sho Contemporary Art 10/26(月)〜11/28(土)日祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)memo
・大島成己展―Reflections@Gallery Nomart 10/31(土)〜11/28(土)日祝休 13:00〜19:00
・青木克世 maniera@ラディウムーレントゲンヴェルケ 11/6(金)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
ジカンノハナ ―淺井裕介 狩野哲郎@黄金スタジオA,B他 11/6(金)〜11/28(土)月火予約制 12:00〜19:00
・鈴木まさこ作品展「ZOO−M」@FOIL GALLERY 11/6(金)〜11/28(土)日祝休 12:00〜19:00(初日:〜18:00)memo
・Drawing Story I 1960-1990@東京画廊 11/6(金)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)
・伊庭靖子展 −resonance 共鳴・余韻−@imura art gallery 11/7(土)〜11/28(土)日祝休 10:00〜19:00
・柏にあつまる表現の湯 わくわく JOBAN-KASHIWA PROJECT@TSCA Kashiwa、旧シネマサンシャインほか 11/1(日)〜11/29(日)11:00〜20:00
・栗山斉 個展 宇宙の中の私の宇宙@eN arts 11/1(日)〜11/29(日)金土日のみ(その他の曜日は事前予約制)12:00〜18:00
・レイコの出雲〈美術〉留学 木村幸恵@手銭記念館 11/7(土)〜11/30(月)11/4、11/10、11/17、11/24休 9:00〜16:30 memo
・November Steps―Suzan Philipsz & Gallery Artists@ミヅマアートギャラリー(市谷田町) 11/4(水)〜12/5(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・藤井保「BIRD SONG」@MA2Gallery 11/6(金)〜12/5(土)日月祝休 12:00〜19:00
・冨谷悦子「風蝕」@山本現代 11/7(土)〜12/5(土)日月祝休 11:00〜19:00(金:〜20:00)
・THE BLOOM@ArtJam Contemporary 11/6(金)〜12/6(日)月休12:00〜20:00 memo
・「過視は不可視か」西澤論志展@Sanagi Fine Arts 10/31(土)〜12/12(土)日祝休 12:00〜19:00
・高山陽介展@ギャラリー・ハシモト 10/31(土)〜12/12(土)日月祝休 12:00〜19:00
・藤本由紀夫展 audio/visual V@GALLERY CAPTION 10/31(土)〜12/12(土)日月祝休 12:00〜18:30
・有馬かおる れんこんのなか@ZENSHI 11/6(金)〜12/12(土)日月火休 12:00〜19:00 memo
・津村耕佑キュレーション「DREAM CONSCIOUS かたちになりかけた夢」@YUKA CONTEMPORARY 11/6(金)〜12/12(土)日火休 11:00〜19:00
・野原健司「逆さまDrop」@児玉画廊|東京 11/7(土)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Thomas Ruff: cassini + zycles@ギャラリー小柳 10/16(金)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・田名網敬一 個展 [壺中天]@NANZUKA UNDERGROUND 11/7(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・斉と公平太 個展「HAVE NO NAME」@muzz PROJECT SPACE 10/31(土)〜12/20(日)土日のみ 12:00〜20:00
・浜口陽三生誕100年記念銅版画大賞展@ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 9/12(土)〜12/22(火)月(祝日の場合開館、翌火曜休)・9/26休 11:00〜17:00(土日祝:10:00〜)
・project N 39 住田大輔@東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール 10/17(土)〜12/27(日)月(祝日は開館)休 11:00〜19:00(金土:〜20:00)memo/mini review
・若手作家グループ展「ネオネオ展 Part1 [女子]」@高橋コレクション日比谷 10/31(土)〜12/27(日)月休 11:00〜19:00 mini review
・大西麻貴+百田有希 夢の中の洞窟:Cave in a dream@東京都現代美術館 メディアコート 8/1(土)〜1/17(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休/8/10、8/17、9/21、9/28開館/10/5〜10/30、12/28〜1/1休)10:00〜18:00
・この世界とのつながりかた 秋葉シスイ 奥村雄樹 川内倫子 仲澄子 橋口浩幸 松尾吉人 松本寛庸 森田浩彰@ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 10/24(土)〜3/7(日)月・12/28〜1/8休(祝祭日は開館し、翌日閉館) 10:00〜17:00
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・日比野拓史展@なびす画廊 11/9(月)〜11/14(土)日休 11:30〜19:00(最終日:〜17:00)
・画廊選抜二人展 船木美佳×好地匠@表参道画廊 11/9(月)〜11/14(土)12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・岡山伸也展@gallery坂巻 11/9(月)〜11/21(土)日祝休 12:00〜19:00
・現代美術二等兵〜駄美術展@MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w 11/10(火)〜11/23(月)月休(祝日は開廊)12:00〜19:00
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・cultivate the boulder U 小野耕石@アートフロントグラフィックス 11/10(火)〜11/29(日)月休 11:00〜19:00 memo
・土屋仁応「夢をたべる獏が夢みる夢」@MEGUMI OGITA GALLERY 11/10(火)〜12/5(土)日月祝休 12:00〜19:00 memo
・綴られる鼓動 ― Spelling Heartbeats HEARTBEAT-SASAKI@第一生命南ギャラリー 11/10(火)〜12/18(金)土日祝休 12:00〜18:00
シェル美術賞展2009代官山ヒルサイドフォーラム 11/11(水)〜11/15(日)10:00〜19:00
・笠原出 かくれんぼ@Art Center Ongoing 11/11(水)〜11/23(月)11/16、11/17休 12:00〜21:00 memo
・国本泰英 展@BASE GALLERY 11/11(水)〜12/26(土)日祝休 11:00〜19:00 memo
・DYNAMITE0000 椛田有理/椛田ちひろ/進藤環/森村誠/峠祐樹/Katrin Paul/David Franklin@TOKYO ART CONTENTS 11/14(土)、11/15(日)
・山中現×藤田夢香 新作モノタイプ展@不忍画廊 11/14(土)〜11/21(土)日休 11:00〜18:00(土:〜17:00)
・大江慶之 個展 switch@ビリケンギャラリー 11/14(土)〜11/26(木)月休 12:00〜19:00
・川田英二 個展@Ain Soph Dispatch 11/14(土)〜11/28(土)木休 13:00〜21:00
・町田夏生 展 -MURMUR-@YOD GALLERY 11/14(土)〜12/5(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・「山と渓谷」小西真奈/横山裕一/渡辺豪@ARATANIURANO 11/14(土)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00
・伊藤雅恵展 [She Has Mountain]@鎌倉画廊 11/14(土)〜12/26(土)月火祝休 11:00〜18:00 memo
・画廊選抜二人展 河名祐二×吉田愛@表参道画廊 11/16(月)〜11/21(土)12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・入江明日香展@シロタ画廊 11/16(月)〜11/28(土)日祝休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・「ニエプスの箱・左」杉浦慶太 助田徹臣 村上友重@CASHI 11/17(火)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00
・"OUT OF THE MOUNTAIN" 田村久美子@AISHO MIURA ARTS 11/17(火)〜12/13(日)月休 13:00〜21:00(日:〜19:00)
・道徳展 高田冬彦 平川恒太@TURNER GALLERY 11/18(水)〜11/25(水) 11:00〜19:00
・青山裕企 ソラリーマン展@和田画廊 11/18(水)〜12/6(日)13:00〜19:00
・石原延啓 “deer man” 展@nca | nichido contemporary art 11/20(金)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00
・MADSAKI adidas “painting” ALL DAY I DREAM ABOUT SUNSEX@CLEAR EDITION & GALLERY 11/20(金)〜11/29(日)11:00〜19:00
・中村航展@Gallery OUT of PLACE 11/20(金)〜12/20(日)月火水休 12:00〜19:00
・チョン・ジュンホ展@SCAI THE BATHHOUSE 11/20(金)〜12/25(金)日月祝休 12:00〜19:00
TOKYO CONTEMPORARY ART FAIR 2009東京美術倶楽部「東美アートフォーラム」 11/21(土)〜11/23(月)11:00〜18:00(最終日:〜17:00)
・Mario Garcia Torres@Taka Ishii Gallery 11/21(土)〜12/12(土)日月祝休 12:00〜19:00
・田口和奈 半分グレーでできている@void+ 11/21(土)〜12/18(金)日月祝休 14:00〜19:00(土:12:00〜)
・森裕子「キラル。アキラル。」@Ohshima Fine Art 11/21(土)〜12/18(土)日月火祝休 13:00〜19:00
・篠原愛展「少女たちへ」@GALLERY MoMo Ryogoku 11/21(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「MATRIX マトリクス」松下竜也@GalleryTerraTokyo 11/21(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・パラモデル個展@mori yu gallery tokyo 11/21(土)〜12/26(日)月火祝休 12:00〜19:00
・三宅砂織「CONSTELLATION 2」@Yuka Sasahara Gallery 11/21(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・S.S.S. 島田奏 田中秀介 松井沙都子@Gallery Den 11/23(月)〜12/5(土)日休 12:00〜19:00(土:〜17:00)
・Landscape「Grotto(洞窟)?」矢部奈桜子 上田真由美@GALLERY ZERO 11/24(火)〜12/5(土)日休 12:00〜19:00(土:〜17:00)
・林勇気 牡丹靖佳 山野千里「migratory ー世界に迷い込むー」@ARTCOURT Gallery  11/24(火)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)
・藤井俊治個展@ギャラリーほそかわ 11/24(火)〜12/12(土)日祝休 12:00〜18:30
・柴田鑑三展@C・スクエア 11/24(火)〜12/19(土)日休 9:00〜17:00
・詫摩敦子 個展 ―closed room―@彩鳳堂画廊 11/25(水)〜12/1(火)10:00〜19:00
・北浦信一郎展「BAROCO」@WADA FINE ARTS 11/25(水)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・漆希展 NOZOMI WATANABE EXHIBITION@COEXIST 11/25(水)〜12/26(土)月休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・大竹利絵子展 夢みたいな@TKG Editions Kyoto 11/26(木)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Susan Cianciol「紫の山とライラックの空」@GALLERY SIDE2 11/27(金)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00
・WORM HOLE episode12 鈴木光 仲田慎吾 西山弘洋 忽滑谷昭太郎 安田悠@magical, ARTROOM 11/27(金)〜12/26(土)日月祝休 12:00〜20:00
・伊藤一洋 個展「Evidence」@hpgrp GALLERY東京 11/27(金)〜1/5(火)月休 11:00〜20:00
・福井篤展@TOMIO KOYAMA GALLERY 11/28(土)〜12/19(土)日月祝休 12:00〜19:00
・Amy Bannet@TKG Contemporary 11/28(土)〜12/19(土)日月祝休 12:00〜19:00
・TWS-Emerging 128 寺澤伸彦「double awake」@トーキョーワンダーサイト本郷 11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 129 モニカ・アルカディリ「The Tragedy of Self」@トーキョーワンダーサイト本郷 11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 130 石塚智寿「29年生きた魂」@トーキョーワンダーサイト本郷 11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・Christmas Exhibtion '09 宇田川愛、木戸涼子、阪本トクロウ、安田豊@KIDO Press, Inc. 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 12:00〜19:00
・池谷保「基本の復習と予習」@児玉画廊|京都 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Kodama Gallery Project 20 阿波野由紀夫@児玉画廊|京都 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・指江昌克展「デファクトスタンダード」@ミヅマアートギャラリー 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.6 金氏徹平@gallery αM 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・シンチカ@OTA FINE ARTS 11/28(土)〜1/16(土)日月祝・12/26〜1/5休 11:00〜19:00
・『男女2人新宿絵画物語』加藤俊介+しんぞう@新宿眼科画廊 12/4(金)〜12/11(金)12:00〜20:00(最終日:〜17:00)
・さとうりさ 作品展@FOIL GALLERY 12/4(金)〜12/25(金)日休 12:00〜19:00(初日:〜18:00)
・カンノサカン hunch@ラディウムーレントゲンヴェルケ 12/4(金)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Ragnar Persson "Forrest Times"@galeria de muerte 12/4(金)〜12/26(土)水日休 13:00〜19:00
・小橋陽介展@Gallery Den 12/7(月)〜12/19(土)日休 12:00〜19:00(土:〜17:00)
・小林美樹 個展@文京アート 12/7(月)〜12/19(土)日祝休 11:00〜18:30
・木村くんと北見くんと@Kenji Taki Gallery Tokyo 12/9(水)〜12/26(土)日月祝休 12:00〜19:00
・前田正憲展@和田画廊 12/10(木)〜12/20(日)13:00〜19:00
・今井喬裕展@TAIMEI Contemporary art 12/10(木)〜12/18(金)10:00〜19:00(土:〜18:00、日:11:00〜17:00)
・束芋 断面の世代@横浜美術館 12/11(金)〜3/3(水)木、12/29〜1/1休(2/11開館、2/12休) 10:00〜18:00(12/25を除く金曜日:〜20:00)
・南条嘉毅展「際景」〜伊勢詣1〜@YUKARI ART CONTEMPORARY 12/12(土)〜1/23(土)日月火(水:事前予約制)・12/20〜1/5休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・日常/場違い Everyday life Another space 雨宮庸介 泉太郎 木村太陽 久保田弘成 佐藤恵子 藤堂良門@神奈川県民ホールギャラリー 12/16(水)〜1/23(土)12/30〜1/4休 10:00〜18:00(12/19、1/16:〜19:00)
・天明屋尚 風流@ミヅマアートギャラリー(市谷田町) 12/16(水)〜1/30(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「ミイラっていいな」Chim↑Pom、西尾康之、梅川良満、風間サチコ@山本現代 12/18(金)12/19(土)12/22(火)11:00〜19:00
・大西伸明展@Gallery Nomart 12/19(土)〜1/23(土)日祝休 13:00〜19:00
・小西紀行@ARATANIURANO 12/19(土)〜1/30(土)日月祝・12/27〜1/8休 11:00〜19:00
・喜多順子 個展@TAKE NINAGAWA 12/19(土)〜2/6(土)日月祝・12/27〜1/5休 11:00〜19:00
・栗田咲子[数珠の茂み]@FUKUGAN GALLERY 12/19(土)〜2/13(土)日月火・12/27〜1/12休 13:00〜20:00
via art 2009shinwa art museum 12/22(火)〜12/26(土)11:00〜19:00
・Ragnar Persson "Black Sabbath"@galeria de muerte 1/7(木)〜1/30(土)水日休 13:00〜19:00
・金子奈央展@Gallery Q 1/8(金)〜 1/23(土)日休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・TWS-Emerging 131 柴田英里「アイドル」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 132 鎌田あや「私のまわりの目に見えない夢」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 133 草刈ミカ「凹凸絵画」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 134 高木理枝子「ほんのり、いたい」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・山極満博 展@BASE GALLERY 1/15(金)〜2/6(土)日祝休 11:00〜19:00
・大和由佳作品展@新宿眼科画廊 1/16(土)〜1/24(日)12:00〜20:00(最終日:〜17:00)
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.7 鬼頭健吾@gallery αM 1/16(土)〜2/13(土)日月祝休 11:00〜19:00
・project N 40 熊谷直人@東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール 1/16(土)〜3/22(月)月(祝日は開館)休 11:00〜19:00(金土:〜20:00)
・現代日本の絵画(仮称)@国立国際美術館 1/16(土)〜4/4(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)10:00〜17:00(金:〜19:00)
G-tokyo 2010森アーツセンターギャラリー 1/30(土)〜1/31(日)11:00〜20:00
・千田哲也展@Gallery Q 2/1(月)〜 2/6(土)日休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・AN10 - MOTアニュアル2010@東京都現代美術館 2/6(土)〜4/11(日)月休(3/22開館、3/23休) 10:00〜18:00
・濱田亨 展@BASE GALLERY 2/10(水)〜3/13(土)日祝休 11:00〜19:00
・稲垣元則展@Gallery Nomart 2/13(土)〜3/13(土)日祝休 13:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.8 半田真規@gallery αM 2/20(土)〜3/20(土)日月祝休 11:00〜19:00
・平田由布展@Gallery Q 3/15(月)〜 3/20(土)日休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・伊藤福紫 展@BASE GALLERY 3/18(木)〜4/30(金)日祝休 11:00〜19:00
・高橋信行 展@BASE GALLERY 5/10(月)〜6/25(金)日祝休 11:00〜19:00
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2009年11月10日

review:末むつみ個展 “10”《10/24》

末むつみ個展 “10”
fabre8710
大阪府大阪市鶴見区放出東3-6-25
06-6968-8535
10/10(土)〜11/7(土)日月祝休
12:00〜19:00
末むつみ091010.jpg

Mutsumi Sue "10"
fabre8710
3-6-25,Hanaten-higashi,Tsurumi-ku,Osaka-shi,Osaka-fu
06-6968-8535
10/10(Sat)-11/7(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)



緻密なストロークの集積のミニマムさと、その空間のイメージをひっくり返すユーモアと。



fabre8710での末むつみさんの個展に行ってきました。
今回初めてfabre8710へと伺ったのですが、ひとつの建物にいくつもの番地があるというアクロバティックな住所で探すのがやや難儀でしたが、コンパクトな展示スペースで、入り口からほんのりとアットホームな雰囲気が漂っているように感じられるのが印象的なギャラリーです。

で、入り口正面にまずDMに採用された作品が。


末むつみ15.JPG



ギャラリースペースには、畳の目のような緻密な描き込みで紡がれるユニークな奥行きと、さまざまな支持体が筆圧を受けてもりもりと歪む感じもまた不思議な風合いを醸し出す、独特の味わいの作品が小気味よく展示されていました。


末むつみ14.JPG



とにかく空間の不思議な感じが楽しいです。
ちまちまと紡がれる有機的なパターン、詰まって溝のようになってるように思える部分、ぐいっと盛り上がっているような部分など、平面でありながら3次元的に感じられて興味深いです。
そして、そこに描き加えられるモチーフ、下の作品であればひなぎくを思わせるちいさな白い花ですが、それが抽象性の高い背景に具体的なスケール感、縮尺のイメージをもたらしてくれて、その空間により身近な印象を覚えます。


末むつみ13.JPG 末むつみ12.JPG 末むつみ11.JPG

末むつみ10.JPG



大きな画面の作品になると、その壮大な風合いが加速します。
支持体の油紙の独特の色味とその上に乗るペンの紺色との絶妙な調和、さらに大胆な流れや奥行きを思い起こさせる抽象性の高さ、そのサイズに具体的なイメージを添える具体的なモチーフ。水面に浮かぶ枯れ葉のようなかたちが、空間のイメージだけでなく、ふっくらとした物語性も思い起こさせてくれます。


末むつみ09.JPG 末むつみ08.JPG 末むつみ07.JPG

末むつみ06.JPG



ちいさなビルのようなモチーフがちょこんと描き添えられた作品のユニークさはなんともいえないかわいらしいおおらかさが溢れます。
たたこれだけのアクセントで一気に広がる空間性は痛快で、こまやかに紡がれるストロークの波がより大きく、この場所の空気をも揺るがせていくように思えてきます。


末むつみ05.JPG 末むつみ04.JPG

末むつみ03.JPG



ちいさな作品ですが、ちょっとテイストの違う作品も。
奇妙なうねりがユーモラスな空間を導き出していくように感じられます。


末むつみ02.JPG



実際に目にして、じっくりと眺めていると、不思議な印象をもたらしてくれる作品群です。その線の密度に引き込まれつつも、一旦俯瞰すると逆に遠く広がるようなイメージが湧いてきたり。
支持体のチョイスで得られている変化も含め、軽やかさとおおらかさの共存が楽しいクリエイションのように思えます。


末むつみ01.JPG
posted by makuuchi at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

review:スローガン《9/9、10/3》

スローガン
OTA FINE ARTS
東京都中央区勝どき2-8-19-4B
03-6273-8611
9/8(火)〜10/10(土)日月祝休
11:00〜19:00
スローガン090908.jpg

Slogan
OTA FINE ARTS
2-8-19-4B,Kachidoki,Chuo-ku,Tokyo
03-6273-8611
9/8(Tue)-10/10(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
Google Translate(to English)



OTA FINE ARTSで開催のグループショー、4名のアーティストの作品をフィーチャーした、とてつもなく「深い」展覧会だったと思います。
展覧会のタイトル自体は現在のOTA FINE ARTSがある町名の「勝どき」から引用したとのことなのですが、むしろそのタイトルに偽りない印象で、それぞれの作品に寄り添う「言葉」が心に強く、豊かに響いたのが印象に残っています。


エレベーターの扉が開くとまず目に入るのが嶋田美子さんのインスタレーション。
ギャラリースペースのほぼ中央、柱を囲むように、異なる引き戸が組まれていて、そこに嵌められたガラスには強烈な静謐感を放つ画像とともに、さまざまな言葉が綴られています。
引き戸が囲む内側に置かれるテーブルのちいさな引き出しにも、さまざまな言葉が。

一部英文も含まれていますが、それぞれ書かれた内容は書き手の「人に言えない秘密」で、それらは相当にネガティブ。しかも自身の性感覚や家族のことについて触れているものが多くて、ひとたび読む体勢に入ると否応なくその濃密なマイナスのエネルギーに引き込まれます。


嶋田美子1.JPG


書き手の迷い、惑いがリアルに伝わってくる、手書きの文字の生々しさ。とりあえずすべての文章に目を通し、苦い思いに打ちひしがれるような感覚で、唯一ポジティブな秘密が書かれたものがあったのですが、それすらも穿った見方、ネガティブな捉え方をしてしまうという...逆にシュールに感じられた次第。

秘密を書いた文章を読むだけであれば、それらを何かの冊子にして読めばその方が能率的なのですが、こういった「空間」で読まされることで、文字だけで伝わるのとはまた別の濃厚な臨場感が伝わってくるような気がします。そして、そのネガティブな想いの集積を第三者である作家がドライに配置し、ひとつの空間を組み上げていることにも何らかの凄みを感じます。
自ら進んで入っていきたい世界では決してないのですが、そのアプローチの独創性には何らかの興味を覚えます。



ときの忘れものでのグループショーで拝見した作品も印象的だった猪瀬直哉さん。
以前より、猪瀬さんの作品は言葉とともにインスタレーションされるということをご本人から説明されていたのですが、今回の展覧会でその展示に触れ、なるほどそういうことか、と膝を打つと同時に、そういうやり方があったか、と感心させれた次第。

「ナイアガラ瀑布」と名付けられたシリーズ作品の一部を壁面に構成。
まずはペインティングの力強い具象性、それが放つ重厚さに圧倒されます。そして、壁に直接配されるテキストに目を向けると、ひとつの物語、もとい現実に対する提言とも捉えられる内容に触れ、描かれる情景の意味にさらに厚みが加えられ、絵画と言葉との連続性が物語としてとたんに凄まじい強度を持って機能し始めます。


猪瀬直哉3.JPG


本来はドローイングなども含めて20点近くの作品とテキストによって構成される作品のようなのですが、それはそれでインスタレーションされた空間を体感してみたいと思うものの、この2点のペインティングとテキストのみでも伝えたい世界観は伝わってきます。
鑑賞者に絵画をどう観てもらうか、伝えたいメッセージを伝え切ることができるか、という点においての描き手が持つジレンマを解消するひとつの方法として、実に興味深く感じられます。


もうひとつの作品は極めてシンプルな構成。
テキスト、というより言葉と矢印、そこに1点のペインティング。「大家族」「核家族」という言葉自体は無論その意味は分かるわけですが、その順番の流れで続いてこのペインティングが配されていることに、さまざまな想像が脳裏をよぎります。


猪瀬直哉2.JPG


「○○家族」という、現存する言葉で表現できない風景を、絵画で説明しているようなアプローチが興味深いです。
絵画に表現される世紀末的な荘厳さを奏でる情景、そこにただひとつ小さく描かれている錆びれたポストが強烈な意味を放っているように感じられます。


猪瀬直哉1.JPG


絵画として充分に機能しうる力強い描写力と、ユニークなアプローチ。これからどういう世界が築かれていくか、楽しみです。




アキラ・ザ・ハスラーさんの作品は、ちいさなモニターで上映される数分の映像。
これが、簡単に感想を書くことができそうにない、はっきり言って問題作。


アキラ・ザ・ハスラー1.JPG


牧歌的なメロディと歌声、そして歌われる歌詞がローマ字で画面に現れては消え。。。
また、律儀に小節ごとに切り替わる画面。そこに映し出されるのはその辺の通りに植えられた植木やら、鉢の中にうっかり育つ雑草などのさまざまな植物だったり。道路に置かれる植木鉢、公共の場所を浸食している現実。
そして、歌われる歌詞は「君が代」で、その他のものであればまだしも、さまざまな想いが交錯しかねない歌詞を引用してしまっているあたりに、のんびりとした雰囲気とは裏腹に相当な危うさを感じてしまいます。



最初に入ったときには見えない位置、嶋田美子さんの作品の向こうに隠れる壁面に、照屋勇賢さんのおなじみの紙袋の樹木の森の作品が並んで展示されています。


照屋勇賢3.JPG


これまではさして気にしなかったのですが、今回のこの展覧会に取り上げられることで、紙袋に印刷されている「言葉」に目が向かいます。
さまざまな注意書きが、広告が、本来の意味をなさなくなっているというその事実に興味が引かれます。無論、意味を持つ言葉として、そこに印刷されている文字のかたちは機能してはいるものの、では実際にそこに備わる意味が、この照屋さんの作品においてどんな意味があるかというと、あまりの無力ぶりになんとも言えない儚いイメージも浮かんでくるんです。


照屋勇賢2.JPG


そうさせてしまうほどの臨場感が、この紙袋の作品にはあるのだ、ということをあらためて感じさせてくれます。
緻密なカットは時に奔放にも思え、袋の中のちいさな空間を豊かな気配で満たします。


照屋勇賢1.JPG



それぞれの個性とじっくりと対峙し、ひとつひとつはむしろ寡黙な作品であると思うのですが、そこからさまざまな問いかけや疑問などが発せられ、それらに自分なりにしっかりと向かい合えたのは得難い体験だったように思えます。
posted by makuuchi at 18:15| Comment(1) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

〜11/4のアート巡り

■10/18 Sun
GEISAI#13
Kaikai Kiki 三芳スタジオ 
埼玉県入間郡三芳町竹間沢東2-6
10/18(日)
10:00〜18:00

郊外、倉庫街、打ちっ放しのコンクリートの床。そんななかで行われたGEISAI、これがなかなか楽しかった!
外のスペースではバーベキューなども行われていたりして、手作り感がいつも以上に強く伝わってきたのも、いつものGEISAIとは違うアットホームな雰囲気を生み出していて、すんなりとその空気に入っていけたのも心地よく感じられた次第。
出展されていた方の中にも既知のアーティストや、作品を拝見していてお目にかかったことがない方にもたくさんお会いできたこともあって、それもまた嬉しく感じられました。
華々しいビッグサイトでのGEISAIも楽しいですが、ここでのGEISAIもできれば続けてほしいなぁ、と。



遠山陽子展覧会 "trigger"
AISHO MIURA ARTS
東京都新宿区住吉町10-10
03 6807-9987
9/23(水)〜10/18(日)月休
13:00〜21:00(日:〜19:00)

最終日に再訪。
爆発するように溢れる色彩がとにかく痛快な風景。画面にもたらされる色のひとつひとつがエネルギーを発散しているような感触が頼もしいです。


遠山陽子11.JPG 遠山陽子10.JPG

遠山陽子09.JPG



比較的具象性も高くて、描かれる景色の世界へもスムーズに入っていけるのも興味深いです。そしてそこで繰り出される激しい気配感にどんどん呑み込まれていきます。


遠山陽子08.JPG 遠山陽子07.JPG 遠山陽子06.JPG

遠山陽子05.JPG



そして、照明を落としてブラックライトのみで作品を照らすと、また違う味わいが。
発光塗料の力が引き出され、ヴィヴィッドな景色にケミカルな表情も重なって、より不思議でシュールな雰囲気が導き出されます。


遠山陽子04.JPG 遠山陽子03.JPG

遠山陽子02.JPG



独特の楽しさ、無邪気なイマジネーションがポジティブな雰囲気を生み出す楽しいクリエイションです。めちゃくちゃ大きな絵なんかも観てみたい!


遠山陽子01.JPG



■10/21 Wed
村田朋泰 ゆるゆる☆ズ
東京日本橋高島屋6階 美術画廊X
東京都中央区日本橋2-4-1
03- 3211-4111(代表)
10/21(水)〜11/9(月)
10:00〜20:00(最終日:〜16:00)
村田朋泰091021.jpg

これまで発表された映像作品から、またまた登場のジュークボックス(実際に聴ける!)やインベーダーゲーム(実際に遊べる!)、さまざまなインスタレーションなど、これまでの村田さんのさまざまな作品が配され、独特の妖しさが溢れる楽しい空間が作り上げられています。
そして、壁面にずらりと並ぶさかだちくんのドローイング群が面白い!さまざまな場面に登場するさかだちくん、そのどうしようもなくユーモラスな振る舞いと、裏腹に仄かにメランコリックな気配を感じさせるのが妙に心に残ったり。
エンターテイメント性に富んでいながら、どこか深みを感じさせてくれる空間です。



下嶋知子展
藍画廊
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル2F
03-3567-8777
10/19(月)〜10/24(土)
11:30〜19:00(最終日:〜18:00)
下嶋知子091019.jpg

昨年拝見した個展も印象に残っている下嶋さんの、東京での1年振りの個展。
前回に引き続いて透明感溢れるグリーンが目に鮮やかに響きます。
そして、取り上げられる情景にバリエーションが加えられ、水辺を彷彿させる景色はもちろん、森や木漏れ日なども描かれていて、さらに広がりがもたらされているのも印象に残った次第です。
グリーンの濃淡だけで紡ぎ出される気配が心に豊かな心地よさをもたらしてくれます。


下嶋知子04.JPG 下嶋知子03.JPG 下嶋知子02.JPG

下嶋知子01.JPG



screening さわひらき/南隆雄
OTA FINE ARTS
東京都中央区勝どき2-8-19-4B
03-6273-8611
10/21(水)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00
南隆雄さわひらき091021.jpg

ふたりの映像作家をフィーチャーする展覧会。
薄暗い空間にそれぞれの作品がさまざまなかたちで配され、映像から滲む光がその暗がりにふわりと放たれて、絶妙に音声が空間を交錯し、ひとつのインスタレーションとしても不思議と説得力に満ちた空間が作り上げられています。
もっとも大きく上映されている南さんの、船旅の最中に撮影された画像を用いて編集された作品の独特の深み、およそ20分の間に起こるさまざまな情景になんとも不思議なイメージが心に沸き起こってきます。



岡田裕子展「翳りゆく部屋」
MIZUMA ACTION
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル2F
03-3793-7931
10/21(水)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00
岡田裕子091021.jpg

濃い!Σ( ̄口 ̄;)
とにかく濃い!Σ( ̄口 ̄;)

黒のカーテンの向こうに現れる、とてつもなく濃密な空気。キャアキャアと交錯する声。否応無しにこの迫力に気圧され、この深い雰囲気に引きずり込まれ、意識が沈み込んでいきます。



O JUN・森淳一展「痙攣子」
MIZUMA ACTION
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル5F
03-3793-7931
10/21(水)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00
痙攣子091021.jpg

ペインティングと木彫、メディアだけでなく、それぞれが繰り出す世界もまったく異なるふたりのアーティストの作品がひとつの空間にパッケージされた展覧会。
しかし、そのくっきりとしたコントラストでさえ、不思議と説得力に満ち、ひとつの調和を導き出しているように感じられるのが印象的です。
じっくりとそれぞれの作品が醸し出す深い世界観に心を委ね、さらに空間全体からも何らかのイメージを捉えたい、そう思わせてくれる展覧会です。



■10/22 Thu
NEXT DOOR vol.10 大小島真木 徳本茉莉子 黒柳陽二郎 平慎介 齋藤雄介 渡辺元佳
T&G ARTS
東京都港区六本木5-9-20
03-5414-3227
10/15(木)〜11/12(木)土日月祝休
11:00〜19:00
NEXT DOOR091015.jpg

再訪。
平面のアーティストが多くピックアップされた今回のNEXT DOOR、なかなかの見応えです。

ペインティングとドローイングを出品の大小島真木さん。大胆なモチーフの採用によってもたらされる危うさ、妖しさとユーモア、それぞれが画面より目一杯溢れているように感じられるのが痛快です。


大小島真木10.JPG



なんともシュールなシーンが描き上げられています。
そして、構図の面白さ、さまざまな味わいの筆致をひとつの画面に繰り出す大胆さ、一部のモチーフの描写の具象性の高さなどが深い世界観となって力強い説得力を導き出しているように感じられます。


大小島真木09.JPG 大小島真木08.JPG 大小島真木07.JPG 大小島真木06.JPG

大小島真木05.JPG



ドローイングも楽しい!
溢れるイメージがどんどん綴られていくような感触が頼もしいです。


大小島真木04.JPG 大小島真木03.JPG 大小島真木02.JPG

大小島真木01.JPG



CASHIでのグループショーでも拝見し、印象に残っている徳本茉莉子さん。
スクエアの小品がずらりと並んでいて壮観、さまざまなシーンが独特の艶かしいタッチで描き上げられています。


徳本茉莉子6.JPG



際どく躱される具体的なイメージ。人物は匿名性が放たれ、曖昧に描かれる要素も、しかしそこにもたらされる気配や感情はなぜかしら生々しく伝わってくるような気がします。
また、景色や場面を描いた作品においても、独特の透明感を備える不思議な濃密さが、眺めていて心に仄かな揺らめきをもたらしてくれるように感じられます。


徳本茉莉子5.JPG 徳本茉莉子4.JPG 徳本茉莉子3.JPG 徳本茉莉子2.JPG

徳本茉莉子1.JPG



先にGALLERY SIDE2で開催された個展でも興味深い雰囲気を導き出していた齋藤雄介さん。
まずは、個展に引き続き、鏡面を使った作品を階段に設置。どこかラディカルな気配を深く放つ、グラフィティ的な痛快さに満ちた世界観が印象的です。


齋藤雄介6.JPG



会場にはプリントを巧みに使ったドローイングがずらりと並び、それぞれに番号が振られてダイナミックな壁面インスタレーションを構築しています。
ビニールに覆われ、そこにもたらされる層が独特の気配も導き出しているように思えます。


齋藤雄介5.JPG 齋藤雄介4.JPG 齋藤雄介3.JPG 齋藤雄介2.JPG

齋藤雄介1.JPG



平慎介さんの咲く品は、とにかくその描き込みが痛快!


平慎介09.JPG 平慎介08.JPG

平慎介07.JPG



ただひたすらにペンが画面を走ったその軌道が、凄まじい密度で画面を覆い尽くしていて、それによって生み出される濃淡と奥行き感、何よりそこで瑠璃広げられた仕事の圧倒的なボリュームにただ呆然とさせられます。


平慎介06.JPG 平慎介05.JPG

平慎介04.JPG



そこに地図などの具体的なイメージが重なると、一気にキャッチーなクールさがもたらされていきます。
画面のポイントを繋ぐ糸状の白い線は空路を思い起こさせるなど、イマジネーションを楽しく刺激する要素にも溢れます。


平慎介03.JPG 平慎介02.JPG

平慎介01.JPG



■10/23 Fri
"Mickey Mouse Funeral Shit" 菊池良博
AISHO MIURA ARTS
東京都新宿区住吉町10-10
03 6807-9987
10/21(水)〜11/15(日)月休
13:00〜21:00(日:〜19:00)
菊池良博091021.jpg

エロとグロが脳裏に行き交う独特の濃密な世界観。
暗めの空間に配される、相当に妖し気な雰囲気を充満させる作品群からは、相当に濃い刺激が醸し出されているように感じられます。
さまざまな素材からピックアップされたモチーフをコラージュさせて紡がれた塊。強烈な気配感が心に重いインパクトをもたらします。



イイダキリコ「眼福/複眼」
artdish g
東京都新宿区矢来町107
03-3269-7289
10/23(金)〜11/15(日)月休
12:00〜22:00
イイダキリコ091023.jpg

どこか妖し気な、そして憂いを帯びた気配感が印象的な人物像。
その独特の味わいを保ちつつ、作品によっては抽象性の高いモチーフを挿入することに寄り、より幻想的な風合いが導き出されているように感じられます。
それぞれの作品に広がる微妙な白の気配が現実との不思議な距離感を生み、ふわりと繊細な空気に引き込まれるような感触が印象に残ります。



Viewing Week タムラサトル
Takuro Someya Contemporary Art
東京都中央区築地1-5-11 築地KBビル1F
10/23(金)〜11/7(土)日月祝休
12:00〜19:00

これまで柏のスペースで、独特のスタンスでユニークなクリエイションを紹介してきたTakuro Someya Contemporary Artの築地の新たなスペースのお披露目展。
入り口からその中を覗くと狭めの印象を持つものの、実際に中に入ると複雑に入り組み絶妙な矩形を導き出す壁面がファットな動線を生んでいて、実に興味深い空間となっていて、これからここでどんなクリエイションが紹介されるかワクワクしてきます。
タムラさんの作品もお馴染みなものが多く、そこかしこに現れるスパークとそれに応じて放たれるノイズが妙な心地よさを感じさせてくれます。



森村誠「Dear Thomas」
TOKIO OUT of PLACE
東京都港区南麻布4-14-2 麻布大野ビル3F
03-5422-9699
10/23(金)〜11/28(土)日月火祝休
12:00〜19:00
森村誠091023.jpg

空間内にさまざまなかたちで配される言葉。何かが綴られるのではなく、逆にもとからあるテキストをおそらくある法則で塗り潰されているのが、「なんだろう?」とそこで展開されているクリエイションに対する好奇心を煽ります。
映像作品なども含め、じっくりと対峙したい展覧会です。



WORM HOLE episode 11 小牟田悠介 平嶺林太郎 古畑智気 間瀬朋成 松下徹
magical, ARTROOM
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
03-3445-8988
10/23(金)〜11/21(土)日月祝休
12:00〜20:00
WORM HOLE 091023.jpg

いや、もう!
痛快極まりない、ある意味無邪気、しかし実に力強い説得力と魅力に満ちるヴィヴィッドなクリエイションがずらりと並び、いつも以上に重厚な空間が構築されているように感じられます。
参加している5名のアーティスト、それぞれが持つ個性がしっかりと発揮されていて、そのひとつひとつが訴えかけるイメージに引き寄せられます。



■10/24 Sat
末むつみ個展 “10”
fabre8710
大阪府大阪市鶴見区放出東3-6-25
06-6968-8535
10/10(土)〜11/7(土)日月祝休
12:00〜19:00
末むつみ091010.jpg

ボールペンによる緻密な線が紡ぐ抽象的な情景、そこにぽつんとモチーフが置かれることで、その抽象性におおらかなスケール感がもたらされるのが興味深いです。
支持体に用いられるさまざまな紙も、ボールペンによる筆圧で絶妙な歪みがもたらされ、それが作品の深みへと転化しているように感られます。



水野勝規 新作展 フィールド・モーション - Field Motion
ARTCOURT Gallery
大阪府大阪市北区天満橋1-8-5 OAPアートコート1F
06-6354-5444
10/9(金)〜10/24(土)日月休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
水野勝規091009.jpg

さまざまなサイズで上映される映像作品。
ただそこで起こったことをシンプルに撮影されたものでありながら、その映像の中で起こることすべてが奇跡に思えてしまうほど、実にユニークな展開を導きい出していて、淡々と過ぎる情景にいつの間にか引き込まれているのが面白いです。
敢えてモニターを縦長に設置、または同サイズのモニターを横に3点で並べてそれぞれに同じ映像を流すなど、ほんのわずかなアイデアが作品のユニークさをよりいっそう引き出しているように思えるのも興味深く感じられた次第。
観終わった後の心地よさも心にやさしく残ります。



contiguous zone「虚構のかけら〜Virtual Records」川上幸之介,Pia Borg,Tom Leighton
YOD Gallery
大阪府大阪市北区西天満4-9-15
06-6364-0775
10/6(火)〜11/7(土)日月祝・10/9・10/10休
11:00〜19:00
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異なるメディアの3名のアーティストの作品をパッケージしたユニークな展覧会です。
凄まじくシャープなコラージュを繰り広げる写真作品、そのソリッドな感触が印象的なTom Leightonさんのクリエイション。大胆なシンメトリーの構図のインパクト、随所にもたらされるアクセント。さまざまな要素が無機的な情景を構築し、独特のクールさがヴィヴィッドに放たれているように感じられます。


Tom Leighton01.JPG



ZAIMでの「ECHO」展で拝見し、強烈に印象に残っている川上幸之介さんのペインティングが観られたのがとにかく嬉しかったです。
描かれる情景の構図の圧倒的なシャープさ、随所にもたらされる抽象性の高い描写、そして律儀なまでの再現性の高さ。さまざまな面白味と説得力に満ちる画面からは、無数の発見が見つかっていきます。


川上幸之介12.JPG 川上幸之介11.JPG 川上幸之介10.JPG 川上幸之介09.JPG

川上幸之介08.JPG



一転して、激しいマチエルの作品。
画面から溢れる、と言い表すレベルを軽く超越する過剰に大胆な立体的アプローチ、その強烈な迫力とそれによって導き出される圧倒的に濃密な世界観。これほどまでに強烈な画面がつくり出されていながらも、それがそうでなければいけない説得力にも満ち溢れているように感じられ、実に刺激的です。
あらためてもっと観たいと思わせてくれる、好奇心を煽る強烈に濃密なクリエイションです。


川上幸之介07.JPG 川上幸之介06.JPG 川上幸之介05.JPG

川上幸之介04.JPG 川上幸之介03.JPG 川上幸之介02.JPG

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もうひとりのアーティスト、Pia Borgさんの映像も実に興味深いです。さまざまなモチーフを挿入させるコラージュの要素が強いアニメーション。そこで繰り広げられる幽玄な気配感と随所に唐突に起こる衝撃、そのコントラストに翻弄されっぱなしで。



山下春菜展
O Gallery eyes
大阪府大阪市北区西天満4-10-18 石乃ビル3F
06-6316-7703
10/19(月)〜10/24(土)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
山下春菜091019.jpg

東京で開催されたふたつの個展で拝見した作品も印象に残る山下春菜さん。
大阪で、またまた個展を拝見でき、そこでこれまでとは異なる展開が繰り広げられていて実に興味深く感じられた次第。


山下春菜05.JPG



食べ物がモチーフとなる印象が強いのですが、その食べ物がでてくる作品も、食べているところが描かれていたりと、ほんのりとユーモラスな気配が心地よいです。


山下春菜04.JPG 山下春菜03.JPG

山下春菜02.JPG



そして、独特の色使いとタッチはそのままに、部屋の中の情景を描いた作品が面白い雰囲気を醸し出していたのが興味深いです。
適度な具象性がキャッチーな雰囲気を導き出していて、その独特の味わいが楽しいイメージをもたらしてくれたような。
これからの展開も楽しみです。


山下春菜01.JPG



ギャラリーほそかわ 移転記念展「New Location/Generation」居城純子 藤井治俊 森末由美子
ギャラリーほそかわ
大阪府大阪市浪速区元町1-2-25 A.I.R .1963ビル3F
06-6633-0116
9/28(月)〜10/24(土)木日祝休
12:00〜18:30
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3名のアーティストがフィーチャーされた展覧会に、最終日に滑り込みで伺うことができました。

折に触れて拝見している藤井治俊さん、最初に拝見したサーモグラフィ的なアプローチから相当に変化し、マスキングも駆使したヴィヴィッドな世界がシャープな配色で繰り広げられています。


藤井治俊5.JPG



ダイナミックに繰り出される絵の具の質感が痛快です。
より動的なイメージが奏でられ、その迫力に引き込まれていきます。


藤井治俊4.JPG 藤井治俊3.JPG 藤井治俊2.JPG

藤井治俊1.JPG



居城純子さんは、ややレイドバックしたような、あたたかみが滲む作品。
艶やかに描き出される光の表情と、そこから醸し出される空気感、その温度感が心地よく感じられます。


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居城純子1.JPG



森末由美子さんの作品が面白い!


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針金で丁寧に紡がれる言葉。重なるひらがなが不思議な雰囲気と軽やかなユーモア、そしてなんともいえない深みを醸し出しています。


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森末由美子6.JPG



「き」。
いやもう、見事です。眺めていてホントに楽しい!


森末由美子5.JPG 森末由美子4.JPG

森末由美子3.JPG



削られる本も、不思議な雰囲気を導き出しているように感じられます。
素材として使われる感じ、その造形の美しさが、しっくりとくる説得力をもたらしているように感じられます。


森末由美子2.JPG

森末由美子1.JPG


展示はされていなかったのですが、特別に見せていただいた食塩の作品も最高でした!



■10/25 Sun
achiragawa アチラガワ+ 尾家杏奈 唐仁原希 山名彩香
京都市立芸術大学内大ギャラリー
京都府京都市西京区大枝沓掛町13-6
10/20(火)〜10/25(日)
9:00〜17:00
アチラガワ091020.jpg

3名の女性アーティストによるグループ展が開催されていることを知り、京都市立芸術大学へ。
自転車で行けることが確認できたのも収穫で。

で、これがなかなか見応えのある展覧会でした!
山名彩香さんはオンペーパーの線画とキャンバスの油彩作品。
線画はふたつのパターンがそれぞれ纏めて展示されていて、その緻密な描写に引き込まれた次第。


山名彩香17.JPG



モノトーン、白い紙に黒の線で描かれた作品は、さまざまな生物を思わせるモチーフが有機的な風合いをいっそう深めたような感触で描き上げられ、そこかしこから放たれる緻密な混沌が楽しい!


山名彩香16.JPG 山名彩香15.JPG 山名彩香14.JPG

山名彩香13.JPG



カラーの紙に白い線、こちらでは無機的なモチーフを、同様に緻密な描写で再現していて、そのひとつひとつの細密表現の面白さにおおいに感嘆。相当に複雑に線が入り組んでいながら、どれも必要な線に思えてくる感じも興味深いです。


山名彩香12.JPG山名彩香11.JPG 山名彩香10.JPG 山名彩香09.JPG

山名彩香08.JPG



一転して油彩の作品は相当に濃密なマチエルが強烈なインパクトを放っています。


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画面に盛り上がる油絵の具の凄まじい臨場感。その質感が放つ濃密な気配は、描かれる情景やモチーフへも飛び火し、圧倒的な迫力となって画面より放たれているように感じられます。
その凄まじい感触は後ずさりしそうなほど、しかし、画面の立体感も加わってそこに表出される情景の壮大さに引き込まれます。


山名彩香05.JPG 山名彩香04.JPG 山名彩香03.JPG 山名彩香02.JPG

山名彩香01.JPG



唐仁原希さんは、VOICE GALLERYで拝見した世界観を継続、独特のポップセンスが発揮されたガーリーな雰囲気が印象的です。


唐仁原希6.JPG

唐仁原希5.JPG



赤系統の色彩の鮮やかさが印象的です。
そこにかわいらしいモチーフが描き込まれ、ファンタジックで、しかし危うさと背中合わせの脆さも潜んでいるかのような風合いが、独特な濃さを持つ物語を滲ませているように思えます。描かれる女の子の顔も個性的で、得難い気配感を導き出しているように感じられるのも印象的です。


唐仁原希4.JPG 唐仁原希3.JPG 唐仁原希2.JPG

唐仁原希1.JPG



尾家杏奈さんの作品は、奥の長い壁面に一気に展示されていて圧巻。
ダークな色彩によって深く重い気配が導き出され、そこにさらにサディスティックな筆致で描かれるさまざまなモチーフが、幽玄な雰囲気を濃密に滲ませているように感じられます。


尾家杏奈8.JPG



1点ずつ眺めていくと、そこに描かれる表情の深みに感じ入ります。
また、女の子と思われるものと動物との作品が混ざり込んでいて、そのなかで女の子の絵はひとつの流れが紡ぎ出されていて、そこに漂う物語性にも引き込まれていきます。
時おり灯るように画面に浮かぶ黄色や赤などは、その色の強さを奏でつつ、どこか儚げな気配を感じさせてくれます。
圧倒的な世界観に、今後の展開もさらに楽しみになってきた次第です。


尾家杏奈7.JPG 尾家杏奈6.JPG 尾家杏奈5.JPG

尾家杏奈4.JPG 尾家杏奈3.JPG 尾家杏奈2.JPG

尾家杏奈1.JPG



苅谷昌江 個展『A room is getting ruined』廃墟になっていく部屋
AntennaAAS
京都府京都市西京区川島粟田町18-23
075-381-1189
10/24(土)〜11/8(月)土日祝のみ
11:00〜19:00
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苅谷昌江 さんがAntennaAASで個展、いったいどんな展開がなされるか興味津々だったのですが、そこに創り出された景色はひたすら青の濃淡で紡ぎ出される廃墟の情景。


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壁面に直接貼られた支持体、その画面のかたち自体が持つ奥行き感が空間以上の「引き」を感じさせ、なんとも不思議な気配が作り上げられています。
そして、ひとつひとつのモチーフは思いのほかあっさりとした仕上がりで、しかしその淡い感触も、やはり奇妙なバランスの雰囲気となって現れ、知らない異空間へとイマジネーションが誘われていきます。


苅谷昌江6.JPG 苅谷昌江5.JPG 苅谷昌江4.JPG 苅谷昌江3.JPG

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ガラス窓にも直に。ここには野原に生える木々を思わせる景色が。


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刈谷さんのキャンバスの作品を知っていると、巧みにマスキングなどで創り出されるシャープネスと具象的な表現で導き出す独創的な気配感の印象とは、見た目の質感、テイストとして相当にキャップがあり、しかし、時間が経つに連れてそこで繰り広げられている気配や奥行き感に、やはり刈谷さんらしさを強く感じます。
インスタレーションなど展示ごとに繰り広げられてこられた刈谷さん、今後の展開ではどんな色や空間がつくり出されていくか、さらに好奇心が湧いてきます。



岡山愛美 個展 ”smoke and mirrors”
MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
京都府京都市南区東九条西岩本町10 オーシャンプリントビル/OAC1階
075-585-8458
10/13(火)〜10/25(日)月休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
岡山愛美091013.jpg

暗めの照明。映像と平面作品、写真、インスタレーションと、バラエティに富んだ作品をひとつの空間に持ち込んで、ある幻想的な、そして記憶を解きほぐすような独特の雰囲気が作り上げられていたのが印象的です。

メイン的な映像作品は、焦点がぼやけたホームビデオが淡々と流され、しかしそのプロジェクターのレンズの正面にぶら下げられた虫メガネが揺れて、虫メガネのレンズ越しに映像が映し出された瞬間のくっきり人の姿が画面に現れるのが実にスリリングで深い印象を覚えた次第。


岡山愛美6.JPG 岡山愛美5.JPG

岡山愛美4.JPG



平面作品はカラフルな色調と、その表面に散りばめられるガラスの粉末が生み出す現像的な気配感が不思議な感触をもたらしています。


岡山愛美3.JPG 岡山愛美2.JPG

岡山愛美1.JPG



■10/30 Fri
山口裕美 特別企画 Vale of Tears コバヤシ麻衣子 新作展
hpgrp GALLERY 東京
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1F
03-3797-1507
10/30(金)〜11/23(月)月休(11/2、11/23開廊)
11:00〜20:00
コバヤシ麻衣子091030.jpg

大きな作品がずらりと並び、そこに描かれる動物たちのさまざまな表情が印象的です。
展示、画面の構成は共にシンプルで、しかしサイズが放つ迫力や敢えて画面の縁を削って角が落とされている仕上げなどが不思議な世界観を創出しているように思えます。
小作品、ドローイングは一転してかわいらしい雰囲気が伝わってきます。



■10/31 Sat
若手作家グループ展「ネオネオ展 Part1 [女子]」
高橋コレクション日比谷
東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井ビルディング1F
03-6206-1890
10/31(土)〜12/27(日)月休
11:00〜19:00
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男子の部も楽しかったのですが、今回の女子の部も再会できて嬉しい作品が並んでいて、やっぱり楽しいです!
なかでも懐かしいのが、和田典子さんのベッド。ギャラリー小柳で拝見し、相当にキッチュなインパクトが忘れられずにいたのですが、久々に拝見して記憶より随分小さくて驚かされたり。いやはや、記憶は変化するものなのだなぁ、とあらためて実感した次第です。
もとい、ベッドの骨組みの部分にさまざまな色彩が、湧くように施され、独特の危うさとかわいらしさとの共存にあらためて接することができ、ありがたいなぁ、と。
他のアーティストの作品も印象的なものや懐かしいものが多くて、またあらためてゆっくり観に行きたいと思います。



■11/4 Wed
November Steps―Suzan Philipsz & Gallery Artists
ミヅマアートギャラリー(市谷田町)
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
11/4(水)〜12/5(土)日月祝休
11:00〜19:00

いや、すごいです。
天井高5mを謳う空間は伊達じゃない。
所属アーティストの作品が、基本的に小品でずらりと並んでいてその共演も楽しいです。池田学さんの小品、青山悟さんの前科の個展のシリーズの新作も!
で、メインとなるSuzan Philipszさんのサウンドインスタレーションは、オープニングで初日にいきなり床が抜けるんじゃないかと心配になるほどたくさんの来場者でじっくりと聴くことができず...あらためてそれぞれのアーティストの作品をチェックするのとともに、音もじっくりと楽しみたいと思います。
posted by makuuchi at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

review:泉啓司「脇から滝」《9/26、10/10》

泉啓司「脇から滝」
ARATANIURANO
東京都中央区新富2-2-5 新富二丁目ビル3A
03-3555-0696
9/26(土)〜11/7(土)日月祝休
11:00〜19:00
泉啓司090926.jpg

IZUMI Keiji - Underarm Waterfalls
ARATANIURANO
2-2-5-3A,Shintomi,Chuo-ku,Tokyo
03-3555-0696
9/26(Sat)-11/7(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
Google Translate(to English)



脇から、滝。


泉啓司16.JPG



タイトルに偽りなし。




・・・・・。





ってオイ!Σ( ̄口 ̄;)


昨年末から今年にかけて開催された3人展での印象も強烈だった木彫作家、泉啓司さんのARATANIURANOでの個展です。

なんだかもう、いきなり「脇から滝」といわれてぐうの音も出ない凄まじい説得力。
滝の豪快さとは裏腹に妙に落ち着き払った表情。そのディテールの細やかさに感嘆しつつ、

頭の上の、何!Σ( ̄口 ̄;)

というさらなる謎も提供してくるというなんともキッチュな。


いや、もう、文句なしに楽しいのでございますぅぅぅっっ!



で。


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脇から虹。


何故だ!Σ( ̄口 ̄;)

何故、脇から虹なんだ!Σ( ̄口 ̄;)


ラジオ体操第一の初っ端、背伸びの運動の3拍目あたりを彷彿させる緊張と脱力が交錯するポーズ、その両腕が斜め下45°に位置した瞬間、頭部から水柱が発し頭頂部に落下、そして脇から虹が!


・・・・・どう考えても無理があるorz

いや、もう、最高です。
何よりも、このシチュエーションを表現するためにここまでディテールが丁寧に創出されていることに心を揺さぶられます。



泉啓司14.JPG



おお!
見方を変えるとまた違う状況が見えてくる(ような気がする)!

飛ぶのか!Σ( ̄口 ̄;)

今にも飛翔しようとしてるのか!Σ( ̄口 ̄;)

伸びる両手の先、肢体を持ち上げ支えるつま先などなど、まず目に入ったときにイメージが捉えてしまうユーモアを後方支援する彫刻の精度の高さにも痺れます。


さらにコーナーには、これまた尋常でない状況を抱えながらも落ち着き払っている人が。


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立つ人の「ん?」みたいな感じと、頭部に現れる竜巻の臨場感、このギャップが堪らない!
彫り痕のゴツゴツとした感じがダイナミックなイメージを想起させ、どう考えてもシュールなんですけど。そこからユーモアへと無闇になだれ込まず、むしろアバンギャルドな世界観がもたらされているように感じられます。
ワケ分からないですけどかっこいい、かっこいいことについては文句なし!そんなインパクトが痛快です。


泉啓司12.JPG

泉啓司11.JPG



一転して。

さて。

この状況のどこをどう突っ込めば良いのか分からんorz
なんだこの敗北感はorz


泉啓司10.JPG 泉啓司09.JPG 泉啓司08.JPG

泉啓司07.JPG



後頭部から正面へと向かって放たれる滝、それは顔の正面を通過して下方へザパーンと落ちて。。。
両肩に乗るそれぞれ木や岩を思わせる塊、膝あたりの膨らみなど、「どこだよここ!Σ( ̄口 ̄;)」って感じでまーよく分かんない状況なのですが、敢えてひとつ挙げるとしたら、正面に滝が落ちているにもかかわらず、いやもう見事なほどにていねいに凛とした顔が彫り上げられていて、もう。。。


泉啓司06.JPG


もったいなくないか!?Σ( ̄口 ̄;)

なんかもったいなくないか!?Σ( ̄口 ̄;)



そしてシュールなシチュエーションの極めつけは、カウンター奥の展示スペースに。


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逃げろよ!Σ( ̄口 ̄;)

とりあえず逃げとけよ!Σ( ̄口 ̄;)


頭上の右を隕石落下ドギューン


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かと思えば左側にさらにデカめのがボガーン


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で浮かぶ表情が「んー?」みたいな。


泉啓司04.JPG


これだけ凄まじいのに、味わい深くて不思議と渋みも伝わってくるという。
なんとも言えない可笑しみが膨張していきます。いやもう堪らん!


で、泉さんの木彫作品でさらに特徴的なのが、すべての作品は着るものなどがパテで造形されていて、しかもインナーからしっかり重ねて作られているという、見えないところのディテールも実に緻密に表現されているところで、それを知ると、それぞれの作品がもつインパクトの奥にしっかりとした豊かな深みも伝わってきます。

とにかくいろんな意味で見応えがあります!
次の展開が、ある意味「どんな状況がでてくるんだ?」と不安にさせ、それが裏返って期待を膨らませてくれるクリエイションも珍しいかと!


泉啓司01.JPG
posted by makuuchi at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

review:下出和美 個展「彼らが大地になる時」《10/25》

下出和美 個展「彼らが大地になる時」
MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
京都府京都市南区東九条西岩本町10 オーシャンプリントビル/OAC1階
075-585-8458
10/13(火)〜11/7(土)月休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
下出和美091003.jpg

Kazumi Shimode exhibition "When they turn into the earth"
MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
京都府京都市南区東九条西岩本町10-1F,Higasyo-Kujo-Nishi-Iwamoto-cho,Kyoto-shi,Kyoto-fu
075-585-8458
10/13(Tue)-11/7(Sat) closed on Monday
12:00-19:00(last day:-17:00)
Google Translate(to English)



ほのぼのとした無邪気さが、そして背中合わせのメランコリーーが、おおらかな情景を奏でていく・・・!


MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/wでの下出和美さんの個展です。京都駅近くに移転し、ダイナミックな空間となった同画廊のスペースに大作からコンパクトな作品までが並び、そこかしこから発せられている色彩の鮮やかさ、さまざまなキャラクターやモチーフのかわいらしさが空間いっぱいに溢れています。


下出和美28.JPG



まず入り口すぐのスペースで向かい合う2点。お馴染みの、そして新展開を彷彿させるそれぞれの作品がいきなり下出さんの世界へとこちらの心を誘ってくれます!

画面全体のそこかしこからキュートでステキな発色で飛び出るイエローが痛快極まりない、その明るくて溌剌とした色彩のパワーと、それらによって描かれた、溢れる無数のモチーフが楽しくてたまらない作品です。
背景に描かれるイエロー、水色、赤、黒のパターンの小気味よさ、ブラウン系の色調を帯びる部分など、少なくとも僕の印象では下出さんの作品としてはかなり新鮮な印象を覚えた次第。
あまりの大きさにむしろ、この絵の中に登場するいちばん大きな女の子の存在に気付くのが最後になってしまった、というほど、さまざまな情報が画面の中を行き交って、「あっちもだよ!あ、こっちもだ!」という感じに視点と意識を翻弄し、ポジティブな迫力に包み込まれていきます。
よくよく観ていくと内蔵をモチーフにしたような要素がそこかしこに描かれていて、グロテスクなイメージも刹那、脳裏をかすめるんですけど、いやもう、こんなに軽やかでポップな色彩で描かれ、かわいらしさ満点にデフォルメされてしまっては、それらもまた楽しさをいっそう加速させるのを加勢するほうに回ってしまうような。ただそのほんのりとグロテスクな要素が混ざっているあたりがイメージにアクセントをもたらしてくれているようにも感じられるんです。


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その向かいは、これはもう下出さんの描く世界の真骨頂!
黒とオレンジのお馴染みの組み合わせの色彩と、独特の輪郭と表情の女の子やサッカーボール、キノコのようなモチーフ、さらには随所に現れるストライプやチェックの模様など、知っていれば一見して下出さんと分かる要素が、これまた大きな画面にふんだんに取り込まれています。
黒と暖色の組み合わせの鮮やかさ、黒はより重く深く、それにぐっと引き寄せられるかのように、オレンジやピンクはその色調のかわいらしいイメージを損なうことなく、やはり沈むような重厚感を感じさせてくれます。
画面から溢れてずーっと広がる闇、その遠くに灯る明るい世界。近づいていくとそこには不思議な雰囲気が濃密に溢れるファンタジーが...そんなストーリーも思い浮かぶような、なんともファニーで深い世界観。このサイズで接することができるのがとにかく嬉しい限りです。


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今回の個展では、さまざまな色調の作品が並んでいて、そのバラエティに富んだ構成もまた楽しさを加速させてくれます。
お馴染みの表情と顔立ちのキャラクターたちの肖像的な作品も楽しい!


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で、赤い作品は「わーっ、赤いっ!」と、そんな具合にそれぞれの画面より発散されるメインカラーのパワーに瞬間で意識が引き寄せられます。またコンパクトな画面でのシンプルさ、ひとつの場面に特化するケレン味のなさも印象的です。そして、それぞれの色合いの中で繰り広げられる場面や登場する人々の独特の表情などから下出さんらしさが深く滲んでいて、それがまた、この世界の奥へと誘ってくれるんです。


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さらに今回発表されている作品を拝見して、とにかく絵の具の色の美しさ、艶やかさも印象に残ります。
描かれるポップな世界観とはもしかしたら裏腹に、画面にたっぷりと圧塗りされる油絵の具。その生々しさの臨場感はこの世界の独特の濃密さを、ある部分で支えているようにも感じられます。筆痕さえも艶かしく感じられるほどのマチエルは、画面に乗る絵の具がその色調のポテンシャルだけでなく、油絵の具そのものの潜在的な迫力も引き出して、さらにひとつポジティブな入り口が作品に備えられているようにも思えてきます。


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独特のファンタジックな世界には、登場する女の子が浮かべる表情から、さらに言うとつぶらな「眼」から、そこかはとなく淡くて、でも深い憂いも漂っていて、その気配感も色調のポジティブさと相まってさらにユニークな雰囲気を生み出しているように感じられます。
基本は無邪気でポップ、でもほんのりと淋しさや儚さも。絶妙にさまざまな気配がブレンドされた、でもナチュラルで無垢なイメージがそこにあるような。
不思議な距離感に惹かれ、そのイメージに包まれていくのが嬉しい展覧会です。


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posted by makuuchi at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

review:ZAnPon Exhibition《10/24》

ZAnPon Exhibition
imura art gallery
京都府京都市左京区丸太町通川端東入ル東丸太町31
075-761-7372
10/10(土)〜10/31(土)日祝休
10:00〜19:00
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ZAnPon Exhibition
imura art gallery
31,Higashi-marutacho,Sakyo-ku,Kyoto-shi,Kyoto-fu
10/10(Sat)-10/31(Sat) closed on Sunday,national holiday and 8/12-8/16
10:00-19:00
Google Translate(to English)



いやもう、参りましたぁぁっ!

画面に伸びやかに展開されるポップさと、手描きの面白さが放つ作品の凄まじい説得力、そして強度。


imura art galleryでのZAnPonさんの個展です。

非常に過剰にグラフィカルなモチーフが、天真爛漫に画面を舞う細い線と、それらの交錯で生み出された枠を色鉛筆で塗り潰すことでもたらされる色面。それぞれのシャープさが、画面で展開される溢れるような世界観の深みと面白さを加速させます!


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展示スペース右手の壁面に並ぶ小作品。
とにかくその仕事の精度の高さにおおいに感嘆させられます。
ちいさな画面いっぱいに広がる、とてつもなく楽しくて、でもどこか危うさと背中合わせの世界。ケレン味のない線と鮮やかな色がそこで繰り広げられる雰囲気のフレッシュさを保つと同時に、たったこれだけの画面でさえも、そこに収まりきれない勢い、膨らみ続けるイメージの壮大なスケール感を感じさせてくれます。


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ZAnPonさんの作品は画像で拝見していて、何が描かれているのかという部分での面白さは掴んでいたつもりだったのですが、実際に拝見し、その手仕事の精妙さを目にすることでさらに、そこで起こっていることに衝撃を受け、とてつもない驚きを覚えます。何が「どう」描かれているか・・・この色面は色鉛筆で丁寧に彩色されていて、色鉛筆で描かれているとは信じ難いひとつひとつの色の広がりのスムーズな感触と、それでいて機械のプリントではあり得ないギリギリの塗りムラに、いったいどれだけの神経がすり減らされたのだろう、と...。


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正面の壁面に展示された作品はとにかく圧巻!
小品でさえもこれだけ引き込まれるのに、その凄まじい仕事がこれだけの画面で行われていることにただただ感服させられます。
広い余白の透明感、一転してとんでもなく複雑な描き込みの部分、巧みに交錯を繰り返す無数の線、ちいさな色面の凝縮。さまざまな色彩が隣り合い、弾けるような衝突がそこで常に起こっているようなどうしようもなく楽しい臨場感にぐいぐいと引き込まれ、さらにそこから「ぬうっ」と出てくるような丸いモチーフのダイナミックさに、ああもう、脳内にさまざまな想像がどんどんと膨らんでいくんです。


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何度も繰り返してしまうんですけど、とにかくその展開の痛快さ、それを支える仕事の緻密さが堪らないです。
すべてのストロークは、何というか、迷う前に手が動く、そんな感じすら連想させてくれるほどのスムーズさ、滑らかさで、そういうテイストによって紡がれるさまざまなかたちが楽しい雰囲気を放たないわけがなく...。
色鉛筆の発色の感じもいいんです、それぞれの色の鮮度はシャープで、それでいていわゆる「くどさ」はなくて、その適度な深みと軽みが心地よく感じられます。

いろんな展覧会を拝見し、概ね、キャンバスの「もの」としての強さに惹かれることもあるのですが、それに引けを取らない強度を持つオン・ペーパーの作品の存在に驚かされた次第です。
加えて、やはりあらためて実際に、直接作品を観る醍醐味も感じさせてくれたのもホントに嬉しいです!


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posted by makuuchi at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

review:池田剛介 Plastic Flux《10/9、10/17》

池田剛介 Plastic Flux
LOWER AKIHABARA
東京都千代田区東神田1-11-7 東神田M.Kビル1F
03-5829-8735
10/9(金)〜10/31(土)日祝休
11:00〜19:00
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Kosuke Ikeda Plastic Flux
LOWER AKIHABARA
1-11-7-1F,Higashi-Kanda,Chiyoda-ku,Tokyo
03-5829-8735
10/9(Fri)-10/31(Sat) closed on Sunday and natinoal holiday
11:00-19:00
Google Translate(to English)



リアルに再現される水滴の臨場感と、再現されている事実が奏でる静謐なイメージ。



LOWER AKIHABARAでの池田剛介での個展です。

透明のアクリルケースの内側に広がる、樹脂で再現された水滴が、照明の光を受けてひとつひとつ煌めきを放ちます。


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無機的な風合いが心地よい静謐を奏でているように感じられます。
雨の日などに普段目にする窓の外側に広がる現象を思い起こさせるのに充分なほどの、素材の質感を巧みに活かして再現される水滴のリアリティの説得力。ぱっと目にした時の具体的なイメージが導入となり、続いてそこで展開される抽象性の面白さに引き込まれていきます。
程よい温度感と佇まいのクールな風合いに加え、全体のふわりと広がる構図の面白さ、そのスケール感のおおらかさなど、そこで展開されている情景の絶妙なバランス感にも感嘆させられます。


池田剛介15.JPG 池田剛介14.JPG 池田剛介13.JPG 池田剛介12.JPG

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正面の壁面に展示された大作は圧巻です。
このサイズで展開されることで、よりおおらかな世界観が伝わってきます。
また、水滴が導く現象としての抽象性が、抽象でありながら実にキャッチーなイメージを彷彿させ、またそれが抽象表現としても機能していることが、表現としての可能性をも強く提示されているように思えてきます。
3面のパネルによる組み作品、再現される大小の水滴が散らばり、それらが無限に展開する秩序と無秩序の間隙を縫うような独創的なリズム感、淡々と、そして延々続いていくような静かなパルスに意識が入り込んでいきます。


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ちいさなアクリルケースに収められた水滴は、かたち、構図のバリエーションがより楽しく伝わってきます。


池田剛介05.JPG 池田剛介04.JPG 池田剛介03.JPG

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刹那を永遠に落とし込む、そういう解釈も可能な行為には深遠なイメージも伝わってきます。例えば、雨が窓の外に打ち付けてできる水滴が導き出す現象は常に変化を伴っていて、その一瞬を動かぬかたちで再現したような感触のスリルと、作品が備える瑞々しいリアルさとは裏腹の、その質感とはある距離と保ち、どこか乾いた感触にも似た客観性が、眺めていて心にもたらされるのも興味深く、おそらくそれは、今回の池田さんの作品群が、作品として、もっと言うと抽象表現としての面白さもしっかり備えられていることの裏付けのように思えてきます。

また、それぞれの作品の、「もの」としての精巧さ、例えば埃などがケースの内側に一切混入されていないなど、サイズの如何に関わらず、とにかく隙のなさにもおおいに感嘆させられます。


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posted by makuuchi at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする