――――― ex-chamber memo ―――――
こちら↓で展覧会のレコメンドを書いてます!基本的に毎週月曜日朝更新!
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「美術犬(I.N.U.)」第二回企画シンポジウム「絵画」
日時:4/4(土)15:00〜18:00
主催:美術犬(I.N.U.)
※入場料無料、予約不要
司会:土屋誠一(美術批評家)
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■■■■■■■■■■■《current exhibitions》■■■■■■■■■■■
・Take me out to the Wonder Forest もうひとつの森へ@
メルシャン軽井沢美術館
4/18(土)〜7/10(金)火休(5/5、7/7開館)9:30〜17:00(土:〜17:00)
・鈴木理策 WHITE@
ギャラリー小柳
5/28(木)〜7/11(土)日月祝休
11:00〜19:00
・100 degrees Fahrenheit vol.1 梅沢和木 笹田晋平 高橋つばさ 彦坂敏昭@
CASHI
6/5(金)〜7/11(土)日月祝休
11:00〜19:00
mini review
・『時代の様相』−佐藤岐夜美・福島淑子−@
土屋現代美術画廊
6/13(土)〜7/11(土)要アポイントメント
12:00〜18:00
・ARTIST IN OOHARA-SO STUDIO vol.1 滞在制作展 今津景×久保萌菜@
大平荘スタジオ
7/4(土)〜7/12(日)13:00〜19:00
・深堀隆介 ―ドイツへの個展に向けて@
ギャラリー蓮
6/10(水)〜7/14(火)土日休
11:00〜19:00
・『Asian Young Artists 3 :不慣れな視線』@
クムサンギャラリー東京
6/20(土)〜7/14(火)日月祝休
11:00〜19:00
・長谷川一郎展 "give me your mayonnaise"@
GALLERY DEN 58
6/29(月)〜7/18(土)日休
12:00〜19:00(土:〜17:00)
・飯田キリコ展@
GALLERY IDF
7/4(土)〜7/19(日)水休
11:00〜18:00(最終日:〜17:00)
・清田泰寛個展「閉じサーキット」@
Antenna AAS
7/3(金)〜7/20(月)金土日祝のみ
金:17:00〜21:00、土日祝:11:00〜18:00
・西村画廊 35周年記念展 SEVEN@
西村画廊
6/23(火)〜7/25(土)日月祝休
10:30〜18:30
・山田純嗣展@
C・スクエア
6/29(月)〜7/25(土)日祝休
9:00〜17:00
・Moeglichkeit II 児玉香織/高田安規子・政子/田内万里夫/満田晴穂/芳木麻里絵@
ラディウムーレントゲンヴェルケ
7/3(金)〜7/25(土)日月祝休
11:00〜19:00
memo
・4 Winds 2009展 永井桃子 秋葉シスイ 矢口佳那 猪瀬直哉@
ときの忘れもの
7/3(金)〜7/25(土)日月祝休
12:00〜19:00
memo
・美島菊名写真展『STRANGE FRUIT』@
ART★AIGA
7/3(金)〜7/25(土)日月休
13:00〜19:30
・大林芳紀@
青山|目黒
7/4(土)〜7/25(土)日祝休
12:00〜20:00
・Oコレクションによる空想美術館 第7室「榎倉・松原の部屋−オルタナ(ポスト)モダン1」@
トーキョーワンダーサイト本郷
6/6(土)〜7/26(日)月休(祝日の場合は翌火休、6/29〜7/3)11:00〜19:00
・中島佳秀展「Sick Node #000」@
PANTALOON
7/4(土)〜7/26(日)月火休
水〜金:17:00〜21:00、土日:12:00〜19:00
・TWS-Emerging 119 村上滋郎「オコタがタワーでキャンピング」@
トーキョーワンダーサイト本郷
7/4(土)〜7/26(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 120 松本菜々「roots of one」@
トーキョーワンダーサイト本郷
7/4(土)〜7/26(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 121 小林達也「立って 歩く」@
トーキョーワンダーサイト本郷
7/4(土)〜7/26(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・村上綾「Vast Lightness, Route to My Mountains」@
LOOP HOLE
7/4(土)〜8/1(土)日月祝休
14:00〜18:00
・L_B_S 名和晃平展@メゾンエルメス 8階フォーラム(
map)
6/19(金)〜9/23(水)7/15、9/16休
11:00〜20:00(日:〜19:00)
mini review
・花・風景 モネと現代日本のアーティストたち:大巻伸嗣、蜷川実花、名知聡子@
熊本市現代美術館
7/4(土)〜9/23(水)火休(祝日の場合開館)
10:00〜20:00
memo
■■■■■■■■■■■■《upcoming exhibitions》■■■■■■■■■■■
・内山翔二郎/border/萩本花穂@
Gallery K
7/6(月)〜7/11(土)11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・早川知加子展@
Oギャラリー UP・S
7/6(月)〜7/12(日)12:00〜20:00(最終日:11:00〜15:00)
・祝迫芳郎展@
新生堂
7/8(火)〜7/18(土)日祝休
11:00〜18:00(最終日:〜17:00)
memo
・下薗英樹 〜彼らの記憶〜@
sowaka
7/10(金)〜8/2(日)金土日のみ
12:00〜19:00
・北野謙展 one-day@
MEM
7/11(土)〜8/8(土)日月祝休
11:00〜18:00
・那須由希子展@
Gallery K
7/13(月)〜7/18(土)11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・山下耕平展 -ケルン・現在位置-@
INAXギャラリー2
7/16(木)〜8/22(土)日祝休
10:00〜18:00
・鶴見幸代個展 “チューニング Tuning”@
谷門美術
7/17(金)〜9/4(金)日月祝・8/11〜8/15休
13:00〜19:00
・熊谷直人 "p d"(p)@
Gallery Teo
7/18(土)〜8/1(土)日月祝休
11:00〜19:00
・おかえりアーティスト ただいま展 磯邊美香 日比野晋一 mayu 横井山泰 @
相模原市民ギャラリー
7/18(土)〜8/23(日)水休
10:00〜19:00
・宮永亮「ウォンジナ」@
児玉画廊|京都
7/18(土)〜8/29(土)日月祝休
11:00〜19:00
・Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし@
東京都庭園美術館
7/18(土)〜9/27(日)毎月第2・第4水休(祝祭日の場合は開館し、翌日休館)(8/12開館)
10:00〜18:00(8/10〜8/16:〜20:00)
・唐仁原希展@
画廊 編
7/20(月)〜7/25(土)
12:00〜19:00(最終日:〜16:00)
・武田歩展 終りの領域@
Gallery K
7/20(月)〜7/25(土)11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・小沢剛「もうひとつの小沢剛展」@
Ota Fine Arts
7/21(火)〜8/29(土)日月祝・8/9〜8/17休
11:00〜19:00
・TRIO-A-STRIPE 秋本将人 西原功織 保坂毅@
A-things
7/25(土)〜8/30(日)月火休
13:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.3 泉孝昭×上村卓大 「のようなもの」の生成@
gallery αM
7/25(土)〜9/5(土)日月祝休
11:00〜19:00
・柳井信乃 "my obscure outline"@
Gallery Q
7/27(月)〜8/8(土)日休
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・Fresh2009 藤城ゆう子展@
伊勢現代美術館
7/30(木)〜8/25(火)水休(祝日の場合は翌日に振り替え)10:00〜17:00
・「My story -ひとりあそび」近藤恵介、黒嶋亮子、牡丹靖佳、Aurelie Mathgot@
MA2Gallery
7/31(金)〜8/29(土)日月祝・8/11〜8/15休
12:00〜19:00
・内海聖史@
eN arts
8/1(土)〜8/30(日)金土日のみ
12:00〜18:00
・石川結介 "UNFINISHED ELIXIR" 未完のエリクシール@
藝術倉庫
8/1(土)〜8/30(日)月休
11:00〜18:00
・大西麻貴+百田有希 夢の中の洞窟:Cave in a dream@
東京都現代美術館 メディアコート
8/1(土)〜1/17(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休/8/10、8/17、9/21、9/28開館/10/5〜10/30、12/28〜1/1休)10:00〜18:00
・Tylor Starr solo exhibition Wallowind Series@
Gallery ef
8/7(金)〜8/30(日)火休
12:00〜21:00(最終日:〜19:00)
・“SIX SENSES” 戸井裕之 岡田裕樹 阿部岳史 寺村利規 浦川光鹿 小室貴裕@
帝塚山画廊
8/18(火)〜9/11(金)日月休
11:00〜19:00
・光 松本陽子/野口里佳@
国立新美術館
8/19(水)〜10/19(土)火休(9/22開館、9/24休)10:00〜18:00(金:〜20:00)
・熊谷直人 "p d"(d)@
Gallery Teo
9/5(土)〜9/19(土)日月祝休
11:00〜19:00
・三瀬夏之介展@
C・スクエア
9/7(月)〜10/10(土)日祝休
9:00〜17:00
・麻生志保展@
GALLERY IDF
9/12(土)〜9/27(日)水休
11:00〜18:00(最終日:〜17:00)
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.4 東恩納裕一@
gallery αM
9/12(土)〜10/10(土)日月祝休
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 122 海谷慶「Vastness 〜空々漠々」@
トーキョーワンダーサイト本郷
10/3(土)〜10/25(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 123 山中慎太郎「マージナル・イメージ」@
トーキョーワンダーサイト本郷
10/3(土)〜10/25(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 124 斉藤あずさ「ふわふわフォレスト」@
トーキョーワンダーサイト本郷
10/3(土)〜10/25(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・松井智惠展@
MEM
10/3(土)〜10/31(土)日月祝休
11:00〜18:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.5 袴田京太朗@
gallery αM
10/24(土)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00
・Fresh2009 国本泰英展@
伊勢現代美術館
10/29(木)〜11/17(火)水休(祝日の場合は翌日に振り替え)10:00〜17:00
・TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」@
トーキョーワンダーサイト本郷
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 126 有賀礼「痕跡」@
トーキョーワンダーサイト本郷
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 127 林田健「My name is no name.」@
トーキョーワンダーサイト本郷
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・コイズミアヤ展@
ギャラリー椿GT2
11/7(土)〜11/21(土)日祝休
11:00〜18:30
・柴田鑑三展@
C・スクエア
11/24(火)〜12/19(土)日休
9:00〜17:00
・TWS-Emerging 128 寺澤伸彦「double awake」@
トーキョーワンダーサイト本郷
11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 129 モニカ・アルカディリ「The Tragedy of Self」@
トーキョーワンダーサイト本郷
11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 130 石塚智寿「29年生きた魂」@
トーキョーワンダーサイト本郷
11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.6 金氏徹平@
gallery αM
11/28(土)〜12/26(土)日月祝休
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 131 柴田英里「アイドル」@
トーキョーワンダーサイト本郷
1/8(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 132 鎌田あや「私のまわりの目に見えない夢」@
トーキョーワンダーサイト本郷
1/8(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 133 草刈ミカ「凹凸絵画」@
トーキョーワンダーサイト本郷
1/8(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・TWS-Emerging 134 高木理枝子「ほんのり、いたい」@
トーキョーワンダーサイト本郷
1/8(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.7 鬼頭健吾@
gallery αM
1/16(土)〜2/13(土)日月祝休
11:00〜19:00
・現代日本の絵画(仮称)@
国立国際美術館
1/16(土)〜4/4(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)10:00〜17:00(金:〜19:00)
・AN10 - MOTアニュアル2010@
東京都現代美術館
2/6(土)〜4/11(日)月休(3/22開館、3/23休)
10:00〜18:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.8 半田真規@
gallery αM
2/20(土)〜3/20(土)日月祝休
11:00〜19:00
new articles
2009年07月03日
《6/26》
real −永瀬武志−
@
Bunkamura Gallery東京都渋谷区道玄坂2-24-16/20(土)〜6/29(月)
10:00〜19:30

なんだろう、この圧倒的な透明感は。。。
初めて永瀬さんの作品を拝見したときの、ちょっとふざけた感じが入った作風から思うと、さらに再現性は精度を増し、繊細なグラデーションが儚げな風合いをかもし出しながら、鋭く深く、鮮やかな情景が紡ぎ出されていて、人物、風景、花、とそれぞれの作品に意識が引き込まれていきます。
直後にYOKOI FAIN ARTでの個展を控える永瀬さん、この透明感がどこまで深められていくか、実に楽しみです。
抜水摩耶 個展『私は強い、お前は弱い』
@
ArtJam Contemporary東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F6/26(金)〜7/26(日)月休(7/20開廊、7/21休)
12:00〜20:00

凄まじくスーパーソリッドな世界が溢れています!
平面作品での背景に用いられるシルバーのぎらついた危うい感触、そこに、あのお馴染みの大きな目の女の子のキャラクターがところ狭しと奔放な姿を晒しています。
そして、そこで繰り広げられている世界は確かに深みも増しているように感じられ、そのイメージの広がりに新鮮な思いも受かんできます。
あと、小さいですが立体作品がまたいい感じです!
荘司美智子 個展『LOCATION』
@
Zuishoji Art Projects (ZAP) ZAPギャラリーB東京都港区白金台3-2-19 瑞聖寺内6/26(金)〜7/19(日)金土日のみ
13:00〜19:00

最小限のイメージを伝えるような、知性に訴える抑制の効いたインスタレーション。
三次元的に豊かな空間性を持つこの場所で、天井から吊るされ整然と等間隔の距離を互いに保つボール、そこにはさまざまな風景がプリントされ再構築されて、ひとつひとつにズレが伴う不思議な空間が導かれています。
金泥によるペインティングも展示されていて、こちらもユニークな世界観を放ちます。
Isso ”憶えてますか?”
@
YOKOI FINE ART東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F6/26(金)〜7/11(土)日月祝休
11:00〜19:00

今の時点で僕が持っている印象なのですが、ひとりの女性が主人公てして登場し、1点を除くとすべてモノクロの写真が整然と並ぶ空間に接し、いままで感じたことのない距離感と、それぞれの画面から届けられる記憶に何らかの作用をもたらす時間性に、新鮮で深遠な刺激が伝わってくるように感じられた次第です。
生々しく濃密な物語がじわりと空間に滲んでくるようでもあり、なんとも言い難い戸惑いが、いっそうの深みへと誘ってくれているような気がします。
あらためて、接してみたい雰囲気です。
厚地朋子「ヘビノス」
@
TARO NASU東京都千代田区東神田1-2-116/26(金)〜7/25(土)日月祝休
11:00〜19:00

階段を下りてまず目に飛び込んでくる風景の大作、スケール感たっぷりに迫ってきて、これだけでも充分に嬉しくなってきます!
奥に並ぶ人物の作品も、一転して独特のタッチが情感へと転化され,豊かな気配が紡がれます。
全体から広がる独特の雰囲気と、至近で部分に焦点を当てたときに立ち上がる筆致の面白さと抽象性、さまざまな面白味に満ちたペインティングです。
A House is not A Home
安倍典子/
古武家賢太郎/
永山祐子/
齋木克裕@
SCAI THE BATHHOUSE東京都台東区谷中6-1-23 柏湯跡6/26(金)〜7/25(土)日月祝休
12:00〜19:00

コントラストも楽しい4つのクリエイションが揃った展覧会。
すべて色鉛筆で描かれているという
古武家賢太郎さんの目が大きなキャラクターが不思議な気配を放つタブロー、アクリルのパネルを採用し、写真のパーツをマウントすることでシャープさが加速した
齋木克裕さんの作品群。有機的で緻密なカットが施された紙を重ねる
安倍典子さんのオブジェ,かわいらしさと同時に思いのほか深いイメージが漂う
永山祐子さんのアプローチと、それぞれに湾アンドオンリーな個性がひとつの空間で展示され、新鮮なインパクトとイメージで満たされます。
《6/27》
武居功一郎 個展
@
waitingroom東京都世田谷区三軒茶屋1-5-9 メゾン湘樺101号室6/13(土)〜7/25(土)金土のみ
13:00〜19:00

T&G ARTSで拝見している武居功一郎さん。
風景を再構築し、有機的な感触と無機的なかたちの連なりとで緻密に陰影感を作り上げ、独特の雰囲気が導き出されています。


出力による作品でありながら,その密度や画面の艶やかさなど,オリジナリティ溢れる要素が溢れていて興味深いです。


ちいさな画面の作品も多数展示、リズミカルな壁面構成も楽しいです。

ignore your perspective 7
@
児玉画廊|東京東京都港区白金3-1-15-1F6/27(土)〜8/1(土)日月祝休
11:00〜19:00
急遽企画されたグループショー、これがとにかく嬉しい作品が揃い、見応えに溢れています。
若手のアーティストの作品が揃うなかで、大阪で拝見した田中秀和さんの3点組の作品や、現在も京都で開催中の
関口正浩さんの個展から作品が1点登場していたりと、児玉画廊が発掘するフレッシュな抽象表現も多数揃えられていて楽しいです!
マストワン 妖怪展
@
NANZUKA UNDERGROUND東京都港区白金3-1-15-2F6/27(土)〜7/25(土)日月祝休
11:00〜19:00

前回の展覧会から一転,アンダーグラウントを冠するギャラリーの面目躍如、ダークな世界が広がります。
過剰に立体的な画面が強烈なインパクトを静かに放つ作品や,板や簾が取り入れられた作品など,バリエーションに溢れていながら統一感も深く強く貫かれているのが印象に残ります。
紙遊び Minam Apang & Florencia Rodrigues Giles
@
GALLERY SIDE 2東京都港区東麻布2-6-56/23(火)〜7/4(土)日月祝休
11:00〜19:00


海外のふたりのアーティストの作品が展示されています。
Minam Apangさんの興味深いアプローチが面白い立体的な作品のかわいらしさと深さとを備えた世界観、ドローイング的な作風が綴られ、壁面を浸食するようにインスタレーションされるFlorencia Rodrigues Gilesさんの作品と,それぞれに豊かな雰囲気が溢れているように感じられた次第です。
絵画 花 -blossom 青木惠
橋本トモコ 久米亮子@
ギャラリー山口東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F6/22(月)〜6/27(土)
11:30〜19:00(金:〜21:00、最終日:〜17:00)

世代が異なる3名の女性アーティストが揃えられた展覧会。
艶かしい筆致が独特の気配を奏でる
久米亮子さんのペインティング,細緻な線画を挿入して深く女性的な物語を紡ぐ青木惠さんの岩彩の作品,そしてとにかく美しい発色と画面とが印象的な
橋本トモコさんの油彩の作品と、それぞれ印象に残ります。あらためて個展でも拝見したいクリエイションです。
呉亜沙 -whereabouts-
@
ギャラリー椿東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F6/27(土)〜7/11(土)日祝休
11:00〜18:30

メランコリックな気配はそのままに、葉っぱが多く挿入されてさらに独特の世界に広がりがもたらされているように感じられます。
大作での東京の俯瞰風景が精緻に再現されているのにも驚かされると同時に、女の子とうさぎとが時おりペア的な構成なども盛り込みながらリズミカルで静かな物語性を紡いでいっているように思えます。
健在のかわいらしさ,深みにも心地よい気分が盛り上がっていきます。
小川陽一郎のHAPPY HOUSE 5 ―NEGAI―
@
ギャラリー椿GT2東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F6/27(土)〜7/11(土)日祝休
11:00〜18:30

いやもう、アホ炸裂でございます!
異様にお賑やかな世界、この過剰感が堪らないのでございます。


出来合いのものを大胆に取り入れ,騒々しくも妙に整然と画面や立体を装飾していきます。
床にゴザや人工芝が敷かれ、電飾や紅白の布なども取り入れられて全体のムードもどうしようもなくくだらない方向へと向かっているように思えるのがまた痛快で。
じっくり眺めているとそれぞれに思いもよらぬ深いイメージが潜んでいたりするのもまた楽しかったり。
いろんな意味で,とにかく凄いです!


大江田依未子展「祈り」
@
和田画廊東京都中央区八重洲2-9-8 近和ビル3026/23(火)〜7/4(土)
13:00〜19:00

予想外にも、その画面の艶やかさ,油絵の具の質感が際立って迫り、怖いほどに無垢で、脆弱さと強靭さとがそれぞれのイメージを裏付け,支え合っているような不思議な世界が広がっています。


なんとも不思議な世界観です。
キャラクターとしての存在感に新鮮さは感じられないものの,それでも既視感に捕われない強さを放っているように思えます。


無意識にもたらされる大胆さ,サディスティックさも強く印象に残ります。
もっと続けて拝見してみたい、これからどんな物語を紡ぐのだろう,と想像も広がっていくクリエイションです。

大野智史「予言者」
@
TOMIO KOYAMA GALLERY東京都江東区清澄1-3-2-6&7F6/27(土)〜7/18(土)日月祝休
12:00〜19:00

分かっていても、このスケール感に直に触れると否応無しに驚かされます。
都内屈指の容積を持つこのスペースですら狭く感じられるほどのバイタリティと創造性。壁面という壁面はペインティングなどで覆い尽くされ、そのダイナミックな世界観に引きずり込まれていきます。
池田光弘 漂う濃度
@
ShugoArts東京都江東区清澄1-3-2-5F6/27(土)〜7/25(土)日月祝休
12:00〜19:00

個展としては2007年秋以来、あらためて池田光弘さんの作品を拝見する機会が得られたことがまず嬉しいです。
そして、今回は原点回帰というか、池田さんらしさ、ダークな色調で展開される硬質な静謐感と、そこに登場する鋭く尖るモチーフが放つアバンギャルドな雰囲気がそれぞれの作品から充満していて、それぞれの持つ重厚な力が強く伝わってきて印象に残ります。
じっくりと対峙したいクリエイションです。だからこそ、個展で拝見できることを嬉しく感じるんです。
阪本トクロウ@
KIDO Press, Inc.東京都江東区清澄1-3-2-6F6/27(土)〜7/25(土)日月祝休
12:00〜19:00

アクリルガッシュによる独特の静謐感を漂わせるタブローでお馴染みの阪本さん。そんなアーティストが版画工房でのギャラリーでの展示という時点で充分に興味をそそるのですが、作風から考えるとリトグラフかシルクスクリーンが妥当かと思いきや、発表されたのは銅版画!
お馴染みのモチーフが、これまでと異なるマチエルで展開され、それが大変面白い効果を生み出しているように思えます。タブローではほぼ平滑な面をつくり出すかのようにフラットな色面が印象的ですが、銅版画ではスクラッチの痕跡が、刷るという客観的な行為を挟むのとは裏腹に人間味に溢れる質感となっているように感じられるのがとにかく興味深いです。
佐伯洋江展
@
TAKA ISHII GALLERY東京都江東区清澄1-3-2-5F6/27(土)〜7/25(土)日月祝休
12:00〜19:00

一目見ると佐伯さんと分かる独特の世界観。お馴染みの鉛筆画がずらりと並んでいますが,前回の個展で多く登場した具象的なモチーフが姿を消し、縮尺の捉え方が狂わされるような,ずらされるような曖昧な感触が新鮮で、そのオリジナリティに更なる与力をもたらしているように思えます。
《6/30》
青木美歌個展
@
ギャラリーアートもりもと東京都中央区銀座3-7-20 銀座日本料理会館2F6/29(月)〜7/11(土)日休
10:30〜18:30

これまでも折りに触れて拝見している
青木美歌さんの作品、有機的に伸び、広がるガラスのオブジェ群が、昨年のShugoArtsでの三嶋りつ恵さんのインスタレーションを参考にされたという、光る台に作品を置いての展示でさらに神々しい雰囲気を奏でています。
注射器やビーカーの作品はもちろん,これまでにないサイズのものや自立するものなど、その造形にもバリエーションがもたらされていて,それもまた楽しく感じられます。
内海聖史「色彩のこと」
@
スパイラルガーデン東京都港区南青山5-6-236/30(火)〜7/12(日)
11:00〜20:00
十方視野の一部と、アトリウムに昨年の東京都現代美術館でも登場した大作が出展。
この空間で内海さんの作品が観られることが、単純に嬉しいです。
まだ開館前、入り口のガラスの扉越しに眺める、この青山の街に存在し得ない非現実的な緑の情景に圧倒され,その夜あらためて対峙すると天地の感覚,上下の感覚が狂わされるほどに荘厳で壮大な世界が力強く迫ってきて、あらためてその力強さに一色がのみ込まれます。
驚くほどに空間との相性が素晴らしくて、まるでここでの展示を前提に制作されたのかも,と錯覚してしまうほどの収まりの良さもその素晴らしさを膨らませているように感じられます。
この夏に立て続けに発表される内海さんの新作の展示のイントロダクションとしても最高のシチュエーションです。
《7/1》
成瀬遼展
@
アートスペース羅針盤東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル2F6/29(月)〜7/4(土)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)

敢えて表現するとしたら,「乾いた伊庭靖子さんの世界」、そういった印象です。
枕やお皿などのモチーフが、そこに表出される無数のシワやヒビなど,細かいテクスチャーをひとつ残らず再現したかのような緻密な表現が,独特の気配を立ち昇らせているように感じられます。


背景のダークなグラデーションが、描かれる情景の雰囲気に深みをもたらします。
臨場感たっぷりの具象表現にも重厚さが加速されます。


緻密な陰影で描かれるシーンが,深遠で静かな物語性を綴っていきます。
その言葉にならない気配感が、これからどういう風に発展していくかも興味深いです。


ストレンジ&チャーム 平下英理展
@
GALLERY b.TOKYO東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB16/29(月)〜7/4(土)
11:00〜19:00(金:〜21:00、最終日:〜17:00)

これは面白い!
ダイナミックな描写と激しく大胆な絵の具の使い振りが、分厚いスケール感を生み出します。

加速するアバンギャルドな抽象性。
色彩の大胆な組み合わせ、ケーキのクリームを塗るのに用いられるナイフを使って画面にダイナミックに厚く塗布される絵の具が素材の力強さを存分に発揮し、凄まじいほどの力強さが創り出されています。


素材感のインパクト、画面にかさなる大胆なスクラッチが、そこに描かれる具象的な情景を隠し、だんだんとその場面の臨場感を視界が捉え,浮かび上がっていく過程も楽しい驚きを提供してくれます。


スクラッチの大胆さが全面に押し出された実験的な作品も面白い!

織り込まれる具象の描写の確かさ、画面にもたらされるダイナミックなアプローチ、色のチョイスの大胆さ、そしてひとつの層にいくつものイメージが重なってできる混沌とした時空のイメージなど、注ぎ込まれる要素のひとつひとつが面白く、それらが凝縮されて生まれるエネルギーにも感嘆させられた次第。
これからが実に楽しみです!
金子健太郎展
@
galleria grafica bis東京都中央区銀座6-13-4 銀座S2ビル1階6/29(月)〜7/4(土)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)

ギャラリーエスでの個展も印象的だった
金子健太郎さんの久しぶりの個展。相変わらずの密度に引き込まれる速度も一気に加速。グラデーションすら緻密な線の密度でもたらされていることに刹那気付かず、分かっていてもその緻密さに驚かされます。


深い色と、狂気とも呼べるほどの凄まじい密度で繰り出される線。どろりとした妖しい気配も力強く放たれます。


エキゾチックなモチーフが重なって、うごめき、うねりが凄まじい臨場感で創出され,その不気味さが強いインパクトとなって迫ります。たった一枚のうろこ、ほんのわずかな毛並み、徹底した描き込みが深みをもたらしているようにも思えます。


前回も出展された文字のみのシリーズも。
今回は、愛に溢れています。溢れ過ぎ、この過剰な感じはそのまま冷静な狂気となって、静かに迫ってきます。


くどいほどに濃密な世界観は強い魅力です。
この圧倒的なスキルで、これからどんな世界が描写されていくか,想像も膨らみます。
圧巻の緻密さ、ぜひ直に堪能してほしいです。

posted by makuuchi at 02:19|
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2009年07月01日
田中奈津子展
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MEM大阪府大阪市中央区今橋 2-1-1 新井ビル4階16号室6/13(土)〜7/4(土)日月祝休
11:00〜18:00
Natsuko Tanaka exhibition
@
MEM2-1-1-4F,Imabashi,CHuo-ku,Osaka-shi,Osaka-fu6/13(Sat)-7/4(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-18:00
Google Translate(to English)いらっしゃいませー!
出た福助!Σ( ̄口 ̄;)しかも水の中からか!Σ( ̄口 ̄;)・・・こんな感じでいきなり楽しくほっこりな気分へと誘われます、
MEMでの
田中奈津子さんの個展です。
昨年開催された「ペインティングの恋人」でも、立体的な要素もふんだん取り入れられた作品の印象が強くて、今回も楽しみだったのですが、まずドローイング群に目を向けて。

今回の展覧会のテーマでもある,さまざまな銭湯のモチーフがずらりと並びます。
呑気な感じがほんわかと滲むのと同時に,とにかく色が美しい!気持ちいい!
イージーな描写も、さまざまな色のコントラストを楽しく引き出しているように感じられます。作品に用いられた色たちの快哉も聞こえてきそうなほど,賑やかな雰囲気を盛り上げているようにも思えてきます。


ペインティング作品では、その色の鮮やかさがさらに発揮され,よりおおらかな空気が放たれます!
そこかしこで弾ける赤や青の艶やかさが痛快!
そして、画面に施される立体的なアプローチは、その造形がなんとも和やかで、緻密に作り込まれる立体感のインパクトとはまた違うあったかい味わいが嬉しいです。


そして膨らみ続けるイメージ。
明るく鮮やかな色彩を得て、田中さんのなかに浮かぶ銭湯のイメージがどんどん絵の中に「注ぎ込まれて」いきます、銭湯だけに!
・・・・・。
誰がうまいこと書けと言った!?Σ( ̄口 ̄;)(しかも相手は大阪)
すみませんすみません。。。
えー。もとい。
とにかく楽しい!
遊び心が伸びやかに表現されていて、それはどんどん観る者の喜びへと転化していきます。
くっきりと浮かび上がる場面がいちいち痛快なんです。


小品で繰り出される遊び心もまた一興。


オン・ペーパーの大きな作品もまた楽しいです。
キャンバスの、ものとしての存在感からの解放が、身近な感触をもたらしてくれているように思えたり。作品の身近さはそのままモチーフの親近感へと繋がっていきます。


とにかく、この振り切った感じ、思いっきりのいい世界が伸びやかに描き上げられている作品群,そして展覧会に出会えるのは何にも増して嬉しく思えます。
銭湯というのんびりとしたモチーフのなかで、壁のタイルや浮かぶ柚子などに描かれるパターンがもたらす小気味よいリズム、蛇口などから出てくる水の描写がもたらすザバーッていう音の臨場感溢れるイメージなども楽しい時間を盛り上げてくれて、さまざまなポジティブな刺激が堪らないんです。
posted by makuuchi at 08:31|
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2009年06月30日
坂本真澄展「体育のじかん」
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Gallery MoMo Roppongi東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F 6/13(土)〜7/3(金)日月祝休
12:00〜19:00

SAKAMOTO Masumi "Time of physical education"
@
Gallery MoMo Roppongi6-2-6-2F,Roppongi,Minato-ku,Tokyo6/13(Sat)-7/3(Fri) closed on Sunday,Modnay and natinoal holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)Gallery MoMo Roppongiでの坂本真澄さんの個展です。
独特の筆致,色使いというか、なんとも味わい深いテイストが滲んできます。
そしてテーマが「体育」、この辺のギャップがユニークな雰囲気をさらに濃くしているように感じられます。
なんたっていきなり
つり輪か!Σ( ̄口 ̄;)しかも日本代表!Σ( ̄口 ̄;)おおらかな動きと妙に深みのある目、空間性と垂れる絵の具。そしてレイドバックしたような色合いがレトロな雰囲気をもたらしているように思えます、ていうかこの唐突感でいきなりこの世界へと引き込まれます。
そしてさらにめくるめく場面。
全体のほんのりメロウで強烈に懐かしいような雰囲気、どことなくほのぼのと牧歌的な感触とは裏腹に,ピンク地に広がる白のレース模様やブランコのチェーン部分を覆う花などの細かい描写もみっちりと描き込まれていたりして、その辺りのギャップにも惹かれます。
・・・ていうか一帯どんなシチュエーション(汗)。。。


そして今度は
耳かきか!Σ( ̄口 ̄;)描かれる人たちの独特な表情が効いてきます。
うっすらと、しかし細かく施される陰影が、そして大きな黒目が妙に懐かしい風合いを奏でていて、それが妙に覚めたような表情に深い味わいをもたらしているように思えます。


さらにこの辺りまでくると参った、そんな感じで。
おっとりとしたテイストとレイドバックしたようなシチュエーション設定は伊豆売れの作品においても徹底されていて、べたっと塗られる色面のムラも、細かい描き込みのコントロールしきれないズレも、その特有の雰囲気をより濃密なものへと向かわせているように感じられます。
肌で感じる空気感が特別に濃いように思えるんです。


で、いきなりやんちゃ炸裂。
この辺りになるともう、逆に押し切られてしまうような感じが痛快です。

板をカットして人のかたちが立体的にも表現された楽しい作品も。
むしろ古いアプローチに感じられるのですが,それはそれ、やはり、かえって雰囲気が濃く,より臨場感も強く伝わります。

・・・むしろ暴走。
さまざまなかたちで空間に大小のアクセントが持ち込まれています。


滲みなども巧みに織り交ぜられて描かれるシーン、その揺らめくような空気感が印象に残ります。
随所から感じられる独特の遊び心。ほんのりふわふわと、デジャヴのような感触を強く促します。
posted by makuuchi at 06:59|
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2009年06月29日
伊藤彩『生まれつきJ』
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ArtJam Contemporary東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F5/22(金)〜6/21(日)月休
12:00〜20:00
Aya Ito "Naturaly J"
@
ArtJam Contemporary1-18-4-2F,Ebisu,Shibuya-ku,Tokyo5/22(Fri)-6/21(Sun) closed on Monday
12:00-20:00
Google Translate(to English)何だか捕らえ所がないっていうか・・・
とにかく変な世界なのー!
ArtJam Contemporaryでの
伊藤彩さんの個展、会期の最初と最後に行ってきました。
平面と立体とが奇妙な響きをもたらしていて、なんだかその空間にいることに妙な臨場感を感じます。
なんだろねー。この世界観。。。
みたいに呑気に眺めているとですね...
アピールか!Σ( ̄口 ̄;)理不尽な判定に対する審判へのアピールか!Σ( ̄口 ̄;)カード(カレー券orキムチ券)でももたっらのか!Σ( ̄口 ̄;)いや実際は案外どうしようもなくくだらないことのような気もしなくもないんですけど、とにかく気になってしまいます(汗)。
さらにアピールは続く・・・

広げる両腕、妙に堂に入っています。
口のかたちから察するに「アー」とか「マー」とか言ってそうなんですけど、この不思議なかわいらしさがなんとも愛おしく。
そしてその後ろの仏様のような達観の表情、さらに右後ろのちいさなのとか、状況がさらに意味不明、混沌としてきまして。
ああ!
楽しい!
楽しい気持ちに理由などない!
・・・・・
いや、あるわけですけど。それを具体的な言葉にするのがもどかしいだけで。
不思議な生物たちが登場し、その世界観の広がりをさらに押し進めて行きます。
伸びる影の臨場感が、その場所のイメージを具体的なものへと引き上げてくれているようにも感じられます。重力感とかも曖昧になってきているし...。


この空間に入ってすぐに
!Σ( ̄口 ̄;)と思わずにいられないのが中央に聳える立体作品。
でかかった。
異様にでかかったんです。
男の子、広げる両手のひらに謎の生命体。
その一段下にもさらに謎めく生命体。
そしてアロエ。
なぜにアロエ!Σ( ̄口 ̄;)しかし不思議な説得力で空間を満たすんです。


このインスタレーションが平面に収められた作品も。
この関係性が実に面白い!興味深い!
登場するそれぞれのキャラクターが三次元から二次元へと押し込められることでイマジネーションが自由を得て、ヴィヴィッドな色彩は伸びやかに、派手派手しく、そこに登場するキャラクターたちはいっそうの生命の力を奏でながら、でもなんとも不思議な雰囲気が充満しているように感じられます。
なんでしょねーこの痛快な感じは!.


さまざまな平面作品は、先に紹介したものが平面と立体とで関係性をもっていたように、複数の作品が時間の流れを思い起こさせる構成のものも。

謎めく縮尺感。土管に手を突っ込む赤いシルエットの女、奥には赤い屋根の家。
景色全体に馴染むグラデーションがそれぞれの存在の気配の曖昧さを導き出して、ドラえもんのワンシーンに出てきそうな、共有される空き地のイメージが身近さをもたらし、それが想像の幅を思いもよらぬ方角へと広げてくれるような。
そして、この作品の一瞬後。
風・・・ではない何かが吹き抜けて、屋根やら土管の穴の影などだけが残って。
どこかおっとりとした雰囲気が滲んでいただけに、この作品のスピード感は鮮やかなインパクトを放っているように感じられます。


ちいさなオブジェ群によるインスタレーションもまた楽しげ。
遊び心というか、自然な感性をそのまま発揮させたような感じがころころと小気味よい風合いを奏でているように思えます。


京都市立芸術大学での学内展で拝見した空間も、ゆっくりと作品を拝見する余裕はなかったものの、伊藤さんの作品の部屋に充満していた雰囲気は相当にインパクトがあって、
なんだか凄いところに来ちゃった!Σ( ̄口 ̄;)・・・的な印象だけが強く残っています。
その後、ART AWARD TOKYOと今回の個展とであらためて拝見して、やっぱり変なことを実感した次第。
いや、いいんです!
このヘンな感じ、断固支持!
天真爛漫さ、無邪気さがそのままうようよいきいきしてるイマジネーションが生み出す世界は、思いもよらぬイメージを思い浮かべさせてくれます。
もっと楽しみたい、今度はどんな風に、良い意味で呆れさせてくれるかが楽しみです!
posted by makuuchi at 20:21|
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2009年06月27日
市川孝典展 VINTAGE BROWN
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PLSMIS東京都港区南青山4-17-4-1F6/17(水)〜6/30(火)
11:00〜19:00
Takanori Ichikawa VINTAGE BROWN
@
PLSMIS4-17-4-1F,Minami-Aoyama,Minato-ku,Tokyo6/17(Wed)-6/30(Tue)
11:00-19:00
Google Translate(to English)繊細な手法が放つスリリングな静謐。
そして、その行程に、描かれる世界に潜むクールネス。
PLSMISでの
市川孝典さんの個展です。
実に魅力的な光景がそこかしこから、静かに迫ってきます。

線香の炎で紡ぎ出される「絵画」。
支持体となる紙を焦がすことで描かれるモチーフの圧倒的なリアリティに圧倒されます。
紙を焦がして穴をあける、また焦げたことによる褐色がもたらす色調。敢えて表現するならば、支持体を「こわす」ことで描かれる絵の深みとスリルは相当なもので、さらにモノクロームの渋みも加わり、そこから醸し出される雰囲気には鋭さも含まれているように感じられます。


作品の儚げな風合いとは裏腹に、凄まじいほどの臨場感で観る者を圧倒してきます。
壁を這う蔦が描き出す混沌。これほど複雑で、そして感覚で捉えることが難しいモチーフでさえ、一切の下描きなしの状態から、記憶を辿って制作されるのだと伺い、さらに、眼前に現れる情景の深みに驚嘆、驚愕し、引き込まれます。
俯瞰した時の高度な再現性がもたらす説得力溢れる臨場感、至近で眺めると一転してそこに繰り広げられた行為の痕跡のひとつひとつが、騒がしいほどに鋭く視界に飛び込んできます。
細微とはいえ、線香の炎のストロークが重なれば重なるほどに紙は焼け焦げ、しかしそれも際どく白の部分が残されることで、鮮やかな陰影が導き出されていることにも大いに驚かされます。奇跡と背中合わせの神業。凄まじい集中力。とにかくここまでコントロールできていることへ唸らされます。


俯瞰した風景がある一方で、サックスのアップを描ききった作品の渋さにも引き込まれます。

陰影だけでもたらされる臨場感。
影の部分を描きだす(敢えてこう表現しますが)色面のみでこれほどまで..。.
かしゃかしゃと動くキーのメカニカルな感触も、艶かしい曲線を持つホーンの部分も、実に写実的に表現されていて、思わず感嘆の溜め息も。


2点組のシャンデリアの作品、こちらは薄めの焦げ具合ながら、それが儚げな記憶の感触を創出しているようにも思えて、さまざまな想いもよぎっていきます。

それぞれの作品から放たれる鋭く繊細な臨場感、そしてに囲まれた空間に満ちる渋くクールな気配。
この手法へのこだわりが、また自信や自負といったものが、焦げた紙であり、ものとしては非常に脆弱なはずの作品に、存在としての凄まじい強度をもたらしているように感じられます。
なによりかっこいいんです。それはもう、文句なく。
鮮烈な静謐を放つリアリズムに、焦げた紙の生々しさにぜひとも直に触れ、そのインパクトを感じてほしいです。
posted by makuuchi at 10:35|
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Kodama Gallery Project 18 関口正浩「うまく見れない」
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児玉画廊|京都京都府京都市南区東九条柳下町67-25/30(土)〜7/11(土)日月祝休
11:00〜19:00

Kodama Gallery Project 18 Masahiro Sekiguchi "Can't see well"
@
Kodama Gallery Kyoto67-2,Yanaginosita-machi,Higashi-kujo,Minami-ku,Kyoto-shi,Kyoto-fu5/30(Sat)-7/11(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
Google Translate(to English)ユニークな手法による、どうしようもない脆さ。そしてそれが放つ、イメージとしての強度とインパクトの凄み。
児玉画廊|京都での関口正浩さんの個展です。
児玉画廊といえば、
田中秀和さん、
池谷保さんをはじめ、フレッシュな抽象表現のクリエイションを立て続けにレコメンドし、その度に驚かされ、興奮させられているのですが、今回の関口さんもその流れでピックアップされる個性として、とにかくぱっと目にした瞬間からその独創的なマチエルと随所に現れるスリリングさに一気に引き込まれてしまった次第です。
独特の色調の色面が画面上に重ねられます。
しかも、この色面はいわゆる「塗る」のではなく、絵の具を一旦、例えると「湯葉」のように薄いシート状に成形し、それを物理的に重ねることで構築されているのだそう。
その行為の過程に伴ってもたらされる皺や色面のエッジの切れが、凄まじいスリルを内包する力強い世界観をもたらしているように感じられます。


画面に生み出される皺がもたらすアバンギャルドなテイスト。
力強いズレや歪みがこちらの好奇心を煽ります。絵の具の素材感もしっかりと発揮され、表面の艶のある光沢が光を弾きながら、しかしむしろ荒々しい画面の立体感がアグレッシブなイメージの創出も促してきます。
この作品においては、画面から溢れる薄い色の重なりが、その質感の繊細さを表出しているのにも引き込まれていきます。


多数の色が用いられる作品から、色数を減らすことで色調の統一感が導かれ、それがこの手法によって生み出されるマチエルの面白さが際立って迫る作品も。


そして、ずらりと並ぶ大作の、広大な色面が放つインパクトにも大いに惹かれます。
さまざまな色が重力感を伴いながら重厚に並び、その壮観さに圧倒されながら、しかしただ色が並んでいるのではない、色の提示され方のスリル感がミニマムな視界へと好奇心を向かわせます。
さまざまなイメージに翻弄されるのがまた堪らないんです。


この薄い絵の具の重なりが生み出す面白さは、単に広い色面がところどころの皺とともに提示される壮観さだけに留まらない...やはりこれも手法の性ではあるのですが、シワが寄ってしまうのと同時に部分的に破れてしまうところがあって、それがまたすごくいいんです。
ピンと張った状態にキープされる絵の具。その支持体から浮いた部分の一部が破け、あいた穴の部分にもたらされる凄まじい緊張感。これだけ眺めていても充分に十時チスタイメージが得られるような気もしてきます。


さらに、その穴やヒビから最も表面の色より下、支持体側にかさなる色面が顔を覗かせ、それがまた強烈にミニマムな光景として迫り、凄まじい濃密な密度を伴ってのインパクトを放ってきます。
例えば鉄筋に湧く錆やアスファルトのヒビなどの意図せず生まれる抽象的な面白さと通じるような、気付いてしまうクールさといった感じで、そういった要素をひとつひとつを見付けていく度にこの世界の奥のほうへと導かれていきます。


大作を中心に、比較的小さめの画面の作品も展示され、色彩感のバリエーションは幅広く、さらにそれぞれが色彩としてのインパクトを備えていて。
無数の発見に溢れていて、大いに煽られ、興奮させられた次第です。
そしてこのクリエイションの面白さをダイナミックに引き出す、ほぼリフォームも完了したこのスペースのポテンシャルにも舌を巻きます。
さまざまなスケール感で広がるイメージ。
手法の面白さを存分に堪能、このアイデアのシンプルさが生み出す面白さはさらに可能性もはらんでいるように感じられ、またこの手法でここまでのサイズの作品を生み出すバイタリティとあわせ、今後の関口さんの進化や展開も楽しみです。
posted by makuuchi at 09:29|
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2009年06月26日
《6/19》
恒良英男 edge
@
AISHO MIURA ARTS東京都新宿区住吉町10-106/19(金)〜7/5(日)月休
13:00〜21:00(日:〜19:00)

面白い!
フォークやスプーンに穴があけられて装飾的にアレンジされていたり、また溶接されて、さらに額装されることで物語性も生み出されているのもまた興味深かったり。
立体的なアプローチやインスタレーションも楽しいです。
玉ノ井哲哉『夢を見ない夜…』展
@
MORI YU GALLERY TOKYO東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第三ビル4F6/6(土)〜6/27(土)日月祝休
12:00〜19:00

モチーフにお菓子がたくさん取り入れられているので、もっとポップな世界観を想像していたのですが、さにあらず。
相当にサディスティックというか、むしろホラー的な感じが迫ってきて、そのギャップに大いに戸惑わされてしまった次第。
ポップさとスプラッタ的なホラーさとが混在するインスタレーションが展開されています。


中央に置かれる椅子、そこに配されるドーナツや絞りから出したクリーム、背もたれのチョコレートに垂れる白いソース、それぞれの造形の精度の高さ、臨場感に感じ入りつつ、吹き荒ぶように迫る怖さにぎょっとしたり。
空間を構成するのとともに、その作品を取り込んだ写真作品も合わせて展示されていて、強烈な世界観がさらにリアルに提示されています。


この女の子なんてもう、アメリカのホラー映画の引用を強く感じてしまうわけで...。
無邪気に見えるさまが余計に逆の側面を立ち上げているように思えます。

写真に写っているものとは違うのですが、お菓子を組み合わせて作られたチェーンソー。
色やモチーフのかわいらしさを思って接するホントにケガしますよって
うまいこといてる場合か!Σ( ̄口 ̄;)


立体と写真とを用いて、独創的なアプローチで独自の世界観の提示が繰り広げられ、そこに取り込まれるふたつのテイストの凄まじいギャップがドラマチックなほどに力強く迫り、翻弄してくるんです。
僕の場合はカワイイ方面からのアプローチでしたが、コワイ方から入ってくる方もいらっしゃるそうで、そちらの場合でもまた相当に振り回されるようです。
いずれにしても、大変興味深い世界です!


「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.2 冨井大裕×
中西信洋 揺れ動く物性
@
gallery αM東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビルB1F6/13(土)〜7/18(土)日月祝休
11:00〜19:00

横たわる冷静。ふたつのクリエイションが静かに響き、お互いの個性を引き立て合いながら、豊かな空間性とゆったりとした時間の流れを感じさせてくれます。
それぞれの代名詞的な作品が揃い、アーカイブ的な構成になっているのも興味深く感じられます。
100 degrees Fahrenheit vol.1
梅沢和木 笹田晋平 高橋つばさ
彦坂敏昭@
CASHI東京都中央区日本橋馬喰町2-5-18-1F6/5(金)〜7/11(会期延長)(土)日月祝休
11:00〜19:00

再訪。
僭越ながら、まるで僕の好みを見透かして選んでくれたみたいなセレクションが堪らないグループショーです!
彦坂敏昭さん、お馴染みのの燃える家。緻密な版による線、さまざまな素材を用いて施される複雑なグラデーションが、硬質な混沌を導き出しています。
今回の作品はさらにひとつひとつの配色の力強さ、深みがシャープなコントラストをもたらし、それが線の強度も引き上げているように思えて、よりいっそうの硬質に進化したテイスト感が堪らないです。


以前から気になっている方のひとり、AISHO MIURA ARTSでのグループショーでも印象に残っている
梅沢和木さん。
現在開催中のトーキョーワンダーウォールにも出展されています。
梅沢さんのアプローチも実に面白く、文字など出力、携帯などに用いられるシールといったデジタルな感触の素材もふんだんに取り込み、そこに極度に鮮やかな色彩の絵の具を大胆に重ねることで、相当にフューチャリスティックで、かつ鮮烈にヴィヴィッドな混沌を生み出しています。


大小の画面を組み込み、コーナーで構築されるインスタレーション、そこに立ちのぼる竜巻のようなスピード感溢れる雰囲気のインパクトも痛快。そして1点ずつの空間性の大胆さ、重なる色の過剰さと背景の白のフラットさとのギャップも面白いです。

また、ちいさなキューブも面白い!
オープニングのときに持たせていただいたんですが、その重量感はけっこうびっくりします。

トーキョーワンダーサイト本郷での個展も印象的だった笹田晋平さん、そのときの曼荼羅風の作品も面白かったのですが、今回はそのときにも発表されていた別シリーズの肉の作品。この臨場感、サイズが放つ分厚い世界観は、過剰にコミカルで、そこにメッセージ性も横たわっているようにも感じられ、なかなかの深みを醸し出します。


文京アートでも個展もステキだった高橋つばささんも登場。
こちらもコーナーを活かして角度をつけて壁面構成、パノラマ風に組み上げられた緻密な線が舞う情景の清々しい混沌が楽しいです。


そして、円形の画面の作品も。
ちょっと高いところに展示されていて、満月に漂う雲、そんな気配感も深遠にイメージを押し拡げてくれます。

こちらの展覧会、会期延長になったようです、ぜひじっくりと拝見してほしいクリエイションが揃っていることもあり、嬉しい限りです。
中矢篤志展「CIRCLE」
@
Gallery MoMo Ryogoku東京都墨田区亀沢1-7-156/6(土)〜6/27(土)日月祝休
11:00〜19:00

今回はふたつの空間でひとりずつ、それぞれ個展形式で紹介している
Gallery MoMo Ryogoku。手前の細長い空間では中矢篤志さんのちょっと妖し気なファンタジーが広がっています。
いきなり巨大な立体がお出迎え。
いきなりそのファンタジックな世界観に引き込まれます!

お馴染みの、バブルが湧くような感じが毒々しさを生み出しつつ、軽やかな色彩でメロウな空気感も膨らませるペインティングが並んでいます。


軽やかな色とモチーフの小動物的な感じがかわいらしさを奏でつつ、どこか危うさも醸し出してるのが印象的です。
迂闊に近づけいない雰囲気があって、それが逆に意識を引き込んでいきます。


クッションのような素材感も楽しい中谷さんの作品、入り口正面奥の壁面には小品が散らばって、なんとも楽しげな情景が生み出されています。

1点ずつを眺めていくと、そのアクセントの強烈さに、さらに惹かれていきます。
ちいさな画面に収まるめくるめく色彩のうねり、キャッチーなテイストと危うさとの混在が、独特のファンタジックなイメージも不思議な方向へと立体的に広げてくれます。


ひと味違う雰囲気の作品も。
クッションのような感触はそのままに、どこかレイドバックしたような、そして硬質な感触が新鮮です。

独特のメロウネスというか、あたたかさ、まろやかさが今回も印象に残ります。
空間全体にそれがふわりと満ちています。

人見元基展「楽園」
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Gallery MoMo Ryogoku東京都墨田区亀沢1-7-156/6(土)〜6/27(土)日月祝休
11:00〜19:00

奥のスペースでは人見元基さんの木彫作品が展示されています。
中矢さんの空間から一転してどこか不器用というか、もったりとした感触がコミカルな雰囲気を醸し出しているように感じられる空間。そこに注ぎ込まれているユーモアが独特な味わいを醸し出しています。
まず目に飛び込んでくるのがバイク型のかたつむり。

実際に乗れそうなサイズなのがまた、イメージの距離を塚づけてくれています。
そして、さまざまな箇所のていねいな造形と配色がさらに強いインパクトをもたらしているように感じられます。
オートバイなのにかたつむりて!みたいなツッコミは意外と思い浮かばず、むしろそのおっとりとした雰囲気が印象に残ります。


淋しげな佇まいが印象的な、腰掛けるオウムの作品。
擬人化されたフォルムが雰囲気をさらに強めているように感じられ、その切なげな感じにほのかに胸が詰まるような...。


遊び心とメランコリックさとが備わる作品がそこかしこに配され、無垢さがやわらかいアクセントとなり、漂う緩やかな時間の流れがなんともいえない居心地を紡ぎ出しています。

wah「
すみだ川のおもしろい」展
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すみだリバーサイドホール・ギャラリー東京都墨田区吾妻橋1-23-206/20(土)〜7/20(月)
10:00〜19:00

いやもう。
なんだかもう。
人のアイデアを「行動あるのみ」の姿勢で実行する
wahの3人組。東京芸大先端の修了制作展では発表された作品群のキッチュさは今でも忘れられないのですが、今回も相当に振り切ったことをやっちゃってます!
ていうかゴルフて!Σ( ̄口 ̄;)屋内でゴルフて!Σ( ̄口 ̄;)ていうか船上!Σ( ̄口 ̄;)・・・・・
どっちだよ!Σ( ̄口 ̄;)どっちもだから困る...。
市川孝典展 VINTAGE BROWN
@
PLSMIS東京都港区南青山4-17-4-1F6/17(水)〜6/30(火)
11:00〜19:00

TRAUMARISで拝見して印象に残っている
市川孝典さんの線香の炎で描かれるタブロー。そのときに発表されていた作品を含め、それぞれが持つ深みとじっくりと対峙できるのがまず嬉しいです。
制作手法を考えると信じられないほどに緻密に再現されているさまざまな風景やモチーフ、そのスリルに意識が入り込んでいきます。
《6/20》
坂本真澄展「体育のじかん」
@
Gallery MoMo Roppongi東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F 6/13(土)〜7/3(金)日月祝休
12:00〜19:00

空気感を思い起こさせる滲みとレースなどを描く細やかな線など、独特の筆致と色使いが醸し出す独特の雰囲気。人のかたちなどにカットされたパネルに描くなどのユニークな手法も取り入れながら、ユーモラスな感触を伴って緩い世界観をもたらしています。
そういうモチーフが出てくるわけではないのですが、子どもの頃に駄菓子屋で買ったお菓子を食べたのを思い出した時のような、なんだか懐かしい感じが妙に心に残ります。
松原健「果実の肖像」
@
MA2Gallery東京都渋谷区恵比寿3-3-86/20(土)〜7/18(土)日月祝休
11:00〜19:00

深いイメージが構築されています。
ずらりと並ぶ写真が深遠な雰囲気とメッセージ性を紡ぎ出し、その繊細な空気感が印象的です。
オープニングパーティーでビオラ・ダ・ガンバの演奏があり、終わりの頃でしたが、その貴重な演奏を聴けたのもまた嬉しかったです。
「ひとことガレット」片山大輔 個展&「ひとになる」高あみ 個展
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YUKARI ART CONTEMPORARY東京都目黒区鷹番2-5-2 市川ヴィラ1階6/20(土)〜7/18(土)日月火休(水:事前予約制)
11:00〜19:00(最終日:〜17:00)

ふたつの空間でひとりずつ、それぞれが独特の世界を築き上げています。
手前が片山大輔さん。空間の真ん中に置かれる立体作品、大きなアクリルケースに収められる、服を取り入れた平面の作品、そしてタブローと、バリエーションに富んだアプローチの作品を揃えていながら、一貫する雰囲気が味わいを深めているように感じられます。
奥の展示室では高あみさんのセラミックの作品が。今回は女性の頭部のオブジェなど、1点ずつの作品が独自の世界を醸し出し、それらが揃うことでさらに深い空気感を導き出しているように感じられます。
《6/21》
この日は雨で、外出の時間もちょっと遅くなってしまったのですが、まず足を向けたのが東京都現代美術館で最終日だった池田亮二さんの個展。
最終日に行ってる場合ではなかった・・・。
あの世界は僕にとってど真ん中、ミニマムなサウンドとシンクロして展開される複雑な映像インスタレーション、いつまでもそこに浸っていたくなるほど。
「Dataplax」はCDで持っていて買った頃はずっとそれだけ聴いていて、今でもたまに聴くほどに大好きなアルバムなのですが、その音世界が視覚でも展開されたような感じがとにかく堪らなかったです。
地階のスペースでの白い空間でのサウンドインスタレーション、そして展示された平面作品の、敢えて作品の本質を生々しく表出させ、提示したような構成も印象に残ります。
片平菜摘子「かなたのちかく」
@
Gallery Jin東京都台東区谷中2-5-22 山岡ビル1F6/13(土)〜6/28(日)月火休
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)

淡い色彩が印象的、やわらかい風合いが仄かな切なさとをもたらす多色摺りの木版画。
もう長く拝見している片平菜摘子さんの作品、変わらない世界観と、それでも少しずつ深みをましているように感じられるのがまた嬉しいです。

豊かな空間性が今回も印象に残ります。
広さ、そこにちょこんと灯るように、人影や一軒家が描かれ、その「ひとつだけ」の淋しげな雰囲気に、そしてその繊細な空気にいろんな記憶がよぎっていきます。


今回は水彩のドローイングの小品も数点発表されていて、こちらの世界にも惹かれます。
うっすらと広がる淡い色彩、豊かで繊細な滲み、木版画とは違うテイストで、しかし同様に広がる空気感、空間性。儚げな風合いが心をとらえてきます。


&Co.Soon:EYE
@
magical, ARTROOM東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F6/21(日)〜7/18(土)日月祝休(初日を除く)
12:00〜20:00

自動車のボンネットに描かれるグラフィティ。線の密度に惹かれて近づいて、独特のアバンギャルドなリズムも楽しく、また離れて俯瞰したときに異なるシュールな情景が飛び込んでくる痛快さも。
地下のNADiffのギャラリースペースでのレコードショップのインスタレーションも面白い!
《6/25》
田中麻記子 “kiwi & guava”
@
GALLERY at lammfromm東京都渋谷区上原1-1-21 山口ビル1F6/19(金)〜7/24(金)
12:00〜20:00(土:11:00〜、日祝11:00〜19:00)

前回のhpgrp東京での個展から間髪入れずに開催の
田中麻記子さんの個展、そのときに尋常でない混沌とした雰囲気から一転して、実に軽やかな雰囲気、伸びやかで自然体のウォールペインティングと、そこにまるで実がなるように、ちいさな作品が散らばって展示され、エンターテイメント性に富んだ壁面が作り上げられています。
その小品たち、それぞれの画面におよそひとつのモチーフ、ひとつの場面が描かれていてかわいらしいことこの上なく、さらにタイトルがまたユーモラスで堪らないです。
田中さんならではの濃密な色使いと緻密な筆致は随所に感じられ、それがこういった世界も導き出せるんだ、という驚きもまた痛快です。
あわせて過去の作品をプリントしたグッズなども展示されていて、こちらの繊細な雰囲気もまた印象に残ります。
posted by makuuchi at 08:03|
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