「ULTRA002」、多くの皆様のご来場ありがとうございました!
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エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA002」
スパイラルガーデン/1F&スパイラルホール/3F
10/29(木)〜11/3(月祝)11:00〜20:00
PRESS RELEASE/REVIEW
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――――― ex-chamber memo ―――――
こちら↓で展覧会のレコメンドを書いてます!基本的に毎週月曜日朝更新!
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***美術犬(I.N.U.)第三回シンポジウム開催のお知らせ***
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「美術犬(I.N.U.)」第三回企画シンポジウム『批評』
日時:10/24(土)14:00〜17:00
会場:BankART Studio NYK 1F BankART Mini gallery
主催:美術犬(I.N.U.)
入場料:500円(予約不要)
パネリスト:粟田大輔、沢山遼、土屋誠一
司会:雨宮庸介
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■■■■■■■■■■■《current exhibitions》■■■■■■■■■■■
・墨彩 心底の鼓動 川瀬伊人展@画廊大千(map) 11/3(火)〜11/16(月)11:00〜18:30(日・最終日:〜16:00)
・Fresh2009 国本泰英展@伊勢現代美術館 10/29(木)〜11/17(火)水休(祝日の場合は翌日に振り替え)10:00〜17:00
・平川ヒロ 個展 ”Square woven (TANIKADO ARTS /24th Oct 2009)”@谷門美術 10/24(土)〜11/19(木)日月祝休 13:00〜19:00(最終日:〜17:00)mini review
・松田拓実展「In The Dark」@GALLERY MoMo Roppongi 11/7(土)〜11/20(金)日月祝休 12:00〜19:00
・木村俊幸「Matim: First contact 2009」@LOOP HOLE 10/17(土)〜11/21(土)木金土のみ 14:00〜18:00
・田中秀和個展「連続の要因」@児玉画廊|京都 10/17(土)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・横尾忠則 東京Y字路 写真展@西村画廊 10/20(火)〜11/21(土)日月祝休(11/2開廊) 10:30〜18:30 mini review
・岡田裕子展「翳りゆく部屋」@ミヅマアートギャラリー 10/21(水)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・O JUN・森淳一展「痙攣子」@MIZUMA ACTION 10/21(水)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo/mini review
・WORM HOLE episode 11 小牟田悠介 平嶺林太郎 古畑智気 間瀬朋成 松下徹@magical, ARTROOM 10/23(金)〜11/21(土)日月祝休 12:00〜20:00 memo/mini review
・Jon Widman "Relaxation Sensation"@Taka Ishii Gallery,Kyoto 10/23(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・蜷川実花展@Tomio Koyama Gallery Kyoto 10/23(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.5 袴田京太朗@gallery αM 10/24(土)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・牛島孝「余映」@GALLERY SIDE2 10/24(土)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo/mini review
・片山博文展 "Exchangeable"(Gallery 1)/良知暁展 "frames"(Gallery 2)@TARO NASU 10/30(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・大橋博 ともだちや@WADA FINE ARTS 10/30(金)〜11/21(土)日月祝休 11:00〜19:00
・若木くるみ「水陸両用 かのぎょ」@Gallery Jin 10/31(土)〜11/21(土)月火休(11/3開廊、11/4振替休)12:00〜19:00(最終日:〜17:00)memo
・さかぎしよしおう展@GALERIE ANDO 11/3(火)〜11/21(土)日月休 11:30〜19:00 memo
・GALLERY TSUBAKI AUTUEM FAIR@ギャラリー椿 11/7(土)〜11/21(土)日祝休 11:00〜18:30
・コイズミアヤ「隣の部屋」@ギャラリー椿GT2 11/7(土)〜11/21(土)日祝休 11:00〜18:30 memo/mini review
・小金沢健人「メモ」@hiromiyoshii 11/7(土)〜11/21(土)日月祝休 12:00〜19:00 mini review
・岡山伸也展@gallery坂巻 11/9(月)〜11/21(土)日祝休 12:00〜19:00 memo
・山中現×藤田夢香 新作モノタイプ展@不忍画廊 11/14(土)〜11/21(土)日休 11:00〜18:00(土:〜17:00)
・TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」@トーキョーワンダーサイト本郷 10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00 memo/mini review
・TWS-Emerging 126 有賀礼「痕跡」@トーキョーワンダーサイト本郷 10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00 mini review
・TWS-Emerging 127 林田健「My name is no name.」@トーキョーワンダーサイト本郷 10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00 mini review
・石井隆浩「黒い箱」@遊工房アートスペース 11/1(日)〜11/22(日)月火休 12:00〜19:00
・野外アート展 トロールの森2009@善福寺公園 上池 およびその周辺(map) 11/1(日)〜11/22(日)
・ネネツボイ PERSPECTIVE展@gm ten 10/16(金)〜11/23(月)12:00〜20:00 memo/mini review
・志村信裕展「うかべ」@横浜美術館グランドギャラリー、美術情報センター 10/23(金)〜11/23(月)木休 16:00〜18:00(金:〜20:00)
・新incubation1-ベテランと若手作家が出会う Real Life Sensibility―物とイメージの往還から 碓井ゆい 柳恵里 @京都芸術センター 10/27(火)〜11/23(月)10:00〜20:00
・山口裕美 特別企画 Vale of Tears コバヤシ麻衣子 新作展@hpgrp GALLERY 東京 10/30(金)〜11/23(月)月休(11/2、11/23開廊)11:00〜20:00 mini review
・Exhibition as media 2009『Drawning room』大崎のぶゆき 田中朝子 冨倉崇嗣 中川トラヲ 森本絵利@神戸アートビレッジセンター 10/31(土)〜11/23(月)火休 12:00〜20:00(最終日:〜17:00)
・現代美術二等兵〜駄美術展@MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w 11/10(火)〜11/23(月)月休(祝日は開廊)12:00〜19:00
・笠原出 かくれんぼ@Art Center Ongoing 11/11(水)〜11/23(月)11/16、11/17休 12:00〜21:00 memo
・吉川龍展 そこからみえるもの@日動画廊 11/13(金)〜11/23(月)10:00〜19:00(土日:〜18:00、最終日:〜16:00)
・柴田敏雄 作品展『For Grey』@ZEIT-FOTO SALON 10/30(金)〜11/25(水)日月祝休 10:30〜18:30(土:〜17:30)
・高橋治希展@INAXギャラリー 11/2(月)〜11/26(木)日祝休 10:00〜18:00
・大小島真木 "f.tigerたち"@都庁舎と都議会議事堂をつなぐ第一本庁舎3階南側空中歩廊 11/5(木)〜11/26(木)土日祝休 9:00〜17:30
・大江慶之 個展 switch@ビリケンギャラリー 11/14(土)〜11/26(木)月休 12:00〜19:00
・MIKE KELLEY PHOTOGRAPHS SCULPTURES@WAKO WORKS OF ART 10/16(金)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・森村誠「Dear Thomas」@TOKIO OUT of PLACE 10/23(金)〜11/28(土)日月火祝休 12:00〜19:00 memo/mini review
・GALERIE SHO PROJECTS CLARA DESIRE+MASAKO+大槻素子@Galerie Sho Contemporary Art 10/26(月)〜11/28(土)日祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)memo/mini review
・大島成己展―Reflections@Gallery Nomart 10/31(土)〜11/28(土)日祝休 13:00〜19:00
・青木克世 maniera@ラディウムーレントゲンヴェルケ 11/6(金)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo/mini review
ジカンノハナ ―淺井裕介 狩野哲郎@黄金スタジオA,B他 11/6(金)〜11/28(土)月火予約制 12:00〜19:00
・鈴木まさこ作品展「ZOO−M」@FOIL GALLERY 11/6(金)〜11/28(土)日祝休 12:00〜19:00(初日:〜18:00)memo/mini review
・Drawing Story I 1960-1990@東京画廊 11/6(金)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)
・伊庭靖子展 −resonance 共鳴・余韻−@imura art gallery 11/7(土)〜11/28(土)日祝休 10:00〜19:00
・川田英二 個展@Ain Soph Dispatch 11/14(土)〜11/28(土)木休 13:00〜21:00
・柏にあつまる表現の湯 わくわく JOBAN-KASHIWA PROJECT@TSCA Kashiwa、旧シネマサンシャインほか 11/1(日)〜11/29(日)11:00〜20:00
・栗山斉 個展 宇宙の中の私の宇宙@eN arts 11/1(日)〜11/29(日)金土日のみ(その他の曜日は事前予約制)12:00〜18:00
・cultivate the boulder U 小野耕石@アートフロントグラフィックス 11/10(火)〜11/29(日)月休 11:00〜19:00 memo/mini review
・レイコの出雲〈美術〉留学 木村幸恵@手銭記念館 11/7(土)〜11/30(月)11/4、11/10、11/17、11/24休 9:00〜16:30 memo
・November Steps―Suzan Philipsz & Gallery Artists@ミヅマアートギャラリー(市谷田町) 11/4(水)〜12/5(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・藤井保「BIRD SONG」@MA2Gallery 11/6(金)〜12/5(土)日月祝休 12:00〜19:00 mini review
・冨谷悦子「風蝕」@山本現代 11/7(土)〜12/5(土)日月祝休 11:00〜19:00(金:〜20:00)mini review
・土屋仁応「夢をたべる獏が夢みる夢」@MEGUMI OGITA GALLERY 11/10(火)〜12/5(土)日月祝休 12:00〜19:00 memo
・町田夏生 展 -MURMUR-@YOD GALLERY 11/14(土)〜12/5(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・THE BLOOM@ArtJam Contemporary 11/6(金)〜12/6(日)月休12:00〜20:00 memo/mini review
・「過視は不可視か」西澤論志展@Sanagi Fine Arts 10/31(土)〜12/12(土)日祝休 12:00〜19:00
・高山陽介展@ギャラリー・ハシモト 10/31(土)〜12/12(土)日月祝休 12:00〜19:00
・藤本由紀夫展 audio/visual V@GALLERY CAPTION 10/31(土)〜12/12(土)日月祝休 12:00〜18:30
・有馬かおる れんこんのなか@ZENSHI 11/6(金)〜12/12(土)日月火休 12:00〜19:00 memo/mini review
・津村耕佑キュレーション「DREAM CONSCIOUS かたちになりかけた夢」@YUKA CONTEMPORARY 11/6(金)〜12/12(土)日火休 11:00〜19:00
・野原健司「逆さまDrop」@児玉画廊|東京 11/7(土)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00 mini review
・「山と渓谷」小西真奈/横山裕一/渡辺豪@ARATANIURANO 11/14(土)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00
・綴られる鼓動 ― Spelling Heartbeats HEARTBEAT-SASAKI@第一生命南ギャラリー 11/10(火)〜12/18(金)土日祝休 12:00〜18:00
・Thomas Ruff: cassini + zycles@ギャラリー小柳 10/16(金)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・田名網敬一 個展 [壺中天]@NANZUKA UNDERGROUND 11/7(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・斉と公平太 個展「HAVE NO NAME」@muzz PROJECT SPACE 10/31(土)〜12/20(日)土日のみ 12:00〜20:00
・中村航展@Gallery OUT of PLACE 11/14(土)〜12/20(日)月火水休 12:00〜19:00
・浜口陽三生誕100年記念銅版画大賞展@ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 9/12(土)〜12/22(火)月(祝日の場合開館、翌火曜休)・9/26休 11:00〜17:00(土日祝:10:00〜)
・国本泰英 展@BASE GALLERY 11/11(水)〜12/26(土)日祝休 11:00〜19:00 memo/mini review
・伊藤雅恵展 [She Has Mountain]@鎌倉画廊 11/14(土)〜12/26(土)月火祝休 11:00〜18:00 memo
・project N 39 住田大輔@東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール 10/17(土)〜12/27(日)月(祝日は開館)休 11:00〜19:00(金土:〜20:00)memo/mini review
・若手作家グループ展「ネオネオ展 Part1 [女子]」@高橋コレクション日比谷 10/31(土)〜12/27(日)月休 11:00〜19:00 mini review
・大西麻貴+百田有希 夢の中の洞窟:Cave in a dream@東京都現代美術館 メディアコート 8/1(土)〜1/17(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休/8/10、8/17、9/21、9/28開館/10/5〜10/30、12/28〜1/1休)10:00〜18:00
・睡蓮池のほとりにて モネと須田悦弘、伊藤存@アサヒビール大山崎山荘美術館 10/28(水)〜1/31(日)月(祝日の場合開館、翌火曜休)・12/26〜1/2休 10:00〜17:00
・この世界とのつながりかた 秋葉シスイ 奥村雄樹 川内倫子 仲澄子 橋口浩幸 松尾吉人 松本寛庸 森田浩彰@ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 10/24(土)〜3/7(日)月・12/28〜1/8休(祝祭日は開館し、翌日閉館) 10:00〜17:00
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・画廊選抜二人展 河名祐二×吉田愛@表参道画廊 11/16(月)〜11/21(土)12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・入江明日香展@シロタ画廊 11/16(月)〜11/28(土)日祝休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)memo
・「ニエプスの箱・左」杉浦慶太 助田徹臣 村上友重@CASHI 11/17(火)〜11/28(土)日月祝休 11:00〜19:00
・"OUT OF THE MOUNTAIN" 田村久美子@AISHO MIURA ARTS 11/17(火)〜12/13(日)月休 13:00〜21:00(日:〜19:00)
・道徳展 高田冬彦 平川恒太@TURNER GALLERY 11/18(水)〜11/25(水) 11:00〜19:00
・青山裕企 ソラリーマン展@和田画廊 11/18(水)〜12/6(日)13:00〜19:00
5+1 ジャンクションボックス/JUNCTION BOXVACANT 11/19(木)〜11/23(月)12:00〜20:00
・冨井大裕 新作展@switch point 11/19(木)〜11/29(日)水休 11:30〜18:30 (最終日:〜17:00)
・瀧下和之 線@LOWER AKIHABARA 11/20(金)〜12/4(金)日祝休 11:00〜19:00(最終日:〜16:00)
・「吸血気」城戸悠巳子@YOKOI FINE ART 11/20(金)〜12/5(土)日祝休 11:00〜19:00 memo
・石原延啓 “deer man” 展@nca | nichido contemporary art 11/20(金)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・MADSAKI adidas “painting” ALL DAY I DREAM ABOUT SUNSEX@CLEAR EDITION & GALLERY 11/20(金)〜11/29(日)11:00〜19:00
・チョン・ジュンホ展@SCAI THE BATHHOUSE 11/20(金)〜12/25(金)日月祝休 12:00〜19:00
TOKYO CONTEMPORARY ART FAIR 2009東京美術倶楽部「東美アートフォーラム」 11/21(土)〜11/23(月)11:00〜18:00(最終日:〜17:00)
・Mario Garcia Torres@Taka Ishii Gallery 11/21(土)〜12/12(土)日月祝休 12:00〜19:00
・田口和奈 半分グレーでできている@void+ 11/21(土)〜12/18(金)日月祝休 14:00〜19:00(土:12:00〜)memo
・森裕子「キラル。アキラル。」@Ohshima Fine Art 11/21(土)〜12/18(土)日月火祝休 13:00〜19:00 memo
・篠原愛展「少女たちへ」@GALLERY MoMo Ryogoku 11/21(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・「MATRIX マトリクス」松下竜也@Gallery Terra Tokyo 11/21(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00 memo
・藤城凡子 Rainbow Maker@白土舎 11/21(土)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・パラモデル個展@mori yu gallery tokyo 11/21(土)〜12/26(日)月火祝休 12:00〜19:00
・三宅砂織「CONSTELLATION 2」@Yuka Sasahara Gallery 11/21(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・高松和樹展 距離感主義 小作品展@Gallery銀座フォレスト(map) 11/23(月)〜11/28(土)12:30〜19:00(最終日:〜17:30)
・森田麻祐子展@O Gallery eyes 11/23(月)〜11/28(土)11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・S.S.S. 島田奏 田中秀介 松井沙都子@Gallery Den 11/23(月)〜12/5(土)日休 12:00〜19:00(土:〜17:00)
・Landscape「Grotto(洞窟)?」矢部奈桜子 上田真由美@GALLERY ZERO 11/24(火)〜12/5(土)日休 12:00〜19:00(土:〜17:00)
・林勇気 牡丹靖佳 山野千里「migratory ー世界に迷い込むー」@ARTCOURT Gallery  11/24(火)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)
・藤井俊治個展 "New Paintings"@ギャラリーほそかわ 11/24(火)〜12/12(土)日祝休 12:00〜18:30
・柴田鑑三展@C・スクエア 11/24(火)〜12/19(土)日休 9:00〜17:00
・詫摩敦子 個展 ―closed room―@彩鳳堂画廊 11/25(水)〜12/1(火)10:00〜19:00
・秘密実験012 今村遼佑展「ノックする。」@site 11/25(水)〜12/6(日)11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・北浦信一郎展「BAROCO」@WADA FINE ARTS 11/25(水)〜12/19(土)日月祝休 11:00〜19:00
・漆希展 NOZOMI WATANABE EXHIBITION@COEXIST 11/25(水)〜12/26(土)月休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・青木健嗣 SOLO EXHIBITION@ギャラリー広岡美術 11/26(木)〜12/5(土)日休 10:30〜18:00
・大竹利絵子展 夢みたいな@TKG Editions Kyoto 11/26(木)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Susan Cianciol「紫の山とライラックの空」@GALLERY SIDE2 11/27(金)〜12/12(土)日月祝休 11:00〜19:00
・西光祐輔 写真展 NEW GAMES@AD&A gallery 11/27(金)〜12/16(水)木休 13:00〜20:00(最終日:〜18:00)
・WORM HOLE episode12 鈴木光 仲田慎吾 西山弘洋 忽滑谷昭太郎 安田悠@magical, ARTROOM 11/27(金)〜12/26(土)日月祝休 12:00〜20:00
・伊藤一洋 個展「Evidence」@hpgrp GALLERY東京 11/27(金)〜1/5(火)月休 11:00〜20:00
・高橋三紀子展「かいとかい」@MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs+w 11/28(土)〜12/6(日)月休 12:00〜19:00
・福井篤展@TOMIO KOYAMA GALLERY 11/28(土)〜12/19(土)日月祝休 12:00〜19:00
・Amy Bannet@TKG Contemporary 11/28(土)〜12/19(土)日月祝休 12:00〜19:00
・TWS-Emerging 128 寺澤伸彦「double awake」@トーキョーワンダーサイト本郷 11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 129 モニカ・アルカディリ「The Tragedy of Self」@トーキョーワンダーサイト本郷 11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 130 石塚智寿「29年生きた魂」@トーキョーワンダーサイト本郷 11/28(土)〜12/20(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・後藤真依個展「薔薇色の惑星」@MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs+w 11/28(土)〜12/20(日)月休 12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・Christmas Exhibtion '09 宇田川愛、木戸涼子、阪本トクロウ、安田豊@KIDO Press, Inc. 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 12:00〜19:00
・池谷保「基本の復習と予習」@児玉画廊|京都 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Kodama Gallery Project 20 阿波野由紀夫@児玉画廊|京都 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・指江昌克展「デファクトスタンダード」@ミヅマアートギャラリー 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.6 金氏徹平@gallery αM 11/28(土)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・シンチカ@OTA FINE ARTS 11/28(土)〜1/16(土)日月祝・12/26〜1/5休 11:00〜19:00
・mayu ten −森と女の子−@TAMURA Akio Gallery(map) 11/30(月)〜12/12(土)日休 11:30〜19:00(最終日:〜17:00)
・白昼夢 Daydream 阿部大介 池本辰郎 大崎のぶゆき 衣川泰典 田口健太 永山真策 野田仁美 林勇気 平川祐樹@愛知県美術館ギャラリーH.I室 12/2(火)〜12/6(日)10:00〜18:00(金:〜20:00、最終日:〜16:00)
・岩本あきかず展 記憶のcollector@studioJ 12/2(水)〜12/26(土)日月火休 13:00〜19:00
・『男女2人新宿絵画物語』加藤俊介+しんぞう@新宿眼科画廊 12/4(金)〜12/11(金)12:00〜20:00(最終日:〜17:00)
・さとうりさ 作品展@FOIL GALLERY 12/4(金)〜12/25(金)日休 12:00〜19:00(初日:〜18:00)
・カンノサカン hunch@ラディウムーレントゲンヴェルケ 12/4(金)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・Ragnar Persson "Forrest Times"@galeria de muerte 12/4(金)〜12/26(土)水日休 13:00〜19:00
・丹野直人展「呼吸」@Gallery Teo 12/4(金)〜12/26(土)日月祝休 11:00〜19:00
・小橋陽介展@Gallery Den 12/7(月)〜12/19(土)日休 12:00〜19:00(土:〜17:00)
・小林美樹 個展@文京アート 12/7(月)〜12/19(土)日祝休 11:00〜18:30
・木村くんと北見くんと@Kenji Taki Gallery Tokyo 12/9(水)〜12/26(土)日月祝休 12:00〜19:00
・前田正憲展@和田画廊 12/10(木)〜12/20(日)13:00〜19:00
・今井喬裕展@TAIMEI Contemporary art 12/10(木)〜12/18(金)10:00〜19:00(土:〜18:00、日:11:00〜17:00)
・束芋 断面の世代@横浜美術館 12/11(金)〜3/3(水)木、12/29〜1/1休(2/11開館、2/12休) 10:00〜18:00(12/25を除く金曜日:〜20:00)
・南条嘉毅展「際景」〜伊勢詣1〜@YUKARI ART CONTEMPORARY 12/12(土)〜1/23(土)日月火(水:事前予約制)・12/20〜1/5休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・日常/場違い Everyday life Another space 雨宮庸介 泉太郎 木村太陽 久保田弘成 佐藤恵子 藤堂良門@神奈川県民ホールギャラリー 12/16(水)〜1/23(土)12/30〜1/4休 10:00〜18:00(12/19、1/16:〜19:00)
・天明屋尚 風流@ミヅマアートギャラリー(市谷田町) 12/16(水)〜1/30(土)日月祝休 11:00〜19:00
・「ミイラっていいな」Chim↑Pom、西尾康之、梅川良満、風間サチコ@山本現代 12/18(金)12/19(土)12/22(火)11:00〜19:00
・大西伸明展@Gallery Nomart 12/19(土)〜1/23(土)日祝休 13:00〜19:00
・小西紀行「個として全」@ARATANIURANO 12/19(土)〜1/30(土)日月祝・12/27〜1/8休 11:00〜19:00
・喜多順子 個展@TAKE NINAGAWA 12/19(土)〜2/6(土)日月祝・12/27〜1/5休 11:00〜19:00
・栗田咲子[数珠の茂み]@FUKUGAN GALLERY 12/19(土)〜2/13(土)日月火・12/27〜1/12休 13:00〜20:00
via art 2009shinwa art museum 12/22(火)〜12/26(土)11:00〜19:00
・Ragnar Persson "Black Sabbath"@galeria de muerte 1/7(木)〜1/30(土)水日休 13:00〜19:00
・金子奈央展@Gallery Q 1/8(金)〜 1/23(土)日休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・TWS-Emerging 131 柴田英里「アイドル」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 132 鎌田あや「私のまわりの目に見えない夢」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 133 草刈ミカ「凹凸絵画」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・TWS-Emerging 134 高木理枝子「ほんのり、いたい」@トーキョーワンダーサイト本郷 1/9(土)〜1/31(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休) 11:00〜19:00
・山極満博 展@BASE GALLERY 1/15(金)〜2/6(土)日祝休 11:00〜19:00
・満田晴穂 自在@ラディウムーレントゲンヴェルケ 1/15(金)〜2/13(土)日月祝休 11:00〜19:00
・大和由佳作品展@新宿眼科画廊 1/16(土)〜1/24(日)12:00〜20:00(最終日:〜17:00)
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.7 鬼頭健吾@gallery αM 1/16(土)〜2/13(土)日月祝休 11:00〜19:00
・project N 40 熊谷直人@東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール 1/16(土)〜3/22(月)月(祝日は開館)休 11:00〜19:00(金土:〜20:00)
・現代日本の絵画(仮称)@国立国際美術館 1/16(土)〜4/4(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)10:00〜17:00(金:〜19:00)
G-tokyo 2010森アーツセンターギャラリー 1/30(土)〜1/31(日)11:00〜20:00
・千田哲也展@Gallery Q 2/1(月)〜 2/6(土)日休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・TANKA「惑星地球へのパスポート」@Galerie Sho Contemporary Art 2/5(金)〜3/6(土)日祝休 11:00〜19:00(土:〜17:00)
・AN10 - MOTアニュアル2010@東京都現代美術館 2/6(土)〜4/11(日)月休(3/22開館、3/23休) 10:00〜18:00
・濱田亨 展@BASE GALLERY 2/10(水)〜3/13(土)日祝休 11:00〜19:00
・稲垣元則展@Gallery Nomart 2/13(土)〜3/13(土)日祝休 13:00〜19:00
・「変成態−リアルな現代の物質性」展 vol.8 半田真規@gallery αM 2/20(土)〜3/20(土)日月祝休 11:00〜19:00
・平田由布展@Gallery Q 3/15(月)〜 3/20(土)日休 11:00〜19:00(最終日:〜17:00)
・伊藤福紫 展@BASE GALLERY 3/18(木)〜4/30(金)日祝休 11:00〜19:00
・高橋信行 展@BASE GALLERY 5/10(月)〜6/25(金)日祝休 11:00〜19:00
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2009年11月22日

review:ネネツボイ PERSPECTIVE展《10/16、10/17》

ネネツボイ PERSPECTIVE展
gm ten
東京都港区麻布十番4-1-7 三和第二ビル3F
03-5439-5381
10/16(金)〜11/23(火)
12:00〜20:00
ネネツボイ091016.jpg.jpg

Nene Tsuboi "PERSPECTIVE"
gm ten
4-1-7-3F,Azabu-Juban,Minato-ku,Tokyo
03-5439-5381
10/16(Fri)-11/23(Tue)
12:00-20:00
Google Translate(to English)



大阪でこの春惜しまれてクローズされたgraf media gmのスタッフを中心に新たに開廊したギャラリースペース、gm tenでのこけら落とし、フィンランド在住のアーティスト。ネネツボイさんの個展です。

グッズも含めてさまざまな作品が空間を彩っています。
なかでも大きく目を惹くのが、広い壁に設置された棚、そこに開いて置かれるスケッチブック。


ネネツボイ20.JPG


お話を伺うとこの10年ほど日記のように綴られていったドローイングなのだそうで、目に映るフレッシュな色彩や楽しげな雰囲気などがさまざまな表情で描かれていて、それらを俯瞰するのがまず楽しい!
そのひとつひとつを眺めていっても、何となくその雰囲気が伝わってくるような気がするのもまた一興だったりして、展示で観られるのは開かれているページのみなのですが、その奥にもいろんな絵があるかと思うとまた想像も膨らんで。


ネネツボイ19.JPG ネネツボイ18.JPG ネネツボイ17.JPG

ネネツボイ16.JPG



そしてその一部は1冊のハードカバーの画集に収められています。
この渋い感じもまた味わい深かったり。手に取った時の重みもいい感じ、ページをめくるのも無論楽しい画集です。


ネネツボイ15.JPG



「TORNI」というタイトルの映像作品。
実に不思議な、しかも淡々としたシュールな時間が過ぎていきます。
登場するのは熊(もちろん着ぐるみ)、TORNIというのはフィンランドにある旧建築のホテルだそうで、建築目的なども実にユニーク、その辺りの情報も交えながら、しかしゲストルームに滞在する熊の一日が粛々と綴られていくのが、いやもうなんとも不思議なイメージで。


ネネツボイ14.JPG ネネツボイ13.JPG ネネツボイ12.JPG

ネネツボイ11.JPG



もう1点の映像作品はグラフィカルな感触が楽しいです。
ふわふわと線が揺れ、移り変わるアニメーション。
冒頭からしばらくは虹のような線が膨らんでは縮み、を繰り返します。


ネネツボイ10.JPG

ネネツボイ09.JPG



その最後は唐突に真っ暗、そこに浮かぶ白い縦線が波のように広がっては狭まるのを繰り返し、画面の右手へと消えていくという、こちらも捉えどころがない感じ、しかし貫かれるかわいらしさであったり、実は相当に意表を突くところから引き出されたサウンドなど、さまざまな情報が重なって構築される世界観が妙に心に残るんです。


ネネツボイ08.JPG ネネツボイ07.JPG ネネツボイ06.JPG

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グッズ類は眺めてていても楽しさが心に広がります。
マグカップのパラパラアニメが面白い!お見事!


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1点だけ出展されていた大きな画面の作品がひときわ異彩を放ちます。
基本的なドローイングの延長的なテイストながら、画面に向き合って制作されたときのテンションは日記風ドローイングとはやはり異なり、これがどういう風になっていくんだろう、という興味も沸き起こってきた次第。


ネネツボイ02.JPG



それぞれの作品で繰り出される独特のバランスが印象的です。
遊び心であったり、いわゆる現代アート的な緊張感からは距離を置いているけどそこはそれ、また北欧の空気を吸って得た感性が展開する世界観はホントに新鮮で。
できればペインティングやインスタレーションの展覧会もぜひ観てみたいです。


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2009年11月21日

review:田中秀和個展「連続の要因」《11/14》

田中秀和個展「連続の要因」
児玉画廊|京都
京都府京都市南区東九条柳下町67-2
075-693-4075
10/17(土)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00
田中秀和091017.jpg

Hidekazu Tanaka "factor of continuity"
Kodama Gallery | Kyoto
67-2,Higashi-Kujo-Yanaginosita-cho,Minami-ku,Kyoto-shi,Kyoto-fu
075-693-4075
10/17(Sat)-11/21(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00
Google Translate(to English)



さらにアグレッシブに、さらにアバンギャルドに。



児玉画廊|京都での田中秀和さんの個展です。
昨年の大阪、今年初めの東京と続いて開催の田中さんの個展、今回はその前のふたつの世界のハイブリッドといった感が強く伝わってくる、さらに空間が持つポテンシャルがそこに作用し、壮大さとミニマムな部分の両面で実に見応えのある抽象世界が繰り広げられています。


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出展されている最小の作品でさえ、この密度。


田中秀和41.JPG

田中秀和40.JPG



1階のスペースでは、大小のキャンバス作品がずらりと、しかし1点1点がどっしりと余裕を持って配置され、その画面の中ではさまざまな色彩が凄まじくアグレッシブなストロークでもたらされ、動的なイメージを彷彿させる情景が導き出されています。


田中秀和39.JPG 田中秀和38.JPG 田中秀和37.JPG 田中秀和36.JPG

田中秀和35.JPG



空間性、そのダイナミズムもバリエーションに富んだ展開が繰り出されていて痛快。
より大胆な「実験」が遂行されているかのような感触で、そこで生まれた情景の攻撃的な感じ、アブストラクトな気配感もより濃密に発せられているように思えてきます。


田中秀和34.JPG 田中秀和33.JPG 田中秀和32.JPG 田中秀和31.JPG

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東京での個展で展開されたおおらかな広がり、外側へと膨張し続けるようなイメージが伝わる大きなストロークを中心に描き上げられた作品も。これが空間にダイナミックなアクセントとなり、縮尺のコントラストが気配の濃淡を導き出します。


田中秀和29.JPG

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前のふたつの個展を経て得た世界観の衝突がもたらす、より複雑な情景。
空間ごと斬る大きなストロークに、色彩を叩き付け、その痕跡自体、さらにそれに伴って生み出される飛沫による偶然性、そのミニマムテクスチャーの無限が重なり、好奇心がんぐんぐんと引き込まれ、その速度に比例するかのように想像も膨張していくんです。重なる絵の具の微妙な凹凸の立体感、色彩による層の存在さえも堪らなかったり。


田中秀和27.JPG 田中秀和26.JPG 田中秀和25.JPG 田中秀和24.JPG

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より鮮やかに色彩が展開されているのも印象的です。
大阪での個展では、剥落なども含めたミニマムな表情の緊張感が強く印象に残っており、色彩は相当にダークなイメージが強かったこともあって、前回の東京での個展での色彩のバリエーションは実に斬新に映ったのですが、その大胆さがさらに押し進められたような印象が今回の個展では感じられた次第。特にこの独特な赤とピンクの中間的な色彩は相当にインパクトがあって、またその隙間からさまざまな色彩が顔を覗かせる辺りのキュートさも楽しい!
ただただ痛快な色調に高揚感が煽られ、そこにもたらされる無数のストロークの痕跡がアグレッシブな感触を生みグラフィティ的な軽快さも加わって、独特の爽快感に満たされます。


田中秀和22.JPG 田中秀和21.JPG 田中秀和20.JPG 田中秀和19.JPG

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一転して濃紺が大画面を覆い尽くす作品。重くストイックな雰囲気が充満し、その沈むような雰囲気の中で繰り出されているストロークがアバンギャルドな気配と焦燥感を深めます。
濃く暗い色彩の濃淡は不思議な透明感を発し、その上に走る仄かにくすむ白の絵の具の動きは無作為に蠢く光の交錯の軌跡を、そして画面全体に幻想的な気配の広がりを思い起こさせます。またその一方で部分的に絵の具の塊が画面に乗り、そのマチエルが現実に引き戻されて...。
揺り動かされる感性、翻弄されるのが楽しくてたまらなく。


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田中秀和14.JPG 田中秀和13.JPG 田中秀和12.JPG

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2階へ。
こちらでは全方位でウォールペインティングが!


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神戸アートヴィレッジセンターでのガラス壁面へのペインティングは拝見したことがあり、そのときに感じたキャンバス作品と打って変わってのポップさが、この空間で再び。
自由に舞う線、くっきりとフォルムを留める色面、壁面の白がそのまま背景となって機能し、軽やかに鮮やかに、さまざまなモチーフが飛び交います。
壮大な広がりを思い起こさせ高揚感が沸き立つのと同時に、階下で展示されているペインティング群のある部分を拡大したらこういったポップな蠢きに満ちているのかも、などと想像してみたりと、ここで受け得るイマジネーションの刺激は楽しいことこの上なく。


田中秀和07.JPG 田中秀和06.JPG 田中秀和05.JPG 田中秀和04.JPG

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中央のホールから階下を覗く。
巨大な画面を上から眺める面白さ。見上げると降るような色彩も、また違った感じで伝わってきます。


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それはもうあからさまに抽象性の高い世界、ポジティブなエネルギーにも満ち溢れています。
そこかしこから現れる発見は際限なく続き、わずかな色彩の重なりやストロークがもたらす線の動的なイメージのひとつひとつが想像を膨らませてくれるんです。
俯瞰と接近を繰り返しながら無数の要素にフォーカスし、そこからどんどんこのアブストラクトでアバンギャルドなイメージのなかに沈み込んでいくのがとにかく楽しいんです。


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2009年11月20日

〜11/19のアート巡り

■11/13 Fri
土屋仁応「夢をたべる獏が夢みる夢」
MEGUMI OGITA GALLERY
東京都中央区銀座5-4-14 銀成ビル4F
03-3571-9700
11/10(火)〜12/5(土)日月祝休
12:00〜19:00
土屋仁応091110.jpg

木の板の棚がちいさな空間の壁面に設置され、そこに置かれる、空想上のも含めたさまざまな動物たちの木彫作品。その繊細な質感、神々しいまでに愛おしげな佇まいにただただ見入ってしまう・・・。
丁寧に彫られ、仕上げられた作品群の精度と洗練、それらが醸し出す幽玄な雰囲気に静かに引き込まれます。



日比野拓史展
なびす画廊
東京都中央区銀座1-5-2 銀座ファーストビル3F
03-3561-3544
11/9(月)〜11/14(土)
11:30〜19:00(最終日:〜17:00)
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おおらかで大胆、且つゆったりとした空間性が大きな魅力を放ちます。
日本画の大作がずらりと並び、空間全体のダイナミックさも印象に残った次第。
ワニを登場させ、表皮の複雑さを再現し、あっさりとした色調の中にアバンギャルドな雰囲気ももたらされているのも興味深いです。至近で眺めたときに盛り上げや岩絵の具の質感の活かされ方などにおける粗さがやや惜しく感じられたのですが、今後の展開も楽しみな日本画です。



■11/14 Sat
蜷川実花
TOMIO KOYAMA GALLERY,Kyoto
京都府京都市下京区西洞院通六条下ル西側町483(西洞院通六条下ル)
075-353-9992
10/23(金)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00

一目見て分かるその強烈な個性。
大判の画面にプリントされ、その色彩の鮮やかさをよりいっそう鮮烈に放つ花々の姿、さまざまな色彩が圧倒的な力をもって溢れてきます。


蜷川実花2.JPG



僕がアートを見始めの頃に拝見し、その時に接した溢れる色彩への感動がさらにアートへと入り込むきっかけとなったアーティストのひとりということもあり、作品を拝見すると規模によらずその時の気持ちを蘇らせてくれて、初心に返るというか、あらためてフレッシュな気持ちももたらしてくれるんです。


蜷川実花1.JPG



Jon Widman "Relaxation Sensation"
Taka Ishii Gallery,Kyoto
京都府京都市下京区西洞院通六条下ル西側町483(西洞院通六条下ル)
075-353-9807
10/23(金)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00

蜷川さんの圧倒的な色彩の空間の奥には、一転して淡々とした色調、モノトーンの硬質な気配がいっそう重厚に、そして深みを伴って感じられる空間が。
あるペーパーバックをモチーフに制作された作品群、3つの壁面ごとに異なる展開が繰り広げられていて、それぞれが奏でる知性にじっくりと対峙。

並ぶ海岸の景色。シルエットがシンプルかつ緻密に描かれ、そのパターンが生み出すリズムが深く印象に残ります。黒い影だけでなく白の部分も左にいくに従って薄まるのがある流れを導き出し、そのさらに先、このふたつのトーンがいつしか同化してしまう様子を想像すると、さらに深遠なイメージに満たされていくような気がします。


Jon Widman15.JPG



奥の壁面、ペーパーバックが重ねてひとつの塊となり、乗せられたケースもろとも白く染め上げられた作品。閉じ込められる言葉にさまざまな思いが過ります。
その下に敷かれているのは鉛筆で徹底して塗り潰されている洋紙。その色と行為のコントラストにも興味が向かいます。


Jon Widman14.JPG Jon Widman13.JPG Jon Widman12.JPG

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重なる本をズームアップして描いた作品も。本ごとの微妙な色の違いが緩やかかつ硬質なリズムと深遠さを淡々と奏でます。


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それぞれの組みごとに纏めて展示された鉛筆画も見応え充分です。


Jon Widman07.JPG

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それぞれは先に挙げたペーパーバックに掲載されている画像をモチーフに描かれたようなのですが、組まれる画面ごとの関係性や、引き出される仕草のどこか奇妙な感触、気配、挟み込まれるただ画面を塗っただけのものの存在、さまざまな要素が不思議な深みを導き出しているように感じられます。謎めく物語性、しかしその奥の分厚い説得力に惹かれます。


Jon Widman05.JPG Jon Widman04.JPG Jon Widman03.JPG Jon Widman02.JPG

Jon Widman01.JPG



田中秀和個展「連続の要因」
児玉画廊|京都
京都府京都市南区東九条柳下町67-2
075-693-4075
10/17(土)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00
田中秀和091017.jpg

昨年の大阪、今年の東京での個展とその度に印象に残る作品を拝見している田中さんの、京都のスペースでの個展。あの壮大な空間に溢れる作品群、大作から小品までさまざまなサイズと大胆な配色、バラエティに富んだ筆致でダイナミックに空間を使い切り、2階では360°でウォールペーインティングが繰り広げられていて、とにかくその圧倒的な構成にただただ平伏し、俯瞰した時のスケール感、至近で眺めた時の複雑な抽象性、無限の発見がもたらすインパクトに翻弄されるのがとにかく楽しい展覧会です。あー堪らない!



画廊の視点 gallerism 2009 gallery-ism in art field #6
大阪府立現代美術センター
大阪府大阪市中央区大手前3-1-43 大阪府新別館北館・南館
06-4790-8520
11/2(月)〜11/14(土)日休
10:00〜18:00(11/3、11/7:〜16:00、11/14:〜15:30)
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関西のギャラリーが集まり、それぞれが推すアーティストをほぼ個展形式で紹介するグループショーに初めて行ってきました。
既知、未知のクリエイションが並び、時間的にギリギリで伺ったのですべてをじっくりと拝見することは叶わなかったのですが、それでも行ってよかったと。

GEISAI#11での金賞受賞以降、関西でも僕が分かる範囲では2度個展を行われているにもかかわらずなかなか拝見することができていなかった中村協子さんのコーナー。実に不思議な味わい、魅惑のオンペーパー、額装されたものと直のものとが壁面にランダムに配置され、しかしそのコントラストさえも楽しげなリズムとなって伝わってくる、独特の魅力に満ちた壁面インスタレーションが繰り広げられていて、その様子に接することができたのがなんとも嬉しくて。


中村協子12.JPG



朴訥としていて、しかしその奥に豊かなイメージが潜んでいるような作品群。
シュールさとユーモラスさがじんわりと届いてくる一方で、注がれる深みもだんだんと伝わってきます。添えられる言葉が具体的なイメージをもたらし、しかし謎めきもいっそう深まるという...。なんとなく(曖昧な表現ですけど合ってるような気がします)ずっと眺めていたくなるような愛らしさが楽しいです。


中村協子11.JPG 中村協子10.JPG

中村協子09.JPG



額装された作品でもその魅力は変わることなく。
収まる感じがまた絶妙な雰囲気も醸し出しているように思えたり。どこかレトロな感触も印象に残ります。あとでじんわりとその温かみが心に広がっていくような...。


中村協子08.JPG

中村協子07.JPG



もうひとつの壁面には、同じサイズの画面の作品がずらりと並んでリズムが作り出され、それが描かれるさまざまなモチーフの連続に流れをもたらしているように感じられます。


中村協子06.JPG



俯瞰したときに伝わるおおらかさ、ひとつひとつを眺めると今度は濃い面白味が伝わってきて、あーもうなんだろうこの引き寄せられる感じ、膨らむ好奇心。このイージーな仕上がりが逆に深みを生み出しているように思えるのが堪らないんです。
今度はもっとおおきな空間で拝見できそうで、今からどんなインスタレーションが創り出されるか、楽しみです!


中村協子05.JPG 中村協子04.JPG 中村協子03.JPG 中村協子02.JPG

中村協子01.JPG



今回はじめて拝見してもっとも印象に残ったのが上須元徳さんの作品群。
圧倒的な精度でさまざまな風景が整理されて描かれ、そのシャープさに引き込まれた次第。


上須元徳13.JPG 上須元徳12.JPG 上須元徳11.JPG

上須元徳10.JPG



そこにあるすべての情景をくっきりとシャープなかたちに置き換え、そのかたちのひとつひとつを緻密に描き上げることで、観ればどんな風景か分かる場面でさえも圧倒的に高質で未来的な画面となって現れていて、その精度の高さに感嘆。もとからの矩形はいっそう硬質に、有機的なかたちは鋭くエッジが立ち上がって、独創的な洗練が画面に満ちているように感じられます。


上須元徳09.JPG 上須元徳08.JPG 上須元徳07.JPG 上須元徳06.JPG

上須元徳05.JPG



高層マンションを描いた作品はさらに圧巻。
ストイックに建築物のパターンが描かれ、そのひとつひとつの違いも緻密に描き込まれていて、思わず見入ってしまいます。
グラフィカルな展開がスケール感を増し、ケレン味なく迫る感じがとにかく痛快です!


上須元徳04.JPG 上須元徳03.JPG 上須元徳02.JPG

上須元徳01.JPG



町田夏生展 -MURMUR-
YOD Gallery
大阪府大阪市北区西天満4-9-15
06-6364-0775
11/14(土)〜12/5(土)日月祝休
11:00〜19:00
町田夏生091114.jpg

大作から小品までさまざまなサイズの作品が空間に散りばめられて、広がり色彩はそれはもう華やか、しかしその奥に潜む妖しさ、危うさも濃密に伝わってきます。
これまで拝見した作品の多くには女の子が登場していて、そのイメージを持っていたのですが、今回は人が登場しない作品も多く展示され、その抽象性が増した感じ、花柄だけの展開も新鮮で、また異なる深みも伝わって興味深く感じられます。



■11/15 Sun
睡蓮池のほとりにて 〜モネと須田悦弘、伊藤存〜
アサヒビール大山崎山荘美術館
京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3
075-957-3123
10/28(水)〜1/31(日)月(祝日の場合開館、翌火休)、12/26〜1/2休
10:00〜17:00
睡蓮池091028.jpg

美術館での展覧会で、今年拝見した中でこれがいちばんです。
これまでも折に触れて拝見し、その面白さに自分のイメージが追いつかず悶々としていた伊藤存さんの作品が、今回は蓮の池などモチーフが伝わりやすいこともあってか、とにかくすべての作品がこれまでの状況が信じられないくらいに心に届く、そしてよく響く!刺繍によって引き出される線、それらが紡ぎ出すギリギリの空間性に、イメージがぐんぐんと広がっていくんです。
須田さんの木彫もモチーフは蓮、池を模した円形の黒い板に浮かぶ一輪の蓮の花の可憐さといったら...。モネの作品群との共演も贅沢、加えてこの空間の入り口に有るふたつの小窓に展示された葉がまた...。あれが彫れるのがホントに伸二らない、思わずじっくりと凝視してしまった次第で。



栗山斉 個展 宇宙の中の私の宇宙
eN arts
京都府京都市東山区祇園北側627 円山公園内八坂神社北側
075-525-2355
11/1(日)〜11/29(日)金土日のみ(その他の曜日は事前予約制)
12:00〜18:00
栗山斉091101.jpg

magical,ARTROOMでの個展も印象に残る栗山斉 さんがeN artsに登場、そのとき発表された作品に加えてさまざまなメディアの作品も展示され、いっそう栗山さんのイメージの深みが伝わる空間が創出されています。


栗山斉09.JPG



絶妙な位置に置かれた鏡面。
その表面に書かれる言葉が深みを放ちます。


栗山斉08.JPG



この鏡面の隣に下がるメジャー。
そこには光の移動時間が書き込まれています。目している情景と、それが目に届く時間を距離に置き換えて書き直した作品。


栗山斉07.JPG

栗山斉06.JPG



この空間が持つさまざまな表情に、栗山さんの知性が絶妙なセンスで配置されていっています。それぞれ観たことがある作品であったり初見のものであったりするのですが、空間ごとに満ち伝わるイメージの深みにただ淡々と引き込まれていく・・・そういう豊かな印象が心に残ります。


栗山斉05.JPG 栗山斉04.JPG 栗山斉03.JPG

栗山斉02.JPG



いつにも増して、じっくりとイメージが落とし込まれた観が強い空間です。


栗山斉01.JPG



斉と公平太個展「HAVE NO NAME」
muzz PROGRAM SPACE
京都府京都市左京区浄土寺馬場町71 ハイネストビル1F
075-761-0544
10/31(土)〜12/20(日)土日のみ
12:00〜20:00
斉と公平太091031.jpg

名古屋での展示でも拝見してる斉と公平太さんの個展、そのときとはお名前が変わっていて、展示を拝見してはじめてその事実に気付いた次第。
前回もどのダイナミックな筆致に圧倒されたのですが、今回はずらりとドローイングが壁面という壁面を覆い尽くし、圧倒的な空間が導き出されています。


斉と公平太09.JPG


かっこいいモチーフが想像に任せて描かれている感じが痛快です。
子供の頃にも想いを巡らした自分のオリジナルの怪物、その感覚が懐かしく蘇ってきます。
ラフな筆致がまた嬉しく感じられたり。


斉と公平太08.JPG 斉と公平太07.JPG 斉と公平太06.JPG

斉と公平太05.JPG



メカニカルな画面もまた面白い!
湧き続ける想像が画面を浸食していく感じが楽しいです。


斉と公平太04.JPG 斉と公平太03.JPG

斉と公平太02.JPG



そして唐突にユーモラスな深みがもたらされる画面も。
ずらりと眺めていて、このシュールさがアクセントとして機能しているのも面白く感じられます。


斉と公平太01.JPG



■11/19 Thu
5+1 ジャンクションボックス/JUNCTION BOX
VACANT
東京都渋谷区神宮前3-20-13
03-6459-2962
11/19(木)〜11/23(月)
12:00〜20:00
JUNCTION BOX0911119.jpg

実に興味深く、そして単純に面白いパッケージです!
普通のグループショーだとおそらく「浮く」だろうと思わせるクリエイションが集まったような感があり、集めも集めたという感じがまずは痛快、そしてそのセレクション自体も実にユニークな過程が経られているのも興味深いです。
初日を観ただけで会期が短すぎるのが残念に思えるほど、とにかくぜひ観てほしい展覧会です。


《買ったCD》
「Red Rocket Telepathy」Cuushe


《買った本》
「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」川上未映子
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet」桜庭一樹
posted by makuuchi at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

review:コイズミアヤ「隣の部屋」《11/7》

コイズミアヤ「隣の部屋」
ギャラリー椿GT2
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F
03-3281-7808
11/7(土)〜11/21(土)日祝休
11:00〜18:30
コイズミアヤ091117.jpg

Aya Koizumi "Tonari no Heya"
Gallery Tsubaki GT2
3-3-10-1F,Kyobashi,Chuo-ku,Tokyo
03-3281-7808
11/7(Sat)-11/21(Sat) closed on Sunday and national holiday
11:00-18:30
Google Translate(to English)



ギャラリー椿GT2でのコイズミアヤさんの個展です。
これまでも知性あふれる造形が楽しい立体空間を展開されてきましたが、今回はそこに「おもちゃ」的な要素が入り込み、また違う楽しさ、思わず無邪気にいじってしまう面白さに満ちています。


今回発表されている作品はすべて、白で塗布された板組みの直方体に木目調が入り込むといったもの。
まずはそのおさまりの良さに感じ入ります。


コイズミアヤ19.JPG コイズミアヤ18.JPG

コイズミアヤ17.JPG


この木目調の部分は引き出せるんです。
繋がる穴の部分に感じる知性、説得力。まずは横に並ぶベッドのようなパーツが。


コイズミアヤ11.JPG



さらに上の方にある細長い部分も。


コイズミアヤ12.JPG



そして、その反対側の上側にある部分は引き出していくと思いのほか大きなパーツが出てきて驚かされたり。


コイズミアヤ16.JPG コイズミアヤ15.JPG

コイズミアヤ14.JPG



ひとつひとつのパーツの作り込み、そこに生み出される空間もまた、静かな楽しさに溢れます。


コイズミアヤ13.JPG



続いて、咲くホイドとはほぼ同じくらいの大きさの白い箱。
無論組み方が変わり、そこから覗いた景色も違うので、まだ触れぬうちから好奇心が刺激されます。


コイズミアヤ10.JPG



上から。
この作り込みの緻密さ、丁寧さ。
加えて木目の温かみが和ませてくれます。


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そしてこれを引き出すと・・・


コイズミアヤ08.JPG


おお!Σ( ̄口 ̄;)

出すときちょっと緊張したけど!Σ( ̄口 ̄;)

この理知的な空間、これもまた堪らなかったり。

そしてその中身は・・・


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お見事!
思わず喝采、柏手一発パンと鳴らして唸りたくなるほどの美しい空間。
これが収まるイメージのスムーズさもまた心地よく感じられます。


さらにさらに。
横から見たらどこかの家の模型のようでもありますが...


コイズミアヤ06.JPG


中には階段が!
他にも抽き出しのようパーツが出てくる出てくる。


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いやもう楽しくて楽しくて。
パーツを外しながら「あー」と静かな歓声を上げ時には「おぉ!」と驚かされたりと、さまざまな面白さに満ちています。
この「遊ぶ」感覚がとにかく楽しいんです。


コイズミアヤ04.JPG コイズミアヤ03.JPG

コイズミアヤ02.JPG



コツンコツンと組み上げられている造形の深みにも感嘆させられます。
これまでのコイズミさんの作品でのどこか神々しい感じ、深遠な雰囲気が、いくらか和らげられ、しかし本質的な温かみはそのまま保たれているのが嬉しいです。

収めて眺めて、外して並べてまた眺めて。
ああ楽しい、豊かな世界観が嬉しい展覧会です。


コイズミアヤ01.JPG
posted by makuuchi at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

review:TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」《11/7》

TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」
トーキョーワンダーサイト本郷
東京都文京区本郷2-4-16
03-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
小畑多丘091031.jpg

TWS-Emerging 125 Taku Obata "IT'S JUST BEGUN"
tokyo wonder site Hongo
2-4-16,Hongo,Bunkyo-ku,Tokyo
03-5689-5331
10/31(Sat)-11/22(Sun) closed on Monday (If Monday is a national holiday,the following day will be closed instead.)
11:00-19:00
Google Translate(to English)




トーキョーワンダーサイト本郷での小畑多丘さんの個展です、これがとにかく楽しい!
自らもブレイクダンサーとして活動する小畑さん、木彫で再現するのはそのブレイクダンスの極めのポージング。表現されるフォルムのダイナミックな造形、そこにもたらされるデフォルメの大胆さとユーモア、さまざまな創造性が展開され、文句なしに痛快でスリリング、しかもポジティブでアグレッシブな作品が作り上げられています。


小畑多丘22.JPG 小畑多丘21.JPG

小畑多丘20JPG.JPG



スマートなポーズですら、ある緊張感を漲らせているように感じられます。
二足で立つ凛々しさ、その堂々とした姿。


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木材を彫り削るノミの痕の生々しささえもこれらの作品群が放つシャープさ、スピード感をダイナミックに伝えてきます。その大胆な表面の仕上がりと呼応して、彫像の緻密さ、例えばナイキのマークは結われる紐などがデフォルメされて再現された靴のメカニカルなフォルム、蛇腹状に表現され鋭さにより痛快なイメージが放たれるスーツの皺、頭部のソリッドな感触など、さまざまな面白さとインパクトに溢れているように感じられます、


小畑多丘18.JPG 小畑多丘17.JPG 小畑多丘16.JPG

小畑多丘15.JPG



バックから捉える姿もかっこいいことこの上なく。
スパーンと時空を斬る感じ、そのケレン味のなさが痛快の度合いを高めます。


小畑多丘14.JPG



地を這うポーズが楽しい、赤いスーツ。
その瞬間の姿に力強い臨場感を感じますが、よくよく眺めると実はこの格好自体は不可能で、例を挙げると地面と垂直を保持する首より上の部分などは、本来はそんなことはできないらしく、しかしそれが再現されていることが、このダンサーの想い描くポーズの意図を思い起こさせてくれるような気がします。


小畑多丘13.JPG 小畑多丘12.JPG 小畑多丘11.JPG

小畑多丘10.JPG



なかなか味のあるバックショットも印象的。
どこか飄々と難しいポーズをこなすようなテンポの良い感じも伝わっくるような気がします。


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もっとも奥にはまさに真骨頂、ある種過剰なデフォルメと、そもそもダイナミックさが強烈に前面に押し出されたようなポーズが痛快さを増す作品が。


小畑多丘08.JPG

小畑多丘07.JPG



真っすぐに伸びるフードの紐、前面に突出するアイマスク、天を突く帽子。それぞれがエネルギーをほとばしらせているように感じられます。


小畑多丘06.JPG 小畑多丘05.JPG 小畑多丘04.JPG

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他の作品と比べて一回り大きなサイズも、その迫力にダイレクトに作用しているように感じられます。


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造形の面白さ、アプローチのユニークさなど、さまざまな面白さと見どころに溢れているように感じられます。
保持されるポップさ、瞬間が捉えられるスリル感、大胆なデフォルメ。それらが相まって力強く迫る臨場感溢れる気配は、痛快なインパクトを放ち、イマジネーションをポジティブに刺激してくれます。
加えて、そのポーズの大変さとは裏腹に、顔は一様に冷静、むしろ醒めているかのような感触を伝えているように感じられるのも興味深いです。

アートシーンに置いても、そしてヒップホップのシーンにおいてもワンアンドオンリーな存在感がもしかしたらもっとも痛快なポイントかもしれないように思えます。
これからも見続けていきたい、これからどんな展開が繰り広げられるかを肌で感じ続けたいクリエイションです!


小畑多丘01.JPG
posted by makuuchi at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

review:アリエマキ個展「接続する海」《11/7》

アリエマキ個展「接続する海」
@MORI YU GALLERY TOKYO
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第三ビル4F
03-6906-9556
10/24(土)〜11/14(土)日月祝休
12:00〜19:00
アリエマキ91024.jpg

Maki Arie solo exhibition "The Connecting Sea"
MORI YU GALLERY TOKYO
3-7-4F,Nishi-Gokencho,Shinjuku-ku,Tokyo
03-6906-9556
10/24(Sat)-11/14(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
12:00-19:00
Google Translate(to English)



何て言うか、歪んだ無邪気って感じ!



MORI YU GALLERY TOKYOでのアリエマキさんの個展、これがもう、キャッチーといえばそれはそうとうにキャッチーで、分からないといえばまったく謎めいていて分からない、しかし伝わる感じは凄くする、という、あーもうどういえばいいか分からん!(≧∇≦)ノ゛


アリエマキ21.JPG



だから、どんなシチュだよ!Σ( ̄口 ̄;)


ぶわっとした筆遣い、もこもことキャンバスに広がる絵の具の質感、そんな生々しい痕跡を吹っ飛ばす、痛快すぎる配色の妙。赤は赤く、青は青く、黒は黒く、白は白く・・・とにかくそこに投入される色が実にポジティブに響き、

ワカンナイけどタノシー!!!!!(≧∇≦)ノ゛

的な雰囲気を膨らませているように感じられます。


・・・と思えばいきなりアンニュイ。


アリエマキ20.JPG

アリエマキ19.JPG



青魚アンニュイ。
なんでしょうこの緩さ、ひとたびスイッチが入ると、言い換えるとこの世界を受け入れる体勢が整ったら最後、もう楽しくてたまらない、「だから何なの!Σ( ̄口 ̄;)」的な雰囲気さえもエッセンスになって飛んでく飛んでく、そんな痛快さが溢れます。
混ざっちゃって濁っちゃうのも含め、とにかく色が気持ちいいんです!

そしてその痛快な発色は大きな画面を得てさらにその力を発揮します!


アリエマキ18.JPG アリエマキ17.JPG アリエマキ16.JPG アリエマキ15.JPG

アリエマキ14.JPG


この膨らむ感じ、展示を俯瞰するとさまざまなモチーフが繰り返し登場したりしていてどんどん景色や気配がリンクしていくのですが、情報のリフレインによってどんどん世界観が立体的になっていく一方、膨らむ色彩のパワーとエネルギーに包み込まれ、最大サイズの画面の存在が、一目見て一発で伝わるポジティブな世界観にスケール感をもたらして、とにかく痛快な気分を盛り上げてくれるんです。眺めているだけで気持ちいい!


ある雰囲気に膨張するポジティブなイメージ、その勢いに委ねつつ。
そうしていると、深い景色も目に飛び込んできます。
この豊かな、臨場感たっぷりな奥行き感。佇むピンク色、唐突に姿を現すカレイだかヒラメだかの魚を連想させる黒いモチーフ、さまざまな要素が不思議な時空を伴う物語性を醸し出しているように思えてきます。
無論、色の気持ちよさは一貫していて、そこに違う雰囲気があることで、さらにその気配に引き込まれていくんです。


アリエマキ13.JPG アリエマキ12.JPG アリエマキ11.JPG アリエマキ10.JPG

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センチメンタルなのもいーねー、なんて思っていれば油断大敵、ふたたび青魚。
ラディッシュ青魚アバンギャルド。何だそれ。
ふたたび襲いかかる「分かんない」痛快!


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お皿に描いた作品もそこかしこに展示されていて、空間に緩やかでコツンと硬質、ツヤツヤな表面などのアクセントをもたらしてくれていたのも印象に残っています。


アリエマキ04.JPG アリエマキ03.JPG

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こういうふうに翻弄される楽しさ。
気ままで無邪気で天真爛漫な色使い筆遣い、それらが紡ぎ出す、創り出す、生み出す世界の痛快さがもたらしてくれるポジティブなイメージ。その奥に潜むアンニュイさやセンチメンタリズム、さらにはキッチュさやシュールさも相まって、独特の味わいが伝わってきます。
ホームページなどを拝見するとインスタレーションなどもなさるようで、もっとこの世界観に、いろんなかたちで触れてみたいです。


アリエマキ01.JPG
posted by makuuchi at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

〜11/12のアート巡り

■11/6 Fri
冨田潤展 "TEXTURED COLOR"
CLEAR EDITION & GALLERY gallery one
東京都渋谷区渋谷4-2-5 Place Aoyama
03-5774-5603
11/6(金)〜11/15(日)
11:00〜19:00
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糸の状態から染め上げられ、それらを織って制作された布にさらに描く行為が重ねられたテキスタイル作品。タペストリー状に吊るされる大判のものから、程よいサイズに纏められ、ユニークなかたちで壁面に飾られるものまでさまざまなかたちで展示されていて、それぞれは抽象画として機能していながら、やはりいわゆるペインティングとは異なる雰囲気が醸し出され、独特の味わい深さ、やさしい質感が印象に残ります。
そして、糸の状態から染められることで得られる、強い主張はないのだけれど細かく緻密な表情にも惹かれます。



THE BLOOM
ArtJam Contemporary
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F
03-5449-8122
11/6(金)〜12/6(日)月休
12:00〜20:00
THE BLOOM091106.jpg

これは楽しい!
25名のフレッシュなアーティストの作品がそれぞれ1、2点ずつ、しかもほぼ統一されたサイズで出展されていて、まずはそのバラエティの豊かさに好奇心が煽られます。
そして、その「規格」がそれぞれの個性をより強く押し出しているように感じられます。おおいに目移りして翻弄されたい展覧会です。



藤井保「BIRD SONG」
MA2Gallery
東京都渋谷区恵比寿3-3-8
03-3444-1133
11/6(金)〜12/5(土)日月祝休
12:00〜19:00
藤井保091106.jpg

渡り鳥の姿を捉えた写真が並び、沈み込むような気配が満ちる深遠で静謐な空間インスタレーションが創出されています。
大判の画面に、隊列を組んで飛ぶ渡り鳥のシルエットが収められたモノトーンの写真作品の壮大なスケール感と、使い捨てカメラで撮影されたという(しかも使い捨てず繰り返し使用されているのだそう)カラーの写真、そこに捉えられた瞬間の刹那が全体のモノトーンに程よいアクセントをもたらしているように感じられます。
ひとたびその世界観に惹かれるとどんどん入り込んでいくような、独創的な強度を持った展覧会のように思えます。



牛島孝「余映 Afterglow」
GALLERY SIDE2
東京都港区東麻布2-6-5
03-6229-3669
10/24(土)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00

この渋さが堪らない。。。
前回の個展も、そしておよそ1年前の横浜の住宅展示場でのフェアでの和室での展示も強く深く印象に残っている牛島孝さんの久々の個展。
今回は以前にも増して抽象度が深まり、筆の運びもより生々しく感じられ、ある風景を冷静に俯瞰したように見える瞬間と、内面で沸き立つ焦燥に耐えるように静かに運んだ筆の痕跡が導く抽象世界とが交錯するような感じに呑み込まれるような感触が印象的です。
ギャラリースペースでの空間的余白を巧みに活かした豊かな構成も素晴らしく、その一方でカウンター奥の柱に展示された1点のとてつもない存在感にもおおいに惹かれた次第です。



鈴木まさこ作品展「ZOO−M」
FOIL GALLERY
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤201
03-5835-2285
11/6(金)〜11/28(土)日祝休
12:00〜19:00(初日:〜18:00)
鈴木まさこ091106.jpg

この有機的でポップなパターンによって紡ぎ出される緻密な描写と、それらが組み重なって生まれる動物たちの豊かな表情は、実際に拝見するとやっぱりどうしようもなく楽しい気分が盛り上がってきます。
細かいパターンを眺めていて、淡々と描かれたようなストイックな感触が感じられる一方で、どんどん湧いてきてしょうがない、楽しい感じもやっぱり思い起こされます。今回はそこに色彩も大胆に持ち込まれていて描く世界はより痛快に、しかし暗めに設定された絶妙な照明がもたらす静かな雰囲気によって独特の内省的な気配が生まれているような感じがして興味深いです。



「ニエプスの箱・右」杉浦慶太 助田徹臣 村上友重
CASHI
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-18-1F
03-5825-4703
11/6(金)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00
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3名のフォトグラファーによるグループ展で、会期途中で展示替えも予定されています。今回はその前期。
杉浦慶太さんの新展開に惹かれます。拝見する時間が短かったこともあって今これを描いている時点で何を撮影し、どうプリントされているかが分からないのですが、真っ白の画面に対する興味は今なお深まっていきます。



青木克世 maniera
ラディウムーレントゲンヴェルケ
東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
03-3662-2666
11/6(金)〜11/28(土)日月祝休
11:00〜19:00

実にシンプルな構成、たった3点の作品で空間全体にシンメトリーな構造が持ち込まれ、それが重厚な雰囲気をより強く押し出しているように思えます。
過剰な装飾が濃密に放つ有機的なインパクト、しかしそれが艶やかな白でもたらされていることが神々しさを感じさせてくれます。その一方で、セラミックの重厚感と儚さが繊細な気配も導き出し、迫力とは裏腹のスリルも奏でられていて、この空間に持ち込まれた世界観に意識が捉えられ、どんどん沈み込んでいくような錯覚ももたらされます。



有馬かおる れんこんのなか
ZENSHI
東京都千代田区神田岩本町4
03-6206-8078
11/6(金)〜12/12(土)日月火休
12:00〜19:00
有馬かおる091106.jpg

この深み。むしろ徹底してイージーに描かれる絵であるのに、添えられる言葉の味わい深さ、豊かさも相まって、達観したような世界観がじんわりと伝わってきます。この雰囲気に接しているときの心地よさはなんとも表現し難く...。
手前の壁面に立てかけられた作品に、特に心が掴まれます。有馬さんの作品は、総じてにこにこしながら、ある距離を保ったまま客観的に味わっていきながら、しかし唐突に心を捉える表情がそこにあって、それが一気にその距離感をないものにして、そのゆったりとした雰囲気に引き込んでいくんです。この「奇跡」のような瞬間が堪らないんです。



■11/7 Sat
横尾忠則 東京Y字路 写真展
西村画廊
東京都中央区日本橋2-10-8 日本橋日光ビル3F
03-5203-2800
10/20(火)〜11/21(土)日月祝休(11/2開廊)
10:30〜18:30
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展覧会のタイトル通りに東京のさまざまな「Y字路」を撮影した写真が並ぶのですが、こうやってひとつの空間をシンプルなモチーフで統一されるととたんにそのコンセプトが力を持ち、強烈な世界観を伴って迫ってくるのがとにかく痛快です。
東京の風景なので、しかもこれだけの数が揃っているので知っている風景も少なくないはずで、それがまた好奇心を煽ります。



GALERIE SHO PROJECTS CLARA DESIRE+MASAKO+大槻素子
GALERIE SHO CONTEMPORARY ART
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビル B1F
03-3275-1008
10/26(月)〜11/28(土)日祝休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
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GALERIE SHO CONTEMPORARY ARTでお馴染みの3名の女性アーティストを中心にフィーチャーしたグループショー。
まずはMASAKOさんの作品群。今回は自ら表現する世界が、その独特の色彩感はそのままに、よりいっそう押し拡げられていくかのような感じが伝わってきて嬉しいです。
まずは挨拶代わりのお馴染みの気配を奏でる作品が。


MASAKO7.JPG



続いて、同じモチーフを異なる縮尺で描いた大判の作品2点が並んで展示されていて、一貫するダークな色使いにもかかわらずむしろ夜の気配はやや抑えられ、動的なイメージが伝わってくるのが印象的です。また、それぞれの作品の関係性と、律儀に再現された構図にも興味が向かいます。


MASAKO6.JPG



俯瞰した風景の大作も。
こちらがとにかく面白いです、感覚的な筆の運びでさまざまな人物の肖像や場面を描いた作品を多く拝見してきたこともあり、ここにもたらされる冷静な視点が、少なくとも僕には新鮮に響きます。そしてそこかしこから醸し出されるMASAKOさんらしいタッチ、それが奏でる緻密な描写とダークな気配にも意識が呑まれていくような感じがするんです。


MASAKO5.JPG MASAKO4.JPG MASAKO3.JPG MASAKO2.JPG

MASAKO1.JPG



大槻素子さんはお馴染みのスウィートなモチーフをメロウなタッチで描いた作品。


大槻素子3.JPG



クリーミーな絵の具の質感が、味覚のイメージをやさしく煽ります。
そして甘い描写がその感触をさらに深めていくんです。眺めていてなんともほっこりした気分にさせてくれます。


大槻素子2.JPG



そしてそのかわいらしい感触が、独特のスリリングな雰囲気も導き出しているようにも思えてきます。どことなく脆く儚い感じ、溶け出すような風合いに、なんともいえない切ない想いも横切るんです。


大槻素子1.JPG



CLARA DESIREさん、相変わらずのグラフィティ的な感性が今回も冴えます。
さまざまなメディアの作品が並ぶ中、ドローイングが遊び心たっぷりに展示されている一角が楽しい!


CLARA DESIRE9.JPG CLARA DESIRE8.JPG CLARA DESIRE7.JPG

CLARA DESIRE6.JPG



奥のコンパクトなスペースにパッケージされたインスタレーションも痛快です。
シューズに描かれたドローイングやキャンバスに大胆に投入されるモチーフやポップな色彩感、それらがエネルギッシュな雰囲気を溢れさせているように感じられます。


CLARA DESIRE5.JPG CLARA DESIRE4.JPG CLARA DESIRE3.JPG CLARA DESIRE2.JPG

CLARA DESIRE1.JPG




清水朝子展「Infinity」
東京都中央区八重洲2-9-8 近和ビル302
03-3231-7774
10/29(木)〜11/15(日)
13:00〜19:00
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前回のボリビアで捉えた奇跡の瞬間、青く広がる壮大な景色から一転し、今回はナチュラルな雰囲気が心地よく目に響く作品が並んでいます。


清水朝子4.JPG



時が過ぎる感覚を忘れさせてくれるような、穏やかで瑞々しい気配に包まれます。
大判でプリントされた写真は、そのサイズのポテンシャルが遺憾なく発揮され、文字通りそこにいるかのような臨場感、霧がかった空気の湿度や温度のイメージも伝わってくるような感触が嬉しいです。
絶妙にぼやける情景が、軽やかで濃厚な雰囲気をゆったりと奏でているようにも感じられ、それがじんわりと心に響く、心地よい空間が導き出されてるように感じられます。


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コイズミアヤ「隣の部屋」
ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F
03-3281-7808
11/7(土)〜11/21(土)日祝休
11:00〜18:30
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白い箱に収められるさまざまなブラウンのパーツ。階段や廊下、あるいは柱などを思わせる造形を箱から出す楽しさと、それらを並べて自分で空間を創り出す面白さ。美しく収まる立方体から引き出してみると思いのほか大きなものが出てきたりして、それに驚かされるのもまた一興です。
「おもちゃ」の要素、触れて遊ぶのがとにかく、さらにそのなかでの発見もまた楽しいです。色調のコイズミさんらしさも嬉しく感じられます。



心星 松藤孝一
Gallery Cellar
東京都中央区銀座1-21-14
03-3563-8003
10/28(水)〜11/14(土)日月祝休
12:00〜18:00
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か、かわいい!


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ガラスで創り出される子供。その透明感が仄かに神々しい気配を醸し出しながら、表面の丁寧な仕上がりや造形の見事さ、それらが相まって導き出される深い臨場感におおいに感嘆させられます。

そして何よりこの表情!
無垢な感じが堪りません!


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さまざまな仕草を再現した作品が並びます。
そしてそのひとつひとつの表情の豊かさ、無邪気で無垢な姿のかわいらしさにいちいち引き寄せられ、広げられる掌のちいささや曲げられてからだを支えるあんよの健気さにただただ心が引き寄せられていきます。


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目を閉じる表情がまた、いい!とにかくいい!かわいい!


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そして隅っこにクマー!


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あわせてペインティングも展示されています。
黒の背景にほんのりとしたタッチで描かれる赤ちゃんや熊のシルエット。より幻想的な風合いが伝わってくるのですが、立体作品と世界観もしっかり共有しているように感じられ、松藤さんのクリエイションによりいっそうの深みをもたらしているように感じられます。
なにはともあれ、この胸を打つようなかわいらしさに直に接してほしい!


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―Three gemstones― Composition'09展 橋本直明 安田京平 平松佳和
Gallery Art Composition
東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア1階
03-5548-5858
10/31(土)〜11/14(土)日祝休
11:00〜18:00(土:〜17:00、最終日:〜16:00)
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3名のヴィヴィッドな個性をパッケージした展覧会です。
まず平松佳和さんのモノトーンの大作に圧倒されます。


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描写の精度の高さ、描く世界の硬質な静謐観、随所にもたらされるコラージュの巧みさなど、眺めていてさまざまな発見がもたらされます。
じっと対峙していると、そこに創出される分厚い気配とどこか突き放すかのような冷静な感触におおいに引き寄せられていきます。渋く壮大なスケール感が強烈に印象に残ります。


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安田京平さんは、艶かしい抽象世界を紡ぎ出します。
色使いと筆遣いの独特な感じが不思議な奥行きを醸し出しているように思えます。


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ひゅるりと画面を這う色彩、それらが絡み合い、有機的で幻想的な気配を導き出します。
歪みやうねりが奏でる危うい感触も、またどこまで続いているか分からなくなるような深みも、さまざまなイメージとなって脳裏を覆い尽くしていくような。。。
溶けるような情景感が印象的です。


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さらに転じて橋本直明さんはとにかく痛快な、際立って強く溢れるような世界を創出しています。


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ひとつの画面にもたらされるさまざまな要素、その衝突の激しさと痛快さ。
過剰なポップさと、随所に観られる描写の緻密さとが濃密な雰囲気に強度をもたらします。
支持体に被さるアクリル、そこにもさまざまな手が加えられて、独創的なクリエイションとなって眼前に現れているのもまた痛快、さまざまなインスタレーションと相まって、この加速するような気配感にも圧倒された次第です。


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木村友紀「1940年は月曜日から始まる閏年」
TAKA ISHII GALLERY
東京都江東区清澄1-3-2-5F
03-5646-6050
10/10(土)〜11/7(土)日月祝休
12:00〜19:00

最終日に再訪。

2脚の椅子があります。
真っ黒の画面の写真があります。眺めていると丸い何かが見えてきます。やや遠いところに円形の板があり、その円周に沿って丸い穴があけられており、その穴はスチール製のメッシュで塞がれています。
台が置かれています。その上には木材やアクリル製などのさまざまなプレートが置かれています。
女性の肖像を大きく引き伸ばした写真があります。そこにはダークグリーンのアクリル板が被せてあります。
スクリューの写真があります。

・・・・・。

こういう言葉の羅列でもレビューとして機能してしまいそうな、むしろその雰囲気を正確に伝えているかもしれない、とも思えるような。。。
今回あらためて空間全体も俯瞰しながら木村さんの作品を拝見し、やはりどこか詰め切れない距離を感じた次第。
これは僕の想像なのですが、それぞれの作品には、もしかしたら意味も意図も極力「ない」ように展開されているのかな、と思えてきます。極めて冷静。それはもう圧倒的に冷静に、ただ眼前にあるように展示、提示されているだけ、という。
例えば田中功起さんの作品から僕が感じる強烈な意志とは真逆な展開。無論、そこにはある表現がなされていて、だからこそ惹かれるのだと思うのですが、木村さんの作品においてはそこに敢えて意味すらを打ち消そうとしているようにも思えてくるんです。
分からなくて当然、という達観した気分も押し寄せてくる一方で、それでもやはりその距離を詰めてみたい、分かってみたいという静かな焦燥にも煽られます。

それぞれの作品そのものと、そこに添えられたタイトルのみでは捉えることのできないイメージ。「そうですか・・・」とどことなく諦観が心に広がっていき、むしろその詰め切れない距離感に翻弄される状況にも惹かれているように思えます。凄まじくエスタブリッシュなインスタレーションであり精度の高い作品であるからなおさらその思いは強まります。

ただ、その一方で、もっと閉じた空間で、それこそ作品との対峙を余儀なくされる状況で観てみたい、という想いも強まります。例えばvoid+あたりでやってくれないかな、と思ってみたり。

また、分からないこそなんとか捉えようとして、詰め切れない距離に打ちひしがれながらもどことなくその後のイメージにさまざまな想像の広がりを味わっていたりしていて。



小金沢健人「メモ」
hiromiyoshii
東京都江東区清澄1-3-2-6F
03-5620-0555
11/7(土)〜11/21(土)日月祝休
12:00〜19:00
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作品のタイトルを拝見して連想するに、おそらく月の光を捉えた写真がずらりと美しく展示され、その並びとバリエーションの豊かさ、そして画面の中を揺らめく光の奇跡に感嘆させられます。
妖艶で、ユニークな奥行き感が生み出されていて、また空間的な面白さ、奥行き感も堪らなかったり。時間を忘れてじっくりと眺めていたくなるような、ひとつひとつの違いを堪能したくなるような展示のように思えます。
また、コンパクトな空間に展示されたドローイング群も楽しいです。さまざまなサイズのチェックのパターンがひとつの紙に複雑に描き込まれ、それらがもたらるスケール感もいちいち痛快、さらにそれらは壁面を浸食するように展開されていて、それが興味深い空間となって現れている状況にも惹かれる次第です。



阪本トクロウ展「共鳴」
GALLERY MoMo Ryogoku
東京都墨田区亀沢1-7-15
03-3621-6813
10/24(土)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00
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お馴染みの精緻な描写と大胆な構図による作品が、大小さまざまなサイズで並んで展示されています。
高速道路を走る車窓から眺めた情景を思わせる作品や、日本の田舎の田園風景を描いたような大作など、新展開も。
1点ごとの作品の精度の高さ、仕上がりの良さは素晴らしく感じられるのですが、ただ、やや要素が多いようにも思われるのが惜しいなぁ、と。こういう空間なので、新たなシリーズのみでの構成も観てみたかったです。



TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」
トーキョーワンダーサイト本郷
東京都文京区本郷2-4-16
03-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
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かっこいい!
ブレイクダンスの決めのポーズを捉えた瞬間、そのヴィヴィッドさを一部デフォルメを交えて再現、そしてこれが木彫であるというのがまた面白さを加速させているように感じられます!
随所のシャープな造形が堪らない、とてつもなく痛快なクリエイションです。



TWS-Emerging 127 林田健「My name is no name.」
トーキョーワンダーサイト本郷
東京都文京区本郷2-4-16
03-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
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水まわりの情景を独特の筆遣いで描いた作品がずらりと並び、濃密な気配と生々しくも現像的な臨場感をもたらしているように感じられます。
どちらかというと画面は(濃い色彩感の逆、という意味で)白いのに、例えばタイルひとつの描写に注がれる抽象性などが相まって、実にダークな雰囲気が創出されているように感じられます。
じっくりと眺めればそれだけの発見をもたらしてくれる、見応えのある展示のように思えます。



TWS-Emerging 126 有賀礼「痕跡」
トーキョーワンダーサイト本郷
東京都文京区本郷2-4-16
03-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00
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キャンバスに浮かぶシルエット、その朧げな感触と、素材感とが独特の気配を導き出しているように思えます。
なんとも曖昧な感触が独特な味わいとなって心に緩やかに響きます。



アリエマキ個展「接続する海」
@MORI YU GALLERY TOKYO
東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第三ビル4F
03-6906-9556
10/24(土)〜11/14(土)日月祝休
12:00〜19:00
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鮮やかな色彩感、青とピンクの響きがなんとも豊かでそしてポジティブ。
・・・なのに、描かれているモチーフのワケの分からなさといったら・・・
なんかもう...

サイコー!!!(≧∇≦)ノ゛

良い意味でどうしようもなく呆れちゃう、とにかく痛快でございますぅぅぅ!



野原健司「逆さまDrop」
児玉画廊|東京
東京都港区白金3-1-15-1F
03-5449-1559
11/7(土)〜12/12(土)日月祝休
11:00〜19:00
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さまざまな素材や要素が大胆に画面に持ち込まれる平面作品、さらに床に置かれる雲のようなかたちの鏡面やインスタレーションなど、混沌とした濃密な気配を生み出しながらもそこにもたらされる情景の面白さ、それこそ詰め込まれる要素同士の存在がもたらす衝突と、そこから放たれるエネルギーが、独創的な世界観を導き出しているように思えます。
これからどうなるんだろう、どこまで広がるんだろう、という興味もわいてくる、痛快なクリエイションです。



冨谷悦子「風蝕」
山本現代
東京都港区白金3-1-15-3F
03-6383-0626
11/7(土)〜12/5(土)日月祝休
11:00〜19:00(金:〜20:00)
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圧巻の細密銅版画は、よりすごみを増して...。
鑑賞者の視力に挑むかのように、凄まじい密度で混沌とした世界が描き上げられています。とにかくそこにもたらされる情報量は圧倒的です。
また、ドローイング作品もあわせて発表されていて、銅版画と比較するとやや抑えられた細やかさ、それと反比例するようにもたらされる軽やかでユーモラスな味わいも楽しいです。



■11/8 Sun
高田安規子・政子作品展
世田谷美術館区民ギャラリー
東京都世田谷区砧公園1-2
03-3415-6011
10/27(火)〜11/8(日)月休
10:00〜18:00
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ラディウム-レントゲンヴェルケでのグループショーなどでも印象に残っている高田安規子さん、政子さんの双子の姉妹の今回は個展、先に拝見している切手のシリーズはもちろん、チョークや軽石を用いてミニチュアの神殿や柱を再現した彫刻作品や地図の道路や等高線のみを残して緻密なカットが施されたものなど、凄まじく細密なクリエイションがずらりと並んでいて、そのひとつひとつに引き込まれるようにして拝見してきた次第。
なにより彫刻作品の面白さが際立って感じられました。チョークなり軽石なり、それぞれの素材感が否応なく出ていて、だからこそ彫りの緻密さに圧倒されます。もともとあるものに対する素材としての解釈が実にユニークで、これからどんな作品が出てくるかを想像すると、好奇心が煽られます。



熊澤未来子作品展
世田谷美術館区民ギャラリー
東京都世田谷区砧公園1-2
03-3415-6011
10/27(火)〜11/8(日)月休
10:00〜18:00
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Gallery Art Compositionでの個展、そのときの壮大なスケール感とダイナミズムが強く印象に残っている熊澤未来子さん、今回は鉛筆画のみによって構成された展覧会で、とはいえホントに全部鉛筆で描いたんですか?と問わずにはいられないほどの凄い量の画面が並んでいて壮観で。
またそれぞれの画面に展開される情景の膨張し続けるようなアグレッシブな世界観、さらに現実の社会への批判的な要素も大胆に挿入されている辺りにも感嘆させられます。



■11/10 Tue
野依幸治 "Story"
YOKOI FINE ART
東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F
03-6276-0603
10/30(金)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00
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これまで大きな作品を中心に制作、発表されてこられた印象のある野依さんですが、今回は小品のみによって構成。
これがホントにステキなインスタレーションを生み出しています。壁面に散りばめられる画面はそのひとつひとつがアクセントとなって空間に響き、また独特の色彩感と砂を混ぜた絵の具の質感が醸し出す味わいにもよりいっそうの豊かさを感じます。
加えて、作品ごとにもたらされるユーモアもまた堪らないんです。



■11/11 Wed
シェル美術賞展2009
代官山ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラス F棟1F
11/11(水)〜11/15(日)
10:00〜19:00
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何となく今年のシェル美術賞はおとなしいなぁ、という印象を覚えました。
とはいえ、続けて拝見しているアーティストの興味深い作品はやはりあって、無論今回拝見して大きな魅力に気付けなかったアーティストが驚くような作品や展覧会を行ってくれることも期待します。

印象に残ったのは、小川暁雄さんのユーモラスな味わいの水墨画、瓜生剛さんが奏でる妖し気な空間性、mayuさんの新たな展開。前者ふたりは昨年のシェルでも拝見していて、まだ個展などで観る機会に恵まれないのがもどかしいのですが、ぜひソロでも拝見したいです。



cultivate the boulder U 小野耕石
アートフロントグラフィックス
東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
03-3476-4869
11/10(火)〜11/29(日)月休
11:00〜19:00
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今年のshiseido art eggやミュゼ浜口陽三でのグループショーあたりから一気に露出が増えた印象のある小野耕石さん。今回の個展では、初めてらしいキャンバスの大作やネコの頭蓋骨を支持体に採用した作品など、実にバリエーションに富んだ展開で、いつもの緻密なドットの世界が繰り広げられています。
加えて過去の作品ではあるのですが、黒い辞書がコーナーに展示されていて、それが凄い存在感!



国本泰英
BASE GALLERY
東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル1F
03-5623-6655
11/11(水)〜12/26(土)日祝休
11:00〜19:00
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これまでも折に触れて拝見している国本泰英さんの東京では初の個展。お馴染みの人々のシルエットを緻密なグラデーションで表現し、ユニークな空間を創出する作品がずらりと並んでいるのですが、色調も基本的にはこれまでのトーンと踏襲しつつ、国本さんにしては随分カラフルな展開も繰り広げられていて興味部かいです。
モチーフもこれまでになく多彩、そしてさまざまなサイズの作品が並んでいて、そのバラエティに富んだ感じもまた楽しいです。



■11/12 Thu
画廊選抜二人展 船木美佳×好地匠
表参道画廊
東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB02
03-5775-2469
11/9(月)〜11/14(土)
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)
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ふたりのアーティストを紹介していくシリーズ企画の第1弾。
好地匠さんの作品が面白いです!
紙を大胆にカットして壁面に飾った作品の大胆な立体感のユーモラスな迫力と、もうひとつのパネル作品、こちらがさまざまな色彩をコラージュで重ねて風景や奥行き感を導き出しているのが興味深いです。今回はじめて発表されるらしく、これがさらに詰められていくとさらに面白くなるように思えます。



平川ヒロ 個展 ”Square woven (TANIKADO ARTS /24th Oct 2009)”
谷門美術
東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル1F
0334039740
10/24(土)〜11/19(木)日月祝休
13:00〜19:00(最終日:〜17:00)
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今年のART AWARD TOKYOとトーキョーワンダーウォールでのダブルの受賞で注目を集める平川ヒロさんの個展。天井から垂れる生地のインスタレーションと、大柄のチェックが描かれたキャンバスを切り取り額装した作品、ペインティングは縦長のものが1点と事務所にも展示されています。
やはり目が向かうのはペインティングで、独特の色の広がりが醸し出す浮遊感が心地よく、特に事務所に展示されていた作品の空間性も興味深いです。
ぜひとも、ペインティング中心の個展も拝見したいです。



山口裕美 特別企画 Vale of Tears コバヤシ麻衣子 新作展
hpgrp GALLERY 東京
東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1F
03-3797-1507
10/30(金)〜11/23(月)月休(11/2、11/23開廊)
11:00〜20:00
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再訪、とにかく大きな画面がずらりと並んでいて圧倒されます!


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かわいらしい、無垢な表情を浮かべる犬(おそらく)がさまざまな表情を浮かべ、それらがとにかく画面いっぱいに描かれていて不思議な迫力を醸し出しています。俯瞰したときに伝わるスケール感が面白いです。


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一方、ドローイングは一気にバリエーションが広がり、さらに豊かな情景が導き出されていて興味深いです。


コバヤシ麻衣子5.JPG コバヤシ麻衣子4.JPG コバヤシ麻衣子3.JPG

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ファイルで拝見することができるのですが、滞在されていたイギリスでの展示ではこちらのドローイングを空間に配しておおらかな動線を生み出したインスタレーションを展開されたようで、そちらもぜひ拝見してみたいと。
で、今回の展示ではドローイングではなくペインティングでの展開、という挑戦が繰り広げられていて、その先の展開へも想像が向かいます。例えばもっと大きくなる、それこそ壁面に1匹、描いてみたけど(耳しか収まりませんでした≧∇≦)ノ゛的な感じなんかが出てくると面白そうと思ったり。
観る側のイメージもどんどん膨らんでいく、それもまた楽しいクリエイションのように思えます。


コバヤシ麻衣子1.JPG
posted by makuuchi at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする