■11/6 Fri
冨田潤展 "TEXTURED COLOR"
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CLEAR EDITION & GALLERY gallery one東京都渋谷区渋谷4-2-5 Place Aoyama03-5774-5603
11/6(金)〜11/15(日)
11:00〜19:00

糸の状態から染め上げられ、それらを織って制作された布にさらに描く行為が重ねられたテキスタイル作品。タペストリー状に吊るされる大判のものから、程よいサイズに纏められ、ユニークなかたちで壁面に飾られるものまでさまざまなかたちで展示されていて、それぞれは抽象画として機能していながら、やはりいわゆるペインティングとは異なる雰囲気が醸し出され、独特の味わい深さ、やさしい質感が印象に残ります。
そして、糸の状態から染められることで得られる、強い主張はないのだけれど細かく緻密な表情にも惹かれます。
THE BLOOM
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ArtJam Contemporary東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F03-5449-8122
11/6(金)〜12/6(日)月休
12:00〜20:00

これは楽しい!
25名のフレッシュなアーティストの作品がそれぞれ1、2点ずつ、しかもほぼ統一されたサイズで出展されていて、まずはそのバラエティの豊かさに好奇心が煽られます。
そして、その「規格」がそれぞれの個性をより強く押し出しているように感じられます。おおいに目移りして翻弄されたい展覧会です。
藤井保「BIRD SONG」
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MA2Gallery東京都渋谷区恵比寿3-3-803-3444-1133
11/6(金)〜12/5(土)日月祝休
12:00〜19:00

渡り鳥の姿を捉えた写真が並び、沈み込むような気配が満ちる深遠で静謐な空間インスタレーションが創出されています。
大判の画面に、隊列を組んで飛ぶ渡り鳥のシルエットが収められたモノトーンの写真作品の壮大なスケール感と、使い捨てカメラで撮影されたという(しかも使い捨てず繰り返し使用されているのだそう)カラーの写真、そこに捉えられた瞬間の刹那が全体のモノトーンに程よいアクセントをもたらしているように感じられます。
ひとたびその世界観に惹かれるとどんどん入り込んでいくような、独創的な強度を持った展覧会のように思えます。
牛島孝「余映 Afterglow」
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GALLERY SIDE2東京都港区東麻布2-6-503-6229-3669
10/24(土)〜11/21(土)日月祝休
11:00〜19:00
この渋さが堪らない。。。
前回の個展も、そしておよそ1年前の横浜の住宅展示場でのフェアでの和室での展示も強く深く印象に残っている
牛島孝さんの久々の個展。
今回は以前にも増して抽象度が深まり、筆の運びもより生々しく感じられ、ある風景を冷静に俯瞰したように見える瞬間と、内面で沸き立つ焦燥に耐えるように静かに運んだ筆の痕跡が導く抽象世界とが交錯するような感じに呑み込まれるような感触が印象的です。
ギャラリースペースでの空間的余白を巧みに活かした豊かな構成も素晴らしく、その一方でカウンター奥の柱に展示された1点のとてつもない存在感にもおおいに惹かれた次第です。
鈴木まさこ作品展「ZOO−M」
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FOIL GALLERY東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤20103-5835-2285
11/6(金)〜11/28(土)日祝休
12:00〜19:00(初日:〜18:00)

この有機的でポップなパターンによって紡ぎ出される緻密な描写と、それらが組み重なって生まれる動物たちの豊かな表情は、実際に拝見するとやっぱりどうしようもなく楽しい気分が盛り上がってきます。
細かいパターンを眺めていて、淡々と描かれたようなストイックな感触が感じられる一方で、どんどん湧いてきてしょうがない、楽しい感じもやっぱり思い起こされます。今回はそこに色彩も大胆に持ち込まれていて描く世界はより痛快に、しかし暗めに設定された絶妙な照明がもたらす静かな雰囲気によって独特の内省的な気配が生まれているような感じがして興味深いです。
「ニエプスの箱・右」杉浦慶太
助田徹臣 村上友重
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CASHI東京都中央区日本橋馬喰町2-5-18-1F03-5825-4703
11/6(金)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00

3名のフォトグラファーによるグループ展で、会期途中で展示替えも予定されています。今回はその前期。
杉浦慶太さんの新展開に惹かれます。拝見する時間が短かったこともあって今これを描いている時点で何を撮影し、どうプリントされているかが分からないのですが、真っ白の画面に対する興味は今なお深まっていきます。
青木克世 maniera
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ラディウムーレントゲンヴェルケ東京都中央区日本橋馬喰町2-5-1703-3662-2666
11/6(金)〜11/28(土)日月祝休
11:00〜19:00
実にシンプルな構成、たった3点の作品で空間全体にシンメトリーな構造が持ち込まれ、それが重厚な雰囲気をより強く押し出しているように思えます。
過剰な装飾が濃密に放つ有機的なインパクト、しかしそれが艶やかな白でもたらされていることが神々しさを感じさせてくれます。その一方で、セラミックの重厚感と儚さが繊細な気配も導き出し、迫力とは裏腹のスリルも奏でられていて、この空間に持ち込まれた世界観に意識が捉えられ、どんどん沈み込んでいくような錯覚ももたらされます。
有馬かおる れんこんのなか
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ZENSHI東京都千代田区神田岩本町403-6206-8078
11/6(金)〜12/12(土)日月火休
12:00〜19:00

この深み。むしろ徹底してイージーに描かれる絵であるのに、添えられる言葉の味わい深さ、豊かさも相まって、達観したような世界観がじんわりと伝わってきます。この雰囲気に接しているときの心地よさはなんとも表現し難く...。
手前の壁面に立てかけられた作品に、特に心が掴まれます。有馬さんの作品は、総じてにこにこしながら、ある距離を保ったまま客観的に味わっていきながら、しかし唐突に心を捉える表情がそこにあって、それが一気にその距離感をないものにして、そのゆったりとした雰囲気に引き込んでいくんです。この「奇跡」のような瞬間が堪らないんです。
■11/7 Sat
横尾忠則 東京Y字路 写真展
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西村画廊東京都中央区日本橋2-10-8 日本橋日光ビル3F03-5203-2800
10/20(火)〜11/21(土)日月祝休(11/2開廊)
10:30〜18:30

展覧会のタイトル通りに東京のさまざまな「Y字路」を撮影した写真が並ぶのですが、こうやってひとつの空間をシンプルなモチーフで統一されるととたんにそのコンセプトが力を持ち、強烈な世界観を伴って迫ってくるのがとにかく痛快です。
東京の風景なので、しかもこれだけの数が揃っているので知っている風景も少なくないはずで、それがまた好奇心を煽ります。
GALERIE SHO PROJECTS
CLARA DESIRE+MASAKO+大槻素子
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GALERIE SHO CONTEMPORARY ART東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビル B1F03-3275-1008
10/26(月)〜11/28(土)日祝休
11:00〜19:00(土:〜17:00)
GALERIE SHO CONTEMPORARY ARTでお馴染みの3名の女性アーティストを中心にフィーチャーしたグループショー。
まずはMASAKOさんの作品群。今回は自ら表現する世界が、その独特の色彩感はそのままに、よりいっそう押し拡げられていくかのような感じが伝わってきて嬉しいです。
まずは挨拶代わりのお馴染みの気配を奏でる作品が。

続いて、同じモチーフを異なる縮尺で描いた大判の作品2点が並んで展示されていて、一貫するダークな色使いにもかかわらずむしろ夜の気配はやや抑えられ、動的なイメージが伝わってくるのが印象的です。また、それぞれの作品の関係性と、律儀に再現された構図にも興味が向かいます。

俯瞰した風景の大作も。
こちらがとにかく面白いです、感覚的な筆の運びでさまざまな人物の肖像や場面を描いた作品を多く拝見してきたこともあり、ここにもたらされる冷静な視点が、少なくとも僕には新鮮に響きます。そしてそこかしこから醸し出されるMASAKOさんらしいタッチ、それが奏でる緻密な描写とダークな気配にも意識が呑まれていくような感じがするんです。


大槻素子さんはお馴染みのスウィートなモチーフをメロウなタッチで描いた作品。

クリーミーな絵の具の質感が、味覚のイメージをやさしく煽ります。
そして甘い描写がその感触をさらに深めていくんです。眺めていてなんともほっこりした気分にさせてくれます。

そしてそのかわいらしい感触が、独特のスリリングな雰囲気も導き出しているようにも思えてきます。どことなく脆く儚い感じ、溶け出すような風合いに、なんともいえない切ない想いも横切るんです。
CLARA DESIREさん、相変わらずのグラフィティ的な感性が今回も冴えます。
さまざまなメディアの作品が並ぶ中、ドローイングが遊び心たっぷりに展示されている一角が楽しい!


奥のコンパクトなスペースにパッケージされたインスタレーションも痛快です。
シューズに描かれたドローイングやキャンバスに大胆に投入されるモチーフやポップな色彩感、それらがエネルギッシュな雰囲気を溢れさせているように感じられます。


清水朝子展「Infinity」
東京都中央区八重洲2-9-8 近和ビル30203-3231-7774
10/29(木)〜11/15(日)
13:00〜19:00

前回のボリビアで捉えた奇跡の瞬間、青く広がる壮大な景色から一転し、今回はナチュラルな雰囲気が心地よく目に響く作品が並んでいます。

時が過ぎる感覚を忘れさせてくれるような、穏やかで瑞々しい気配に包まれます。
大判でプリントされた写真は、そのサイズのポテンシャルが遺憾なく発揮され、文字通りそこにいるかのような臨場感、霧がかった空気の湿度や温度のイメージも伝わってくるような感触が嬉しいです。
絶妙にぼやける情景が、軽やかで濃厚な雰囲気をゆったりと奏でているようにも感じられ、それがじんわりと心に響く、心地よい空間が導き出されてるように感じられます。


コイズミアヤ「隣の部屋」
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ギャラリー椿東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F03-3281-7808
11/7(土)〜11/21(土)日祝休
11:00〜18:30

白い箱に収められるさまざまなブラウンのパーツ。階段や廊下、あるいは柱などを思わせる造形を箱から出す楽しさと、それらを並べて自分で空間を創り出す面白さ。美しく収まる立方体から引き出してみると思いのほか大きなものが出てきたりして、それに驚かされるのもまた一興です。
「おもちゃ」の要素、触れて遊ぶのがとにかく、さらにそのなかでの発見もまた楽しいです。色調のコイズミさんらしさも嬉しく感じられます。
心星
松藤孝一@
Gallery Cellar東京都中央区銀座1-21-1403-3563-8003
10/28(水)〜11/14(土)日月祝休
12:00〜18:00

か、かわいい!


ガラスで創り出される子供。その透明感が仄かに神々しい気配を醸し出しながら、表面の丁寧な仕上がりや造形の見事さ、それらが相まって導き出される深い臨場感におおいに感嘆させられます。
そして何よりこの表情!
無垢な感じが堪りません!

さまざまな仕草を再現した作品が並びます。
そしてそのひとつひとつの表情の豊かさ、無邪気で無垢な姿のかわいらしさにいちいち引き寄せられ、広げられる掌のちいささや曲げられてからだを支えるあんよの健気さにただただ心が引き寄せられていきます。


目を閉じる表情がまた、いい!とにかくいい!かわいい!


そして隅っこにクマー!


あわせてペインティングも展示されています。
黒の背景にほんのりとしたタッチで描かれる赤ちゃんや熊のシルエット。より幻想的な風合いが伝わってくるのですが、立体作品と世界観もしっかり共有しているように感じられ、松藤さんのクリエイションによりいっそうの深みをもたらしているように感じられます。
なにはともあれ、この胸を打つようなかわいらしさに直に接してほしい!


―Three gemstones― Composition'09展 橋本直明 安田京平
平松佳和@
Gallery Art Composition東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア1階03-5548-5858
10/31(土)〜11/14(土)日祝休
11:00〜18:00(土:〜17:00、最終日:〜16:00)

3名のヴィヴィッドな個性をパッケージした展覧会です。
まず
平松佳和さんのモノトーンの大作に圧倒されます。

描写の精度の高さ、描く世界の硬質な静謐観、随所にもたらされるコラージュの巧みさなど、眺めていてさまざまな発見がもたらされます。
じっと対峙していると、そこに創出される分厚い気配とどこか突き放すかのような冷静な感触におおいに引き寄せられていきます。渋く壮大なスケール感が強烈に印象に残ります。


安田京平さんは、艶かしい抽象世界を紡ぎ出します。
色使いと筆遣いの独特な感じが不思議な奥行きを醸し出しているように思えます。

ひゅるりと画面を這う色彩、それらが絡み合い、有機的で幻想的な気配を導き出します。
歪みやうねりが奏でる危うい感触も、またどこまで続いているか分からなくなるような深みも、さまざまなイメージとなって脳裏を覆い尽くしていくような。。。
溶けるような情景感が印象的です。


さらに転じて橋本直明さんはとにかく痛快な、際立って強く溢れるような世界を創出しています。

ひとつの画面にもたらされるさまざまな要素、その衝突の激しさと痛快さ。
過剰なポップさと、随所に観られる描写の緻密さとが濃密な雰囲気に強度をもたらします。
支持体に被さるアクリル、そこにもさまざまな手が加えられて、独創的なクリエイションとなって眼前に現れているのもまた痛快、さまざまなインスタレーションと相まって、この加速するような気配感にも圧倒された次第です。


木村友紀「1940年は月曜日から始まる閏年」
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TAKA ISHII GALLERY東京都江東区清澄1-3-2-5F03-5646-6050
10/10(土)〜11/7(土)日月祝休
12:00〜19:00
最終日に再訪。
2脚の椅子があります。
真っ黒の画面の写真があります。眺めていると丸い何かが見えてきます。やや遠いところに円形の板があり、その円周に沿って丸い穴があけられており、その穴はスチール製のメッシュで塞がれています。
台が置かれています。その上には木材やアクリル製などのさまざまなプレートが置かれています。
女性の肖像を大きく引き伸ばした写真があります。そこにはダークグリーンのアクリル板が被せてあります。
スクリューの写真があります。
・・・・・。
こういう言葉の羅列でもレビューとして機能してしまいそうな、むしろその雰囲気を正確に伝えているかもしれない、とも思えるような。。。
今回あらためて空間全体も俯瞰しながら木村さんの作品を拝見し、やはりどこか詰め切れない距離を感じた次第。
これは僕の想像なのですが、それぞれの作品には、もしかしたら意味も意図も極力「ない」ように展開されているのかな、と思えてきます。極めて冷静。それはもう圧倒的に冷静に、ただ眼前にあるように展示、提示されているだけ、という。
例えば田中功起さんの作品から僕が感じる強烈な意志とは真逆な展開。無論、そこにはある表現がなされていて、だからこそ惹かれるのだと思うのですが、木村さんの作品においてはそこに敢えて意味すらを打ち消そうとしているようにも思えてくるんです。
分からなくて当然、という達観した気分も押し寄せてくる一方で、それでもやはりその距離を詰めてみたい、分かってみたいという静かな焦燥にも煽られます。
それぞれの作品そのものと、そこに添えられたタイトルのみでは捉えることのできないイメージ。「そうですか・・・」とどことなく諦観が心に広がっていき、むしろその詰め切れない距離感に翻弄される状況にも惹かれているように思えます。凄まじくエスタブリッシュなインスタレーションであり精度の高い作品であるからなおさらその思いは強まります。
ただ、その一方で、もっと閉じた空間で、それこそ作品との対峙を余儀なくされる状況で観てみたい、という想いも強まります。例えばvoid+あたりでやってくれないかな、と思ってみたり。
また、分からないこそなんとか捉えようとして、詰め切れない距離に打ちひしがれながらもどことなくその後のイメージにさまざまな想像の広がりを味わっていたりしていて。
小金沢健人「メモ」
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hiromiyoshii東京都江東区清澄1-3-2-6F03-5620-0555
11/7(土)〜11/21(土)日月祝休
12:00〜19:00

作品のタイトルを拝見して連想するに、おそらく月の光を捉えた写真がずらりと美しく展示され、その並びとバリエーションの豊かさ、そして画面の中を揺らめく光の奇跡に感嘆させられます。
妖艶で、ユニークな奥行き感が生み出されていて、また空間的な面白さ、奥行き感も堪らなかったり。時間を忘れてじっくりと眺めていたくなるような、ひとつひとつの違いを堪能したくなるような展示のように思えます。
また、コンパクトな空間に展示されたドローイング群も楽しいです。さまざまなサイズのチェックのパターンがひとつの紙に複雑に描き込まれ、それらがもたらるスケール感もいちいち痛快、さらにそれらは壁面を浸食するように展開されていて、それが興味深い空間となって現れている状況にも惹かれる次第です。
阪本トクロウ展「共鳴」
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GALLERY MoMo Ryogoku東京都墨田区亀沢1-7-1503-3621-6813
10/24(土)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00

お馴染みの精緻な描写と大胆な構図による作品が、大小さまざまなサイズで並んで展示されています。
高速道路を走る車窓から眺めた情景を思わせる作品や、日本の田舎の田園風景を描いたような大作など、新展開も。
1点ごとの作品の精度の高さ、仕上がりの良さは素晴らしく感じられるのですが、ただ、やや要素が多いようにも思われるのが惜しいなぁ、と。こういう空間なので、新たなシリーズのみでの構成も観てみたかったです。
TWS-Emerging 125 小畑多丘「IT'S JUST BEGUN」
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トーキョーワンダーサイト本郷東京都文京区本郷2-4-1603-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00

かっこいい!
ブレイクダンスの決めのポーズを捉えた瞬間、そのヴィヴィッドさを一部デフォルメを交えて再現、そしてこれが木彫であるというのがまた面白さを加速させているように感じられます!
随所のシャープな造形が堪らない、とてつもなく痛快なクリエイションです。
TWS-Emerging 127 林田健「My name is no name.」
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トーキョーワンダーサイト本郷東京都文京区本郷2-4-1603-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00

水まわりの情景を独特の筆遣いで描いた作品がずらりと並び、濃密な気配と生々しくも現像的な臨場感をもたらしているように感じられます。
どちらかというと画面は(濃い色彩感の逆、という意味で)白いのに、例えばタイルひとつの描写に注がれる抽象性などが相まって、実にダークな雰囲気が創出されているように感じられます。
じっくりと眺めればそれだけの発見をもたらしてくれる、見応えのある展示のように思えます。
TWS-Emerging 126
有賀礼「痕跡」
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トーキョーワンダーサイト本郷東京都文京区本郷2-4-1603-5689-5331
10/31(土)〜11/22(日)月休(祝日の場合開館、翌火曜休)
11:00〜19:00

キャンバスに浮かぶシルエット、その朧げな感触と、素材感とが独特の気配を導き出しているように思えます。
なんとも曖昧な感触が独特な味わいとなって心に緩やかに響きます。
アリエマキ個展「接続する海」
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MORI YU GALLERY TOKYO東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第三ビル4F03-6906-9556
10/24(土)〜11/14(土)日月祝休
12:00〜19:00

鮮やかな色彩感、青とピンクの響きがなんとも豊かでそしてポジティブ。
・・・なのに、描かれているモチーフのワケの分からなさといったら・・・
なんかもう...
サイコー!!!(≧∇≦)ノ゛良い意味でどうしようもなく呆れちゃう、とにかく痛快でございますぅぅぅ!
野原健司「逆さまDrop」
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児玉画廊|東京東京都港区白金3-1-15-1F03-5449-1559
11/7(土)〜12/12(土)日月祝休
11:00〜19:00

さまざまな素材や要素が大胆に画面に持ち込まれる平面作品、さらに床に置かれる雲のようなかたちの鏡面やインスタレーションなど、混沌とした濃密な気配を生み出しながらもそこにもたらされる情景の面白さ、それこそ詰め込まれる要素同士の存在がもたらす衝突と、そこから放たれるエネルギーが、独創的な世界観を導き出しているように思えます。
これからどうなるんだろう、どこまで広がるんだろう、という興味もわいてくる、痛快なクリエイションです。
冨谷悦子「風蝕」
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山本現代東京都港区白金3-1-15-3F03-6383-0626
11/7(土)〜12/5(土)日月祝休
11:00〜19:00(金:〜20:00)

圧巻の細密銅版画は、よりすごみを増して...。
鑑賞者の視力に挑むかのように、凄まじい密度で混沌とした世界が描き上げられています。とにかくそこにもたらされる情報量は圧倒的です。
また、ドローイング作品もあわせて発表されていて、銅版画と比較するとやや抑えられた細やかさ、それと反比例するようにもたらされる軽やかでユーモラスな味わいも楽しいです。
■11/8 Sun
高田安規子・政子作品展
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世田谷美術館区民ギャラリー東京都世田谷区砧公園1-203-3415-6011
10/27(火)〜11/8(日)月休
10:00〜18:00

ラディウム-レントゲンヴェルケでのグループショーなどでも印象に残っている
高田安規子さん、政子さんの双子の姉妹の今回は個展、先に拝見している切手のシリーズはもちろん、チョークや軽石を用いてミニチュアの神殿や柱を再現した彫刻作品や地図の道路や等高線のみを残して緻密なカットが施されたものなど、凄まじく細密なクリエイションがずらりと並んでいて、そのひとつひとつに引き込まれるようにして拝見してきた次第。
なにより彫刻作品の面白さが際立って感じられました。チョークなり軽石なり、それぞれの素材感が否応なく出ていて、だからこそ彫りの緻密さに圧倒されます。もともとあるものに対する素材としての解釈が実にユニークで、これからどんな作品が出てくるかを想像すると、好奇心が煽られます。
熊澤未来子作品展
@
世田谷美術館区民ギャラリー東京都世田谷区砧公園1-203-3415-6011
10/27(火)〜11/8(日)月休
10:00〜18:00

Gallery Art Compositionでの個展、そのときの壮大なスケール感とダイナミズムが強く印象に残っている熊澤未来子さん、今回は鉛筆画のみによって構成された展覧会で、とはいえホントに全部鉛筆で描いたんですか?と問わずにはいられないほどの凄い量の画面が並んでいて壮観で。
またそれぞれの画面に展開される情景の膨張し続けるようなアグレッシブな世界観、さらに現実の社会への批判的な要素も大胆に挿入されている辺りにも感嘆させられます。
■11/10 Tue
野依幸治 "Story"
@
YOKOI FINE ART東京都港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F03-6276-0603
10/30(金)〜11/14(土)日月祝休
11:00〜19:00

これまで大きな作品を中心に制作、発表されてこられた印象のある野依さんですが、今回は小品のみによって構成。
これがホントにステキなインスタレーションを生み出しています。壁面に散りばめられる画面はそのひとつひとつがアクセントとなって空間に響き、また独特の色彩感と砂を混ぜた絵の具の質感が醸し出す味わいにもよりいっそうの豊かさを感じます。
加えて、作品ごとにもたらされるユーモアもまた堪らないんです。
■11/11 Wed
シェル美術賞展2009@
代官山ヒルサイドフォーラム東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラス F棟1F11/11(水)〜11/15(日)
10:00〜19:00

何となく今年のシェル美術賞はおとなしいなぁ、という印象を覚えました。
とはいえ、続けて拝見しているアーティストの興味深い作品はやはりあって、無論今回拝見して大きな魅力に気付けなかったアーティストが驚くような作品や展覧会を行ってくれることも期待します。
印象に残ったのは、小川暁雄さんのユーモラスな味わいの水墨画、瓜生剛さんが奏でる妖し気な空間性、mayuさんの新たな展開。前者ふたりは昨年のシェルでも拝見していて、まだ個展などで観る機会に恵まれないのがもどかしいのですが、ぜひソロでも拝見したいです。
cultivate the boulder U 小野耕石
@
アートフロントグラフィックス東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟03-3476-4869
11/10(火)〜11/29(日)月休
11:00〜19:00

今年のshiseido art eggやミュゼ浜口陽三でのグループショーあたりから一気に露出が増えた印象のある小野耕石さん。今回の個展では、初めてらしいキャンバスの大作やネコの頭蓋骨を支持体に採用した作品など、実にバリエーションに富んだ展開で、いつもの緻密なドットの世界が繰り広げられています。
加えて過去の作品ではあるのですが、黒い辞書がコーナーに展示されていて、それが凄い存在感!
国本泰英展
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BASE GALLERY東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル1F03-5623-6655
11/11(水)〜12/26(土)日祝休
11:00〜19:00

これまでも折に触れて拝見している
国本泰英さんの東京では初の個展。お馴染みの人々のシルエットを緻密なグラデーションで表現し、ユニークな空間を創出する作品がずらりと並んでいるのですが、色調も基本的にはこれまでのトーンと踏襲しつつ、国本さんにしては随分カラフルな展開も繰り広げられていて興味部かいです。
モチーフもこれまでになく多彩、そしてさまざまなサイズの作品が並んでいて、そのバラエティに富んだ感じもまた楽しいです。
■11/12 Thu
画廊選抜二人展 船木美佳×好地匠
@
表参道画廊東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB0203-5775-2469
11/9(月)〜11/14(土)
12:00〜19:00(最終日:〜17:00)

ふたりのアーティストを紹介していくシリーズ企画の第1弾。
好地匠さんの作品が面白いです!
紙を大胆にカットして壁面に飾った作品の大胆な立体感のユーモラスな迫力と、もうひとつのパネル作品、こちらがさまざまな色彩をコラージュで重ねて風景や奥行き感を導き出しているのが興味深いです。今回はじめて発表されるらしく、これがさらに詰められていくとさらに面白くなるように思えます。
平川ヒロ 個展 ”Square woven (TANIKADO ARTS /24th Oct 2009)”
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谷門美術東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル1F0334039740
10/24(土)〜11/19(木)日月祝休
13:00〜19:00(最終日:〜17:00)

今年のART AWARD TOKYOとトーキョーワンダーウォールでのダブルの受賞で注目を集める平川ヒロさんの個展。天井から垂れる生地のインスタレーションと、大柄のチェックが描かれたキャンバスを切り取り額装した作品、ペインティングは縦長のものが1点と事務所にも展示されています。
やはり目が向かうのはペインティングで、独特の色の広がりが醸し出す浮遊感が心地よく、特に事務所に展示されていた作品の空間性も興味深いです。
ぜひとも、ペインティング中心の個展も拝見したいです。
山口裕美 特別企画 Vale of Tears コバヤシ麻衣子 新作展
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hpgrp GALLERY 東京東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビルB1F03-3797-1507
10/30(金)〜11/23(月)月休(11/2、11/23開廊)
11:00〜20:00

再訪、とにかく大きな画面がずらりと並んでいて圧倒されます!

かわいらしい、無垢な表情を浮かべる犬(おそらく)がさまざまな表情を浮かべ、それらがとにかく画面いっぱいに描かれていて不思議な迫力を醸し出しています。俯瞰したときに伝わるスケール感が面白いです。

一方、ドローイングは一気にバリエーションが広がり、さらに豊かな情景が導き出されていて興味深いです。


ファイルで拝見することができるのですが、滞在されていたイギリスでの展示ではこちらのドローイングを空間に配しておおらかな動線を生み出したインスタレーションを展開されたようで、そちらもぜひ拝見してみたいと。
で、今回の展示ではドローイングではなくペインティングでの展開、という挑戦が繰り広げられていて、その先の展開へも想像が向かいます。例えばもっと大きくなる、それこそ壁面に1匹、描いてみたけど
(耳しか収まりませんでした≧∇≦)ノ゛的な感じなんかが出てくると面白そうと思ったり。
観る側のイメージもどんどん膨らんでいく、それもまた楽しいクリエイションのように思えます。